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HUAWEI FreeBuds Pro レビュー | フィット感抜群、業界最高クラスのノイキャン性能の完全ワイヤレスイヤホン

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昨年11月、ファーウェイ・ジャパンは新型完全ワイヤレスイヤホン 「HUAWEI FreeBuds Pro」 を発売した。

ファーウェイの完全ワイヤレスイヤホンといえば、これまでに 「FreeBuds 3」 「FreeBuds 3i」 が発売しているが、「FreeBuds Pro」 はこれらの最上位にあたるモデルだ。

本製品の大きな特徴としては、業界最高クラスのアクティブノイズキャンセリングを搭載したことで周囲のノイズを最大40dB低減できること。これにより一層静かな環境で音楽を楽しめるようになったとしている。

果たしてその実力はどれほどのものなのか。今回、ファーウェイ・ジャパンから 「HUAWEI FreeBuds Pro」 の実機をお借りし、音質やノイズキャンセリングをチェックすることができたので、詳しくお伝えしたい。

FreeBuds Proのデザイン・機能

まずは 「HUAWEI FreeBuds Pro」 のデザインについて。イヤホンが収納されているバッテリーケースから見ていこう。

バッテリーケースは手のひらサイズで大きすぎず、カバンやポケットへの収納も楽々。四隅が大きくカーブを描いた楕円形になっていることに加えて、手触りもツルツルとしているため、手のひらに握ったときの持ち心地はとても良い。

ペアリングボタンは側面に用意されていて、充電ケースを開けた状態で2秒間長押しするとイヤホンをペアリングモードにすることができる。イヤホンとのペアリングがうまくいかなくなったり、他のデバイスと接続するときにはこのボタンを使うことを覚えておこう。

ケース下部には充電用のUSB Type-Cポートが搭載。ポートの横のLEDインジケーターでは充電状態などをチェックできるようになっている。

上記がFreeBuds Proのイヤホン本体。本製品は 「カナル型」 と呼ばれるイヤホン形状で、イヤーチップが耳栓のように耳穴にフィットすることで遮音性に優れ、音漏れが少ないという特徴がある。

FreeBuds Proは上記の特徴に加えて、イヤホン本体が片耳約6.1gと軽い上に、フィット感を高めるデザインが採用されていることで、より快適な装着感を実現している。

イヤーチップは大・中・小3種類が用意されていて、自分の好みの大きさを選べるようになっている。もしきちんと自分の耳に合っているかどうかが分からない場合は、「HUAWEI AI Life」 アプリのイヤーチップ適合テストでイヤーチップが自分の耳に合っているかどうかをチェックすることもできる。

実際にFreeBuds Proを装着した状態で数時間作業してみたところ、ほとんど耳が痛くなることがなく、終始快適に音楽を聴きながら作業することができた。長時間イヤホンをつけ続けることが多い方にはとてもオススメと言えるだろう。

FreeBuds Proの “柄” の部分にはスマートセンサーコントロールが搭載されていて、このセンサー部分をスワイプしたり、つまんだりすることで音量調節やノイズキャンセリングのオン・オフ、外部音取り込みモードのオン・オフなどを操作できる。

センサーの感度が良いことに加えて、直感的な操作が多いこともあり、使い始めてすぐに思い通りに操作できるようになった。イヤホン装着時の誤操作もほとんどなく、イヤホン本体に搭載されたセンサーとしてはかなり使いやすい印象を受けた。

FreeBuds ProのBluetooth通信についてもここで触れておきたい。

ワイヤレス機器を使用する上で、Bluetooth接続がしっかりしていないと音がプツプツと途切れることがあるが、FreeBuds Proは360°の範囲をカバーするデュアルアンテナが搭載されている関係で、安定した接続を保つことができる。

また、デュアルデバイス同時接続に対応していることで、スマートフォンとタブレットなど、2台のデバイス間をスムーズに行き来することができる。タブレットで動画の視聴中にスマートフォンに電話がかかってきたとしても、すぐにデバイスを切り替えてFreeBuds Proで通話し始めることが可能だ。

公式スペックによると、FreeBuds Proのバッテリー持ちはノイズキャンセリングをオフにした状態だとイヤホン単体で7時間、ケース使用で30時間の連続使用が可能。ノイズキャンセリングをオンにするとイヤホン単体で4.5時間、ケース使用で20時間の連続使用が可能だ。

実際に使用してみると、ノイズキャンセリングオフだとおおよそ1時間に15%、ノイズキャンセリングをオンにすると1時間に25%弱くらいずつバッテリーが減っていたことから、ほぼ公式どおりのバッテリー持ちになっていると言えるだろう。

ちなみに、FreeBuds Proは本体下部のUSB-Cポートから充電する仕様だが、さらにQi規格のワイヤレス充電にも対応していて、わざわざ有線で接続せずともワイヤレスでスマートに充電できる。ワイヤレス充電器をデスクに配置している場合はぜひワイヤレスで充電することをオススメする。

ノイズキャンセリング性能と音質をチェック

さて、ここからは気になるノイズキャンセリング性能と音質について紹介していこう。

FreeBuds Proに搭載されているアクティブノイズキャンセリング機能は、内向きマイクと外向きマイクの2つのマイクによって残留ノイズを検出し、正確なアンチノイズ信号を生成することで実現している。

公式では最大40dBのノイズを低減することができるとしているが、実際にどれほどのノイズを低減してくれるのか。

筆者の作業環境では、エアコンの動作音や水槽のエアーポンプ音、PCのファンの音など、決してうるさくはないが地味に気になる雑音が常に鳴り続けている。この環境でノイズキャンセリングをオンにしてみたところ、ほぼすべての雑音を抑えることができていた。

また、PCでの作業中に気になる音といえばキーボードの打鍵音。筆者の使っているキーボードはそこまで甲高い音がするタイプではないのだが、それでもやはり高速で入力しているとどうしても気にはなっていた。

しかし、FreeBuds Proでは打鍵音がどこか遠くで聴こえているようなレベルまでノイズを軽減してくれていたことから、やはり本製品のノイズキャンセリング機能はかなり優秀だと評価できるのではないだろうか。

ちなみにFreeBuds Proでは、ノイズキャンセリング機能のレベルを3段階のモードで調節できるようになっている。

用意されているモードは、ノイズの比較的少ない場所向けの 「くつろぎ」 、うるさい場所向けの 「標準」 、よりうるさい場所向けの 「ウルトラ」 の3種類。これらを手動で切り替えることもできるのだが、周囲の環境音を自動で認識してシーン別にモードを切り替える 「ダイナミック」 というものも用意されていて、これがかなり便利。精度もかなり良いので、FreeBuds Proでノイズキャンセリング機能を使う場合にはぜひとも 「ダイナミック」 モードを使用していただきたい。

また、FreeBuds Proはノイズを抑えるだけでなく、電車のアナウンスなど外の音をあえて聴きたいときのために 「外音取り込みモード」 も用意されている。ノイズキャンセリングモードとの切り替えは本体のスマートセンサーコントロールを長押しするだけだ。

そして、イヤホンを選ぶ上で重要な音質について。

カナル型のイヤホンは低音が弱めのイヤホンが多い中、FreeBuds Proはどちらかというと中〜低音がしっかりとしている迫力重視のイヤホンだ。ただし音のバランスはよく考えられていて、中〜低音が主張しすぎることはなく、とても聴きやすい。

高音はあまりキンキンと響きすぎないため、電子音の高音で発生しがちな頭の奥の方をギュッと締め付けるような尖った音がすることはほとんどない。全体的に豊かで迫力のある音を楽しめるイヤホンだと感じた。

ノイズキャンセリング機能とこの音質の組み合わせで、たとえうるさい場所でも高品質なサウンドを楽しめること間違いなしだろう。

まとめ

HUAWEI FreeBuds Proは、つけ心地・ノイズキャンセリング性能・音質・使い勝手のどれをとっても優秀で、ファーウェイが販売している完全ワイヤレスイヤホンの最上位モデルに相応しい性能に仕上がっていると言えるだろう。

最近はノイズキャンセリング機能を搭載した完全ワイヤレスイヤホンの需要の高まりから、各社さまざまなイヤホンを発売しているが、FreeBuds Proはカナル型の完全ワイヤレスイヤホンの中ではかなり上位に食い込むレベルの品質だと感じた。皆さんのワイヤレスイヤホン選びの参考になれば嬉しい限りだ。

HUAWEI FreeBuds Proは、今回筆者がレビューしたカーボンブラックモデルのほか、シルバーフロスト、セラミックホワイトの3カラーが用意されていて、価格はいずれも25,080円(税込)。

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AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。