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バッファロー、Wi-Fi 6対応ルーター・中継機すべてをWi-Fi EasyMesh順次対応。6月3日から提供のファームウェアアップデートで

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6月3日、バッファローは 「Wi-Fi事業戦略 オンライン発表会」 をメディア向けに開催。同イベントの中で、すでに発売済みのWi-Fi 6対応ルーターと中継機すべてのモデルを 「Wi-Fi EasyMesh」 に対応させることを発表した。

発売済みの全Wi-Fi 6対応ルーター・中継機がアップデートで 「Wi-Fi EasyMesh」 に対応

「Wi-Fi EasyMesh」 はWi-Fi Allianceが策定したメッシュネットワークの標準規格。6月3日から順次提供されるファームウェアアップデートを適用することで、販売済みのWi-Fi 6 対応ルーター 9モデル(販売終了品3モデル含む)、Wi-Fi 6対応中継機の2モデルの合計11モデルがメッシュネットワークに対応する。

発売済みのWi-Fi 6対応ルーター・中継機すべてを 「Wi-Fi EasyMesh」 に対応させる理由として、バッファローは利用者の住環境にあわせて、より隅々まで届くWi-Fi環境を提供するためとしている。

この決断に至った理由として、在宅ワークやオンライン授業の定着にくわえて、スマート家電やIoT家電の普及、TVやタブレットでのゲーム通信などが増えた結果、各家庭で自宅ネットワークを強く安定したものにしたいとするニーズが高まっているためと説明する。

Wi-Fiルーターを購入する際のユーザーが何を重視しているか調査したところ、最も多く重視されているのが 「電波到達範囲」 で、57.1%のユーザーが回答したとのこと。家のどこでも繋がる環境を多くのユーザーが必要としていることがわかった。

実際、このニーズの変化はWi-Fi中継機の販売台数に直接的に現れている。新型コロナウイルスの感染拡大が起きた2020年は、Wi-Fi中継機の販売が前年比で大きく上昇している。

Wi-Fiネットワークの範囲を広げる方法は、大きく分けて3つある。1つ目はWi-Fiルーターそのものをより広範囲をカバーできるものに変えてしまう方法。2つ目は、Wi-Fi中継機を使って、現在のネットワーク範囲を広げる方法。そして3つ目はメッシュルーターを使ってネットワーク範囲を広げる方法だ。

2つ目と3つ目はやや似ているものの、Wi-Fi中継機は対応製品同士である必要があったり、親機と子機の接続先の切り替えが適切に行われないなどいくつかの問題が発生してしまうことが多い。

しかしメッシュネットワークであればこれを解決することが可能。ただし残念なことにメッシュネットワーク対応製品の市場構成比は15.7%とかなり低く、そのせいもあってか認知度もユーザーの30%程度と低い状態(Wi-Fi中継機の認知度は60%程度)。これを課題と感じたバッファローはファームウェアアップデートを通じ、Wi-Fi 6対応ルーター・中継機をメッシュネットワークに対応させようと考えたという。

これまで独自のメッシュネットワークを展開してきたバッファローだったが、今後はWi-Fi Allianceが策定する 「Wi-Fi EasyMesh」 を各製品に採用していく予定。まずは販売済みのWi-Fi 6 対応ルーター 9モデル(販売終了品3モデル含む)、Wi-Fi 6対応中継機の2モデルの合計11モデルがファームウェアアップデートで対応させる。

「Wi-Fi EasyMesh」 をサポートすることで、これまでできなかったメーカーの異なる製品同士の相互接続に対応する。さらに端末の接続先誘導や有線LANベースメッシュなども利用可能。

ちなみにバッファローが採用するWi-Fi Easy Meshは最新版となる 「Release 2」。WPA3をサポートするほか、シームレスローミングを実現するプロトコルIEEE 802.11r / k / vをサポートし、高速ローミングを実現する。また、電波干渉の診断と通知、DFSの時間短縮などが利用可能だ。

高速ローミングはクライアント側も対応していることが必須。iOSデバイスであれば、iPhone 8 PlusやiPhone XSシリーズなど最新機種の多くが利用可能。Androidデバイスの場合も多くの最新機種が対応しているが、Xperia 1 IIに関しては11k/vをサポートしないようだ。

また、EasyMeshの特長として各部屋有線LAN配備の戸建て等では、有線LANによってメッシュ接続が可能だ。

バッファローの製品では、2.4GHz帯と5GHz帯の両方の周波数帯を自動で切り替える機能が備わっていて、状況に応じて通信環境の良いバンドを選択することが可能だ。

「Wi-Fi EasyMesh」 に対応する製品は以下の製品。ファームウェア提供開始時期も以下表で記載している。ご自身が所有するルーター・中継機が該当するかどうかぜひチェックしてみていただきたい。

製品名 ファームウェア提供時期
WSR-1800AX4 2021年6月3日
WEX-1800AX4 2021年6月3日
WEX-1800AX4EA 2021年6月3日
WSR-1800AX4S 2021年6月中旬
WSR-3200AX4S 2021年7月
WSR-5400AX6 2021年7月
WSR-5400AX6S 2021年7月
WXR-5700AX7S 2021年7月
WXR-5950AX12 2021年8月
WXR-6000AX12S 2021年8月
WSR-1500AX2S 2021年9月

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©Buffalo Inc.

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AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。