「Adobe After Effects」 がApple Siliconにネイティブ対応。シーン編集の検出機能も搭載
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4月12日、アドビは同社の映像制作ソフト 「After Effects」 の最新アップデートを発表した。
今回のアップデートでは、After EffectsがApple Silicon搭載Macにネイティブ対応したほか、レビューおよび承認機能 「Frame.io for Adobe Creative Cloud」 の搭載、Adobe Senseiの機械学習を活用した新機能 「シーン編集の検出」 の追加、3Dワークフローの強化などが行われている。
Apple Siliconにネイティブ対応
After EffectsがApple Siliconにネイティブ対応したことで、Apple Silicon対応Macを使用している人は、これまでよりスムーズに作業を完了できるようになる。
アドビによると、前世代のMacと比較してM1で2倍、M1 Ultraで最大3倍高速に動作するようになったほか、ロトブラシ2や 「シーン編集の検出」 などのAdobe Sensei搭載機能も高速化されているとのこと。
再生もさらにスムーズに。たとえば、新しいM1 Ultraシステムでは、従来のハイエンドモデルと比べてEXRデコードが2倍、ProResデコードが最大4倍速くなっているという。
Adobe After Effectsは、昨年段階でマルチフレームレンダリングの導入によって全体的にパフォーマンスが向上している。つまり、今回のM1チップのサポートによってさらにパフォーマンスが向上したことになる。
Frame.io for Adobe Creative Cloudが搭載
After Effectsに共同制作を便利に進めるためのツール 「Frame.io for Adobe Creative Cloud」 が搭載。
クラウドを利用してビデオを共有し、チームやクライアントから修正点を指摘してもらい、修正内容をレビューしてもらうなどの共同作業がオンライン上で便利にできるようになる。

編集済みビデオの編集がすぐに始められる 「シーン編集の検出」
「シーン編集の検出」 は、Adobe Senseiの機械学習により、レンダリング済みのシーケンス内のカットポイントを特定する機能。編集済みコンテンツを素材にしたモーションデザインの作業がより効率的になる。
カットポイントにマーカーを追加する、シーンごとに別レイヤーに振り分けるといったプロジェクトの準備作業が素早くできるようになる。
3D作業をより簡単にする 「拡張ビューア」
新しく追加された 「拡張ビューア」 は、ドラフト3Dエンジン使用時、フレームの外側にある2Dおよび3Dレイヤーを表示することで、モーションデザイナーが3D空間をナビゲートしたり、3Dレイヤーを移動するのを簡単にしてくれる。フレームからはみ出した部分を隠したり、透明度を変更したりして、最終的な見え方を確認しながら作業ができるようになる。
After Effectsの今回のアップデートは、Creative Cloudデスクトップアプリを通じて4月12日から段階的にすべてのユーザーに提供される予定だ。
(画像提供:アドビ)
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