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比較】Beats Studio Buds、Beats Fit Pro、AirPods Pro 比較。ノイキャン3姉妹を性能・音質・価格からどれを買うべきか考える

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画像:Apple

1月28日、Apple傘下のオーディオブランドBeatsは、新型完全ワイヤレスイヤホン 「Beats Fit Pro」 を国内で発売した。

「Beats Fit Pro」 は、「AirPods Pro」 や 「Beats Studio Buds」 と性能が似ていることもあり、どちらを購入するべきか悩むユーザーも多いかもしれない。そこで当記事では 「Beats Fit Pro」 と 「Beats Studio Buds」 の性能を比較してみた。購入の参考になれば幸いだ。

各モデルのレビュー記事は、以下からご覧いただきたい。

デザイン・サイズ・重量

まずはデザインを比較してみる。

AirPods Pro

AirPods Proは、豆の房のような丸いボディに、ステム(枝)がついた形状をしている。ステム部分をプチッと指でつまむことで、音楽の再生・停止をさせられたり、ノイズキャンセリングモードと外部音取り込みモードを切替えられる。カナル型に見えるが、イヤーチップを外すと実はオープン型であることがわかる。イヤーチップは交換可能だが、対応製品のみ使用可能。

Beats Fit Pro

Beats Fit Proは、AirPods Proのようなステムが存在しない、コンパクトで丸い形状になっている。最大の特徴と言えるのが、本体と一体化したウィングチップによる高いホールド感。激しい動きで耳から抜け落ちることはなく、スポーツ・アクティビティにおいて安心して使用できる。

イヤホン背面に搭載された 「b」 ボタンで音楽の再生・停止などのコントロールが可能。イヤホン形状はカナル型で、イヤーチップは一般的なものに交換可能。

Beats Studio Buds

Beats Studio Budsは、Beats Fit Proと同じくステムの存在しない、コンパクトな形状になっているのが特長。ただし、Beats Fit Proのようなウィングチップがないため、装着感はやや劣る。

イヤホン背面に搭載された 「b」 ボタンで音楽の再生・停止などのコントロールが可能。イヤホン形状はカナル型で、イヤーチップは一般的なものに交換可能。

デザインに関しては個人の好みによるところが大きいと思うが、もしシンプルなデザインのイヤホンが欲しいなら 「Beats Studio Buds」 、フィット感のあるイヤホンが欲しいなら 「Beats Fit Pro」 を選ぶといいかもしれない。

本体サイズと重量は以下のとおり。

本体サイズと重量
  AirPods Pro Beats Fit Pro Beats Studio Buds
サイズ 高さ:30.9mm
長さ:24.0mm
幅:21.8mm
高さ:19.0mm
長さ:30.0mm
幅:24.0mm
高さ:15.0mm
長さ:20.5mm
幅:18.5mm
重量 片耳5.4g 片耳5.6g 片耳5.0g
ケースサイズ 高さ:45.2mm
長さ:60.6mm
幅:21.7mm
高さ:28.5mm
長さ:62.0mm
幅:62.0mm
高さ:25.5mm
長さ:72.0mm
幅:51.0mm
ケース重量 45.6g 55.1g 48.0g

バッテリーケースで最もコンパクトなのはAirPods Proではあるものの、その差はほとんどないことから、あまり気にする必要はないと筆者は考えている。また、重量についても10gほど差がある場合があるが、ほとんど気づかないレベルの違いなので、ここもあまり考える必要はないだろう。

スマートフォンとの連携

スマートフォンとの連携をチェックする上で、大事なポイントは2点。「H1チップを搭載しているか」 と 「Fast Pairが利用できるか」 だ。

「H1チップ」 とは、Appleデバイスとスムーズに連携できるように作られた独自チップのこと。初回ペアリング時にポップアップで簡単に接続できたり、Appleデバイス間のシームレスなスイッチングを実現する。

H1チップの有無
  AirPods Pro Beats Fit Pro Beats Studio Buds
H1チップ ×

同チップが搭載されているのは 「AirPods Pro」 と 「Beats Fit Pro」 で、「Beats Studio Buds」 は非搭載。

「Beats Studio Buds」 であってもAppleデバイスとの初回ペアリング時にはソフトウェア制御でポップアップが表示されるようになっていて、ペアリング自体は簡単にできる。また、最近のアップデートでiCloudに紐づいたデバイス間であれば、H1チップがなくとも快適にスイッチングできるようにはなったものの、2台のイヤホンで同時に音楽を再生するオーディオ共有機能は利用することはできない。

Beats Studio Buds

Appleデバイスとの連携においては 「AirPods Pro」 と 「Beats Fit Pro」 に劣る 「Beats Studio Buds」 だが、代わりにAndroidデバイスでは使いやすくなっている。

というのも、「Beats Studio Buds」 はGoogleのワンタッチペアリング機能 「Fast Pair」 が利用できる。また、Androidの 「デバイスを探す」 機能に対応しているのも大きな利点だ。この2つの機能が利用できるのは3種類の中で 「Beats Studio Buds」 のみとなっている。

ちなみに、Androidデバイス向けにはBeatsアプリがリリースされていて、同アプリを使うことで 「Beats Studio Buds」 と 「Beats Fit Pro」 はビルトインコントロールやバッテリー残量の確認、ファームウェアアップデートが利用できる。Androidデバイスを利用することがある方はGoogle Playストアからアプリをダウンロードしておこう。ダウンロードはこちらから。

スマートフォンとの連携機能
  AirPods Pro Beats Fit Pro Beats Studio Buds
Hey Siri
Google Fast Pair × ×
Apple 「探す」
Android 「デバイスを探す」 × ×

これらの仕様を見る限り、「AirPods Pro」 「Beats Fit Pro」 はAppleのエコシステムだけを利用するユーザー向けで、「Beats Studio Buds」 はAppleデバイスとAndroidデバイスの両方を利用するユーザー向け、もしくはAndroidデバイスのみを使うユーザー向けの製品という印象を受ける。

自動耳検出機能の有無
  AirPods Pro Beats Fit Pro Beats Studio Buds
自動耳検出 ×

ちなみに、ユーザーがイヤホンを耳に入れたことを感知し、デバイスからの音声を受信する 「自動耳検出」 機能は 「AirPods Pro」 と 「Beats Fit Pro」 のみが利用可能だ。

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AirPods Pro
Beats Fit Pro
Beats Studio Buds

リスニングモード

コントロールセンターでリスニングモードの切り替えが可能

AirPods ProとBeats Fit Pro、Beats Studio Budsは、いずれも 「ANC (アクティブノイズキャンセリング)」 と 「外部音取り込みモード」 の2つのリスニングモードが利用できる。

リスニングモード
  AirPods Pro Beats Fit Pro Beats Studio Buds
アクティブノイズキャンセリング
外部音取り込み

「ANC」 は、周囲のノイズに対して真逆の音の波をぶつけて静かな環境を作り出すモードで、「外部音取り込みモード」 はイヤホンの外にあるマイクを使って外の音を取り込み、イヤホン装着時でも外の音が聞こえるようにするモードだ。

どちらのモードもユーザーからの評判はかなり良い。特にノイズキャンセリング機能については、風切音や周囲のノイズを取り除くことができていて、周囲の音をしっかりとブロックできている。さらにデュアルビームフォーミングマイクによってユーザーの声をしっかりと拾うことができるため、通話も快適だ。

左:Beats Fit Pro / 右:Beats Studio Buds

「Beats Studio Buds」 「Beats Fit Pro」 のノイズキャンセリング機能・外部音取込み機能の性能は、AirPods Proに比べてやや劣る。

ノイズキャンセリング機能については、AirPods Proが自然にノイズを打ち消してくれるのに対して、Beats Studio Budsはすこしキューっと耳が詰まるような違和感を感じることがある。また、すこしだけホワイトノイズも発生していることから、純粋なノイキャン性能という点ではAirPods Proの方がわずかに上と言える。

外音取り込み機能は、確かに周囲の音を聞くことはできたのだが、すこし遠くで音が鳴っているような感じ。相手との会話も可能ではあったがパッシブノイズキャンセルによる物理的な遮音性が高いこともあり、耳栓をしたときのように自分の声がこもって聞こえてしまうため、ちょっぴり会話しづらく感じることもあった。

ノイズキャンセリング機能・外音取り込み機能を期待して購入するなら、AirPods Proの方を購入するべきなのかもしれない。

イヤーチップ

AirPods Pro、Beats Fit Pro、Beats Studio Budsのイヤーチップは、どれも柔らかいシリコン製のものが採用されている。

商品画像から、イヤーチップの形状や品質はどちらもほとんど同じように見えるが、実際につけてみるとBeats Studio Buds、Beats Fit Proはすこし柔らかめで装着感ヨシ。筆者の耳には、AirPods Proよりもフィット感があった。

ちなみに、どのイヤホンも大・中・小の3つのイヤーチップが同梱されていて、ユーザーが自分の耳穴の大きさに合わせて好きなサイズを選ぶことができるようになっている。耳穴の大きい人も小さい人も安心して使用できるはずだ。

音質

「AirPods Pro」 「Beats Fit Pro」 「Beats Studio Buds」 の音質は、3台すべてほぼ同等レベルと考えて良いだろう。ただし、3者の間にはちょっとした癖の違いがあり、完全に同じとは言い切れない。

AirPods Pro

AirPods Proはフラットな音で素直。音楽を忠実に再現してくれるオールラウンダータイプで、癖のない音を楽しみたい方におすすめ。多くのユーザーから高い評価を受けている点でも、安心して使えるのではないだろうか。

Beats Fit Pro

Beats Fit Proの音の傾向はバランス型だが、そのなかでも中・低音域を重視したものになっていて、ひとつひとつの音がキュッと引き締まった、ダイナミックなサウンドに仕上がっている。Beatsらしく低音の表現に秀でており、空気を震わせるようなベースの低い音もしっかり再現できる。ただし苦手なジャンルもあり、たとえばクラシックの管弦楽曲や交響曲のようにたくさんの音が交錯するような楽曲はあまり得意ではないようだ。

Beats Studio Buds

Beats Studio Budsは音は全体的にクリアで、音の輪郭がハッキリとした、パリッとした音を楽しめる。たくさんの音が交錯する楽曲でもひとつひとつの音がしっかりと聞こえてくる。音の傾向はすこしだけ低音強め。Beats Fit Proにはやや劣るが、ズゥン…とお腹に響くパワフルな低音が楽しめる。

全体的にフラットでクセがないAirPods Proに比べると、Beats Fit Pro、Beats Studio Budsは少しクセが強いため、合う楽曲とそうでない楽曲、合う楽器とそうでない楽器が出てきてしまう。さまざまなジャンルの音楽を聴くなら、最終的な満足度はAirPods Proの方が高くなりそうだが、中・低音域を強調して音楽を聴きたい方にはBeats Fit Pro、低音と高音域が楽しめるアップテンポ系の楽曲においてはBeats Studio Budsがオススメだ。

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AirPods Pro
Beats Fit Pro
Beats Studio Buds

Apple Musicの空間オーディオ

「AirPods Pro」 「Beats Fit Pro」 「Beats Studio Buds」 は、どれも2021年6月8日から提供が始まったApple Musicの空間オーディオに対応している。

空間オーディオは、Dolby Atmos対応楽曲で音が自分を包み込むように周囲から聞こえてくるため、ライブ会場のような臨場感あふれる音楽を楽しむことができるサービス。「AirPods Pro」 「Beats Fit Pro」 「Beats Studio Buds」 の3機種いずれも楽しめる。

ただし、ダイナミックヘッドトラッキングについては 「AirPods Pro」 「Beats Fit Pro」 のみがサポートする。

ダイナミックヘッドトラッキングは、ジャイロスコープと加速度センサーを活用して、イヤホンをつけているユーザーの頭の動きを認識し、音の出る位置を調整する機能。たとえば、右側で鳴っている音があるとすれば、右側を向いたときにその音が正面から聞こえるようになるなど、自分の向いた方向によって音の聞こえ方が変わってくるため、音に包まれているような不思議な体験が楽しめる。

空間オーディオの対応有無
  AirPods Pro Beats Fit Pro Beats Studio Buds
空間オーディオ
ダイナミックヘッドトラッキング ×

これらのサービスをフルで楽しみたいなら、「AirPods Pro」 「Beats Fit Pro」 の購入がオススメ。

なお、AirPods ProおよびBeatsのイヤホンはいずれもApple Musicのハイレゾ・ロスレスオーディオやロスレスオーディオには非対応なので注意していただきたい。

「探す」 アプリへの対応

画像:Apple

「AirPods Pro」 「Beats Fit Pro」 「Beats Studio Buds」 は、いずれもAppleの 「探す」 ネットワークに対応している。

Appleの 「探す」 ネットワーク対応
  AirPods Pro Beats Fit Pro Beats Studio Buds
Apple 「探す」

「探す」 ネットワークは、世界中に存在するAppleデバイスのBluetoothネットワークを使って持ち物の場所を特定できるサービス。

この 「探す」 ネットワークに対応していることで、万が一イヤホンを紛失してしまっても 「探す」 アプリで最後にBluetoothの接続があった場所を確認できる。近くにある場合はサウンドを再生して場所を特定することも可能だ。

Androidの 「デバイスを探す」 対応
  AirPods Pro Beats Fit Pro Beats Studio Buds
Android 「デバイスを探す」 × ×

ちなみに、「Beats Studio Buds」 はAndroidデバイスの 「デバイスを探す」 機能にも対応している。「AirPods Pro」 と 「Beats Fit Pro」 は同機能には対応していないため、Androidユーザーの方はぜひこの点に着目していただきたい。

防水性能

Beats Fit Pro

防水性能については、「AirPods Pro」 「Beats Fit Pro」 「Beats Studio Buds」 のいずれもIPX4程度とされているので、ほぼ同等の耐水性能を持っていることになる。

防水性能
  AirPods Pro Beats Fit Pro Beats Studio Buds
防水性能 IPX4 IPX4 IPX4

IPX4は水の飛沫に対して耐えられる防水等級になる。具体的な事例を出すと、雨の中で使用したり、汗をかくワークアウトでも使用できるレベルの性能だ。水に沈めることは避けるべきだろうが、一般的な使い方で屋外で使用する分には水濡れを心配する必要はほとんどないはずだ。

ちなみに、ソニーの人気イヤホン 「WF-1000XM4」 などもIPX4の防水仕様であることから、3機種とも完全ワイヤレスイヤホンとしては一般的な性能であると考えてもらってOKだ。

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AirPods Pro
Beats Fit Pro
Beats Studio Buds

バッテリー持ち

バッテリー持ちは各モデルごとに異なる。

ANC (アクティブノイズキャンセリング機能) /外音取り込みモードを使用したときのバッテリー持ちは、「AirPods Pro」 が最大4.5時間、Beats Fit Proが最大6時間、Beats Studio Budsは最大5時間となっている。

一方で、ANC/外音取り込みモードを使用しないときは 「AirPods Pro」 が最大5時間、Beats Fit Proが最大7時間、Beats Studio Budsは最大8時間となっている。

バッテリー持ち
  AirPods Pro Beats Fit Pro Beats Studio Buds
バッテリー持ち

イヤホン単体:最大5時間
ケース使用:最大24時間

ANC/外部音取り込みモード時
イヤホン単体:最大4.5時間
ケース使用:最大24時間

イヤホン単体:最大7時間
ケース使用:最大24時間

ANC/外部音取り込みモード時
イヤホン単体:最大6時間
ケース使用:最大24時間

イヤホン単体:最大8時間
ケース使用:最大24時間

ANC/外部音取り込みモード時
イヤホン単体:最大5時間
ケース使用:最大15時間

バッテリーケースを含めたバッテリー時間はいずれも最大24時間だが、ANC /外部音取り込みモードをONにしたときは、AirPods ProとBeats Fit Proが最大24時間、Beats Studio Budsは最大15時間と大きく差が出る。

ANC /外部音取り込みモードONにおける動作時間と、OFFにおける動作時間を総合的に見る限りでは、最もロングライフなのは実質Beats Fit Pro。次点で Beats Studio Buds、3位がAirPods Proということになる。長く駆動するイヤホンが欲しい場合はBeats Fit Proがオススメだ。

充電ポート

「Beats Studio Buds」 および 「Beats Fit Pro」はUSB-C、「AirPods Pro」 はLightningで充電できる。これまでLightningが採用されてきたBeats製品だが、最近のモデルはUSB-Cが採用されるように。

充電ポート
  AirPods Pro Beats Fit Pro Beats Studio Buds
充電ポート Lightning USB Type-C USB Type-C

余談だが、これらの違いはBeatsのイヤホンだけにUSB-Cポートが搭載されている理由は、Androidユーザーを意識して作られたためと筆者は予想している。Apple製品はiPhoneなどLightningで充電する製品が多いが、Androidデバイスの主流はUSB-Cコネクタ。Androidデバイスと一緒に使うのであれば、USB-Cポートを搭載するべきと考えたのだろう。

ワイヤレス充電

Beats Fit Proはワイヤレス充電非対応

ワイヤレス充電の対応有無
  AirPods Pro Beats Fit Pro Beats Studio Buds
ワイヤレス充電 × ×

「AirPods Pro」 はバッテリーケースにワイヤレス充電機能が搭載されているが、残念ながら 「Beats Studio Buds」 「Beats Fit Pro」 はワイヤレス充電機能を利用することができない。参考までに、「AirPods Pro」 は最大5Wのワイヤレス充電が可能だ。

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AirPods Pro
Beats Fit Pro
Beats Studio Buds

カラーラインナップ

画像:Apple

カラーラインナップ
  AirPods Pro Beats Fit Pro Beats Studio Buds
カラー ・ホワイト ・Beatsブラック
・Beatsホワイト
・ストーンパープル
・セージグレイ
・ブラック
・ホワイト
・Beatsレッド

カラーラインナップは、「AirPods Pro」 がホワイト1色のみ、「Beats Fit Pro」 はブラック、ホワイト、セージグレイ、ストーンパープルの4色。「Beats Studio Buds」 はブラック、ホワイト、Beatsレッドの3色展開。ホワイトカラー以外のイヤホンが欲しい場合は、必然的に 「Beats Studio Buds」 「Beats Fit Pro」 を選ぶことになるだろう。

まとめ

左からAirPods Pro、Beats Fit Pro、Beats Studio Buds

ここまで 「AirPods Pro」 「Beats Fit Pro」 「Beats Studio Buds」 の3機種を比較してきた。どれもかなり似たりよったりの性能にはなっているものの、細かい違いが結構あることに気づけた出来ただろうか。

それぞれの仕様を見て気づいたことは、「AirPods Pro」 「Beats Fit Pro」 はAppleのエコシステム内で利用する際に便利な製品で、一方で 「Beats Studio Buds」 はAndroidデバイスで利用する、あるいはAppleデバイスとAndroidデバイスの両方で利用する際に便利な製品ということになる。

Apple製品を多く利用しているユーザーにはAirPods Pro・Beats Fit Proが向いているだろうし、AndroidユーザーにはBeats Studio Budsの方が向いていると言えるだろう。

価格と発売日
  AirPods Pro Beats Fit Pro Beats Studio Buds
価格(税込) 30,580円 24,800円 17,800円
発売日 2019年10月30日 2022年1月28日 2021年8月11日

ちなみに、Beatsのイヤホンはすこし価格が安いのもポイント。「Beats Studio Buds」 は17,800円(税込)であるのに対して、「Beats Fit Pro」 は24,800円(税込)、「AirPods Pro」 は30,580円(税込)。

この差額をどう感じるかは人それぞれだと思うが、「AirPods Pro」 「Beats Fit Pro」 の特徴を必要としないのであれば、「Beats Studio Buds」 を購入するのも悪くはないだろう。もちろん、Appleのイヤホンの技術をフルで堪能できる「AirPods Pro」 「Beats Fit Pro」 による体験はスペシャルなもの。ぜひお好きな1台を探してみていただきたい。

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比較表

AirPods Pro・Beats Fit Pro・Beats Studio Budsの比較
  AirPods Pro Beats Fit Pro Beats Studio Buds
サイズ 高さ:30.9mm
長さ:24.0mm
幅:21.8mm
高さ:19.0mm
長さ:30.0mm
幅:24.0mm
高さ:15.0mm
長さ:20.5mm
幅:18.5mm
重量 片耳5.4g 片耳5.6g 片耳5.0g
ケースサイズ 高さ:45.2mm
長さ:60.6mm
幅:21.7mm
高さ:28.5mm
長さ:62.0mm
幅:62.0mm
高さ:25.5mm
長さ:72.0mm
幅:51.0mm
ケース重量 45.6g 55.1g 48.0g
防水性能 IPX4 IPX4 IPX4
アクティブノイズキャンセリング
外部音取り込み
空間オーディオ
ダイナミックヘッドトラッキング ×
H1チップ ×
Hey Siri
自動耳検出 ×
Google Fast Pair × ×
Apple 「探す」
Android 「デバイスを探す」 × ×
バッテリー持ち

イヤホン単体:最大5時間
ケース使用:最大24時間

ANC/外部音取り込みモード時
イヤホン単体:最大4.5時間
ケース使用:最大24時間

イヤホン単体:最大7時間
ケース使用:最大24時間

ANC/外部音取り込みモード時
イヤホン単体:最大6時間
ケース使用:最大24時間

イヤホン単体:最大8時間
ケース使用:最大24時間

ANC/外部音取り込みモード時
イヤホン単体:最大5時間
ケース使用:最大15時間

充電ポート Lightning USB Type-C USB Type-C
ワイヤレス充電 × ×
カラー ・ホワイト ・Beatsブラック
・Beatsホワイト
・ストーンパープル
・セージグレイ
・ブラック
・ホワイト
・Beatsレッド
価格(税込) 30,580円 24,800円 17,800円
発売日 2019年10月30日 2022年1月28日 2021年8月11日

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Apple、Appleのロゴ、Apple Pay、Apple Watch、FaceTime、GarageBand、HomePod、iMovie、iPad、iPhone、iPhoto、iSight、iTunes、Retinaは、米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。
※iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。
※App Store、AppleCare、iCloudは、Apple Inc.のサービスマークです。

Beats、Beats by Dr. Dreおよび 「b」 のロゴは、Appleの子会社であるBeatsの商標、サービスマークです。

(当サイトで使用している画像は、いずれも正しい形での引用を行うか、各権利者に許諾を得て掲載しています。)

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AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。