iMac 2021 全機種の性能・違いを比較。24インチ(4.5K, M1)、27インチ(5K)、21.5インチ、あなたにオススメなモデルは?

現地時間4月20日、Appleは新製品発表イベントで新型iMac(2021)を発表した。

今回、Appleが新型モデルを投入したのは以前から予告されていたApple Siliconを搭載したモデル。MacBook AirやMacBook Proに搭載されたM1チップを内蔵し、性能を大きく引き上げることに成功。いま最も注目の1台だ。

現在のiMacのラインナップは、M1チップを内蔵した24インチiMac(4.5K, M1)モデル、最上位モデルとして君臨する27インチ(5K, 2020)モデル、そしてかなり前から継続販売されている21.5インチ(非Retina, 2019)モデルの全3機種だ。

  • iMac 21.5インチ(非Retina, 2017)
  • iMac 27インチ(5K, 2020)
  • iMac 24インチ(4.5K, M1)

果たして、各モデルの性能差は一体どのくらいあるのだろうか。当記事ではこれら3機種の性能を比較しながら、どのモデルがあなたにピッタリなのかを考察していく。これからiMacを購入しようと検討している方は、ぜひ参考にしていただきたい。

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デザイン・サイズ

まずは本体デザインについて。

今回発表された新型iMac(2021)は、これまで約10年間つづいてきたあのお馴染みのデザインに終止符を打ち、ポップな印象をうける次世代デザインへと変貌した。

左:M1 iMac / 右:従来モデル

iMacといえば丸みを帯びたアルミニウムボディに太い顎とベゼルが特徴的だったが、M1チップ内蔵のiMacは従来と同じく画面とスタンドで構成されてはいるものの、カクカクかつ薄くペラペラ。

本体の厚みは11.5ミリで、保護ケースを装着したiPhoneくらいの厚みとなり、以前のようなドドンとそびえる存在感はかなりなくなった。

“顎” の部分は引き続き存在するものの、画面周囲のベゼルは狭くなり、スタンドも以前に比べてスッキリな印象に。

左:M1 iMac / 右:従来モデル

背面にはAppleのロゴマーク。従来デザインに比べてかなり大きくなった印象だが、鏡面仕上げには残念ながらサヨナラをしなければいけないようだ。

  iMac 21.5インチ
(非Retina, 2017)
iMac 27インチ
(5K, 2020)
iMac 24インチ
(4.5K, M1)
高さ 45.0cm 51.6cm 46.1cm
52.8cm 65.0cm 54.7cm
奥行き 17.5cm 20.3cm 14.7cm
重量 5.44g 8.92g 2ポート:4.46g
4ポート:4.48g

本体サイズは幅54.7 × 高さ46.1 × 奥行14.7cm。従来製品と比較すると、iMac 27インチ(5K, 2020)が幅65.0 × 高さ51.6 × 奥行20.3cm、iMac 21.5インチ(非Retina, 2017)が幅52.8 × 高さ45.0 × 奥行17.5cm。画面サイズが24インチであることを考慮したら、見た目どおりコンパクトになった印象だ。

本体重量は4.46kg〜。iMac 27インチ(5K, 2020)が8.92kg、iMac 21.5インチ(非Retina, 2017)が5.66kgだったため、かなり軽くなったことがお分かりいただけるだろう。

電源ケーブルの接続場所は背面下部。スタンドに空いた穴から電源ケーブルを通す仕様は以前と変わらずだが、通すケーブルは編み込みで耐久性の強いものに変更されている。

電源ケーブルはMagSafe風のマグネット式で装着する。iMacにはバッテリーが内蔵されていないため、足をケーブルに引っ掛けたらスポン!と抜けてすぐに電源が切れてしまう可能性があるが、iMac本体が落下するよりはマシと考えるべきだろうか。

追記:マグネット式の電源ケーブルはそれなりに強い力をかけないと抜けない仕様になっているとのこと。かつてのMacBook用MagSafeのように簡単に抜けることはないようだ。

  iMac 21.5インチ
(非Retina, 2017)
iMac 27インチ
(5K, 2020)
iMac 24インチ
(4.5K, M1)
搭載ポート ・Thunderbolt 3 (USB-C) ×2
・USB-A ×4
・ギガビットEthernet
・SDXCカードスロット
・Thunderbolt 3 (USB-C) ×2
・USB-A ×4
・ギガビットEthernetまたは10Gb Ethernet
・SDXCカードスロット(UHS-II)
・Thunderbolt/USB 4ポート ×2
・ギガビットEthernet (※2ポートモデルはオプション)

背面に搭載されるUSB-Cポートは、内蔵されるGPUコアの数によって異なる。7コアGPUモデルにはThunderbolt/USB4ポートが2つのみ搭載され、8コアGPUモデルには2つのThunderbolt/USB4ポートと2つのUSB 3ポートが搭載される。

ちなみにイーサネットポート(LANポート)が無くなっていることに気がついた人もいるかもしれないが、今回のM1 iMacではLANポートが搭載されていないモデルと、電源アダプタに用意されているモデルの2種類が存在する。

M1チップのGPUコアが7コアのモデルは、LANポートレス。8コアモデルは電源アダプタにLANポートが搭載されたものが同梱されるようだ。

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Magic KeyboardとTouch ID

iMac 24インチ(4.5K, M1)は、本体カラーに合ったMagic KeyboardとMagic Mouse、Magic Trackpadが用意されるように。

それぞれの仕様はほとんど変わりないものの、Magic Keyboardについては現行モデルよりも丸みを帯びたほか、Spotlight、おやすみモード、絵文字、ディクテーション(聞き取り)ボタンが新たに搭載される。

さらに8コアGPUモデル(4ポート搭載モデル)に付属するMagic Keyboardには右上にTouch IDが搭載され、指を置くことで画面のロック解除などが可能に。iMacユーザーにとって待望の変更点とも言えるだろう。

ちなみにこのTouch ID搭載Magic Keyboardは購入時のオプションでもゲットすることができるため、8コアGPUモデルの購入は決して必須ではない。

画面

iMacの各モデルのディスプレイ仕様は、以下の表のとおり。

  iMac 21.5インチ
(非Retina, 2017)
iMac 27インチ
(5K, 2020)
iMac 24インチ
(4.5K, M1)
画面 ・21.5インチ(非Retina)
・1,920×1,280ピクセル
・最大輝度320ニト
・標準色(sRGB)
・27インチ(5K)
・(オプション:Nano-textureガラス)
・5,120×2,880ピクセル
・最大輝度500ニト
・広色域(P3)
・True Toneテクノロジー
・24インチ(4.5K)
・4,480×2,520ピクセル
・最大輝度500ニト
・広色域(P3)
・True Toneテクノロジー

画面の大きさ順に並べると、27インチiMac(5K, 2020)、24インチiMac(4.5K, M1)、21.5インチiMac(非Retina)の順になる。

解像度は画面サイズが大きくなればなるほど高くなっていく。5Kモデルが5,120 × 2,880ピクセル、4.5Kモデルが4,480 × 2,520ピクセル、非Retinaモデルが1,920 × 1,280ピクセルだ。

5Kモデルと4.5Kモデルでは解像度の数値が異なるものの、そもそもの画面の大きさが異なることから、画面の緻密さではほとんど違いはないとみられる (画面密度は非公開だが、おそらくppiはどちらも200以上) ため、大きな画面で作業したいなら27インチiMac(5K, 2020)、ちょっと小さくても良いなら24インチiMac(4.5K, M1) を購入すると良いのではないだろうか。

ちなみに、今回は非Retinaモデルも比較対象に入れてはいるが、ほとんどのデバイスがRetina化している現代において、非Retinaモデルを選ぶ理由はもはやない。価格も24インチモデルと変わらないくらいなので、非Retinaモデルを選ぶくらいなら24インチモデルをオススメする。

  iMac 21.5インチ
(非Retina, 2017)
iMac 27インチ
(5K Retina, 2020)
iMac 24インチ
(4.5K Retina, M1, 2021)
画面 ・21.5インチ(非Retina)
・1,920×1,280ピクセル
・最大輝度320ニト
・標準色(sRGB)
・27インチ(5K)
・(オプション:Nano-textureガラス)
・5,120×2,880ピクセル
・最大輝度500ニト
・広色域(P3)
・True Toneテクノロジー
・24インチ(4.5K)
・4,480×2,520ピクセル
・最大輝度500ニト
・広色域(P3)
・True Toneテクノロジー

画面の質は、iMac 27インチ(5K, 2020)モデルとiMac 24インチ(4.5K, M1)モデルはどちらも同じくらいの高性能を実現している。最大輝度は500ニトで、広色域(P3)とTrue Toneテクノロジーに対応する。

True Toneテクノロジーとは
周辺の光に合わせてディスプレイの色や明度を調節することで、画像などをより自然な色味で映し出す機能。

ただし、iMac 27インチ(5K, 2020)モデルのみオプションでNano-textureガラスを選択できる点に注目。Nano-textureガラスはApple純正ディスプレイ 「Pro Display XDR」 で初めて採用されたガラスで、画面への反射が少なくなることで写り込みを最小限に抑えることができる。

オプション料金がプラス3.3万円(税込)と少し高価なため、本当に必要かどうかはじっくりと検討する必要があるとは思うが、机が窓際にあるなど、画面への写り込みが激しくなりがちな環境で作業をしている方にはオススメだ。

以上の点を踏まえると、画面への写り込みを最小限にしたいのであればiMac 27インチ(5K, 2020)モデルでNano-textureガラスを選択するのがベター。特に写り込みを気にしないのであれば、iMac 24インチ(4.5K, M1)モデルでも問題ないだろう。

また、非Retinaモデルは画面の質も低く、iMac 27インチ(5K, 2020)モデルやiMac 24インチ(4.5K, M1)モデルには遠く及ばない。画面の性能は作業のしやすさに直結するため、できればiMac 27インチ(5K, 2020)モデルやiMac 24インチ(4.5K, M1)モデルを選ぶようにしよう。

プロセッサ

iMac 24インチ(4.5K, M1)には、MacBook AirやMacBook Proにも搭載されたM1チップが内蔵されている。

M1チップは4つの高性能コアと4つの高効率コアで構成された8コアCPU。同プロセッサを搭載したMacBookとMac miniは従来のIntelプロセッサ搭載モデルに比べて大きく性能が向上し話題になった。

Appleによると、M1チップを搭載したiMacは従来の21.5インチモデルから最大80%向上。グラフィック性能は最大2倍のパフォーマンスになっているとのこと。

27インチiMacと比べるとどちらが性能が高いのかは定かではないものの、試しに同じM1チップを搭載したデスクトップMac 「Mac mini (M1, 2020)」 と、Intelプロセッサを搭載した 「iMac 27インチ(5K, 2020)」 とでベンチマーク比較してみたところ、以下のような結果となった。

Geekbench 5でのベンチマークスコア
  iMac (4.5K, M1)
※参考:Mac mini(M1, 2020)
iMac 27インチ(5K, 2020)
プロセッサ Apple M1 Intel
シングルコアスコア 1718程度? 1090〜1288
マルチコアスコア 7573程度? 5688〜9714

上記結果から、M1チップを内蔵したiMacはIntelプロセッサを搭載したiMac 27インチ(5K, 2020)の8コアモデルと同じくらいの性能である可能性が高い。あくまでMac miniにおけるベンチマークであるため、正確な比較になっていないことはお伝えしておくが、もしこの通りであれば、CPU性能はエントリーモデルとしては十分と言えるだろう。

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グラフィック

CPU性能は十分そうということはお分かりいただけたと思うが、おそらく多くのユーザーが気になっているのがグラフィック能力だと思われる。

前述のとおり、iMac 24インチ(4.5K, M1)には7 or 8個のGPUコアが内蔵されたM1チップが搭載されている。グラフィック性能は同チップの性能に頼ることになる。

こちらも発売前なので詳細は出ていないものの、前項とおなじようにM1チップを搭載したMac miniのベンチマークを参考にすると、OpenCLが19619、Metalは21832程度になる可能性が高い。

これはディスクリート型GPUレベルの性能ではあるものの、dGPUを搭載した上位モデルiMac 27インチ(5K, 2020)に比べるとやはり性能は低いことになる。

GPU性能比較
製品名 搭載GPU METAL Open CL
iMac (4.5K, M1)
※参考:Mac mini (M1, 2020)
Apple M1 19619程度? 21832程度?
iMac (5K, 2020) Radeon Pro 5300 38121 35922
Radeon Pro 5500 XT 41436 41165
Radeon Pro 5700 59568 45221
Radeon Pro 5700 XT 62619 54433

筆者の体感として、M1チップを搭載したMacでもグラフィック性能を使用する作業(映像編集など)は比較的軽快にできるものの、4K以上の高い解像度の映像をガッツリと編集する際には多少の力不足を感じることもあるため、プロレベルの作業に必要な高いグラフィックスを求める際にはIntelプロセッサを搭載した上位モデルiMac 27インチ(5K, 2020)を購入するか、上位のApple Siliconを搭載したiMacの登場を待つ方が良いだろう。

ちなみにiMac 21.5インチ(非Retina, 2017)のグラフィック性能は、他2機種に比べてかなり低いため、グラフィック性能を少しでも気にするならiMac 21.5インチ(非Retina, 2017)は購入しない方が良い。

メモリ

iMacの各モデルのメモリ容量は以下の表のとおり。

  iMac 21.5インチ
(非Retina, 2017)
iMac 27インチ
(5K, 2020)
iMac 24インチ
(4.5K, M1)
メモリ ・8GB
・16GB
・8GB
・16GB
・32GB
・64GB
・128GB
・8GBユニファイドメモリ
・16GBユニファイドメモリ
メモリ自力交換 × ×

24インチ(4.5K, M1)モデルと21.5インチ(非Retina)モデルは8GB・16GB、27インチ(5K, 2020)モデルは8GB・16GB・32GB・64GB・128GBが選択可能だ。

メモリはよく机の広さに例えられる。メモリの容量が多くなることで作業スペースが広くなり作業効率が高まるが、これはPCにおいても同じことが言える。

複数のアプリを開きっぱなしにする機会の多いMacの場合は、iPhoneやiPadと違ってメモリの消費量が多くなりがちなため、メモリ容量はなるべく多いものを搭載するべきだろう。

特に、27インチ(5K, 2020)モデルは搭載できるメモリの最大容量が多い上に、ユーザー自らの手でメモリの換装・増設ができるようになっているため、メモリ容量を多くしたい方、のちに増設したい方にとってはオススメのモデルだ。

ちなみに、iMac 24インチ(4.5K, M1)モデルには、21.5インチ(非Retina)モデルや27インチ(5K, 2020)モデルとは違って 「ユニファイドメモリアーキテクチャ (UMA)」 が導入されている。

このUMAの導入により、メモリのパフォーマンスが大幅に向上していて、メモリの転送速度が向上しただけでなくメモリ消費量自体も抑えられている。

実際、M1チップを搭載したMacBook AirやMacBook Proでは一般的な作業をするなら8GBでも十分だった。ただし、購入後のメモリ増設が自力ではできない。iMacは自宅のベースステーション的な役割を担うデバイスでもあることから、もし心配ならオプションで16GBに容量を増やしておけば、大抵の作業はこなすことができるだろう。

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内蔵ストレージ

iMacの内蔵ストレージは、いずれのモデルも256GBのSSDが標準搭載されている。

256GBというとやや心許ない容量ではあるが、iMac 27インチ(5K, 2020)モデルとiMac 24インチ(4.5K, M1)モデルはCTOオプションで容量を増やすことができる。それぞれ、iMac 27インチ(5K, 2020)モデルは最大8TBまで、iMac 24インチ(4.5K, M1)モデルは最大1TBまで増やすことが可能だ。

  iMac 21.5インチ
(非Retina, 2017)
iMac 27インチ
(5K, 2020)
iMac 24インチ
(4.5K, M1)
ストレージ ・256GB SSD
・1TB Fusion Drive
・256GB SSD
・512GB SSD
・1TB SSD
・2TB SSD
・4TB SSD
・8TB SSD
・256GB SSD
・512GB SSD
・1TB SSD

1TB以内でストレージ容量が足りるのであればMac 27インチ(5K, 2020)モデルとiMac 24インチ(4.5K, M1)モデルのどちらでも良いだろう、ただし、もし1TBで足りないのであれば、iMac 27インチ(5K, 2020)モデル一択となり選択肢はかなりシンプルになるはずだ。

ちなみに、21.5インチ(非Retina)モデルに関しては1TBのFusion Driveも選択できるが、SSDよりもパフォーマンスが下がってしまうため個人的にはあまりオススメはできない。もし大容量ストレージが必要であればiMac 27インチ(5K, 2020)モデルかiMac 24インチ(4.5K, M1)モデルを選びたいところだ。

オーディオ性能

iMacから直接音を流して音楽や映画を楽しむのであれば、スピーカーの性能は重要な要素のひとつだろう。

21.5インチ(非Retina)モデル、27インチ(5K, 2020)モデル、24インチ(4.5K, M1)モデルのうち、もっとも優れたスピーカーを持っているのは24インチ(4.5K, M1)モデル。

  iMac 21.5インチ
(非Retina, 2017)
iMac 27インチ
(5K, 2020)
iMac 24インチ
(4.5K, M1)
オーディオ ・ステレオスピーカー
・マイクロフォン
・3.5mmオーディオジャック
・ステレオスピーカー
・スタジオ品質の3マイクアレイ
・3.5mmオーディオジャック
・フォースキャンセリングウーファーを備えた原音に忠実な6スピーカーシステム
・ワイドなステレオサウンド
・空間オーディオ対応
・高い信号対雑音比と指向性ビームフォーミングを持つスタジオ品質の3マイクアレイ
・3.5mmオーディオジャック

フォースキャンセリングウーファーを備えた原音に忠実な6スピーカーシステムや、ワイドなステレオサウンド、ドルビーアトモスでのビデオ再生時に空間オーディオに対応するなど、他2モデルに搭載されている通常のステレオスピーカーよりも高品質な音を楽しむことができる。

また、マイクについても24インチ(4.5K, M1)モデルはもっとも高性能。高い信号対雑音比と指向性ビームフォーミングを持つスタジオ品質の3マイクアレイにより、Web会議などで雑音の少ないクリアな音声を相手に届けることが可能だ。

ネットワーク

iMacが対応するネットワークは以下のとおり。ポイントは最新のWi-Fi規格である 「Wi-Fi 6」 に対応するかどうか。

  iMac 21.5インチ
(非Retina, 2017)
iMac 27インチ
(5K, 2020)
iMac 24インチ
(4.5K, M1)
ネットワーク ・802.11ac Wi-Fi
・Bluetooth 4.2
・802.11ac Wi-Fi
・Bluetooth 5.0
・802.11ax Wi-Fi 6
・Bluetooth 5.0

上記表を見ればお分かりいただけると思うのだが、Wi-Fi 6に対応するiMacはiMac 24インチ(4.5K, M1)のみ。そのほかは前世代のWi-Fi 5の対応となる。

Wi-Fi 6は従来よりも通信速度が速く、動画配信サービスやオンラインゲームが快適に楽しめるほか、同時接続数が多くなっても安定した通信が利用できる。そのため、IoT家電などWi-Fiに接続する機器が多くなっても回線が混雑しにくくなるというメリットがある。

対応するルーターが必要になるものの、今後はWi-Fi 6がスタンダードになることは間違いない(もはやなりつつある)ことから、これから購入するデバイスはやはりWi-Fi 6に対応したものを購入するのがベターだ。

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カラーラインナップ

iMac 24インチ(4.5K, M1)は合計7色展開となっている。7コアGPUモデルはブルー・グリーン・ピンク・シルバーの4色展開。8コアGPUモデルはブルー・グリーン・ピンク・シルバー・イエロー・オレンジ・パープルの7色展開だ。

対するIntelプロセッサ搭載iMacはシルバーのみの展開となる。明るくポップなカラーのモデルが欲しい場合はiMac 24インチ(4.5K, M1)を購入しよう。従来の鈍い光沢のあるシルバーカラーのiMacが欲しい場合はiMac 21.5インチ(非Retina, 2017)あるいはiMac 27インチ(5K, 2020)を購入しよう。

価格

iMacのそれぞれのモデルの価格は以下のとおり。

  iMac 21.5インチ
(非Retina, 2017)
iMac 27インチ
(5K, 2020)
iMac 24インチ
(4.5K, M1)
価格(税込) 132,800円〜 3.1GHzモデル:214,280円〜
3.3GHzモデル:238,480円〜
3.8GHzモデル:274,780円〜
2ポートモデル:154,800円〜
4ポートモデル:177,800円〜

最も安いのはiMac 21.5インチ(非Retina, 2017)で、次にiMac 24インチ(4.5K, M1)が続き、最も高いのはiMac 27インチ(5K, 2020)モデルということになる。おおよそ性能順のわかりやすい価格ラインナップとなっている。

この中で最もコストパフォーマンスが高いのは、おそらくM1チップが搭載されたiMac 24インチ(4.5K Retina, M1)と言えるだろう。Appleのシステムと相性が良く効率の高いM1チップは、次世代iMacのデザインと手頃な価格を実現するのに十分な性能だったはず。

“顎” が残り、ポップで安っぽいデザインになったことに対しては一部から批判(?)的な声も上がっているものの、約10年ぶりの新デザイン刷新とマルチカラー展開は多くのユーザーから歓迎されているように感じる。多少リーズナブルな値段である点も好意的に見られているようだ。

ただし気がかりなのが、グラフィック性能が上位モデルのiMac 27インチ(5K, 2020)に比べて低い可能性が高いこと。CPU性能もおおよそ十分とは言えるレベルだが、デスクトップモデルということでもっと高い性能を求めるユーザーも多いことだろう。

前述したようにプロレベルの作業に必要な、高いグラフィックスを求める場合は、Intelプロセッサを搭載した上位モデルiMac 27インチ(5K, 2020)を購入するか、上位のApple Siliconを搭載したiMacの登場を待つ方が良さそうだ。

ちなみに最も安いモデルはiMac 21.5インチ(非Retina, 2017)ということになるが、同モデルに搭載されているIntelプロセッサは第7世代と3つ前のものであることを考えると、安さのみが魅力と考えていいのではないだろうか。コストでは優れるが、パフォーマンスでは優れないため、個人的には同製品の購入はあまりオススメしない。ちなみにM1チップを搭載したiMac 24インチ(4.5K, M1)との価格差は、およそ2万円しかない。

まとめ:どのモデルを買うべきか考察

ここまで比較してきたが、果たして3つのiMacのうちあなたにピッタリなのはどのモデルだろうか。初心者にも分かりやすいよう、多少簡潔ではあるがいくつか場合分けをしてみたので、ぜひ確認してみていただきたい。

  • 画面が大きいモデルで快適に操作したい →iMac 27インチ(5K, 2020)
  • 本体サイズの小さなiMacが欲しい →iMac 24インチ(4.5K, M1)
  • 処理性能の高いiMacを使いたい →iMac 27インチ(5K, 2020)もしくはiMac 24インチ(4.5K, M1)
  • メインメモリを自力で増設したい →iMac 27インチ(5K, 2020)
  • 映像・写真などプロ級のクリエイティブ作業がしたい →iMac 27インチ(5K, 2020)もしくはiMac 24インチ(4.5K, M1)
  • 6Kディスプレイに映像出力したい →iMac 27インチ(5K, 2020)もしくはiMac 24インチ(4.5K, M1)
  • 5Kディスプレイ2枚に映像出力したい →iMac 27インチ(5K, 2020)
  • 8TBの内蔵ストレージが欲しい →iMac 27インチ(5K, 2020)
  • Nano-textureガラスが欲しい →iMac 27インチ(5K, 2020)
  • True Toneテクノロジーが欲しい →iMac 27インチ(5K, 2020)もしくはiMac 24インチ(4.5K, M1)
  • 安さを求める →iMac 24インチ(4.5K, M1)
  • とにかく安さを求める →iMac 21.5インチ(非Retina, 2017)
  • Apple Silicon搭載iMacが欲しい →iMac 24インチ(4.5K, M1)
  • Intelプロセッサ搭載iMacが欲しい →iMac 27インチ(5K, 2020)

上記の場合分けをご覧になればおわかりいただけると思うのだが、現在のiMacのラインナップではiMac 5K(27インチ, 2020)、iMac 4.5K(24インチ, M1)のどちらかがオススメだ。iMac 21.5インチ(非Retina, 2017)についてはコストとパフォーマンスに見合わないと筆者は考えているためあまりオススメはできないが、もし少しでも安くiMacを購入したいという方には選択肢になるのかもしれない。

iMac 5KとM1 iMacのどちらを購入するべきか、決断の “境目” はグラフィック性能だと筆者は思う。M1チップでディスクリート型GPUレベルの性能になっている(と思われる)iMac 24インチモデルだが、構成次第ではiMac 5Kに比べてグラフィック性能が劣る可能性がある。もしあなたが高い頻度で3Dモデルを動かしたり、高解像度の映像編集をしたりするようなら、現時点ではまだiMac 5Kは購入の選択肢になるだろう。画面サイズも27インチと広いため、作業もしやすいはずだ。

また、iMac 5Kはユーザー自身の手でメモリを増設できるのも魅力だ。M1 Macはメモリ容量が少なくても快適に動作できたりするため、以前のように大容量のメモリを搭載する必要性はなくなってきているのかもしれないが、iMac 24インチ(4.5K, M1)の場合は購入時の段階でメモリ容量を決めなくてはいけないため、購入後いつでも増設・換装できる気軽さはやはりiMac 5Kの方が上と言える。

iMac 24インチ(4.5K, M1)の魅力は、Apple Silicon (M1)によって従来の21.5インチモデルから性能が強化されたこと。処理性能は上位モデルに負けないくらいのレベルになっていて、写真・動画編集も実用的。プロレベルとはいかなくとも一般的な作業あるいはもうちょっとステップアップした作業をするくらいであれば、おそらく十分満足できる性能なのではないだろうか。

本体サイズもコンパクトになり、価格も比較的手頃、ついにTouch IDも利用できるようになった。日本の狭い住宅環境においても活躍してくれる、良いデバイスであると言えるだろう。メインPCとして据え置いても良さそうだ。

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AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。