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【レビュー】「Apple Watch Series 4」は人の生活をどう変えるのか

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「Apple Watch」もかれこれ4世代目。今月21日に発売した「Apple Watch Series 4」は、今流行りの”ベゼルレス”なデザインを採用したスマートウォッチだ。初代Apple Watchが登場してからずっと変わらなかった本体デザインが、今回初めて大きく変更された。

”ベゼルレス化”に伴い、画面サイズは32~35%も大型化。同時に端末サイズもやや大きくなったことで、一度に表示できる情報量が一気に増えた。また、新色となるゴールドステンレスカラーが追加されたのも大きい変化だ。

本体デザインが変わったこと、そして画面が大きくなったことで、Apple Watchの価値は今まで以上に高まった。おそらく、「Apple Watch Series 4」に期待している人も多いはず。中には初めて「Apple Watchを買ってみようかな」と考えている人もいるのではないだろうか。

そんな方々のために、当記事ではまず「Apple Watch Series 4」がどんな端末なのかを具体的に紹介。そのあと、同製品を持つことで普段の生活がどのように変わるのかを筆者なりに考察してみた。

前モデルである「Apple Watch Series 3」との変更点も交えて紹介していくので、旧機種をお持ちの方も、初めてApple Watchの購入を検討している方も、同レビューで新型モデルの魅力を知っていただければと思う。

ステンレススチールケースモデルに新たにゴールドカラーが登場

今回筆者が購入したのは、「Apple Watch Series 4」のゴールドステンレススチールケースモデル。

この新カラーは、同時に発表された「iPhone XS / XS Max」に投入されたゴールドステンレスカラーに合わせたものだ。とてもゴージャスなカラーだが、決して成金感があるわけでもなく、ステンレスのテカテカ感も相まって上品でリッチな印象の時計になっている。男性・女性問わず使うことができそうだ。

ゴールドステンレススチールはかなりゴージャス

ケース素材にステンレススチールが使用されたのは今回が初めてのことではないが、これにゴールドのカラーリングが採用されたのはシリーズで初めてとなる。

ベゼルが狭くなり画面が大型化、表示できる情報量が増加

Apple Watch Series 4」の最大の特徴は「画面の大型化」。Appleは「Apple Watch」の画面外側にある”ベゼル”を極力減らすことで、相対的に画面を大きく見せることに成功した。そのため、端末サイズを大きく変えることなく、一度に表示できる情報量を増やすことができている。

「Apple Watch」にはこれまで38mmと42mmの2種類のサイズが用意されていたが、Series 4からは40mmと44mmという2種類が用意されている。今回筆者が購入したのは、このうちの大きな方である44mmモデルだ。

これまで筆者は42mmモデルを愛用してきた。筆者は割と腕(手首)が細いため本当は38mmモデルがピッタリと合うはずなのだが、一度に見える情報量が多い「実利」を重要視しているため、やや背伸びをして42mmモデルを着けていたのだ。

そんな筆者だが、一度に見れる情報量の多さに魅力を感じてやはり今回も大きな44mmモデルを選択した。しかし、今回ばかりはこれを選んで正解だったと感じている。

なぜなら、44mmモデルは昨年までの42mmモデルに比べて、画面サイズがひとまわりも大きいにも関わらず、端末の大きさがさほど変わっていないからだ。一度に見れる情報量が多くなったことで、わざわざ画面外に溢れてしまった通知をスクロールする機会も少なくなった。これは快適。

むしろ、本体サイズに比べて画面が大きくなったことを考えると「44mmモデルではなく40mmモデルにしても良かったのでは」とも思ったりもしたが、筆者が第一に求めるのは情報量の多さなので、今回のチョイスに後悔は感じていない。

「Apple Watch Series 4」で使えるウォッチフェイス「Infograph」を見れば一目瞭然。ひとつの画面で、「今日の予定」「天気」「温度」「UV指数」「アクティビティ」「時刻」「風向きと風速」「日照」「日付と曜日」「株価」「世界時計」など多数の情報を確認することができる。また、Apple Watchのウォッチフェイスの中では珍しく秒針も表示されているなど、「出せる情報は全部表示してしまえ」といった感じだ。

ウォッチフェイス「呼吸」

ウォッチフェイス「Vapor」

他にも「Infograph Modular」というウォッチフェイスや、「呼吸」「Fire and Water」「Luquid Metal」「Vapor」という新ウォッチフェイスが利用することが可能だ。Apple Watchの文字盤のバリエーションもかなり増えてきて、とても良い感じ。

ちなみに、「Apple Watch Series 4」は画面が大きくなっただけでなく、画面の角が丸くなるようにデザインが変更(今までは完全なる四角形だった)されている。さらに、ベゼルが狭くなるのと同時に本体ケースがより緩やかなカーブを描くようになったこともあり、ディスプレイとケースが一体化したかのような印象になっている。

これらの変更によって、「Apple Watch」は今までの「ガジェット」という印象をサッパリとなくし、より「時計らしさ」を放つ端末へと昇華した。今まで以上にユーザーのファッションに馴染むようになり、今後も「スマートウォッチ」業界のみならず「時計」業界全体で存在感を発揮していきそうだ。

本体の薄型化によりフィット感が向上

また、個人的に評価したいのは端末の厚さが薄くなったこと。新型モデルは昨年モデルに比べて0.7mm程度薄くなっているのだが、この差が地味に大きい。「たった0.7mmでしょ?大げさじゃない?」と思われるかもしれないが、どうしても信じられないならぜひ店頭で試着してみていただきたい。装着感が少しだけ違うはずだ。

なんでこんなにも違うんだろうーー、と筆者なりに少し考えてみたのだが、そう感じる原因は人間の「異物感」に対する敏感さにあるのかもしれない。

Apple Watchに限らず、腕時計やアクセサリーを手首に付けると、これらのアイテムは人体に完全に融合する事はないため、言い方は悪いが「異物」という扱いになってしまう。この異物の大きさや重さは人体に少なからずストレスをかけているため、ほんの少しの重さや大きさの違いでも、人間からすれば大きな違いとして認識されるのではないだろうか。

もちろん、Appleも装着感を高めるための工夫を何かしら凝らしているとは思うのだが、要はApple Watchが薄くなったことで体にフィットするようになり使い勝手が向上した、という話。たかが0.7mm、されど0.7mm。1mm足らずの細かい変化ではあるものの、Appleは真剣に取り組んでいるんだなと感心するところでもある。

ただ、友人と一緒に目隠しをして「Series 3」と「Series 4」のどちらかを当てるクイズをしてみたのだが、筆者は何度やっても間違えることなく当てることができたのに対して、友人の正答率はなんと60%ほど。やはり普段から着けてないものだと違いを感じることはできないのだろうか。

ということは、実は筆者が思っている以上に差はないのかも?装着感に関しては、期待しすぎは禁物かもしれない。

裏蓋が全面セラミックとサファイアクリスタルに、新型センサーも搭載

Apple Watchの背面にも大きな変化がある。まず裏蓋が、全面セラミックとサファイアクリスタルに変更。これまではセンサー部分以外はスチールもしくはアルミニウム、セラミックで製造されていた。

また、背面センサーの形状も変化した。これまではふたつの緑色・赤外線LEDに、ふたつの感光性フォトダイオードセンサーによる光学式センサーが搭載されていたが、Series 4では4つの緑色LEDとふたつの赤外線LED、そして8つの感光性フォトダイオードセンサーによる第2世代光学式心拍センサーに。さらに光学式センサーの周りをぐるりと囲うように、電気心拍センサーが搭載されるようになった。

この電気心拍センサーと第2世代光学式心拍センサーが搭載されたことによって、心電図(ECG)の計測もできるようになった。残念ながら、日本では法令の関係で利用することができないとのことで今回は試すことができていない。

Digital Crownのデザインと仕様、マイク位置が変更に

そのほか、細かい変更点として側面のDigital Crown(デジタルクラウン)が塗りつぶしの赤丸から、細い赤リングに変更されている。これはGPS+Cellularモデルだけの特徴で、GPSモデルに関しては黒リングになっている。また、Digital Crownはリューズ全体に溝がつけられており、今まで以上に回しやすくなった。

さらにDigital Crownには、新たに触覚フィードバック機能が搭載された。スクロールすることで「回していることが分かる」ようにカリカリと手に振動(クリック感)が伝わってくる。まるで、本物のリューズを回しているみたい。

ただし、Digital Crownのクリック(押し込み)は今までとほぼ同じ仕様になっているようで、これは触覚フィードバックによるものではないようだ。現にApple Watchの電源を落としても「カチッ」と押しこむことができるようになっている。

さらに細かい話だが、マイク位置も変更になっている。これまでは端末左側にスピーカーと一緒に配置されていたのだが、Series 4では端末右側(サイドボタンとDigital Crownの間)に移動し、スピーカーから離された。

マイク位置が変更になった理由は、Appleによるとクリアな音声で通話ができるようにするための工夫なのだとか。おそらく、スピーカーとマイクを物理的に離すことでお互いが干渉し音が反響することのないよう配慮したのだろう。

ちなみに、スピーカーもやや仕様が変更されており、スピーカー音量は最大50%大きくなったという。個人的には、たまにApple Watchで通話をする機会があるので嬉しい変更だ。

装着者の「転倒」を検知できるように 死亡リスクを減らせる重要な機能

Apple Watch Series 4」では、加速度センサーとジャイロスコープの性能が向上したことによって、ユーザーの「転倒」を検知できるようになった。転倒を検出すると、Apple Watchの画面には 「緊急SOS」 「転びましたが大丈夫です」 「転んでいません」 と表示され、「緊急SOS」をタップすると緊急サービスに電話するようになっている。

また、転び方次第では怪我をして動けなくなってしまうこともあるだろう。もし、Apple Watchの問いかけに応答できないような状態になってしまった場合は、自動で緊急サービスにSOS発信する機能も搭載されている。

転倒事故の際、一番怖いのは頭を強く打ち脳震盪などで動けなくなること。近くを通りがかった誰かが気づいて通報してくれるケースもあるかもしれないが、周囲に人がいない場合は助けを呼ぶことができない。もしこのような事態になったら事は一刻を争う。Apple Watchの転倒検出機能とSOS自動発信機能があれば、生存確率はきっと高まるはずだ。

また、個人的には、転倒検出機能は北国にお住まいの方にぜひ利用してもらいたいと思っている。その理由は、雪や凍結による転倒事故や、屋根の雪下ろし中の落下事故などが例年相次いでいるからだ。

筆者は東北地方の出身なのだが、筆者の祖父もまた雪道で転んで鎖骨と手首を骨折したことがある。この時、祖父はあまりの痛さに立つことができず、道路の上にうずくまってしまったそうなのだが、たまたま近所の方が近くを通りかかり、すぐに病院に連れて行ってもらうことができたのだという(高齢での骨折のため手術やその後のリハビリが大変だったのだが、それはまた別の話)。

このような場面でも「Series 4」の転倒検出機能があれば、動けなくなっている間に緊急サービスに連絡が行くようになっているので、もし周りに誰もいなかったとしてもすぐに救急車が助けに来てくれる。雪や凍結による転倒は若い人でも死亡するリスクがあるため、万が一のためにもApple Watchを活用するのはアリかもしれない。

転倒検出機能がデフォルトでオンになっているのは65歳以上のユーザーの場合だけ。もし65歳未満のユーザーの方で同機能を利用する場合は、Watchアプリの「緊急SOS」機能欄にある「転倒検出」というトグルをオンにしておこう。

また、同機能でSOSを発信する際、メディカルIDに登録してある緊急連絡先にも通知される仕組みになっている。この時、転倒したユーザーの位置情報も同時発信されるようになっており、もし位置情報サービスをオフにしていたとしても、一時的にオンにして連絡するという安心仕様になっているという。もし祖父母などにApple Watchを着けてもらう場合には、緊急連絡先に必ず自分や家族の携帯番号を登録しておくようにしよう。

ちなみに、ここまでは転倒検出機能の恩恵について話してきたが、誤作動を心配している人もいると思うので少しだけ補足を。

今回、筆者はどうにか転倒を検出できないかとあれやこれや試行錯誤してみたのだが、結局反応させることは一度もできなかった。ということは、裏を返せばちょっとやそっとの動作では誤作動が起きづらいということになる。普段の生活で知らないうちにSOS発信されていた、ということは起きないはずなので、激しい運動をする人も安心して同機能をオンにしていただければと思う。

前モデルから処理能力が向上 Apple Watchからメールを返すのも実用的に

次に、処理能力について簡単に触れておきたい。Siriの動作やアプリの起動などを「Series 3」と比べたところ、体感的には「Series 4」の方がやや早いように感じた。

この処理速度の違いは、今回新たに搭載されたSiP「S4」チップが初めて64bitになったこと、さらに「S4」チップ自体の処理速度が前モデルに搭載された「S3」チップよりも向上したことによるものであると思われる。

特に進化したと思うのは「メール」や「メッセージ」など各アプリの起動の早さ。これまではアプリによっては起動時に数秒のロード時間が必要だったのが、Series 4では1秒もかからずに起動することができるようになっている。

さらに、アプリ内の動作もサクサクと動作するようになり、使い勝手はかなり快適だ。おかげでApple Watchからメールを返すといった動作も、より実用的なものとなっている。

左がSeries 4、右がSeries 3。同時起動したにも関わらずSeries 3だけ読み込みマークが表示

また、Siriの動作も高速化。呼び出しから返答までの待機時間はほとんどゼロ。簡単な質問であればSiriでも十分なため、ポケットやカバンからiPhoneを取り出す機会は少し減りそうだ。

Series 2からSeries 3に変わった時もかなりの性能差を感じたが、Series 3からSeries 4もかなり進化しているように感じる。ただし、稀に「Series 3」の方が早く動作することもあったため、どんな局面でもSeries 4の方が処理速度が速いというわけではない。ユーザーの使用状況によっては異なる結果が出る可能性があることも覚えておいていただければと思う。

「バッテリー持ち」や「Siri」の改善

Apple Watch Series 4」のバッテリー持ちは、従来モデルからほとんど変わっていない。

Appleによると18時間ぐらい持つようになっているというが、普通の使い方をしていれば実際はそれ以上に長持ちする。最大で2~3日ぐらいは充電せずに使うことが可能だ。

画面が大きくなったので、同時にバッテリー持ちが悪くなることも覚悟していたが、新たに導入された新ディスプレイ技術「LTPO」によって、予想以上にバッテリー消費は抑えられているようだ。

また、これは「watchOS 5」の新機能になるのだが、Apple Watchは「Hey Siri」が不要になった。Apple Watchを口に近づけて話しかけることで、すぐにSiriを呼び出し質問・命令できるように。これはApple Watchに内蔵されているジャイロを活用することで利用できるようになっており、マイク性能が向上したApple Watch Series 4で使えば、Siriが聞き間違えをすることも少なくなっている。子どもを連れて歩いているときや、車の信号待ちなど何か目が離せないときなどに活用したい。

防水性能・Apple Pay・セルラー通信

防水性能は前モデルとほぼ同じ。Appleによると、50メートルの耐水性能があるため、プールなど水辺のアクティビティでも使用することが可能だという。

Apple Watchを水につける場合は防水モードを使用する。水から出たらDigital Crownをクルクル回すことで防水モードは解除することが可能、内部に侵入した水をスピーカーの振動を使って排出することができる。

ちなみに、このときにApple Watchは「プープープー」という音が鳴るのだが、Series 4では水の排出音が変更されている。より低い「プープープー」という音になっているのだが、この音の変化がどう影響しているのかはよく分かっていない。

ウォッチフェイス「万華鏡」

そして、「Apple Pay」に内蔵されているApple PayやSuicaについても前モデルと一緒。最近ではこれらの電子決済を使用できる場所が増えているため、Apple Watchを持つと劇的に生活が便利になるはずだ。

しかも、最近ではApple Watchにもセルラーモデルがあるため、必ずしもiPhoneを持ち歩く必要がなくなった。

外にジョギング・ウォーキングに行く時など、Apple Watchさえあればコンビニで買い物をすることもできる。さらに、通話したりメッセージを送信したり。電車だって乗れるし、ワイヤレスイヤホンがあれば音楽だって聴ける。初めてApple Watchを持つと、意外とできることが多くてビックリするかもしれない。

まとめ:「Apple Watch Series 4」導入のススメ

スマートフォンが世に普及したおかげで、人は本当に多くの情報を得ることができるようになった。「テクノロジーの進化は人の生活を豊かにする」、これは正にその実例だと思う。

しかし、この便利さがかえってユーザーを縛りつけてしまうケースもある。よく聞く、「スマホ依存症」というやつだ。筆者もあまり人のことは言えないが、中には一日何時間もスマートフォンを使うユーザーもいるとか。

最近ではスマホの使いすぎを防止する仕組みの導入が叫ばれているが、画面が大型化した「Apple Watch Series 4」はそれを防止するために一役買ってくれるだろう。なにせ、たったひとつの画面で10個近い情報を常に確認することができるようになったんだから。

また、腕をあげるだけでほぼすべての通知をチェックすることができるのがApple Watchの最大の魅力。まずは、不要な通知と必要な通知をApple Watchで選別、あとは必要な通知だけiPhoneで対応。中にはApple Watchだけで完結できるものもある。

これだけで、iPhoneを開く機会を大幅に減らすことができるはず。誰もが忙しい時代だからこそ、Apple Watchの存在を重宝する人はかなり多いのではないだろうか。

筆者は初代モデルからApple Watchを着けているが、購入してからというもの外でiPhoneを使う機会はかなり減ったと自信をもって言える。最近ではSuicaにも対応しているため、電車を乗るにしてもSuicaカードはもちろん、iPhoneすら必要としていない。

また、本体デザインが変わったことでファッションアイテムとして使いやすくなったことも重要だ。ケース本体が薄く丸みを帯びたデザインになったことで、より「時計らしい」デザインになった「Apple Watch Series 4」。

「Series 3」までは、ややガジェット感があったため敬遠してきた人もいるかもしれないが、日常のカジュアルファッションはもちろん、ビジネスにも溶け込む今回の新型モデルは、いま腕に着けているアナログ時計をデジタルに置き換えるチャンスかもしれない。

本体重量もわずか50グラム程度と、時計の重さに悩まされる心配はなく、本体も薄型化したことで着け心地もやや改善。また、画面が大きくなったことで受け取れる情報量が増え、使い勝手が大きく改善されている。

旧モデル用バンドは互換性あり。38mm用は40mmモデルに、42mm用は44mmモデルに使用可能

これらを考慮した結果、個人的には「Apple Watch Series 4」は「買い」だと思っている。理由はここまで述べてきたとおり。これまでにないほどの大きな変化を遂げた「Apple Watch Series 4」を使って、今後はぜひスマートな1日をお過ごしいただきたい。

追記 (2019/09/20)
「Apple Watch Series 4」 の後継機種にあたる 「Apple Watch Series 5」 が発売しました。Series 5はディスプレイの常時点灯に対応したほか、新たにチタニウムケースモデルが登場しています。詳細については以下の記事からどうぞ。

【関連記事】Apple Watch Series 5 レビュー (チタニウム) | 時計の常時表示でスマートウォッチから本物の腕時計に昇格

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おまけ:Apple Watchはどのモデルを購入するべき?

ここからは番外編として、もしApple Watchを買うなら、どのモデルを購入するべきなのか。

筆者の個人的な見解を述べさせてもらうと、Apple Watch Series 4を買うなら、もし予算が許すのであればぜひステンレススチールモデルを購入してみてほしい。

現在、Apple Watchにはアルミニウムケースとステンレススチールモデルの2種類があるが(セラミックモデルはSeries 4で廃止)、ステンレススチールモデルの場合はヌルヌル、テカテカ感でかなりの高級感があり、カジュアルだけでなくビジネスの場でも使用することができる。

これまで筆者は「アルミニウムケースとステンレススチールケース、どちらでも好きな方を選んでほしい」と言ってきたが、今回ばかりはステンレススチール一択と思っている。特にゴージャスな輝くを放つゴールドステンレススチールモデル。

ネット記事で「ステンレスケースはオススメしない。」と書かれているのを見たことがある。でもその理由は「高いから」がほとんど。確かに、アルミニウムとステンレススチールモデルの間には2万円弱の違いがあるため、機能的に違いが少ない以上、高いモデルを購入するのは少し気がひけるかもしれない。

ただし、実際に目の前に置いて比べてみると「本当にステンレススチールモデル見てから言ってる?」と言いたくなるほど、ステンレススチールモデルは美しい。

もちろん、どちらを購入するかはユーザーが決めるところだとは思うが、もしスーツで身を包む機会が多い方はステンレススチールケースモデルにするとApple Watchがとても映える。もしアルミニウムモデルかステンレススチールケースモデルかで悩んだら、実際に店頭などで見比べてみてほしい。

ちなみに、カジュアルファッションやビジネス使用ではなく、スポーツ利用がメインの方の場合はステンレススチールモデルではなくアルミニウムモデルを買うのも良いかもしれない。この辺りは、ユーザーの使い方やスタイルによって異なると思うため、ぜひ自身にあったApple Watchを選んでいただきたいところだ。

また、40mmモデルと44mmモデルの違いについてだが、両者の間にはわずか3,000円しか差がないため、せっかく購入するならぜひ大画面の44mmモデルを選んでみてはどうだろうか。見た目は大きく見えるかもしれないが、細身の女性の腕でもシックリくるためオススメだ。もし不安なら、Apple Watchの取扱店に行って試着させてもらうといいと思う。ちなみに、手首の細い筆者でも44mmモデルを購入して大満足している。

最後にセルラーモデルとGPSモデルについてだが、こちらは個人的にはGPSモデルでも十分と思っている。ただし、 運動するときなどiPhoneを持って歩きたくない場合やiPhoneの近くにいられない時がある機会が多い方はセルラーモデルが便利かもしれない。この辺りはお好みで。ちなみに、ステンレススチールモデルを選ぶ場合は問答無用でセルラー機能が付帯するため、どちらを買うべきかを考える必要は特にないだろう。

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  Series 4 Series 3
ケースサイズ 40mm / 44mm 38mm / 42mm
ケース素材 ステンレススチール
アルミニウム
ステンレススチール
アルミニウム
(※ステンレススチールモデルは販売終了)
画面解像度 40mm:324 x 394ピクセル
44mm:368 x 448ピクセル
38mm:272 x 340ピクセル
42mm:312 x 390ピクセル
搭載チップ S4(64bitデュアルコア)
W3
S3(デュアルコア)
W2
センサー GPS/GLONASS/Galileo/QZSS
気圧高度計
第2世代光学心拍センサー
電気心拍センサー
加速度センサー(最大32G)
進化したジャイロスコープ
環境光センサー
GPS/GLONASS/Galileo/QZSS
気圧高度計
光学式心拍センサー
加速度センサー(最大16G)
ジャイロスコープ
環境光センサー
転倒検出 ×
容量 16GB GPS:8GB
GPS+Cellular:16GB
Bluetooth Bluetooth 5.0 Bluetooth 4.2
厚さ 10.7mm 11.4mm
裏蓋素材 全面セラミックとサファイアクリスタル GPS:複合材(中央部分)
GPS+Cellular:セラミックとサファイアクリスタル(中央部分)
価格 GPS
アルミニウム:45,800円〜

GPS+Cellular
アルミニウム:56,800円〜
ステンレススチール:74,800円〜

GPS
アルミニウム:31,800円〜

GPS+Cellular
アルミニウム:42,800円〜

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Apple、Appleのロゴ、Apple Pay、Apple Watch、FaceTime、GarageBand、HomePod、iMovie、iPad、iPhone、iPhoto、iSight、iTunes、Retinaは、米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。
※iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。
※App Store、AppleCare、iCloudは、Apple Inc.のサービスマークです。

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AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。