PC版『ゴッド・オブ・ウォー』レビュー。北欧神話世界で強大な力と斧を振り回す豪快アクション、ついにPCでもプレイ可能に

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1月15日、ソニー・インタラクティブエンタテインメント (SIE) はPC版『ゴッド・オブ・ウォー』をSteamEpic Gamesストアで発売した。

本作は、2018年に発売したPS4向けタイトル『ゴッド・オブ・ウォー』をPC向けに移植した作品。PS4版でも美しかったビジュアルがさらに強化されたほか、21:9のウルトラワイドモニターに対応し、シネマ品質の映像が楽しめるようになった。

本作の発売に先立ち、SIEからPC版『ゴッド・オブ・ウォー』のSteamコードを提供いただき、発売前にプレイする機会をいただいた。今回はPC版ならではの魅力や、実際にプレイした感想などをお伝えしていきたい。

北欧神話の世界が舞台のアクションアドベンチャー『ゴッド・オブ・ウォー』

今回発売したPC版『ゴッド・オブ・ウォー』は、2018年にPS4向けに発売したサンタモニカスタジオ開発のアクションアドベンチャーゲーム『ゴッド・オブ・ウォー』をPC向けに最適化した作品。

『ゴッド・オブ・ウォー』シリーズといえば、大男の主人公が豪快に武器を振り回し、巨大な敵を次々と薙ぎ倒していく大迫力のアクションが有名だ。本作では従来までのアクション要素も引き継ぎつつ、引き込まれるストーリーや美しいグラフィックなどによって、より魅力的な作品に生まれ変わった。

物語の舞台は北欧神話の世界。オリュンポスの神への復讐を果たした主人公 「クレイトス」 は、凄惨な過去を捨て、北欧の地で新たな家庭を築いて暮らしていた。

しかし、ある日最愛の妻 「フェイ」 が亡くなってしまい、「遺灰を世界で一番高い山から撒いてほしい」 という彼女の遺言を叶えるため、クレイトスは息子の 「アトレウス」 と親子で旅に出ることになる。

本作の時系列は『ゴッド・オブ・ウォーIII』の後という設定ではあるものの、『ゴッド・オブ・ウォーIII』で一旦物語が完結したこともあり、本作は新しいエピソードという形で展開されている。もちろん過去に関係する話もあるものの、基本的には本作からでも十分にストーリーが楽しめるようになっているため、シリーズを初めてプレイする方も安心してプレイしていただきたい。

プレイ前にグラフィックの調整をお忘れなく

まずはPC版『ゴッド・オブ・ウォー』のプレイを始める前に、各種設定を念入りに調整しておくことをオススメする。

特に重要なのはやはりグラフィック。プリセットから 「オリジナル」 「高」 などを選ぶことができるほか、テクスチャやモデルのクオリティ、影、反射のレベルなどを細かく設定できる。設定時にどれくらいのVRAMを使用するのかが左下に表示されるため、その数値を参考に設定するのがオススメだ。

また、高画質を維持したまま通常よりも高いフレームレートでゲームをプレイできる 「NVIDIA DLSS」 などにも対応していることから、自分のPCのスペックに合わせて調整し、美しいグラフィックを最大限に堪能しよう。

ちなみに、参考までに筆者のプレイ環境について紹介しておく。今回、筆者は 「GeForce RTX 2080 SUPER」 を搭載したWindows PCでプレイを行った。

解像度はフルHD、画質は 「高」 で、NVIDIA DLSSを 「パフォーマンス優先」 に設定したところ、90fps前後でプレイすることができた。解像度とNVIDIA DLSSの設定はそのままで、画質を 「ウルトラ」 にすると60〜70fpsくらいになっていることが確認できた。

画質においては 「高」 の時点でかなり綺麗だと感じていたが、「ウルトラ」 になると金属や皮、岩肌などのあらゆるものの質感が向上する。特に筆者が気に入ったのは水や霧の表現で、舟での移動になるたびにテンションが上がってしまった。

できればグラフィックは可能な限り上げておきたいが、本作の醍醐味でもある戦闘中の動きがもっさりしてしまっては本末転倒だ。画質の 「高」 と 「ウルトラ」 の違いはじっくり見ないと分からないくらいのレベルではあるため、パフォーマンスを優先させるならあえて画質を 「高」 に下げてプレイすることも検討しよう。

Xbox ワイヤレスコントローラー使用時

グラフィックの調整が済んだら、コントローラー設定もお忘れなく。DUALSHOCK 4 や DualSense ワイヤレスコントローラーはもちろん、Xboxシリーズやサードパーティー製のコントローラー、さらにはマウスとキーボードでのプレイも可能だ。自分がもっとも得意とするスタイルで操作できるように設定しておこう。

豪快で重みのあるアクション+息子のサポートで巨大な敵に立ち向かえ

各種設定が済んだら、いよいよ『ゴッド・オブ・ウォー』の世界へ。

本作では、プレイヤーは主人公のクレイトスを操作し、目の前に現れる敵を倒したり、仕掛けを解いたりしながら山を目指して進んでいく。

クレイトスのメインとなる武器は、妻のフェイから譲られた斧 「リヴァイアサン」 。近くにいる敵を斬りつけるだけでなく、遠くの敵に投げつけることも可能で、投げたあとはボタン操作でいつでも手元に呼び戻すことが可能だ。

リヴァイアサンは氷の魔力を宿しており、当たったものを凍らせることもできる。この特性を利用した謎解きも用意されているので、怪しいところにはどんどん投げつけてみよう。

息子と協力して強大な敵に立ち向かうことも

戦闘においては、従来シリーズで人気だった豪快で重みのあるアクションはそのままに、本作では息子のアトレウスが一緒に行動することでより多彩な攻撃ができるようになっている。

アトレウスはプレイヤーが直接操作することはできないものの、弓を使って敵を攻撃してくれる。最初のうちはできることが少ない。しかし、ストーリーが進むにつれて経験を積んでいき、色々な攻撃ができるようになっていく。

特に巨大な敵との戦闘では、アトレウスの弓で敵の弱点を攻撃してよろけさせたところをクレイトスが攻撃するなど、2人の連携攻撃が鍵を握る。巨大な敵は一撃一撃が強力なため、アトレウスと協力してできるだけ敵の攻撃を受けないようにし、隙を見つけて攻撃していこう。うまく倒すことができると達成感も感じられる。

体力ゲージの下にあるレイジゲージがいっぱいになると、クレイトスの能力が一定時間強化される 「スパルタン・レイジ」 を発動できる。「スパルタン・レイジ」 では、クレイトスの重い拳をつかって敵を一方的にボコボコに殴れる状態になる。圧倒的な火力で敵を攻撃でき、かなりの爽快感を味わえる。

スパルタン・レイジで敵をボコボコ殴れる

発動すると実質的な無敵状態になるため、強い敵を対峙する際や複数の敵に囲まれたときに有利。また、一気に攻撃をたたみかけたいときはもちろんだが、敵を攻撃することで自身の体力を回復することもできるため、ピンチのときに使うのも手だろう。

戦闘においては武器の強化やスキルの習得も重要だ。武器の強化は鍛冶屋で行うことができ、強化することで単純にステータスが上がるだけでなく、新たなスキルも習得できるようになる。

スキルの習得は、ステータス画面からXPを消費して行う。スキルの中には、ツリー状になっていて前のスキルを習得しなければ習得できないものもあるので、どのスキルを習得すれば良いのかしっかりと見極めながら習得していこう。

個人的に気に入っているのは、主人公クレイトスの武器 「リヴァイアサン」 による攻撃。巨大な斧で、基本的には敵を斬りつける道具となるが、投げつけることで敵と距離を取り戦うことも可能。投げる力もふた通りあり、力を溜めてパワーを増幅させてから投げることで敵の体力を一気に削ることも。大柄なクレイトスならではの豪快アクションだ。

また、投げた 「リヴァイアサン」 がワンボタンで飛んで戻ってくるのもトールハンマー 「ミョルニル」 を彷彿とさせる。北欧神話を意識した本作らしくて個人的にはかなり気に入っている。

敵を見つけたら 「リヴァイアサン」 をバシバシ投げて、ズンズン殴る、斬る、その爽快感はかなりのもの。謎解き要素やRPG要素も用意されているが、本作の一番の魅力はやはりこの点に尽きるだろう。

超美麗グラフィックで心ゆくまで北欧神話の世界を満喫

『ゴッド・オブ・ウォー』シリーズは戦闘がメインの作品と思われがちだが、本作は美しいグラフィックにもぜひ目を向けていただきたい。

プレイを始めて早々、舟で川を進んでいくシーンがあるのだが、流れる水や洞窟の岩肌の表現などがとてもリアルで、しばらく舟を止めて周囲の風景に見入ってしまった。

ストーリーを進めていけば、鮮やかな花が咲き乱れる森や、霧に覆われた湖などの神秘的な雰囲気が漂う場所に行くことができるようになる。高スペックなPCなら、PS4版以上に美しいグラフィックを楽しめるはずだ。

以下、今回のプレイの中で筆者のお気に入りの風景をいくつかピックアップしておく。

まとめ

もともとPS4版でも美しいグラフィックが話題となった『ゴッド・オブ・ウォー』だが、PC版の登場によりPSハードを所有していないユーザーもプレイできるようになり、より多くのユーザーが『ゴッド・オブ・ウォー』の世界を楽しめるようになった。

しかもPCのスペック次第では、PS4版よりも美しいグラフィックでプレイできるため、高性能なゲーミングPCを持っているならぜひともグラフィック設定をほぼ最高レベルにして美しい世界を旅してみていただきたい。

ちなみに、今回筆者はPS5のDualSense ワイヤレスコントローラーを使用してプレイしたが、本作はDUALSHOCK 4やXboxのコントローラーをはじめとした様々なゲーミングコントローラーに加えて、マウス+キーボードで操作することも可能だ。敵との戦闘は少し激しめなので、自分のもっとも得意とするスタイルでプレイすることをオススメする。

PC版『ゴッド・オブ・ウォー』は、1月15日からSteamEpic Gamesストアで販売中。価格はどちらも4,900円(税込)だ。

© 2018, 2021 Sony Interactive Entertainment LLC.
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AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。