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「Blackmagic eGPU」レビュー動画が公開 OpenCL・メタルテストは良好だがLightroomやPhotoshopとの相性は良くない

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今月12日、Appleは新型「MacBook Pro 2018」と同時に、外部グラフィックプロセッサ「Blackmagic eGPU」をApple公式サイトで発売した。

同製品にはRadeon Pro 580グラフィックプロセッサが搭載されており、Thunderbolt 3ポートを搭載したiMacやMacBook Proなどの端末に接続して使うことで、グラフィックに高負荷がかかる作業を高速化することができるものになるが、そのハンズオン動画が複数公開されている。

OpenCL・メタルテストのスコアは上々、ただし写真処理との相性は良くない?

まず紹介するのは米メディアMacRumorsが公開したハンズオンレビュー動画。「Blackmagic eGPU」本体の大きさはApple純正のスマートスピーカー「HomePod」が小さく見えるほど大きいが、どの角度から見てもデザインはかなり洗練されている様子が分かる。

サーマルグリルは効率よく放熱できる仕組みが採用されており、ファンは低速状態で18dbほどとかなり静かであることが判明している。

また、15インチの「MacBook Pro 2016」に接続してOpenCLテストとメタルテストを行ったところ、約5倍のスコアを記録。最新モデル以外でもその恩恵を十分受けられるようだ。

次に紹介するのはYouTubeチャンネルのphotoshopCAFEが公開したハンズオン動画。こちらでは「MacBook Pro 2017」と「Blackmagic eGPU」を使ってAdobeの「Lightroom」「Photoshop」による写真編集時の処理速度を計測したが、驚きの結果が出ている。

photoshopCAFEは様々な作業の処理速度を計測しているのだが、eGPUありと「MacBook Pro 2017」単体ではたった数秒の差しか確認することができなかったという。さらには「Lightroom」で49枚の写真にプリセットを適用する作業を行ったところ、予想に反して「MacBook Pro 2017」単体で作業をした時の方が処理が速かったことが確認されている。

これらの検証により、「Blackmagic eGPU」と「Lightroom」「Photoshop」による写真編集は相性があまり良くない可能性があることが判明している。

以上、2つのハンズオン動画をご紹介したが、OpenCLテストやメタルテストでは良い結果が出ているものの、実際に行う処理によってはあまり恩恵を得られないこともあるようだ。

とりあえず「Lightroom」「Photoshop」による写真編集との相性はあまり良くないようなので、これらの処理を高速化する理由で「Blackmagic eGPU」の購入を検討している方は、他のハンズオン動画を確認するなどして本当に購入するかどうかの見極めをした方が良いかもしれない。

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AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。