【週刊イモリ】サンショウウオの幼生が大人になるまで (2016/04/02号)

新学期、新生活が始まる4月。読者の皆さんの周りでは何か新しい変化があっただろうか。

我が家では特に新しい変化はほとんどなく、何もかもいつも通りだが、新しい春も来たということで心機一転、新たな気持ちで頑張っていこうと思う。今後ともよろしくお願いします!

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さて、1ヶ月ほど前から「週刊イモリ」ではサンショウウオの子どもたちの様子を紹介してきているが、こんなオタマジャクシのような生き物が、どうやって大人の姿になるのか、皆さんはしっかりご存知だろうか。

サンショウウオを幼生から飼育する機会はそうそうないと思うので、今週号ではそんなサンショウウオたちがどうやって大人の階段を上っていくのか、解説していこうと思う。

サンショウウオの子どもたちはどうやって大人になるのか

サンショウウオの子どもたちは、卵から生まれてきた直後はエラの生えたオタマジャクシのような姿をしており、どう見てもサンショウウオに見えない。僕も最初見た時は未知の生物でしかなかった。

しかし、そんな姿でいたのも1週間くらいだ。1週間も経つと、今後はウーパールーパーの手足がないバージョンのような姿に。もう少しすると手のようなものもちょっとずつ生えてきて、少しは両生類っぽい姿になる。

tokyosalamander20160312_3このころは小さすぎる上に近づくとすぐ逃げ出すので、なかなかピントが合わず、写真を撮るのが難しかった。

そして、先週の段階ではちょっとずつ足が生えてきている子も出てきたという報告をしたと思うのだが、さらに1週間経った状態がこれだ。

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もう完全に別の生き物。あんなに小さくて弱そうな子どもたちは、こんなにも大きく、たくましく成長してくれました!

そして、今後はどうなっていくのかというと、だんだんとエラが小さくなり、サンショウウオらしい顔つきになっていく。この変化が俗に言う「変態」だ。

全く知らない人に現在の子供たちの姿を見せたとしても、これがサンショウウオだとは誰も思うまい。もう少しサンショウウオらしくなってきて「この生き物はサンショウウオです」と胸を張って紹介できるようになった頃がきっと上陸のときなのだろう(適当)。

ちなみに、サンショウウオの子どもたちの生存率はそこまで高くなく、共食いもあるとのことだったので、実際に生き残るのは数えるくらいだろうと僕は勝手に考えていたのだが、現在の数を数えると40~45匹くらい。当初は30匹ほどだと思っていたのだが、濾過器の下に隠れていたのだろうか。意外と多いぞ

今の水槽ですらちょっと狭いような気がするのに、上陸する頃には一体どれくらいの大きさになっていることやら。新しく大きな水槽を準備してやる必要があるかもしれないが、現在我が家には水槽が溢れかえっているし…さてどうしたものか。

上陸まであとどれくらいかは分からないが、土を盛ったりと準備が必要になってくるので、来週あたりには結論を出しておいた方が良いかもしれない。

次号: 【週刊イモリ】イモリのエサやりに四苦八苦 (2016/04/09号)
前号: 【週刊イモリ】失われた野生とはこのことか (2016/03/26号)
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