【2019年版】13インチ「MacBook Pro」Touch Barありモデルとなしモデル、どちらを買うべき?

日本時間7月12日、Appleは突如新型モデル「MacBook Pro(2018)」を発表・発売した。すでにApple公式サイトからは注文が可能となっている。

今回発売した2018年モデルは外見は変わらないものの、次世代プロセッサ「Coffee Lake」が搭載され、True Toneテクノロジーを採用したディスプレイが採用、第3世代バタフライ式キーボードが搭載されるなどのマイナーアップデートが施されている。

ただし、アップデートされたのはあくまで「Touch Bar」を搭載したモデルのみとなっており、13インチ「MacBook Pro(2017)」Touch Bar非搭載モデルに関しては従来から変更は行われていない。つまり、現時点ではTouch Bar搭載モデルのみが2018年モデルになり、Touch Bar非搭載モデルが2017年モデルのままになっている状態だ。

従来の2017年モデルまでは、バッテリー持ちなどの理由からTouch Bar非搭載モデルも人気があったが、2018年モデルの登場によって、どちらを購入するべきか悩む人も出てきているのではないだろうか。

そこで、当記事では13インチ「MacBook Pro」のTouch Bar搭載モデル・非搭載モデルを現時点での情報を元に徹底比較。もし今回のアップデートを機に13インチ「MacBook Pro」の購入を検討している方は、ぜひ参考にしていただければと思う。

2018年モデルはどのように進化を遂げたのか

Touch Bar搭載モデルと非搭載モデルを比較する前に、13インチ「MacBook Pro(2018)」Touch Bar搭載モデルが2017年モデルからどのように進化したのかを明らかにしておこう。

旧モデルからの変更点
  • Intel第8世代プロセッサ(Coffee Lake)が搭載、コア数が4コアに
  • ストレージ容量が最大2TBまで増量可能に
  • Apple T2チップを搭載しセキュリティ向上&Hey Siriに対応
  • 第3世代バタフライキーボードが搭載
  • ディスプレイにTrue Toneテクノロジーが採用

このほかにも15インチモデルでは、さらにいくつかの変更点があるが、13インチ「MacBook Pro(2018)」Touch Bar搭載モデルの変更点は以上になる。これらの変更点を踏まえた上で、Touch Bar搭載モデルと非搭載モデル、それぞれの重要な違いをチェックしていこう。

プロセッサの性能が大幅に向上

13インチ「MacBook Pro(2018)」Touch Bar搭載モデルは、Intelの第8世代プロセッサ「Coffee Lake」が搭載、コア数が2から4に変更になったことにより、最大2倍の高速化が実現した。

従来の13インチ「MacBook Pro(2017)」は、Touch Bar搭載モデルも非搭載モデルもそこまで大きな性能差はなかったが、今回のプロセッサのアップデートでは2倍の高速化ということで、一気に差が開く結果となっている。実際、今回の発表前にGeekBenchで発見されていた13インチ「MacBook Pro(2018)」のものと思われるベンチマークスコアでは、マルチコアスコアが13インチ「MacBook Pro(2017)」Touch Bar非搭載モデルの約2倍になっていた。

また、今回の13インチ「MacBook Pro(2018)」Touch Bar搭載モデルは、15インチ「MacBook Pro(2017)」に匹敵する性能になっていることにも注目だ。それほどまでに13インチ「MacBook Pro(2018)」Touch Bar搭載モデルはかなり優秀なプロセッサを搭載していることが伺える。

  2017年モデル 2018年モデル
シングルコア マルチコア シングルコア マルチコア
13インチ
Touch Barなし
4302 9081
13インチ
Touch Barあり
4203 8839 4448 16607
15インチ 4343 14375 4902 22316

この圧倒的な性能差は、当然ながら作業スピードに影響が出るだろう。もし画像処理や動画編集などの重めの作業をする機会が多いなら、確実にTouch Bar非搭載モデルではなく搭載モデルを選んだ方が良い。

また、ストレージ容量に関しては、13インチ「MacBook Pro(2017)」Touch Bar非搭載モデルは最大1TBまでしか増やすことができなかったが、13インチ「MacBook Pro(2018)」Touch Bar搭載モデルは最大2TBまで増やせるようになっている。大量のファイルを保存する必要があるなら、Touch Bar搭載モデルを選ぶのがオススメだ。

第3世代バタフライ式キーボードで静音性が向上

MacBook Proは2016年のメジャーアップデート以降、バタフライ式のキーボードを搭載している。

「MacBook Pro(2017)」には改良された第2世代のバタフライ式キーボードが搭載されていたものの、まだパチパチと音がうるさいと批判の声も上がっていた。しかし、Appleはこのキーボードに対するユーザーからの不満を受け、今回さらに改良を行った第3世代のバタフライ式キーボードを採用。Appleによると、より静かな打鍵音になっているとのこと。

文字入力をする機会が多いなら、キーボードの打ち心地はかなり重要。第2世代もかなり改良されているように感じたが、第3世代ともなるとさらに改良されていることが予想される。もし第2世代のバタフライ式キーボードの打鍵音に不満があるなら、13インチ「MacBook Pro(2018)」Touch Bar搭載モデルを選ぶ理由のひとつに十分なり得るのではないだろうか。

Hey Siriへの対応やTrue Toneテクノロジーなど最新技術が盛り沢山

もしあなたが最近技術に興味があるというなら、迷わず13インチ「MacBook Pro(2018)」Touch Bar搭載モデルを選ぶべきだ。というのも、同モデルには「Apple T2」チップの搭載やTrue Toneテクノロジーが搭載されたRetinaディスプレイなど、最新技術好きにはたまらない新しい要素が導入されているからだ。

「MacBook Pro(2018)」は「Apple T2」チップにより、Macとしては初めて「Hey Siri」に対応。また、iPhoneやiPadなどにも採用されているTrue Toneテクノロジーの採用により、眩しい太陽の下や薄暗い寝室など、どんな環境下でもMacのディスプレイが見やすくなっている。

これらは別に必須の機能というほどではないため、なくても問題なくMacBook Proを使用することができるはずだ。ただし、この機能が使えることを想像しただけでワクワクしてしまう新しいもの好きの方は、13インチ「MacBook Pro(2018)」Touch Bar搭載モデルを選ぶと幸せになれること間違いなし。

後述するTouch Barと併せて、「必須ではないがワクワクできる最新機能」が好きかどうかもまた、13インチ「MacBook Pro(2018)」Touch Bar搭載モデルを選ぶ理由になるだろう。

Touch Barは必要かどうか

ここまでは13インチ「MacBook Pro(2018)」Touch Bar搭載モデル13インチ「MacBook Pro(2017)」Touch Bar非搭載モデルの違いについて挙げてきたが、次はもっと根本的な話をしよう。果たしてTouch Barは必要なのか否か、だ。

Touch Barは、キーボード上部にファンクションキーの代わりとして搭載されている細長い有機ELディスプレイのことで、ユーザーはこのバーを直接タッチして直感的な操作をすることが可能だ。

画面の明るさや音量の調整、再生中の動画や音楽のシークバー操作、画像編集アプリでのコントラストや露光量、彩度などのスライダー調節など様々な場面で使うことができる。また、Touch Barの右端には指紋認証センサーの「Touch ID」が搭載されており、端末のロック解除やApple Payでのオンライン決済がスムーズにできるようになっている。

当然ながら、現在比較しているのはTouch Barが搭載されているモデルと搭載されていないモデルになるので、そもそもTouch Barが必要かどうかも端末を選ぶ上で重要な要素になってくるだろう。

Touch Barは先ほどの「Apple T2」チップやTrue Toneテクノロジーと同様、無くてもMacBook Proを問題なく使うことはできる。むしろ、一部のユーザーからは操作しづらいという声や、Touch Barがあるおかげでバッテリー持ちが悪いと不満の声が上がっている。

日頃からTouch Bar搭載モデルを使っている筆者の一意見としては、Touch Barの右端に指を載せるだけで端末のロックを解除できたりと、確かに便利には感じているが、やはり「なくてはならない機能」とまでの存在感はないというのが正直な意見だ。

ただし、最新技術という意味では、やはり触っているとワクワクするものは何かしら感じている。まだTouch Barに一度も触ったことがないなら、できれば店舗などで実際に触ってみるのが一番。もしそこで魅力を感じたのなら、Touch Bar搭載モデルとの相性は良いのかもしれない。

まとめ:処理性能が大幅に向上したTouch Bar搭載モデルがオススメ

以上、Touch Bar搭載モデルと非搭載モデルの違いに加えて、どんな人がどちらのモデルを使うのがオススメなのか、筆者の個人的な見解をお伝えした。

今回発売された13インチ「MacBook Pro(2018)」Touch Bar搭載モデルは、とにかく「Coffee Lake」プロセッサによる処理性能の向上が著しい。処理速度が2倍になったことで重い作業も難なくこなせるようになっており、15インチMacBook Pro(2017)にも匹敵する性能であるということにも驚きだ。

ここまでの性能差なら、5~6万円ほど高くてもTouch Bar搭載モデルを選ぶ価値は十分にあると筆者は感じている。もし十分な予算を確保できるなら、Touch Barが搭載された13インチ「MacBook Pro(2018)」を選んでみてはどうだろうか。

逆に、そこまでの性能を求めていない、予算が限られている場合にはTouch Bar非搭載モデルを選ぶのもありだが、何年も長く付き合うMacBook Proだからこそ、購入は慎重に。多少無理をしても高性能なモデルを購入しておいた方が後々に後悔せずに済むかもしれない。

  13インチMacBook Pro(2017)
Touch Barなし
13インチMacBook Pro(2018)
Touch Barあり
ディスプレイ 13.3インチRetinaディスプレイ
広域色ディスプレイ(P3)
13.3インチRetinaディスプレイ
広域色ディスプレイ(P3)
True Toneテクノロジー
解像度 2,560 x 1,600ピクセル(227ppi) 2,560 x 1,600ピクセル(227ppi)
Touch Bar ×
ストレージ
(SSD)
128GB・256GB・512GB・1TB 256GB・512GB・1TB・2TB
プロセッサ

 2.3GHzデュアルコアIntel Core i5
Turbo Boost使用時最大3.6GHz
64MB eDRAM

2.3GHzクアッドコアIntel Core i5
Turbo Boost使用時最大3.8GHz
128MB eDRAM
メモリ 8GB 2,133MHz LPDDR3
16GBに変更可能
8GB 2,133MHz LPDDR3
16GBに変更可能
グラフィック Intel Iris Plus Graphics 640 Intel Iris Plus Graphics 655
外部ポート Thunderbolt 3(USB-C)ポート × 2
3.5mmヘッドフォンジャック
Thunderbolt 3(USB-C)ポート × 4
3.5mmヘッドフォンジャック
キーボード 第2世代バタフライ式キーボード 第3世代バタフライ式キーボード
価格(税別) 142,800円〜 198,800円〜

ちなみに、本編の話からは外れてしまうのだが、13インチ「MacBook Pro」Touch Bar非搭載モデルと12インチ「MacBook」でどちらを購入するか悩んでいる方にちょっとしたアドバイスを。

MacBook Proよりも性能は低いが安く購入できるモデルといえば12インチ「MacBook」を思い浮かべる人が多いかもしれないが、実は「MacBook」の上位モデルは13インチ「MacBook Pro(2017)」のTouch Bar非搭載モデルよりも価格が高いという事実はご存知だろうか。

処理性能はMacBook Proの方が高く、ディスプレイも大きくて見やすい上に、USB-Cポートも1ポート多い。特にこだわりがないならMacBook ProのTouch Bar非搭載モデルを選択した方がお得ということになる。

ただし、12インチMacBookはMacBook Proよりもコンパクトで、カラーバリエーションも豊富(ローズゴールドカラーのMacはMacBookだけ!)という魅力があるので、これらを処理性能と天秤にかけたときに、どちらを選ぶべきかしっかり吟味するようにしよう。

▶︎ Apple公式サイトで各種「MacBook」製品をチェック
 ・MacBook Pro
 ・MacBook Air
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▶︎ Apple公式サイトでMacアクセサリをチェック
 ・Magic Keyboard / Magic Trackpad 2 / Magic Mouse 2 / その他
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AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。