【比較】Apple Watch Series 5とSeries 4の違いは?スペックを比較

2019年9月11日、Appleは新型Apple Watchこと 「Apple Watch Series 5」 を発表した。

本製品は、先代の 「Apple Watch Series 4」 のマイナーアップデートモデルとなっている。しかし、マイナーアップデートと侮ることなかれ。例えば常時ディスプレイ表示機能が実装されるなど多数の新機能が用意されているため、買い替えも十分に検討するべきだろう。

果たして、「Apple Watch Series 5」 は前モデルからどれほどの進化を遂げたのだろうか。当記事では 「Apple Watch Series 5」 の新機能を紹介しながら、「Apple Watch Series 4」 から何が変わったのかを解説したいと思う。

デザイン・サイズ・重量は変わらず

まずは気になるデザインの変更についてだが、Apple Watchは昨年の 「Series 4」 で本体デザインが変更されたばかりということもあり、残念ながら今年はデザインが変更されることはなかった。

また、本体サイズや重量についてもほぼ同じ。例えば40mmモデルは縦44mm・横34mm・厚さ10.74mmで、Apple Watch Series 4からほとんど変わりなしだ。

  Apple Watch Series 4 Apple Watch Series 5
ケースサイズ
(40mm)
縦:40 mm
横:34 mm
厚さ:10.7 mm
縦:40 mm
横:34 mm
厚さ:10.74 mm
(セラミックのみ厚さ10.4 mm)
ケースサイズ
(44mm)
縦:44 mm
横:38 mm
厚さ:10.7 mm
縦:44 mm
横:38 mm
厚さ:10.74 mm
(セラミックのみ厚さ10.4mm)
ケース重量
(40mm)
アルミニウム:30.1 g
ステンレススチール:39.8 g
アルミニウム:30.8 g
ステンレススチール:40.6 g
チタニウム:35.1 g
セラミック:39.7 g
ケース重量
(44mm)
アルミニウム:36.7 g
ステンレススチール:47.9 g
アルミニウム:36.5 g
ステンレススチール:47.8 g
チタニウム:41.7 g
セラミック:46.7 g

そのほか、画面サイズや画面の形などについても何も変わりはないため、すでに 「Apple Watch Series 4」 をお持ちの方が見たら代わり映えしないという印象を抱くかもしれない。

1. 画面が常時点灯。いつでも時間が確認できる

「Apple Watch Series 5」 の最大の特徴とも言えるのが、画面の常時点灯機能。

Apple Watchはこれまでバッテリー節約のため一定時間経つと画面がスリープする仕組みが採用されていた。時間をチェックしたいときは、腕を上げるかディスプレイをタッチ、あるいは側面のDigital Crownかサイドボタンを押す必要があった。

しかし、これについてはやはり面倒だという声があったのも事実。Appleはこの問題の解決法として、先述の画面の常時点灯機能を搭載することに。

  Apple Watch Series 4 Apple Watch Series 5
画面常時点灯 ×
バッテリー持ち 最大18時間

本来であればディスプレイが常時点灯するということは、それだけバッテリー消費が多くなることを意味するが、「Apple Watch Series 5」 はLTPO(低温ポリシリコン酸化物)ディスプレイや電力効率の高い管理IC、環境光センサーなど複数の新しいテクノロジーを利用することで、Apple Watchの画面の消費電力をなるべく抑えることに成功。

さらにApple Watchを利用していないときは一時的にリフレッシュレートを低下させるなどしてバッテリー消費を抑える仕組みも採用されているのだとか。リフレッシュレートは60Hzから1Hzまで自動で調節されるようになっているという。

これらのおかげで 「Apple Watch Series 5」 のバッテリー持ちは、従来と同じ18時間を維持。バッテリー持ちに変更はないとは言うが、画面の常時点灯が実現していながらもバッテリー持ちが変わっていないということは、ある意味改善されたと捉えることもできるだろう。

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2. Apple Watch Edition復活。ケースはチタニウム・セラミックの2種類

昨年のApple Watch Series 4で廃止されていた 「Apple Watch Edition」 が復活。しかも今年は 「セラミックケース」 の他に 「チタニウムケース」 も追加されている。

チタニウムケースは通常のチタニウムケースとスペースブラックチタニウムケースの2種類が用意されており、セラミックケースはホワイト1種類。合計で3種類の 「Apple Watch Edition」 が誕生したことになる。

チタンは軽量で擦り傷など耐久性に優れた金属素材。その高級感と軽量さから世界中の時計で使用されていたりもするが、Apple Watch Editionのチタンケースには素材本体の味わいを生かすためのつや消し仕上げ、汚れや指紋がつきにくく美しさを保つことができる表面処理技術が行われているとのことだ。

セラミックはチタンよりも耐久性に優れた素材。ひとつひとつが圧縮成形によって製造され、ダイヤモンドスラリーを使って研磨された結果、なめらかで光り輝く美しいケースに仕上がっているとのことだ。

このApple Watch Editionの登場によって、Apple Watch Series 5のケースはアルミニウム、ステンレススチール、チタニウム、セラミックの全4種類に。ちなみにアルミニウムにはシルバー、スペースグレイ、ゴールドの3種類、ステンレススチールはシルバー、スペースブラック、ゴールドの3種類。ステンレススチールも同じくシルバー、スペースブラック、ゴールドの3種類が用意されている。

  Apple Watch Series 4 Apple Watch Series 5
ケース/カラー

アルミニウム
シルバー
スペースグレイ
ゴールド

ステンレススチール
シルバー
スペースブラック
ゴールド

アルミニウム
シルバー
スペースグレイ
ゴールド

ステンレススチール
シルバー
スペースブラック
ゴールド

チタニウム
チタニウム
スペースブラック

セラミック
ホワイト

3. コンパス機能が実装

ここからは少し地味な新機能。ひとつ目はコンパス機能で、Apple Watchでも方角を確認できるというものになる。iOSではお馴染みだがこれがApple Watchでも利用できるようになるというわけだ。

また、このコンパスは地図アプリとも連携するという。地図にコンパスが表示され、自身の向いている方向が表示される仕組み。さらに自分がいる場所の高度も計測できるため、山に登るときなどに役立ちそうだ。

4. 国際緊急通報をサポート

地味な新機能ふたつ目。Apple Watch Series 5は国際緊急通報をサポートする。

Apple Watchには緊急用の連絡手段として、自動的に警察や救急に連絡をしてくれる機能が搭載されている。具体的にはサイドボタンを長押したとき、あるいは装着者が転倒したときに自動で発信してくれるというものになるが、「Apple Watch Series 5」 はこの機能を国外でも利用できるように改良した。

もちろん利用するにはユーザーが現地の電話サービスを契約していること、さらにApple Watchがセルラー通信に対応したモデルであることが条件となるが、海外では何が起こるか分からないため万が一の時にはとても役立ちそうな機能ではある。

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5. 新プロセッサ 「S5」 搭載

「Apple Watch Series 5」 に内蔵されているプロセッサは、今年も最新プロセッサに置き換えられた。新プロセッサの名称は 「S5」 で、例年通りであれば省電力性と処理性能が向上しているとみられる。

  Apple Watch Series 4 Apple Watch Series 5
チップ S4 (64bit 2コア)
W3 Appleワイヤレスチップ
S5 (64bit 2コア)
W3 Appleワイヤレスチップ

ただし、今年に関してはメインは画面の常時点灯機能のため、省電力性が重点的にアップグレードされており、処理性能については昨年と同じかもしくは少しの向上に留まっているのかもしれない。

その証拠に、Apple Watch Series 5の 「S5」 プロセッサとApple Watch Series 4の 「S4」 プロセッサは、どちらも 「S3プロセッサと比べて最大2倍」 とAppleが説明している。Apple Watchのプロセッサの処理能力を測るためのものが存在しないため実際のところどうなのかは不明だが、あまり処理能力については期待しすぎない方が良さそうだ。

6. ストレージ容量が倍増

Apple Watch Series 5の本体のストレージ容量は32GB。Series 4が16GBだったため、単純にストレージ容量が倍になった。

ストレージ容量が増えることで、アプリや音楽、写真などのデータをこれまでよりも多くApple Watch内に保存しておけるように。これまで容量の関係で入れるのを我慢していたアプリや音楽も無事入れられるようになるはずだ。

  Apple Watch Series 4 Apple Watch Series 5
容量 16GB 32GB

ただし、ストレージ容量が32GBあるとはいえ、watchOSなど本体のシステムもストレージ容量をいくらか使うため、32GBをフルにユーザーが利用できるわけではないという点には注意していただきたい。

まとめ: 「Apple Watch Series 5」 は買い替えも検討するべき?

以上が 「Apple Watch Series 4」 と 「Apple Watch Series 5」 の違い。大きく変わった点といえば、画面が常時点灯するようになったため腕を上げなくても時間を確認できること。そしてApple Watch Editionが復活し、セラミックケースの他に新しくチタニウムケースが誕生したこと。

「Apple Watch Series 4」 をすでにお持ちの方にはやや物足りないアップデートに感じるかもしれないが、それ以前の端末を所有している人には十分に魅力的な端末になっているはずだ。「Series 4」 の購入を見送った方はぜひ購入を検討してみてはどうだろうか。

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最後に、「Apple Watch Series 4」 と 「Apple Watch Series 5」 のスペック比較表を掲載しておく。両モデルを細かく比較する際にはぜひ活用していただきたい。

  Apple Watch Series 4 Apple Watch Series 5
画面サイズ 40mm / 44mm
画面 感圧タッチ対応LTPO OLED Retinaディスプレイ
1,000ニトの輝度
画面常時点灯 ×
ケース仕上げ アルミニウム
ステンレススチール
アルミニウム
ステンレススチール
チタニウム
セラミック
ケースサイズ
(40mm)
縦:40 mm
横:34 mm
厚さ:10.7 mm
縦:40 mm
横:34 mm
厚さ:10.74 mm
(セラミックのみ厚さ10.4 mm)
ケースサイズ
(44mm)
縦:44 mm
横:38 mm
厚さ:10.7 mm
縦:44 mm
横:38 mm
厚さ:10.74 mm
(セラミックのみ厚さ10.4mm)
ケース重量
(40mm)
アルミニウム:30.1 g
ステンレススチール:39.8 g
アルミニウム:30.1 g
ステンレススチール:39.8 g
チタニウム:39.8 g
セラミック:39.8 g
ケース重量
(44mm)
アルミニウム:36.7 g
ステンレススチール:47.9 g
アルミニウム:36.7 g
ステンレススチール:47.8 g
チタニウム:47.8 g
セラミック:47.8 g
カラー

アルミニウム
シルバー
スペースグレイ
ゴールド

ステンレススチール
シルバー
スペースブラック
ゴールド

アルミニウム
シルバー
スペースグレイ
ゴールド

ステンレススチール
シルバー
スペースブラック
ゴールド

チタニウム
チタニウム
スペースブラック

セラミック
ホワイト

裏蓋 セラミックとサファイアクリスタル
チップ S4 (64bit 2コア)
W3 Appleワイヤレスチップ
S5 (64bit 2コア)
W3 Appleワイヤレスチップ
心拍センサー 電気心拍センサー
第2世代の光学式心拍センサー
転倒検出
コンパス ×
耐水性 50メートルまで
容量 16GB 32GB
通信 LTE/UMTS (GPS+Cellularモデル)
Wi-Fi 802.11b/g/n 2.4GHz
Bluetooth 5.0
バッテリー持ち 最大18時間
価格(税別) 販売終了 アルミニウム:42,800円〜
ステンレススチール:72,800円〜
チタニウム:82,800円〜
セラミック:133,800円〜

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AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。

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