Amazon Dash Buttonが販売終了 今後もサポートは継続、既存ユーザーは引き続き利用可能
ボタンをポチッと押すだけでAmazonの商品が注文できる、便利なボタン式ガジェット 「Amazon Dash Button」 が新規購入できなくなった。
米CNETによると、米AmazonはAmazon Dash Buttonの販売を終了したことを発表。日本のAmazonからは正式なアナウンスはないものの、筆者が確認したところ日本のAmazonストアでも販売ページが削除されており、購入できなくなっている。
Amazon Dash Buttonが販売終了、ただしサポートは継続
Amazon Dash Buttonはボタンを押すだけで各日用品がすぐに注文できるボタン型ガジェット、自宅で使用する日用品のストックが少なくなってきたに、わざわざAmazonストアから注文せずともポチッとするだけでリピート注文できる便利グッズ。デバイスの背面には粘着テープが用意されており、自宅の壁や冷蔵庫などに貼りつけておくことができた。
しかし、最近では自動で商品を再注文する機能を搭載した家電製品も多く、AmazonもDash Replenishmentという自動注文機能を搭載したスマートホームデバイスを販売している。そういった環境変化の中で、Amazon Dash Buttonは徐々に存在意義をなくしていき、結果的にAmazon Dash Buttonはストアから姿を消すことになってしまったようだ。
ただし、新規での販売こそ終了してしまうものの、すでに購入されたAmazon Dash Buttonのサポートは継続され、ユーザーは引き続き使用することができるとのこと。これまで同ボタンを多用していた人は今後も安心して使用することが可能だ。
このAmazon Dash Buttonの未来を担うのは、おそらくAmazonの人工音声アシスタントAlexaと、それを搭載するスマートスピーカー 「Amazon Echo」 だろう。すでにAmazon Echoは声でAmazonの商品を注文できるようになっている。今はまだ “ぎこちない買い物” しかできないが、これからもっと賢くなることでユーザーが深く考える必要なく最適な商品を購入できるような未来が訪れるかもしれない。
「Amazon Dash Buttonはコネクテッドホームへの良い足がかりになった」 とAmazonのバイスプレジデントのDaniel Rausch氏は語っている。少なくともDash Buttonの経験はAmazonにとって有益なものだったようだ。ちなみにCNETによると、Amazon Dash Buttonが発売されてから今までの4年で累計数百万のDash Buttonが販売されたとのこと。
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東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。
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