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【週刊イモリ】トウキョウサンショウウオ、襲来 (2016/03/05号)

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先週号、先々週号と続いてイモリの話題を全く出していなかったので、今週こそはイモリたちの話題を、と思って意気込んでいたのだが、その前に読者の皆さんに紹介しなければならない出来事が起こってしまった。

なんだ、今週もイモリなしか、と思った人、まだウインドウは閉じないで!まずはこちらの写真を見ていただきたい。

ちなみに、カエルなどの水棲生物の卵が苦手な人や、お食事中の人にはちょっと気持ち悪い画像になるかもしれないので、そういった方はブラウザバック推奨だ。耐性がある人、お食事中でない人だけスクロールしてほしい。

 

 

 

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この卵が何の卵だか読者の皆さんはお分かりだろうか。実はこれ、前に「週刊イモリ」でもちょっと触れたことがある「サンショウウオ」の卵なのだ!

出会いは突然に

その日はたまたま友人と晩ご飯を食べに行っていたのだが、帰り道にいつもお世話になっているアクアショップがあったので、あまりアクアに興味のない友人をなんとか説得して寄ってみたところ、何気なくこの卵が置いてあったのだ。

よく見ると、卵塊の中には透明な卵がいくつも入っており、中にはまだ体がしっかり出来上がっていない小さなサンショウウオの赤ちゃんたちが!これが噂のサンショウウオの卵か、と思うとちょっと感動してしまった。

ちなみに、どのサンショウウオなのかショップの店員さんに確認したところ、こちらは「トウキョウサンショウウオ」の卵のようだ。

絶滅危惧II類に分類される貴重な「トウキョウサンショウウオ」

「トウキョウサンショウウオ」は、東京・茨城・神奈川・埼玉・千葉・栃木などの関東地方と福島南部などの、標高300メートル程度の丘陵地帯の水田や水溜まりなどに生息している日本固有のサンショウウオだ。

近年では、人間の開発による生息地の破壊や水質汚染、外来生物による捕食などで生息数が減少しており、環境省によって絶滅危惧Ⅱ類に指定されているなど比較的希少性の高い生き物となっている。

サンショウウオに関しては、まだまだ生態について分からないことも多く、イモリほど簡単に飼育ができる生き物ではない。ましてや生息数が減少しているという事実に関しては僕もそれなりに知っているだけに、そんな貴重な生き物の卵なんか買ってもいいのだろうか、とちょっと不安な気持ちにもなったりもしたが、僕はどうしてもあの場でスルーすることができなかった。

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実は以前に「イモリとサンショウウオの違い」という記事を公開した時に、サンショウウオに関する文献などをかなり読み漁ったのだが、そのときにイモリに似て非なるその生態にどうしようもなく惹かれてしまったのだ

僕はイモリを飼い始めてから両生類の魅力にどっぷりハマり、その特殊な生態や小さい体ながらも逞しく生きる彼らの姿を見るのが大好きになってしまった。

そして、ガジェット関係がメインのこのサイトに無理矢理イモリの話題を提供してしまうほど、イモリ(両生類)を溺愛していて、どうにか両生類を飼うことの楽しさと彼らの生き方や尊さを読者の方々に伝えたいと思っている。

正直、僕が毎週更新している記事でどれほど両生類の凄さが伝わっているか分からない。だが、そんなイモリの記事を読んでもらうことで、少しでも多くの人に両生類に興味を持ってもらい、両生類が住む環境について知識を持ってほしいと願っている。

そのためにも、僕はイモリや今回お迎えしたサンショウウオをしっかり育ててあげたいし、元気な姿を読者の方にお届けできればと思っている。

現在の卵の様子

長々と語ってしまったが、肝心の赤ちゃんたちの様子はというと、順調に育ってきているようだ。だいぶ体も出来上がってきており、卵の中でぴょこぴょこ元気に動いたりしているので、卵から出てくる日も近いのかもしれない。

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ちなみに、一昨日あたりに一匹だけいつの間にか卵から出てしまった赤ちゃんがいる。最初は完全に横たわってしまっていたので、卵から出るのがちょっと早すぎてこれは弱ってしまうパターンかな、と心配になったりもしたのだが、先ほど見たらすごい勢いで水槽の中を泳いでいたので、これでも全然元気なのかも。

もしかすると来週あたりには全員卵から出てきて元気に泳ぐ様子をお届けできるかもしれないので、楽しみにしていてほしい!

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AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。