「HomePod」は売れていない? Appleは販売予測を引き下げた模様:Bloombergが報じる

Appleが開発したスマートスピーカー「HomePod」は、当初の予想よりも売れていないのかもしれない。Bloombergは、「HomePod」の販売予測をAppleが引き下げ、サプライヤーへの部品発注数を減らしたことを報じた。

AppleはHomePodの部品発注を減らす

「HomePod」は音質に重点を置いたスマートスピーカーだ。Appleはもともと同ジャンルの製品を作る計画ではなく、「HomePod」をiPhoneの外部スピーカーとして販売する予定だったと報じられているが、スマートスピーカー市場が急速に拡大したのを受けて、「HomePod」をスマートスピーカーとして開発し、「Amazon Echo」や「Google Home」などのライバルに対抗するための製品として発売している。

Appleのスマートスピーカーということもあり注目度は抜群。さらに、実際に使用したユーザーからは概ね高評価を得ることができている。しかしながら、残念ながら市場シェアは思うように獲得できていないのが現状だ。

筆者が思うに、その理由は3つある。

まずは発売が大幅に遅れたこと。「Amazon Echo」や「Google Home」が発売したのは、それぞれ2015年と2016年。Appleはこれらのライバル製品に遅れをとる形で2017年12月にリリースすることを発表していたが、複数の問題から発売が2018年2月に遅れた。

しかも販売国は未だに米英豪の3ヵ国のみ。今春にはドイツとフランスで販売が開始される予定だが、その具体的な日付も依然として明らかにされていない状況だ。

2つ目の理由は価格が高いという点。Amazon Echoはスタンダードモデルで11,980円、Google Homeは15,120円だ。さらに安いモデルは「Amazon Echo Dot」で5,980円、「Google Home Mini」は6,480円と手頃な価格で導入することができる。

しかし「HomePod」は349ドル(日本での販売価格は未定)と、日本円にすると約37,000円ととても高価だ。とても「お試し」で購入できる価格ではない。

3つ目の理由は拡張性の弱さ。自身の生活を全てAppleのサービスでまとめているユーザーにとっては何ら障害はないかもしれないが、例えば「Spotify」や「Amazon Prime Music」などが声だけで再生することができないため不便さを感じる点もある。サードパーティに解放されている箇所があまりに少ないことからできることが案外少なく、他社製品に比べるとスマート感が足りないのだ。

筆者も「HomePod」を所有しており毎日のように使っているが、上記に挙げたことは「HomePod」の抱える大きな問題だと感じている(詳しくはレビューで)。

Bloombergによると、発売当初は比較的堅調に販売が推移していたようだが、発売からわずか3週間後には、スマートスピーカー全体の4%程度まで販売数が落ちてしまっているという。

以前から指摘されてきたことではあるが、市場データからも「HomePod」は苦戦している様子が伺える。現状を考えると、Appleが「HomePod」の販売数を伸ばすのは、かなり難しいミッションになりそうだ。

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AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。