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Apple、新型コロナウイルスの影響から2020年第2四半期の業績予測を下方修正

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現地時間2月17日、Appleは2020年第2四半期の業績予測を下方修正することを発表。当初の売上予測は630~670億ドルだったが、新型コロナウイルス (COVID-19) の影響によって同予測の売上を達成することができない見通し。

この630~670億ドルという数字はもとよりCOVID-19の影響を加味したものではあったものの、当初予測よりも影響が大きくなっているのが現状のようだ。ちなみに、Appleは新型コロナウイルスが今後どれほど影響するのかが不明であることから、新たな業績予測は行っていない。

新型コロナウイルスの影響で2020年第2四半期の業績予想を下回る見通し

Appleが当初の業績予測を達成できない理由は大きく分けて2つある。

ひとつはiPhoneの供給が一時的に制限される可能性があるということ。iPhoneの生産拠点はCOVID-19が猛威を振るっている湖北省以外にあるため、生産活動には大きな影響を与えていないというが、中国の旧正月が開けても従業員の一部が戻っていない現状からまだ生産ペースは回復しきれていないとのこと。現状ではiPhoneの供給に影響は出ていないが、これから供給不足に陥る可能性があるようだ。

ふたつめは、中国での製品需要が減衰しているという点。オンライン販売は継続的に提供されているが、中国国内のApple StoreおよびApple製品を取り扱う店舗がCOVID-19の影響によって一時的に閉鎖もしくは営業時間が短縮されている現状からApple製品を購入できる機会が減っている。これによって、Appleにとって巨大な顧客市場である中国での販売が当初予測よりも落ちることが濃厚のようだ。

Appleは前回の決算発表時に、「iPhone 11」 シリーズの販売が好調であることから過去最高の業績を記録。その勢いは2020年第2四半期以降にも引き継がれることが予想されていたものの、COVID-19の影響はAppleの業績にも大きな影響を与えることになりそうだ。

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AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。