当メディアはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

A9チップ、低電力モードでのバッテリー駆動時間はあまり変わらず

▼ iPhone 15/15 Proの予約は公式オンラインショップから!

先日から、「A9チップの製造元によってバッテリーの持ちが違う」ことが話題になっている。「chipgate」とも呼ばれるこの問題に新たな検証結果が出た。
A9チップ

「A9」チップは台湾のTSMC社製と韓国のSamsung製の二つがあるのだが、どちらかというとTSMC製のチップの方がバッテリー駆動時間が長いという検証が出ている。

だが、cnbetaによると、「低電力モード」にした際はバッテリー駆動時間がさほど変わらないのだそうだ。

低電力モードとは
iOS 9から導入されている「低電力モード」は、iPhoneの動作(アニメーションや連携機能)を停止させることでバッテリーの持ちを良くする機能だ。これを設定することで長時間充電できない時やバッテリー残量が少ない時に長持ちさせることが出来る機能だ。設定方法は[設定]アプリ>[バッテリー]>[低電力モード]をオンにする。

 

検証方法

cnbetaはiPhone 6sを3台用意、低電力モードにしてバッテリー駆動時間を検証した。

battery-by-low-power-mode2

[img via cnbeta]

写真のように、iPhone 6sを3つ並べてiPhoneを動作させ続けて、その駆動時間をタイマーで計測する。左から2つがSamsung製、右がTSMC製のA9を搭載しているものになる。

「低電力モード」ではどのiPhoneも駆動時間はほぼ同じ

結果はSamsung製が7時間24分と7時間30分に対して、TSMC製が7時間38分と「低電力モード」下でのバッテリー駆動時間はあまり差がないことが判明した。

battery-by-low-power-mode1

[img via cnbeta]

上の画像で分かるように、クロック数がどれも近い数値が出ている。「A9」プロセッサーの動作周波数は通常1.85GHzなのが、Samsung製では907MHz、TSMC製が912MHzに下がるよう設定されている。

このクロック数がほぼ同じ数字になっているため、バッテリーの駆動時間も大差がないという検証結果になったようだ。

やはり「勝ち組」はTSMC製か

検証結果として言えることは「低電力モード」下での動作時間は変わらないか、若干TSMC製の方がバッテリー駆動時間が長いということだ。

この検証結果でもTSMC製の勝利ということは、Samsung製はバッテリーの駆動時間に関してTSMC製に勝てる要素はないということだろうか。

[via cnbeta]

▼ iPhone 15/15 Proの予約は公式オンラインショップから!

Apple、Appleのロゴ、Apple Pay、Apple Watch、FaceTime、GarageBand、HomePod、iMovie、iPad、iPhone、iPhoto、iSight、iTunes、Retinaは、米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。
※iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。
※App Store、AppleCare、iCloudは、Apple Inc.のサービスマークです。

この記事が気に入ったら「いいね!」しよう
AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。