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Echo Budsレビュー (第2世代)。Amazonの完全ワイヤレスイヤホンが日本上陸、その実力は?

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2022年2月、Amazonの完全ワイヤレスイヤホン 「Echo Buds(第2世代)」 が日本国内で発売した。

Echo Buds(第2世代)は、Amazonの音声アシスタント 「Alexa」 を搭載し、ANC(アクティブノイズキャンセリング)に対応したAmazon純正の完全ワイヤレスイヤホン。海外では2019年にEcho Budsの初代モデルが発売していたが、同モデルは国内では投入されなかったため、今回の第2世代モデルが国内初モデルということになる。

今回、アマゾンジャパンからEcho Buds(第2世代)のサンプル機を提供いただき、約1週間にわたって実際に使ってみることができた。国内で初登場となったEcho Buds(第2世代)の使い勝手や魅力について、じっくりご紹介したい。

デザイン・仕様

Echo Buds(第2世代)は、Amazon純正の完全ワイヤレスイヤホン。左右のイヤホンとバッテリーケースで構成されており、ANC (アクティブノイズキャンセリング) 機能に加えて、外音取り込みが可能なアンビエントサウンド機能にも対応。IPX4の耐水性能を有し、5.7mmのダイナミックドライバーを搭載する。

▼ Echo Buds(第2世代)の特徴・機能

  • ANC (アクティブノイズキャンセリング) 機能
  • アンビエントサウンド機能
  • 装着検知機能
  • IPX4の耐水性能
  • 5.7mmのダイナミックドライバー搭載
  • Alexaを使った音声操作に対応
  • イヤホン単体で5時間駆動
  • ケース併用で最大15〜19.5時間駆動
  • 15分の充電で最大2時間駆動
  • ワイヤレス充電 (対応モデルのみ)
  • マルチポイント接続(2台同時接続)は非対応

ラインナップは2種類。バッテリーケースがワイヤレス充電に対応したモデルと、非対応のモデルが用意されている。

カラーはブラックとホワイトの2色展開。今回筆者が提供してもらったのは、ホワイトのワイヤレス充電非対応モデル。ホワイトといっても漂白した洗濯物のように真っ白というわけではなく、少しグレーがかっていて落ち着いた雰囲気に仕上がっている。

上記がEcho Buds(第2世代)のイヤホン本体。コロンと丸っこいボディがとても可愛らしい。本体サイズは20.0 x 19.1 x 19.1 mm、重量は5.7g(イヤーチップとウイングチップを除く)とコンパクトかつ軽量。いつでも気軽に装着できる軽い着け心地が特徴。なお、イヤホンの形状はカナル型だ。

イヤホンを装着したときに耳の外に出る部分には、Amazonのスマイルロゴがうっすらと印字されている。このロゴはイヤホンの上下を確認できる目印になっていて、ロゴの矢印が右を向いていれば正しく装着できていることになる。これを知っていれば、もし完全ワイヤレスイヤホンに慣れていなくとも正しくイヤホンを装着できるだろう。

イヤホン本体の質感は、耳の中に入る部分と、外に出る部分とで異なる。耳の中に入る方はツルツルとした光沢感があるものの、耳の外に出る部分はサラサラと光沢がなく、指紋が目立ちにくいマット仕様。細かい部分ながら実際の利用に即した配慮がなされていて好印象だ。

Echo Buds(第2世代)には、4サイズのイヤーチップと2サイズのウイングチップが同梱されていて、付け替えることで自分の耳にフィットさせることが可能。

イヤーチップはサイズによって内部の色が異なり、緑がSサイズ、赤がMサイズ、青がLサイズ、黄色がXLサイズとなっている。工場出荷状態ではMサイズが取り付けられているものの、もしサイズが合わない場合は別のサイズに付け替えるようにしよう。

自分で選んだイヤーチップがきちんと耳にフィットしているのかをチェックしたいなら、Alexaアプリから 「イヤーチップのフィットテスト」 を実施すると便利だ。正しいサイズのイヤーチップを装着すると 「最良」 と表示されるため、イヤーチップの付け替えをしながら一番フィットするサイズを使えばOK。

筆者の耳にはMサイズのイヤーチップのサイズがぴったりで、ウイングチップを装着すると耳の中にすこし違和感を感じたので、ウイングチップは装着せずに使用した。

この状態で1~2時間ほどウォーキングやランニングをして装着感をチェックしてみたところ、ウイングチップなしでもイヤホンがずれてしまうことはほとんどなかった。これほどしっかりと装着できるなら、日頃からイヤホンがずれやすいという人でも安心して使用できるのではないだろうか。

イヤホンの外側のスマイルロゴがある部分には、タップセンサーが搭載されていて、シングルタップ・ダブルタップ・トリプルタップ・長押しの4つのアクションで音楽の再生・一時停止や曲送り、ANCの切り替えなどの操作が可能。各操作の割り当てはAlexaアプリから可能だ。

タップセンサーの感度は良好で、タップの回数や長押しはきちんと認識してくれていた印象。ただし長押し操作に関しては、一般的なイヤホンに比べると少し長めにタップし続ける必要があるように感じたので、慣れないうちは気持ち長めにタップするように心がけよう。

上記はEcho Buds(第2世代)を収納・充電する充電ケース。サイズは66.8 x 28.6 x 39.1 mmで、一見すると横長に感じるかもしれないが、高さや厚みはあまりないため、カバンやポケットに入れても特段大きいとは感じなかった。

充電ケース正面とケースの内部には合計3つのLEDインジケータが用意されていて、それぞれケース正面のLEDインジケータは充電ケース、ケース内部の2つのLEDインジケータは左右のイヤホンのバッテリー残量をLEDインジケータの色でチェックできる。それぞれの色とバッテリー残量の状態は以下。

LEDインジケータのカラーとバッテリー残量
  イヤホン本体 充電ケース
40%以上 1回以上のフル充電可
40%以下 1回のフル充電不可
残量わずか 残量わずか

充電ケースの背面には、充電用のUSB-Cポートと物理ボタンが配置されている。物理ボタンはイヤホンと新しいデバイスをペアリングするときに使うもので、充電ケースの蓋を開いた状態でボタンを3秒長押しして、ケース前面にあるLEDが青色に点滅し出したらペアリングが可能だ。

「Echo Buds (第2世代)」 の便利機能として、内蔵マイクを使ってAlexaを呼び出す機能が搭載されている。Echoデバイスのように、音声で音楽・オーディオブックの再生をコントロールできたり、天気やニュースなどを聞くことができる。

また、Echo Budsで聞いていたAmazon Musicの音楽を、再生していた位置からEchoデバイスで聞くことができるユニーク機能も便利だ。イヤホンを耳から外して、Echoデバイスに 「アレクサ、続きをかけて」 ということで利用できる。ぜひ活用してみていただきたい。

ANCとアンビエントサウンドに対応

Echo Buds(第2世代)は、ANC(アクティブノイズキャンセリング)機能、そして外の音を取り込むアンビエントサウンド機能が用意されている。

ANC(アクティブノイズキャンセリング)機能は、周囲のノイズを軽減することで音楽に集中できるというもの。周囲が騒がしい場所で音楽を聴く時に役に立つ。

Echo Buds(第2世代)のノイズキャンセリングの実力は強力とまでは言えないまでも、それなりに機能していて実用的な範囲だと感じた。

試しに電車の中で使用してみたところ、音楽を再生していない状態ではノイズを消し去ることはできなかったものの、音楽を再生したところ電車の走行音はそれなりに消すことができていた。

また、飛行機に乗る機会があったので試してみたのだが、やはり強力に音は消すことはできなかったが、低音・中音域あたりのノイズはしっかり除去できていたように感じた。音楽に集中するためとしてだけでなく、耳栓の代わりにも十分に使えるだろう。

一方のアンビエントサウンド機能は、外の音をマイクで取り込む機能。耳にイヤホンをはめこんだ状態でも外の音を聞くことができる便利なもので、スーパーやコンビニで買い物をするときや、誰かに話しかけられたときなどに役立つ。

Echo Buds(第2世代)のアンビエントサウンド機能は、一般的なワイヤレスイヤホンと同等程度の性能という感じだった。ホワイトノイズがわずかに鳴るのと、取り込んだ音がやや乾いた音で聞こえるのが少し気になるが、機能としては十分に使える。とはいえ、外部音取り込みで普段から使う人は少ないだろうしあまり気にするところではないかもしれない。

1万円台とは思えないクオリティのサウンド

Echo Buds(第2世代)には5.7mmダイナミックドライバーが搭載されていて、明瞭でバランスの取れたサウンドを実現しているという。

実際に音を聞いてみたところ、音はとてもクリアで、ひとつひとつの音がはっきりと聞こえてくる。1万円台のイヤホンとは思えないほどのクオリティだ。

全体的なサウンドは中音域〜低音域重視に仕上がっている印象だが、低音ガッツリのパワフルサウンドというよりは、比較的フラットで癖がないバランス型。毎日の通勤・通学や日課のウォーキングなど、カジュアルに音楽を楽しみたい場面に適したイヤホンと言えるだろう。

逆に、ダイナミックさや迫力は感じづらい特性から、音楽・映画鑑賞の用途で使いたい人は、少し物足りなさを感じてしまうかも。もしAmazonデバイスでダイナミックな音を楽しみたいなら、イヤホンではなくスマートスピーカーになってしまうが 「Echo Studio」 がオススメだ。

なお、個人的にちょっぴり残念に感じたのは、Amazon Music Unlimitedの空間オーディオ機能やハイレゾ音源に対応していない点。これらに対応していれば、Amazon Musicのハイクオリティな音楽体験を外出先でも利用できるので、もし次世代モデルが出るのであれば、そこで利用できるようになることを期待する。

バッテリー持ち

Echo Buds(第2世代)はイヤホン単体で5時間、ケース併用で15〜19.5時間の駆動が可能。完全ワイヤレスイヤホンとしては割と一般的な数字となっている。実際に使ってみたところ、ほぼカタログどおりに駆動時間になっていることが確認できた。

Echo Buds(第2世代)の充電は、ケース背面にあるUSB Type-Cポートを使う。また、ワイヤレス充電対応モデルの場合は、Qi規格を採用したワイヤレス充電器の上に置くことで充電が可能だ。

まとめ

国内初登場となったAmazonの完全ワイヤレスイヤホン 「Echo Buds(第2世代)」 は、12,980円(税込)〜という価格帯でANCに対応しており、音質も同価格帯のイヤホンと比べると良いなど、コストパフォーマンスに優れた製品であると感じた。

また、IPX4の耐水性能を備えていたり、Amazonのスマイルロゴでイヤホンの上下が分かりやすいなど、細かい配慮がなされていて、完全ワイヤレスイヤホンに慣れていない人が安心して使えるのもグッドなポイント。完全ワイヤレスイヤホンデビューに向いた製品と言えるだろう。

Alexaに対応している点も地味に見逃せない。Alexaを使った音声コントロールや、自宅のEchoデバイスとのシームレスな音楽移動は、普段の生活をちょっぴりグレードアップしてくれるだろう。Amazonのサービス・ハードで音楽を聴いている方にはピッタリの製品だと感じた。

「Echo Buds(第2世代)」 は、もっとも安いワイヤレス充電非対応モデルが12,980円(税込)で購入可能。もし充電ケースをワイヤレス充電したい人は、14,980円(税込)でワイヤレス充電対応モデルが購入可能だ。

さらに現在、ワイヤレス充電対応モデルとAnkerのEcho Buds用 PowerWave 5Wワイヤレス充電パッドのセット商品が15,960円(税込)で購入可能。わずか980円で専用のワイヤレス充電器が手に入ると考えれば、単体購入よりもセットモデルを購入した方がお得と言えるかもしれない。購入時にはぜひ検討していただきたい。

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AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。