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iPhone 12 全種類の性能・違いを比較。iPhone 12 mini/12/12 Pro/12 Pro Max、オススメはどのモデル?

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Appleは新製品発表イベント 「Hi,Speed.」 で新型iPhoneこと 「iPhone 12」 シリーズを発表した。

「iPhone 12」 シリーズはこれまでのiPhoneの歴史の中で最もモデル数の多い4機種のラインナップとなったが、それぞれ性能が若干異なるため、どのモデルを購入するべきかユーザーを悩ませているのではないだろうか。

そこで当記事は、4つの 「iPhone 12」 を性能・スペック、価格などで比較。さらには、どのモデルを購入するべきかを考察してみる。果たしてあなたにあったモデルはどれなのか、ぜひこの記事を読みながら考えてみていただきたい。

iPhone 12シリーズの全ラインナップを紹介

iPhone 12シリーズは、大きく分けて下位と上位の2つのグループで分けられる。

下位ラインナップがいわゆる “無印モデル” の 「iPhone 12」 シリーズ、上位ラインナップがハイエンドモデルの 「iPhone 12 Pro」 シリーズだ。iPhone 12シリーズは 「iPhone 12 mini」 と 「iPhone 12」 、iPhone 12 Proシリーズは 「iPhone 12 Pro」 と 「iPhone 12 Pro Max」 で、全部で4機種となる。

  • iPhone 12 mini
  • iPhone 12
  • iPhone 12 Pro
  • iPhone 12 Pro Max

基本的には上位モデルにいくにつれて価格が大きくなるほか、画面サイズが大きくなる(iPhone 12とiPhone 12 Proは同じ)ため、iPhone 11シリーズとは若干だがラインナップの仕方が異なる。

iPhone 12
価格:iPhone 12 mini < iPhone 12 < iPhone 12 Pro < iPhone 12 Pro Max
画面サイズ:iPhone 12 mini < iPhone 12 = iPhone 12 Pro < iPhone 12 Pro Max

iPhone 11 (参考情報)
価格:iPhone 11 < iPhone 11 Pro < iPhone 11 Pro Max
画面サイズ:iPhone 11 Pro < iPhone 11 < iPhone 11 Pro Max

各モデルの差については以下で紹介していこうと思うが、当記事を読むにあたってiPhone 12シリーズとiPhone 12 Proシリーズの間にはカメラ性能にそれなりの違いが設けられているほか、バッテリー持ちに違いがあることをザックリと覚えておいていただきたい。

筐体サイズ・画面サイズ・重量

iPhone 12シリーズは、基本的に上位モデルに行くにつれて端末・画面サイズが大きくなる傾向にある。各モデルの画面・端末サイズは以下の表のとおり。

  iPhone 12 mini iPhone 12 iPhone 12 Pro iPhone 12 Pro Max
画面サイズ 5.4インチ 6.1インチ 6.1インチ 6.7インチ
解像度 2,340×1,080
(476ppi)
2,532×1,170
(460ppi)
2,778×1,284
(458ppi)
本体サイズ ・高さ131.5mm
・幅64.2mm
・厚さ7.4mm
・高さ146.7mm
・幅71.5mm
・厚さ7.4mm
・高さ160.8mm
・幅78.1mm
・厚さ7.4mm
重量 133g 162g 187g 226g

それぞれを小さい順に並べると、iPhone 12 mini < iPhone 12 = iPhone 12 Pro < iPhone 12 Pro Maxとなる。

左:iPhone 12 mini/右:iPhone SE(第2世代)

iPhone 12 miniは世界で最も軽い5Gスマートフォンと謳っていることもあり、端末サイズはとても小さく収まっているのが特徴だ。片手でも楽々操作できる大きさなため、手の小さい方にはもちろんのこと、片手で荷物を持つときに快適に使えるのではないだろうか。

左:iPhone 12 Pro/右:iPhone 12

中間の6.1インチモデル (12と12 Pro) は大きすぎず小さすぎず、割と誰でも快適に使えるサイズ感になっている。両手操作だけでなく片手操作も十分に可能なため、大きさで迷った場合は6.1インチモデルを購入するのがベターなのではないだろうか。

iPhone 12 Pro Maxは、とにかく大きな画面を搭載した端末が欲しい人向け。もしあなたが大画面で映像コンテンツを楽しみたい、もしくはドキュメントを読んだり、作成したいというのであれば最も大きな画面を搭載した 「iPhone 12 Pro Max」 が最もオススメだ。

しかし過去最大級のサイズ感となるiPhone 12 Pro Maxは片手で操作するのがやや困難で、基本は両手で操作することになる。服のポケットにも入らないこともあるのでカバンにiPhoneを入れて歩く人に合う端末と言えるだろう。

重量も226グラムとかなりズッシリとくるため、同モデルを購入する方はApple Storeや家電量販店で一度手にとってみてから、購入することをオススメしたい。そこで 「重い」 もしくは 「大きい」 と感じたなら、本体と画面の大きさのバランスが取れた6.1インチモデルを購入するのが良いのではないだろうか。

画面

これまで上位モデルと下位モデルで画面の質に大きな違いが設けられてきたiPhoneシリーズだが、iPhone 12からはすべてのモデルがSuper Retina XDRディスプレイ(=有機ELディスプレイ/OLED)を搭載するようになった。

仕様もほとんど同じ。コントラスト比は2,000,000:1で、広色域(P3)表示に対応。HDRにも対応しており、対応しているコンテンツを正確な色合いで楽しむことが可能だ。TrueToneディスプレイにも全モデルが対応する。

  iPhone 12 mini iPhone 12 iPhone 12 Pro iPhone 12 Pro Max
特徴 全モデル共通
・Super Retina XDRディスプレイ
・オールスクリーンOLEDディスプレイ
HDRディスプレイ
・True Tone
・広色域(P3)
・触感タッチ
・2,000,000:1コントラスト比
・耐指紋性撥油コーティング
最大輝度 標準:625ニト
HDR:1,200ニト
標準:800ニト
HDR:1,200ニト

またコーニングとの協力によって、先代モデルから4倍の耐久性能を実現するセラミックシールド加工が施されるように。これも全てのモデルが対応しているため、端末選びには直接的に影響しない。

画面における唯一の違いは、HDR非表示時の最大輝度。iPhone 12 miniとiPhone 12は625ニトであるのに対して、iPhone 12 ProとiPhone 12 Pro Maxは800ニトとなっている。HDR表示時の画面輝度が全モデル1,200ニトであるためあまり気にする点ではないとは思うが、画面の最大の明るさに関するポテンシャルはiPhone 12 Proシリーズの方が上と考えておいてもらいたい。

筐体素材

iPhone 12シリーズの筐体に使用される素材やその仕上がりは、上位モデルと下位モデルで異なる。

iPhone 12シリーズは、側面に航空宇宙産業レベルのマットタイプなアルミニウムが使用されており、背面には光沢感のあるガラスが使用されている。対するiPhone 12 Proシリーズはステンレススチールが側面に、テクスチャードマットガラス(磨りガラス)が背面に使用されており、高級感ではiPhone 12 Proの方に軍配が上がる。

  iPhone 12 mini iPhone 12 iPhone 12 Pro iPhone 12 Pro Max
デザイン ・前面:Ceramic Shield
・背面:ガラス
・筐体素材:アルミニウム
・前面:Ceramic Shield
・背面:テクスチャードマットガラス
・筐体素材:ステンレススチール

より高級感のあるスマートフォンが欲しいのであればやはりiPhone 12 Proシリーズを買うのが吉となりそうだが、とは言えiPhone 12シリーズも背面にはガラスが使用されることから、そこまでチープさを感じることもないのかもしれない。

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カラーバリエーション

カラーバリエーションについては、iPhone 12シリーズとiPhone 12 Proシリーズで異なる。

iPhone 12シリーズはホワイト、ブラック、ブルー、グリーン、パープル、(PRODUCT)REDの合計6種類。対するiPhone 12 Proシリーズはグラファイト、シルバー、ゴールド、パシフィックブルーの全4色だ。

  iPhone 12 mini iPhone 12 iPhone 12 Pro iPhone 12 Pro Max
カラー ・ブラック

・ホワイト
・(PRODUCT)RED
・グリーン
・ブルー
・パープル
・シルバー

・グラファイト

・ゴールド
・パシフィックブルー

もしあなたがグリーンのiPhoneが欲しいと言うのなら、iPhone 12シリーズを購入するべきだろう。パシフィックブルーのカラーが好きという方もいるのではないだろうか。そんな方はiPhone 12 Proをチョイスしよう。

ぜひお好きなカラーモデルを選んでいただきたいところだが、前述したようにiPhone 12とiPhone 12 Proシリーズでは使用する筐体が異なるため、高級感という点においてはiPhone 12 Proの方が上となることをぜひ頭に入れておいていただきたい。

カメラ

iPhone 12シリーズの最も大きな違いのひとつは、背面カメラの性能といっても過言ではないだろう。

まずは見た目で分かる違いとして、下位モデルの 「iPhone 12 mini」 「iPhone 12」 はデュアルカメラが、上位モデルの 「iPhone 12 Pro」 「iPhone 12 Pro Max」 はトリプルカメラが搭載されている。

レンズ構成はデュアルカメラが超広角+広角、トリプルカメラが超広角+広角+望遠。いずれのレンズも画素数は1,200万画素となっている。各レンズの仕様は以下のとおりだ。

  iPhone 12 mini iPhone 12 iPhone 12 Pro iPhone 12 Pro Max
レンズ構成 デュアルカメラ
(超広角+広角)
トリプルカメラ
(超広角+広角+望遠)
超広角 1,200万画素

f/2.4
120°視野角
5枚構成のレンズ
ナイトモード
レンズ補正
広角 ・1,200万画素
・f/1.6
・7枚構成のレンズ

・100% Focus Pixels
・ナイトモード
・1,200万画素
・f/1.6
・7枚構成のレンズ

・100% Focus Pixels
・ナイトモード
望遠 ・1,200万画素
・f/2.0
・デュアル光学式手ぶれ補正
・6枚構成のレンズ
・1,200万画素
・f/2.2
・デュアル光学式手ぶれ補正
・6枚構成のレンズ 
LiDARスキャナ ×
手ぶれ補正 光学式手ぶれ補正 デュアル光学式手ぶれ補正 センサーシフト光学式手ぶれ補正
ズーム性能 ・光学ズームアウト(2倍)
・デジタルズーム(最大5倍)

・光学ズームイン(2倍)
・光学ズームアウト(2倍)
・光学ズームレンジ(4倍)
・デジタルズーム(最大10倍)
・光学ズームイン(2.5倍)
・光学ズームアウト(2倍)
・光学ズームレンジ(5倍)
・デジタルズーム(最大12倍)
ポートレート ・ポートレートモード
・ポートレートライティング
・ナイトモードポートレート
・ポートレートモード
・ポートレートライティング

ひとつひとつのレンズの違いを見てみると、超広角レンズは全モデルで性能が共通しているものの、広角レンズと望遠レンズはモデルによって違いがあることが分かる。

  iPhone 12 mini iPhone 12 iPhone 12 Pro iPhone 12 Pro Max
広角 ・1,200万画素
・f/1.6
・7枚構成のレンズ

・100% Focus Pixels
・ナイトモード
・1,200万画素
・f/1.6
・7枚構成のレンズ

・100% Focus Pixels
・ナイトモード
手ぶれ補正 光学式手ぶれ補正 デュアル光学式手ぶれ補正 センサーシフト光学式手ぶれ補正

広角レンズは手ぶれ補正機能にそれぞれ違いが設けられている。下位モデルの 「iPhone 12 mini」 「iPhone 12」 は通常の光学式手ぶれ補正に対応しているのに対して、「iPhone 12 Pro」 はデュアル光学式手ぶれ補正に、「iPhone 12 Pro Max」 はセンサーシフト光学式手ぶれ補正に対応している。性能差は以下のとおりとなっている。

光学手ぶれ補正<デュアル光学式手ぶれ補正<センサーシフト光学式手ぶれ補正

注目は 「iPhone 12 Pro Max」 のセンサーシフト光学式手ぶれ補正。同機能はデジタル一眼レフカメラなどに搭載されている技術で、レンズではなくセンサーを安定させるため、動きながら撮影しても手ぶれが起こりにくい高性能なものだ。

望遠レンズに関しては、そもそも下位モデルの 「iPhone 12 mini」 「iPhone 12」 には搭載されていないことに加えて、「iPhone 12 Pro」 と 「iPhone 12 Pro Max」 でもズーム性能に違いが設けられており、「iPhone 12 Pro Max」 の方がより遠くを綺麗に写すことが可能だ。ポートレート撮影もより大きく被写体を写すことができる。

  iPhone 12 Pro iPhone 12 Pro Max
望遠 ・1,200万画素
・f/2.0
・デュアル光学式手ぶれ補正
・6枚構成のレンズ
・1,200万画素
・f/2.2
・デュアル光学式手ぶれ補正
・6枚構成のレンズ 
ズーム性能 ・光学ズームイン(2倍)
・光学ズームアウト(2倍)
・光学ズームレンジ(4倍)
・デジタルズーム(最大10倍)
・光学ズームイン(2.5倍)
・光学ズームアウト(2倍)
・光学ズームレンジ(5倍)
・デジタルズーム(最大12倍)

また、注目すべきは今回からiPhoneに初めて搭載された 「LiDARスキャナ」 。望遠レンズとおなじで上位モデルのみに搭載されている。

  iPhone 12/12 mini iPhone 12 Pro/12 Pro Max
LiDARスキャナ ×

「LiDARスキャナ」 は光が物体に反射して戻ってくる間の時間を計測することで、その空間を高速かつ正確に把握できるセンサー。同センサーによりAR体験が向上するほか、カメラでの撮影時においても被写体との距離を正確に計測し、高度なポートレートや暗所での撮影、オートフォーカスの高速化などが実現されている。

iPhone 12 Proのナイトモードで撮影した写真

以上をまとめると、カメラ性能に関しては上位モデルと下位モデルで利用できる機能に大きな違いが生じている。iPhoneで写真を撮影する機会が多い方は、上位モデルを選ぶのが良さそう。

また、上位モデルでも 「iPhone 12 Pro」 と 「iPhone 12 Pro Max」 とでは性能に違いがあるため、よりカメラ性能を重視する方は 「iPhone 12 Pro Max」 を選んだ方が良いだろう。

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Apple ProRAWへの対応の有無

上位モデルのiPhone 12 Proシリーズは、Apple独自のRAW形式フォーマット 「Apple ProRAW」 が利用できるが、下位モデルのiPhone 12シリーズは残念ながら同フォーマットには対応しない。プロレベルの写真を撮影したいのであれば、iPhone 12 Proを選ぶべきだろう。

  iPhone 12/12 mini iPhone 12 Pro/12 Pro Max
Apple ProRAW ×

「Apple ProRAW」 は、Apple独自のRAW形式フォーマット。写真アプリでホワイトバランスやシャープネス、ハイライトなどのデータを付与し、より高いクオリティの写真撮影・現像をサポートする。

同フォーマットで写真を撮影したい場合には、設定アプリから 「カメラ」 > 「フォーマット」 の中にある写真撮影の部分で 「Apple ProRAW」 のトグルをオンにしておく必要がある。設定が完了したら、カメラアプリ内の 「RAW」 と書かれたボタンをタップして撮影することで、高クオリティの写真が撮影可能だ。

スマートHDRやDeep Fusion、ナイトモードなどの利用時でも「Apple ProRAW」 で撮影することができる。ただし、Live Photosやビデオ撮影時、ポートレートモード時には利用できない。

また、「Apple ProRAW」 で撮影した写真は通常の写真の10〜12倍のファイルサイズになるため、本体のデータ容量やiCloudストレージの容量の残量には十分に注意していただきたい。

プロセッサ

「iPhone 12」 シリーズには全モデル共通で 「A14 Bionicチップ」 が搭載されているため、いずれのモデルも処理性能はほとんど変わらない。つまり、処理性能を理由にモデルを選ぶ必要はないということだ。

簡単に 「A14 Bionicチップ」 の説明をしておくと、同チップはスマートフォン業界で初めて5nmプロセスを使ったチップで、これまでで最速かつ効率的に動作するという。

  iPhone 12 mini iPhone 12 iPhone 12 Pro iPhone 12 Pro Max
プロセッサ A14 Bionicチップ

他スマートフォンに比べても最大50%高速なCPU・GPUを備えており、コンソールレベルのゲーム体験や、パワフルなコンピュテーショナルフォトグラフィなどを実現する。同チップの搭載によってバッテリー駆動時間も向上しているとのことだ。

5Gへの対応

iPhone 12シリーズは全モデルで5Gに対応する。5GにはSub6とmmWave(ミリ波)の2つの周波数帯が存在するが、iPhone 12はこの両方に対応する。

ただし、この両方の周波数帯が利用できるのは米国で販売されるモデルのみで、日本で販売されるモデルはSub6のみしか利用できない。

  米国モデル 日本モデル
mmWave ×
Sub 6
5Gの周波数の違い

5Gの電波は大きく分けてミリ波帯と6GHz帯以下(Sub 6GHz)の2種類の周波数帯でサービスが提供される。

Sub 6GHz帯は広範囲に電波が届きやすいという特徴がある反面、周辺の電波の干渉を受けやすい。対するミリ波帯の電波は直進性が高く広範囲を網羅するにはやや不向きだが、電波干渉を受けることが少なく人口集中エリアなどでの展開に向いているとされている。

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耐水・防塵性能

「iPhone 12」 シリーズは、全モデル共通でIP68等級の耐水・防塵性能を備えている。同規格により、最大水深6メートルで最大30分間耐えることができる。

  iPhone 12 mini iPhone 12 iPhone 12 Pro iPhone 12 Pro Max
防水性能 IP68等級
最大水深6メートルで最大30分間

昨年の 「iPhone 11」 シリーズでは、下位モデルと上位モデルで耐えられる水深に違いがあったが、今年は全モデルが同じ水深まで耐えられる仕様になった。

ちなみに、iPhone 12シリーズは昨年のiPhone 11シリーズに比べると耐水性能が高くなっている。昨年は 「iPhone 11」 が最大2メートル、「iPhone 11 Pro/11 Pro Max」 が最大4メートルとされていたが、「iPhone 12」 シリーズはいずれも最大6メートルまで耐えられる。水没事故が起こる確率は従来より低くなりそうだ。

バッテリー持ち

iPhone 12のバッテリー持ちは、iPhone 12シリーズが最も短く、続いてiPhone 12とiPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro Maxと続く。

これはおそらく端末に内蔵されたバッテリーの容量に比例していて、端末サイズが大きくなればなるほどバッテリー持ちが良くなるということになる。当然ながら少しでもバッテリー持ちが長いデバイスが必要なら、上位モデルを購入するべきだろう。

  iPhone 12 mini iPhone 12 iPhone 12 Pro iPhone 12 Pro Max
バッテリー持ち

ビデオ再生
最大15時間

ビデオ再生(ストリーミング)
最大10時間

オーディオ再生
最大50時間

ビデオ再生
最大17時間

ビデオ再生(ストリーミング)
最大11時間

オーディオ再生
最大65時間

ビデオ再生
最大20時間

ビデオ再生(ストリーミング)
最大12時間

オーディオ再生
最大80時間

ちなみにiPhone 12シリーズにはスマートデータモードと呼ばれるバッテリー持ちを長くする機能が搭載されている。このスマートデータモードは5G通信と4G通信を自動で切り替える機能。5G通信はバッテリー消費が大きいことから、必要な時だけ5Gを有効化することで不必要なバッテリー消費を防ぐことができる。

ワイヤレス充電機能

これまでもiPhoneはワイヤレス充電に対応してきたが、今年の新型モデルは新しい 「MagSafe」 が利用できる。

「MagSafe」 はマグネットを使用した新しいワイヤレス充電機構。iPhoneとワイヤレス充電器にリング状のマグネットが内蔵されており、それらがくっつくことで適正な位置で効率良くワイヤレス充電を行うことができる仕組みだ。

イメージとしてはApple Watchの充電器が分かりやすいかもしれない。出力は最大15Wに対応するため、従来(7.5W)よりも高速に充電することが可能。ちなみにMagSafeはiPhone 12シリーズすべてで利用可能だ。

  iPhone 12 mini iPhone 12 iPhone 12 Pro iPhone 12 Pro Max
充電

有線
・高速充電(30分で最大50%充電/20W以上のアダプタ使用時)

無線
・MagSafeワイヤレス充電(最大15W)
・Qiワイヤレス充電(最大7.5W)

ちなみに1月17日現在、MagSafeに対応した充電器としては、Apple純正では 「MagSafe充電器」 と 「MagSafe デュアル充電パッド」 が販売されている。両充電器の詳細に関しては、以下にレビュー記事を掲載しておくので参考にしていただきたい。

また、サードパーティからはBelkinが 「BOOST↑CHARGE PRO 3-in-1 Wireless Charger with MagSafe」 を発売している。同充電器はiPhoneとApple Watch、AirPodsの3つのデバイスを同時に充電できてとても便利。ぜひ複数のApple製品をお持ちの方は購入を検討してみていただきたい。

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ストレージラインナップ・価格

iPhone 12シリーズのストレージ容量は64GB/128GB/256GB。iPhone 12 Proシリーズのストレージ容量は128GB/256GB/512GB。

価格は 「iPhone 12 mini」 が82,280円〜、「iPhone 12」 が94,380円〜、「iPhone 12 Pro」 が117,480円〜、「iPhone 12 Pro Max」 が129,580円〜となっている (いずれも税込) 。

  iPhone 12 mini iPhone 12 iPhone 12 Pro iPhone 12 Pro Max
ストレージ容量 64GB
128GB
256GB
128GB
256GB
512GB
価格(税込) 82,280円〜 94,380円〜 117,480円〜 129,580円〜

発売日・予約開始日

iPhone 12の発売日はモデルによって異なるため注意が必要だ。最も速く発売するのは、6.1インチの画面を搭載したiPhone 12とiPhone 12 Proで、10月16日(金)午後9時に予約開始、10月23日(金)に発売するというスケジュール。

そして遅れる形で、iPhone 12 miniとiPhone 12 Pro Maxが発売する。11月6日午後10時に予約開始、11月13日(金)に発売するというスケジュールだ。

  iPhone 12
iPhone 12 Pro
iPhone 12 mini
iPhone 12 Pro Max
予約開始日 10月16日(金)午後9時 11月6日午後10時
発売日 10月23日(金) 11月13日(金)

まとめ

今回は、iPhone 12シリーズすべてのモデルの性能・仕様を比較してみたが、あなたの求めるiPhoneは見つかっただろうか。

もし各項目を読んで答えが見つけられなかったのなら、筆者がオススメするiPhoneを用途別にザックリ提示しておきたいと思う。

  • 手のひらサイズのiPhoneが欲しい:iPhone 12 mini
  • 大きな画面が欲しい:iPhone 12 Pro Max
  • スマホで写真を撮る機会が多い:iPhone 12 ProかiPhone 12 Pro Max
  • バッテリー持ちが良いiPhoneが欲しい:iPhone 12 Pro Max
  • バランスの取れたiPhone 12が欲しい:iPhone 12 Pro
  • 高級感のあるモデルが欲しい:iPhone 12 Pro / iPhone 12 Pro Max
  • 安いモデルが欲しい:iPhone 12 mini (iPhone SEやiPhone 11も視野に入れるべき)
  • サクサク動作するiPhoneが欲しい:どのモデルを買ってもOK

以上が各モデルの特徴を踏まえたiPhone 12の選び方となる。安さやコストパフォーマンスを重視することももちろん大切だが、それ以上に重要なのは、あなたがiPhoneに求める最も重要なことは何なのか。

カメラ性能を大事にする人もいれば、カッコ良さ、可愛さなど見た目を重視する人もいるだろう。また使いやすさ、もっというと持ちやすさや操作性を重視するユーザーもいるはずだ。

たとえば筆者は持ち運ぶためなるべくコンパクトなモデルを選びたいが、取材先で写真を撮影する機会が多いため、カメラ性能も重視しなくてはいけない。カメラ性能が高ければ旅行や出張先などでも活用できるため一石二鳥。この観点から今回のiPhone 12シリーズは 「iPhone 12 Pro」 を選ぶつもりだ。

こんな感じで選ぶと、あなたにピッタリ合うモデルが見つかるはず。果たしてあなたにはどのモデルが最適なのか、ぜひじっくり検討してみていただきたい。

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Apple、Appleのロゴ、Apple Pay、Apple Watch、FaceTime、GarageBand、HomePod、iMovie、iPad、iPhone、iPhoto、iSight、iTunes、Retinaは、米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。
※iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。
※App Store、AppleCare、iCloudは、Apple Inc.のサービスマークです。

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AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。