「iMac(Retina 5K, 27インチ, 2019)」 に最適なメモリを徹底調査 増設・交換にオススメなメモリは?

今月20日にAppleは新型iMac(2019年モデル)を発表したが、同製品の上位モデルである 「iMac(Retina 5K,27インチ,2019)」 はユーザーがアクセスできるSO-DIMMスロットが用意されていることがわかった。おかげで、今年の新型モデルもユーザー自身が好きなようにメモリの増設・換装が可能だ。

iMacは購入時のCTOオプションでメモリを増設できるが、実際にこの方法でメモリ増設すると非常に高価となる。しかしユーザー側でメモリを購入し、自らの手で増設・換装するとなんと半額近い値段でメモリ増設が可能。これを利用しない手はない。

というわけで、当記事では 「iMac(Retina 5K,27インチ,2019)」 に最適なメモリを調べてみた。もしメモリ増設・換装を考えているなら、ぜひ参考にしていただければ幸いだ。(最終更新2019年9月11日)

関連記事:iMac 27インチ5Kモデル(2019) レビュー | iMacは一体何ができるの?どんな人にオススメか徹底解説

iMac(Retina 5K, 27インチ, 2019)のメモリ規格

どのメモリが適しているかを紹介する前に、まずは「iMac(Retina 5K,27インチ,2019)」 がサポートするメモリの規格について確認しておこう。

Apple公式サイトの 「iMac – 仕様」 ページによると、今回の新型iMacは2,666MHz DDR4メモリ(SO-DIMM) をサポートしている。詳細は以下。ちなみに、これは昨年10月に発売した 「Mac mini(2018)」 に内蔵されているメモリと全く同じ規格だ。

  • PC4-21333 (PC4-21300)
  • DDR4 SDRAM 2,666MHz
  • 260ピン
  • バッファなし
  • パリティなし

【追記】2019年3月26日
Appleが 「iMac(Retina 5K,27インチ,2019)」 のメモリ規格の詳細を発表しています。初出時と記事内容は変わっていませんが、上記記述を正規表現に変更しています。

難しい用語が並んでいるように感じるかもしれないが、要は上記規格に適合するメモリを購入すれば増設・換装が可能だ。

ちなみに、前モデルの 「iMac (Retina 5K, 27-inch, 2017)」 がサポートするメモリ規格はPC4-19200/2400MHz DDR4 SO-DIMM(260ピン) だったため、同モデルで使用していたメモリは 「iMac(Retina 5K,27インチ,2019)」 にも理論上使い回すことができるはず。

ただしそれをすると最新iMacの最大動作クロック数(2,666MHz)が活かせないため、もし新しくメモリを購入するつもりなのであれば 「iMac(Retina 5K,27インチ,2019)」 のメモリ規格に合致したものを購入した方がより高いパフォーマンスを得ることができるはずだ。

「iMac(Retina 5K,27インチ,2019)」 に最適なメモリは?

メモリの規格が確認できたと思うので、次は実際にメモリを選びに行こう。

基本的に上記の規格に合うものであればどれを購入しても良いのだが、iMacはデュアルチャネルをサポートしているので、同じ規格・同じ容量のメモリを2枚1組で使用することで、より高いパフォーマンスを発揮できる。せっかく増設するなら、同じ規格・容量のメモリを2枚購入するか、最初から2枚セットになった製品を購入したほうがいいだろう。

iMac(Retina 5K,27インチ,2019)」 には最大4つのスロットが用意されているため、最大2セット (2枚+2枚) の構成でメモリを組むのがオススメ。

例えば8GBメモリを4枚挿すと、総メモリ容量は合計32GBとなる。もし、あなたがiMac購入時にデフォルトの8GB (4GB+4GB) で購入したなら、さらに8GBのメモリを2枚買って、4GB+4GB+8GB+8GBで合計24GBにすることもできるだろう。メモリの組み合わせは様々だ。

ちなみに、OWCによると「iMac(Retina 5K,27インチ,2019)」は128GBまでは読み込めるとのことなので、32GBのメモリを4枚購入することでモンスタースペックのiMacを作ることも可能かもしれない。ただし、Appleは最大64GBまでを公式サポートするとしているため、もし128GBまで増設する場合は自己責任でお願いしたい。

上記規格に適合するメモリは以下。今回紹介するのはAmazonで出品されている中で良さそうなもの (2019年9月11日時点) を選択したもの。どれも信頼できるメーカーが製造しており、ほとんどが永久保証を謳っているため、品質については安心できるだろう。

メモリ容量 枚数 価格 メーカー名(商品リンク)
4GB 1枚 3,000円〜8,500円 Transcend
Crucial
iRam
2枚セット 16,500円前後 iRam
8GB 1枚 4,800円〜12,400円 Transcend
Crucial
OWC
iRam
2枚セット 11,000円〜24,000円 Crucial
Kingston ”HyperX Impact”(CL値に注意)
Samsung
iRam
16GB 1枚 8,900円〜20,000円 Crucial①
Crucial②
CORSAIR(CL値に注意)
Samsung
OWC
iRam
2枚セット 16,000円〜41,200円前後 Team
Timetec Hynix
Crucial
Kingston ”HyperX Impact”(CL値に注意)
iRam
32GB 1枚 44,000円〜51,000円前後 Samsung
iRam
2枚セット 90,000円〜101,000円前後 Samsung
OWC
iRam
【追記】2019年4月2日:iRam製メモリがAmazonで販売開始されたので上記表を更新しました。また、上記表のCORSAIRとKingstonのメモリに関しては、iMacの初期搭載メモリとレイテンシが異なるため、この2社のメモリを購入する場合は同一メモリで統一することをオススメする。

筆者は今回Crucial(Micron製)の16GBメモリを2枚購入してみた。

iMacにはCTOオプションを利用せず、デフォルトの8GBで注文したため、合計メモリ容量は40GB(4GB+4GB+16GB+16GB)になる予定だ。40GBもあればほぼ間違いなくメモリ容量が不足することはないだろうが、もし将来的に不足を感じるようになったらさらに大容量のメモリを追加する予定。

ちなみにiMac用のメモリといえば安心と信頼のiRam製メモリが有名だが、同社はまだiMac(2019)のメモリを販売していないようなので、もし販売が開始された場合は当記事を追記したい。(追記:iRam製メモリの販売が開始されているため、上記表を追記しました。)

iMacのメモリの増設・換装方法については別記事 「iMac (27インチ/2019)」 のメモリを増設・換装する方法 ~画像付きで手順や注意点を解説」を公開したのでこちらをご覧いただくか、以下でも紹介しているため、気になる方はぜひご覧いただきたい。

実際にメモリを増設・交換してみよう

「iMac (Retina 5K, 27-inch, 2019)」 のメモリスロットにアクセスするための手順は、iMac (2015年モデル)やiMac(2017年モデル)とまったく同じ。背面にメモリスロットが隠されているので、このメモリスロットを開放し、メモリを挿すだけとなる。

Appleのサポートページ 「iMacにメモリを取り付ける」 でイラスト入りで解説されているのだが、実際にメモリを増設した時の写真を撮影してみたので、増設・交換する際の参考にしていただきたい。

手順一覧
手順①:iMacの電源を落として10分ほど待機
手順②:iMacから電源コードを抜く
手順③:ディスプレイを下にしてiMacを寝かせる
手順④:背面ボタンを押してメモリコンパートメントドアを開ける
手順⑤:メモリケージ両脇にある2本のレバーを外側に押してメモリケージを外す
手順⑥:レバーを手前に引いてメモリケージ開放&メモリスロットにアクセス可能に
手順⑦:用意したメモリを挿入(もしくは交換)
手順⑧:手順①〜⑦までを遡るようにiMacを元の状態に戻す

手順をひとつずつ解説していく。

まずはiMacの電源を落とし、内部の温度が下がるまで10分程度待つ。温度が下がったら電源コードなど接続されているケーブルをすべて外し、ディスプレイが下に来るようにiMacを寝かせよう。このとき、iMacのディスプレイが傷つかないようにiMacの下にタオルのような柔らかい布を敷くことをお忘れなく。

電源コードの下にメモリコンパートメントドアを開けるボタンが隠されている

次はいよいよiMacのメモリスロットにアクセスする作業に移る。まずはメモリコンパートメントドアを開く必要があるのだが、電源コードが挿さっていた部分に小さなボタンが用意されているので、このボタンを押すことでメモリコンパートメントドアがパカっと開くようになっている。

爪楊枝でなんとか押せた

このボタンが意外に固く、そして小さいため指で押し込むのは難しいため、”硬い棒状のもの” で押す必要がある。今回筆者は爪楊枝の後ろ側を使って押し込んでみたが、力加減によっては爪楊枝が折れてしまう可能性があるため、できれば折れる心配の少ないものを使うのがベスト。2017年モデルの時は小さい六角レンチで開けた記憶がある。

メモリコンパートメントドアを開く

2本のレバーは外側に押すと外れる

無事にメモリコンパートメントドアを開けることができたら、次はメモリを格納しているメモリケージを引っ張り出そう。両脇にある2本のレバーをそれぞれ外側に押すことでレバーが外れ、さらに下に降ろすことでメモリケージを引っ張り出すことが可能だ。この状態になって、ようやくメモリスロットにアクセスすることができる。

外れたレバーを下に降ろすとメモリスロットにアクセス可能に

あとは空いているメモリスロットに新しく購入したメモリを挿入したり、現在すでに入っているメモリを外して新しいメモリに交換したり、ご自由にどうぞ。メモリを挿入する際は、メモリ下にある”切り欠き”が左側に来るように。また、外れないようにする必要があるため、少し力を入れてしっかりと奥に押し込むようにしよう。

デュアルチャネルを有効にするため、対になるメモリは交互に挿入

メモリを挿入したら、これまでの手順を遡るようにiMacを元の状態に戻していく。メモリコンパートメントドアをつけ直せば作業は完了だ。これら一連の作業は文章にするとやや複雑に感じるかもしれないが、実際にやってみると意外と簡単。筆者のようにこの作業に慣れてくるとわずか3分~5分で完了できるようになる。

メモリが交換できたか確認しよう

メモリの交換ができたところで、次はいよいよiMacの起動だ。起動する場合はいつも通り起動ボタンを押すだけとなる (起動まで10秒から30秒程度かかることがあるので焦らないように)。無事起動できたら、STEP2までの手順でメモリが正しく増設・交換できたかどうかをチェックしよう。

チェックする方法は画面左上のリンゴマーク (Appleのロゴ) から、「このMacについて」 をクリック。すると、そのデバイスに搭載されているメモリの総容量が確認できるはずだ。さらに詳しい情報は、「このMacについて」 から 「システムレポート」 > 「ハードウェア」 > 「メモリ」 と進むと確認できるようになっている。以下は筆者のiMacの画面だが、合計4枚のメモリが認識できていることがお分かりいただけると思う。

以上がiMacのメモリを増設・交換する方法だ。実際の交換作業はさほど難しいものではないため、パソコンに詳しくない方でも簡単に交換が可能だ。

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「iMac(Retina 5K, 27-inch, 2019)」 用メモリ
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AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。

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