当メディアはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

プライドエディション スポーツループバンド レビュー | Apple Watchの虹色バンド2022年モデル

▼ iPhone 15/15 Proの予約は公式オンラインショップから!

毎年恒例となっている、Apple Watchの虹色バンドこと “プライドエディションバンド” に、2022年の新型モデルが登場した。

今年のラインナップは、「プライドエディションスポーツループ」 「プライドエディションNikeスポーツループ」 の2種類。どちらもスポーツループバンドとなるが、通常モデルとNikeモデルで色が異なる2種類の製品が展開される形となる。

プライドエディションバンドを初代からコレクションしている筆者は、今年も新モデルを購入してみた。昨年はスケジュールの関係でレビューできなかったので、今年は例年以上にじっくり見ていきたいと思う。

▼ Apple公式サイトで以下のApple Watchバンドを購入する
プライドエディションスポーツループ
プライドエディションNikeスポーツループ

プライドエディションバンドとは

バンドを紹介する前に、そもそもプライドエディションバンドとは何なのか、ざっくりと解説しておきたい。

「プライドエディションバンド」 は、LGBTQ (性的マイノリティ) を象徴するレインボーフラッグをモチーフに制作された、Apple Watch用のバンドだ。

同バンドはAppleがプライドパレードに参加する従業員向けに開発したのがはじまりで、のちにそれが一般ユーザー向けに販売されたという経緯がある。

初代モデルが販売されたのが2017年。そのあと2018年に第2弾、2019年に第3弾……というように毎年虹色のバンドが登場している。

上:プライドエディションスポーツループ/下:プライドエディションNikeスポーツループ

そして登場した今年のモデルは、なんと第6弾目。今年はスポーツユースに最適なスポーツループバンドで2種類が登場することになった。

このレインボーデザインには、LGBTQを支援する意味合いが含まれていて、購入するとその売上の一部が米国のGLSEN、PFLAG、The Trevor Project、Gender Spectrum、The National Center for Transgender Equalityや、国際的に展開するILGAなどのLGBTQ支援団体に寄付される仕組みになっている。

つまり、このバンドを買うことで間接的にLGBTQの方々を支援することができるということ。とても社会的意義のあるバンドとも言えるだろう。

たまに、プライドエディションバンドを着けている人=LGBTQの方と間違った認識を持っている人がいるが、正確にはLGBTQの理解・支援を表明するアイテムとなる。ぜひ認識を改めていただければと思う。

プライドエディションスポーツループのデザイン

白色のパッケージが眩しい 「プライドエディションスポーツループ」

上記が2022年の 「プライドエディションスポーツループ」 のパッケージ。今回筆者が購入したのは45mmモデル用のもので、パッケージは白を基調としたデザインになっていて、中央にはバンドのイラストが描かれている。

早速中に入っている 「プライドエディションスポーツループ」 を取り出す。今年のプライドエディションバンドは、ソフトで通気性が良い 「スポーツループ」 タイプだ。

スポーツループは上下に分かれるのではなく、全体がひと繋ぎになった1本タイプのApple Watchバンド。面ファスナー式なので多少不器用な人でも簡単にバンドを着け外しできる上に、バンド長さの調節幅も広いことから、どんなユーザーでも利用できるのが特長だ。

バンド端には 「pride」 の文字

誰でも着用しやすい面ファスナー式

バンド表面はナイロン生地で織られていて、フワフワと気持ちいい触り心地を実現している。また、表面の立体的な編み目が腕とバンドの間にわずかな隙間を作るため、通気性が良く、汗をかいても蒸れにくいというメリットもある。

実際、筆者は一般的なスポーツバンドをはじめ色々なApple Watchバンドを使っているが、夏場によく使っているのがスポーツループだ。筆者は汗疹ができやすく、腕時計のバンド部分が痒くなりがちだったのだが、スポーツループを使いはじめてからは汗疹がほとんど出なくなり、快適に夏を過ごせるようになった。汗をかくスポーツをするときや、これからの夏の季節にピッタリなバンドと言えるだろう。

Appleによると、今年の 「プライドエディションスポーツループ」 は、新しい技術により2層のナイロン生地のテキスタイルループ (表面の白色のふわふわしている部分) の一部を取り除き、1984年の初代Macintoshに表示された 「hello」 にインスピレーションを得た、筆記体の 「pride」 の文字が現れるようになっているという。

「pride」 の文字が浮かび上がって見える

「pride」 部分を拡大してみると、確かに表面の一部が削られたようになっていて、内部のレインボーの布地の部分が立体的に見える。これまでのスポーツループにはなかった面白いデザインだ。

↑クリックで拡大

ちなみに、レインボーのグラデーションは通常の7色のカラーに加えて、トランスジェンダーとジェンダー・ノンコンフォーミングの人々を表すライトブルー/ピンク/ホワイトや、黒人とラテン系のコミュニティを象徴するブラック/ブラウンが使われているという。

面ファスナーの接着面付近はふわふわのナイロン生地が取り払われていて、グラデーションに使われているそれぞれの色をハッキリと確認できる。気になった人は写真を拡大してじっくり見ていただければと思う。

新しい文字盤 「プライドスレッド」

「プライドエディションスポーツループ」 の発表と同時に利用できるようになった新しい文字盤は、細いレインボーの糸で構成されたストライプの中に、時刻が浮かび上がって見えるようなデザインが採用されている。Digital Crownを回したり、画面をタッチすると、糸がゆらゆらと揺れる仕様だ。

ちょっぴり(というかかなり)時刻が見づらいものの、新しい 「プライドエディションスポーツループ」 との相性は抜群なので、ぜひ一度試してみてはどうだろうか。

▼ Apple公式サイトで以下のApple Watchバンドを購入する
プライドエディションスポーツループ
プライドエディションNikeスポーツループ

プライドエディションNikeスポーツループのデザイン

黒を基調としたパッケージの 「プライドエディションNikeスポーツループ」

上記は、プライドエディションバンドのNikeバージョン 「プライドエディションNikeスポーツループ」 のパッケージだ。

こちらも45mmモデル用のもので、パッケージは 「プライドエディションスポーツループ」 と違って黒を基調としたデザインになっていて、中央にバンドのイラストが描かれている。

黒のおかげで 「プライドエディションスポーツループ」 よりも強めの色味に

中に入っている 「プライドエディションNikeスポーツループ」 は、「プライドエディションスポーツループ」 とおなじ 「スポーツループ」 タイプのバンド。貼り付けるだけでバンドを付け外しできる面ファスナー式のおかげで、どんな人でも気軽にスムーズに装着できる。

ふわふわなナイロン生地は柔らかくて気持ちいい肌触りで、立体的な編み目が通気性をアップしてくれるおかげで、暑い夏も蒸れにくく快適に過ごせる。

黒色のストライプが各色の間に入ったデザイン

「プライドエディションNikeスポーツループ」 は、レインボーカラーの間に黒色の糸が交互に織り込まれたようなデザインが採用されている。これはスポーツにおけるLGBTQ+の平等を推進するNikeの 「Be True」 キャンペーンのデザインテーマであるブラックストライプを取り込んだものであるとのこと。スポーティーな雰囲気があってApple Watch Nikeを使っている人にはピッタリなデザインだ。

ちなみに、「プライドエディションスポーツループ」 は筆記体の 「pride」 という文字が浮かび上がるような特殊なデザインが採用されていたが、「プライドエディションNikeスポーツループ」 は一般的なスポーツループバンドと同じく、バンド全体が均一なナイロン生地で覆われたデザインが採用されている。

「プライドエディションNikeスポーツループ」 用の文字盤は専用のものが用意されているが、利用できるのはApple Watch Nikeを使っているユーザーだけのようだ。

文字盤は表示されるものの、Apple Watch Nike以外では利用できない

実際、パッケージに印刷されているQRコードをカメラアプリで読み取ってみたところ、Nikeの文字盤は表示されるものの、「表示」 をタップすると通常のプライドエディション用の文字盤に飛ばされてしまい、Nike用の文字盤を使うことはできなかった。ここはちょっぴり残念なポイントかもしれない。

▼ Apple公式サイトで以下のApple Watchバンドを購入する
プライドエディションスポーツループ
プライドエディションNikeスポーツループ

歴代のプライドエディションバンドとの比較

歴代プライドエディションバンドを左から古い順に並べてみた

せっかくプライドエディションバンドを毎年購入しているので、歴代のプライドエディションバンドと一緒に並べてみた。

左から、プライドエディションウーブンナイロン(2017)、プライドエディションウーブンナイロン(2018)、プライドエディションスポーツループ(2019)、プライドエディションスポーツバンド(2020)、プライドエディション Nikeスポーツバンド(2020)、プライドエディションブレイデッドソロループ(2021)、プライドエディションNikeスポーツループ(2021)、プライドエディションスポーツループ(2022)、プライドエディションNikeスポーツループ(2022)の並びとなる。

これまで販売されたスポーツループタイプのプライドエディションバンドは2本。これに、新たに2本のスポーツループバンドが追加されたことで、プライドエディションバンドに採用されたバンドとしてはスポーツループが過去最多に。これから暑い夏を迎えるにあたって、スポーツループバンドは大いに役立つだろう。

初代モデルが登場した2017年頃を振り返ってみると、まだ日本国内においてはLGBTQの理解は進んでいなかったように感じる。その後、世界的なムーブメントが起きたことも相まって日本でも徐々に浸透していき、最近では東京都知事の小池百合子氏より、同性カップルなどを公的に認める同性パートナーシップ制度を2022年度内に導入する方針が打ち出されるなど、日本全体として理解を促進する方向性となっている。

プライドエディションバンドがその一役を買ったのかは分からないが、少なくとも筆者が身を投じているIT/ガジェッター界隈にはプライドエディションバンドの持つ意義と、LGBTQを理解する文化が浸透しているようだった。こうした製品がAppleのような大企業から販売されることは、とても重要なことだと今改めて実感している。

まとめ

最後は話が脱線してしまったが、以上が2022年のプライドエディションバンドのレビューとなる。

今年はスポーツユースに最適な、スポーツループバンドにて投入された。通気性が高く蒸れにくいスポーツループは、装着時は快適そのもの。暑い日本の夏にはピッタリだ。

お馴染みのレインボーは今年はすこし地味めな色合いとなっていることから、完全カジュアルな服装だけでなくスマートカジュアルな服装になら合わせられるのではないだろうか。ちょっとオシャレなレストランにだって、着けていけそうだ。

ちなみに同バンドの売上の一部はGLSEN、PFLAG、The Trevor Projectなど複数のLGBTQ支援団体に送られるため、購入することでこれらの団体の活動を間接的に支援することにつながる。デザインの良さで購入するのはもちろんだが、こういった社会的意義のあるバンドだということもぜひ知っておいていただきたい。

「プライドエディションスポーツループ」 および 「プライドエディションNikeスポーツループ」 は、それぞれに41mmモデル/45mmモデルの2種類が用意されており、価格はどちらも5,280円(税込)。Apple Watch Series 6以前のモデルでも使用することができ、41mmモデルは38mm/40mmのApple Watchに、45mmモデルには42mm/44mmのApple Watchに使用できる。購入はApple公式サイトから可能だ。

▼ Apple公式サイトで以下のApple Watchバンドを購入する
プライドエディションスポーツループ
プライドエディションNikeスポーツループ

▼ iPhone 15/15 Proの予約は公式オンラインショップから!

Apple、Appleのロゴ、Apple Pay、Apple Watch、FaceTime、GarageBand、HomePod、iMovie、iPad、iPhone、iPhoto、iSight、iTunes、Retinaは、米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。
※iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。
※App Store、AppleCare、iCloudは、Apple Inc.のサービスマークです。

(当サイトで使用している画像は、いずれも正しい形での引用を行うか、各権利者に許諾を得て掲載しています。)

この記事が気に入ったら「いいね!」しよう
AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。