Apple Musicの日本語ラジオ新番組 「Tokyo Highway Radio」 配信開始。東京の音楽シーンを世界に向けて発信

2月26日、Apple Musicは日本語のラジオ番組 「Tokyo Highway Radio」 の配信を開始した。Apple Musicに加入するユーザーは、追加料金なしで誰でも視聴することが可能だ。

東京発の新番組 「Tokyo Highway Radio」 毎週金曜に配信

Tokyo Highway Radio」 は、東京の音楽シーンを日本を含めた世界165カ国に向けて発信する番組。

番組をナビゲートするのはミュージシャン、動画クリエイターとして活動する、みの。シティポップからインディーロック、ヒップホップからフューチャーソウルまで、オルタナティブな感性が光る国内アーティストたちの新曲を中心に、音楽と音楽にまつわる話でつづる60分のプログラムとなっている。最新エピソードの公開は毎週金曜を予定している。

このラジオ番組は、Apple Musicのプレイリスト 「Tokyo Highway」 とも連動。流行の発信地である 「Tokyo」 のいま最も注目すべき 「Tokyoサウンド」 を紹介していく。

記念すべき初回エピソードには、サカナクションの山口一郎がゲストとして登場。番組内で山口は、自身のルーツや音楽に込める想い、未来についてなど語っている。インタビューの最後にはこの先、50歳、60歳になった時に自分がどのように成長していきたいか、未来への想いも語った。

山口は育った家庭環境について、「テレビとかもあまり見させてもらえなかったのと、あと父親がもうとにかく読書、『本を読め、本を読め』って本を沢山読まされた」と振り返った。大衆音楽を聴いてこなかった子供時代を経て、クラフトワークやYELLOW MAGIC ORCHESTRAといった系譜を継いでエレクトロニカやダンスミュージックが好きになり、音楽活動をスタートするようになった。その後、様々な苦悩からこの先どのように音楽を作っていったらいいのか悩んでいた時に、京都出身の電子音楽家、レイ ハラカミの曲「Owari No Kisetsu」に出会ったという。「ロックな曲なんですけど、ハラカミさんがエレクトロニカにリアレンジしている。そもそもフォーキーに作られた楽曲をエレクトロニカっていうフィルターであそこまでアレンジできるっていうことに、すごく衝撃を受けた」という。そして、「今までロックやフォークと、エレクトロニカ、テクノやダンスミュージックみたいなものとは解離して考えていたのを、結び付けられるし、かつこんなにポップにできるんだ」と新しい感覚に目覚め、この曲がサカナクションを結成するきっかけになったという。そして、日本人として日本に生まれ育ったミュージシャンとして、「日本らしさみたいなものが薄れていくっていうのはちょっと不安」であるとし、「日本のルーツミュージックの影響を受けずにミュージシャンになっていくのって、どんどんある種日本の音楽、歴史をずっと辿って来た日本の歌謡曲であったり、メロディーの美しさみたいなものとは違うところに行ってしまうんじゃないかなっていう恐怖がある」と、アイデンティティを大事にする気持ちを語った。

そして、山口は昨今の環境の変化と、それにいかに適応して活動していくかについての考えを語った。コロナ禍を経験し、「シングル、アルバムを出してツアーを回るっていうルーティーンみたいなものからドロップアウトすることが多分一番重要なこと」とし、「そのためにはどういう準備が必要かみたいなことを一生懸命やっている状況」であると語った。そして、「サブスクリプションが出てきて、ある種いつどの瞬間も自分の表現をする場所があって、CDに拘らずに音楽を発表できたり、普通にライブっていう場所以外でも自分のライブができるようになった」「環境がアップデートされていってたら、やっぱり自分たちが持つロックバンドの夢もアップデートしていかないとワクワクできない」と、置かれた状況の中で結果が見えないことを面白さと捉えるポジティブな心持ちを話した。

「Apple Music」 は、Appleが2015年から提供している音楽配信サービス。月額980円、ファミリープランなら月額1,480円で約7,000万曲もの楽曲が広告なしで聴き放題になる。楽曲のダウンロードにも対応しており、オフラインでの視聴も可能だ。初めて利用するユーザーには3ヶ月の無料トライアルも用意されている。

Apple Musicへの登録、もしくは無料トライアルの利用は以下リンクから。

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AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

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