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『Forza Horizon 5』先行レビュー。メキシコの広大な土地を颯爽と駆け抜ける新オープンワールドレースゲーム

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Xboxの人気オープンワールドレースゲーム 「Forza Horizon」 シリーズの最新作『Forza Horizon 5』が11月9日に正式リリースを迎える。

シリーズ5作目となる『Forza Horizon 5』は、前作から約3年ぶりの新作タイトル。レイトレーシングによってグラフィックやサウンドがよりリアルに進化したほか、各レースの読み込み速度なども向上しており、次々とスムーズにアクティビティに挑むことができるのが特徴だ。

今回、筆者はメディア向け『Forza Horizon 5』のレビュープログラムに参加し、正式リリースを前に本作を先行体験することができたので、進化した本作の魅力についてレポートをお届けする。

まだ正式リリース前ということでオンライン要素についてはあまり体験できなかったのだが、開発スタジオから数時間だけマルチプレイヤーセッションに招待いただき、オンラインで複数のレースなどに参加できたため、その際の体験についてもご紹介したいと思う。

『Forza Horizon 5』とは

『Forza Horizon 5』は、Xboxの人気レースゲーム 「Forza Motorsport」 のスピンオフにあたる 「Forza Horizon」 シリーズ最新作。

本作はXbox Series X|SやXbox One、PCでプレイ可能。また、Xbox Cloud Gamingの対象タイトルのため、Xbox Game Pass Ultimateに加入しているユーザーは、スマートフォンやタブレットなどでもプレイできる。

同シリーズはオープンワールドスタイルが恒例となっていて、本作のロケーションは自然豊かなメキシコ。メキシコ国内にある実在する地形をモチーフに作られたマップをスポーツカーやスーパーカーを操りレースに明け暮れる。マップ面積はシリーズ史上最大で、街やジャングル、砂漠など11もの異なるバイオームが実装されている。

レース中に大規模な砂嵐が発生することも

砂嵐に入ると視界が一気に悪くなる

時間や天候、季節による変化は引き続き実装されていて、さらに本作では地域ごとに天候が異なったり、季節によって地形の変化も発生するようになり、これらの要素によってドライビング体験が大きく異なることも。たとえば 「Arid Hills」 のバイオームには湖があるのだが、これが冬になると干上がってしまう。この変化によってショートカットも可能になるという。

収録車種はシリーズ史上最多の500台以上で、本作ではカスタマイズ要素も強化されたことで、お気に入りの車をより自分好みにカスタマイズできるようになった。

プレイフィール

まずプレイフィールとして、『Forza Horizon 5』が前作からどのように進化しているのかお伝えしておきたい。

そもそも『Forza Horizon』シリーズは、カーレースとしての面白さはもちろんのことだが、それと同時に、実在する地形をモチーフに作られたリアリティあふれるオープンワールドワールドを舞台にレースをするリアリスティックゲームが持ち味の作品だ。

その現実味をもたらすのが、周囲の風景や温度感、車や木々、建物といったモノの質感。前作の『Forza Horizon 4』はイギリスを舞台とし、四季の変化やイギリスならではの風景を美しく描写できていたがそれは今作も同様で、Xbox Series X|S向けに開発されたということもあり、クオリティは『Forza Horizon 4』よりも一段と上に。まるで、現地メキシコをそのまま再現したかのような空気感の中で車を走らせることができる。

なお、本作はXbox Series X|S、Xbox One、Windows 10/11搭載PCでプレイ可能。Xbox Series Xについては4K、Xbox Series SについてはフルHDでのプレイとなり、またXbox版ではクオリティモードとパフォーマンスモードが用意されていて、クオリティモードを選択すると30fps、パフォーマンスモードを選択すると60fpsでプレイできる。

速さを競うゲームということもあり、筆者個人としてはパフォーマンスモードでのプレイをオススメしたいところだが、パフォーマンスモードでは鑑賞モードのForzaVistaなどでレイトレーシングが利用できないというデメリットもあるため、よく考えて自分に適した設定でプレイしていただければと思う。

本作の最大の魅力であるドライビング体験に関しては、良くも悪くも前作と同じ。『Forza Horizon』シリーズは手軽に本格的なゲームをプレイできる設計になっていて、誰でも300km/hの超高速な世界を体験できる。クラッシュしても車を失ったりすることはないため、好きなスピードでコーナーに突っ込んだり、崖から飛んだりすることもできる。車の挙動も現実に寄せているため、車が好きなプレイヤーであれば誰でも楽しめるはずだ。

ただ、「良くも悪くも」 の “悪く” 思えた点は、路面の情報がプレイヤーにあまりダイレクトに伝わってこないという点。視線のグラつきやコントローラーの振動による路面状況の伝達もやや控えめ。ビジュアル面では圧巻だが、没入感という点においてはもう一歩先を行ってもよかったのではないか、と個人的には感じた。

メキシコの広大な大地をドライブしている途中でレースアイコンを見つけたら、まずはどんなレースでも迷わず参加してみよう。

『Forza Horizon 5』では、ロードレースやダートレース、クロスカントリーレースなどの多彩なレースが楽しめる。これらのレースをこなしていくことで報酬がアンロックされ、新たなレースにチャレンジできるようになっていく。

プレイを始めてすぐにチャレンジできるレースのほとんどは、ゲーム開始時に手に入る車かつノーカスタムの状態でもある程度までは上位に食い込むことができるので、とにかく参加して腕を磨いていこう。

今回は少しだけオンラインマルチセッションに参加することができ、開発スタジオのメンバーや筆者と同じくレビュープログラムに参加中のユーザーとともに、複数のレースを楽しむことができた。

参加したのは、ロードレースとクロスカントリー。ロードレースでは周回制(3周)の戦いとなり、プレイヤー(記者たち)たちは時には壁に激突したり、時にはお互い接触しながら1位の座を争った (結果は筆者はビリ)。

クロスカントリーでは15分を超えるすこし長めのレースを行った。葛折りの夜の山道をただひたすらに走るレースだったため、集中力を保つのが大変で、中にはコースアウトして崖から転落していったプレイヤーも(コースアウト後は自動復帰)。長時間の集中を得意とする筆者はあまり大きなミスをすることもなかったため、通常のロードレースでビリとなったが、クロスカントリーではなんと1位を獲得。最後の1秒まで気を抜けなかったこともあり手に汗握る戦いだったが、ゴール後は大きな達成感を感じた。

レースにおける楽しさは前作と同じくらい。それに、ビジュアル向上や舗装路やオフロードが入り混じる難しさが加わり、また1.5倍広くなったワールドマップをふんだんに使って行われるため、レースに飽きがくることはおそらくないだろう。収録コンテンツも豊富で、楽しみ方は無限大。本作は過去最高レベルのオープンワールドレースゲームになっているのではないだろうか。

収録車種

『Forza Horizon 5』のリリース時点での収録車数は、シリーズ史上最多となる500台以上。誰もが知るスーパーカーから往年のクラシックカーまで、さまざまな車がラインナップされている。

現時点での収録車種リストはこちらのリンクから確認可能だ。

自分のお気に入りの車がリストに載っていなかった、という方もまだがっかりするのは早いかもしれない。開発元のPlayGround Games曰く、車種は今後もアップデートなどで追加予定とのことなので、ゲームをプレイしていれば追加される可能性もある。

ちなみに、本作のプロローグイベントで運転することになる車は、カバーカーとして紹介されていた 「Mercedes-AMG ONE」 「Ford Bronco 2021」 に加えて、「Corvette Stingray Coupé」 「Porsche #65 Rothsport Racing 911 ‘Desert Flyer’」 の計4台だ。

Mercedes-AMG ONE

Ford Bronco 2021

Corvette Stingray Coupé

なお、本作では 「マシンコレクション」 というコレクション要素も用意されている。この機能は各メーカーの車をすべて集めることで賞品がもらえるというもの。コレクション対象者は購入でゲットできるものだけでなく、特定の条件を満たすことで貰える車なども含まれることから、すべてを集めるにはそれなりに大変だろう。

進化したサウンド

『Forza Horizon 5』はグラフィックとともにサウンドも大きく進化している。

本作の開発にあたり、300台以上の車のエンジン音が新たに収録されたという。より現実に近いエンジン音を楽しめるようになった。

また、オーディオにもレイトレーシングが活用されていて、周囲の地形によってエンジン音の反響の仕方が異なるなどの変化が適用され、従来よりもリアルな体験が可能だ。

実際にゲーム内で車を運転していると、トンネルに入った瞬間の音のこもり具合や、峡谷周辺でのエンジン音の反響はかなりリアルに感じた。

そのほかにも、オープンカーに乗っているときには、ルーフを開けているときと閉めているときとで音が違う。オープンカーを多用する方はぜひ音の違いも楽しんでみていただきたい。

まとめ

『Forza Horizon』の魅力は、広大な土地を普段乗れないようなスポーツカーやスーパーカーに乗り、レースやドライブに明け暮れるハイライフが手軽に楽しめる点にある。

前作はイギリスでそれを体験できたが、今作ではメキシコ。イギリスほど四季の違いはハッキリとしたものではないものの、代わりに幅広いバイオームがあり様々なレースを楽しめる。映像のクオリティもさらに向上していることもあって、ゲーム全体の楽しさは前作同様あるいはそれ以上だ。

車に乗って、運転して、景色を見て、レースする。オープンワールドのレースゲームでは基本的なことだが、それを堪能したいなら『Forza Horizon 5』が今は最適だ。

最近はXbox Game Passに加入していれば購入する必要性も薄くなっていることから、おそらく多くのXboxユーザーが本作を気楽に始められるはず。ぜひ一度、本作の魅力にどっぷりと使ってみていただきたい。

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AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。