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スマートフォン 「arrows」 開発のFCNTが民事再生法の適用申請。帝国データバンクが報じる

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5月30日、FCNT株式会社 (旧富士通コネクテッドテクノロジーズ株式会社) が民事再生法適用を申請したことが分かった。帝国データバンクが報じている。

FCNTは、スマートフォン 「arrows」 シリーズの開発・製造などで知られる。同社の持ち株会社REINOWAホールディングスと、その子会社で、「arrows」 シリーズの製造を手がけていたジャパン・イーエム・ソリューションズの3社で、東京地裁に対し民事再生法の適用を申請した。

これら3社は、富士通グループの携帯端末事業を投資ファンド 「ポラリス・キャピタル・グループ」 へ株式売却するにあたり、20181月に設立されたもの。FCNT20162月に富士通コネクテッドテクノロジーズ株式会社として発足していたが、富士通はポラリス・キャピタル・グループ」 への株式売却の際に、30%分の株式を残し売却していた。

FCNT arrows は、スマートフォン市場において高い知名度を誇るシリーズだったほか、「らくらくスマートフォン」 シリーズも高く評価されていた。しかし、新型コロナウイルス感染症のパンデミックや、世の中の働き方改革のなか携帯ショップの営業時間短縮が影響し、販売が鈍化。さらに、消費者の低価格スマートフォンのニーズが高まりのなか、販売単価が低下。加えて昨今の為替事情等で仕入れ費用が高くなっていたことなどが影響したものと思われる。

なお、本記事掲出時点でFCNTはプレスリリース等で民事再生法適用の申請に関する発表は行なっていない。

(画像:ソフトバンク)

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(当サイトで使用している画像は、いずれも正しい形での引用を行うか、各権利者に許諾を得て掲載しています。)

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AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。