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iPhone 12 mini レビュー | 片手で使えるコンパクトさが特徴のミニモデル。その魅力とは?

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2020年のiPhoneは、スタンダードラインナップの 「iPhone 12」 シリーズが2モデル、上位プロラインナップの 「iPhone 12 Pro」 シリーズが2モデルの、合計4モデル構成となった。

  • iPhone 12 mini
  • iPhone 12
  • iPhone 12 Pro
  • iPhone 12 Pro Max

このうち、「iPhone 12」 「iPhone 12 Pro」 が先行で発売し、のこる2機種である 「iPhone 12 mini」 「iPhone 12 Pro Max」 が3週間遅れる形で発売となった。今年の 「iPhone 12」 シリーズは4モデルとも性能・仕様が微妙に異なるため、各モデルの発売をそれぞれ待っていた方も多いのではないだろうか。

筆者は今年、「iPhone 12 Pro」 と 「iPhone 12 mini」 の2つのモデルを購入した。iPhone 12 Proはすでにレビュー記事も公開したが、「iPhone 12 mini」 についても無事手元に届いたのでさっそく使い始めてみた。

とくにiPhone 12 miniは、“これまででもっとも小さな全面ディスプレイ“ を搭載したということもあり、筆者個人的に使い勝手が気になっていた。おそらく筆者だけでなく多くのユーザーが、そのサイズ感や使い勝手に興味があるはずだ。

そこで当記事では、iPhone 12/12 ProやiPhone SE(第2世代)など他モデルとの比較を交えるなど、様々な観点からiPhone 12 miniの真価を深掘りしていく。同モデルの購入を検討している方は、ぜひご参考にしていただければと思う。

iPhone 12 miniのデザインについて

「iPhone 12 mini」 の本体に触れる前に、まずは本製品のパッケージについて紹介しておきたい。

上記がiPhone 12 miniのパッケージ。今年のiPhoneはシリーズ全体で純正アダプタとLightningイヤホンを同梱しなくなった関係で、パッケージは従来よりも小さく、そして薄くなっている。

もちろんそれはiPhone 12 miniとて同じだが、本機は本体サイズが最も小さいこともあり、パッケージに至っても他モデルにくらべてかなりコンパクトになっている。

今回筆者が購入したのは、新色 「グリーン」。緑に白を多めに足した 「パステルグリーン」 のような淡い色をした緑が採用されたモデルだ。他のカラーに比べるとふんわり柔らかい色合いで、かわいらしく個人的にはとても気に入っている。

過去に登場した 「iPhone XR」 や 「iPhone 11」 にもグリーン系のカラーはあったが、そちらはもうちょっと深みのある緑色で、あれはあれでよかったものの、今回のグリーンの色味は筆者のストライクゾーンど真ん中ということもあり、つい選ばずにはいられなかった。

左からiPhone SE、iPhone 12 mini、iPhone 12 Pro

iPhone 12シリーズで最も小型なモデルのiPhone 12 mini。実際どれくらい小さいかというと、初代iPhone SEとほぼ同じ (か、ちょっと大きい) くらいと言えば伝わるだろうか。数字にすると131.5mm×64.2mm×7.4mm。おそらく初代iPhone SEをお持ちだった方ならすぐ理解できると思うのだが、手のひらを無理に拡げずとも自然に握るくらいの感覚で持ててしまうサイズ感なので、手への馴染みやすさ、持ちやすさという点ではiPhone 12 miniがおそらく一番だろう。少なくとも筆者のように手の小さいユーザーにはピッタリだ。

iPhone 12シリーズは、iPhone Xの登場以来3年ぶりとなる新デザインを採用した新しいiPhoneだ。丸みを帯びていた側面がフラットになり、各ボタンもそれに合わせてフラットなデザインに変更されている。

遠目から見るとあまり変わらないかもしれないが、実際に手にとって本体を様々な角度から見てみると、細かいデザインや握り心地の違いをハッキリと感じるはずだ。

特に握り心地についてはかなり大きく変化している。これまではラウンドした側面のおかげで手にしっとり馴染むように持つことができたが、カクカクしたデザインになったことで手に馴染むというよりも引っかかるようになった。

これを良しとするか悪しきとするかは人それぞれだとは思うが、個人的には角がしっかりと手に当たることもあり、手からスルリと抜け落ちてしまうことがなくとても気に入っている。これまでのiPhoneの中でもトップレベルの好みのデザインだ。

iPhone 12 miniのデザインについて、もうすこし詳しく掘り下げていこう。はじめにおもて面から。

おもて面は大部分を占めるディスプレイや、前面カメラを避けるように設けられたノッチ(切り欠き)など、「iPhone X」 から採用されてきたお馴染みの全面ディスプレイデザインが採用されている。

画面サイズは5.4インチ。これまではiPhone XやiPhone XS、iPhone 11 Proなど5.8インチモデルが最小だったが、iPhone 12 miniはそれよりもさらに0.4インチ画面が小さくなったことになる。

左:iPhone 12 mini / 右 iPhone 12 Pro

ちなみに、画面上部のノッチはいずれのモデルも共通サイズのため、iPhone 12 miniの小ささでは、必然的に 「端末サイズに占めるノッチの面積」 が大きくなってしまう。使用感は正直ほぼ変わらないと思っているが、もし “ノッチの存在感” に抵抗を感じるならば6.1インチのiPhone 12/12 Proもしくは6.8インチのiPhone 12 Pro Maxを選ぶことをオススメする。

ディスプレイをカバーするガラスには、米国コーニングの 「セラミックシールド」 という新素材が採用されている。これによりディスプレイの強度が大きく向上したほか、さらに前面カバーとボディのエッジの高さが同じになったことでカバーがより守られるようになり、耐落下性能が従来の4倍に向上している。小さいからといって耐久度が低いということはないのでぜひ安心していただきたい。

ただし、最前面にある耐指紋性撥油コーティングが削れる度合いは従来から変わっておらず、コーティング剥がれによる傷は相変わらず発生することが判明している。長期間大事に使いたいなら、できれば保護フィルムを付けた方が良いだろう。

次はデザインが大きく変更された側面について。これまで丸みを帯びたデザインが採用されていた側面は、今回のiPhone 12シリーズで角の立ったフラットなデザインが採用された。

iPhone 12 miniの側面にはマットタイプのアルミニウムが採用されていて、サラサラとした手触り。ステンレススチールが採用された 「iPhone 12 Pro/12 Pro Max」 と比べると高級感は劣るが、指紋がつきにくいというメリットがあるため、ケースなしで使いやすいのは 「iPhone 12/12 mini」 の方と言えるかもしれない。

左側面

右側面

左側面にミュートスイッチと音量アップ/ダウンボタンが、右側面にサイドボタン(電源ボタン)が配置されている。SIMカードスロットは左側面に配置されている。

背面にはお馴染みのAppleロゴとスクエア型のカメラユニットが搭載されている。カメラはデュアルレンズ仕様。Proモデルと違って望遠レンズやLiDARスキャナが搭載されていないことから、カメラユニットの横幅は微妙に狭くなっている。

背面には、iPhone 8シリーズから続く透明なガラスが使用されている。上位モデルのプロシリーズには手触りがサラサラの磨りガラス 「テクスチャードマットガラス」 が採用されていて使用素材が明確に異なる。iPhone 12 miniの背面ガラスは触った時に指紋がつきやすいというデメリットがあるが、代わりに磨りガラスよりもグリップが効くという特徴もある。

どちらが良いとは一概に言えず、正直なところ好みの問題と言えるだろう。ちなみに筆者は 「テクスチャードマットガラス」 のほうが好みだが、透明なガラスもキレイであることと、最終的には保護ケースで隠れてしまうためあまり深くは気にしていないのが実際のところだ。

底面にはLightningポートが搭載されていて、有線充電を利用したり、MacやPCなどと接続する場合は同ポートを利用することになる。

3.5mmイヤホンジャックは残念ながら搭載されていないため、有線イヤホンを利用する方はLightningコネクタ搭載イヤホンかLightningポートを3.5mmイヤホンジャックに変換するアダプタを用意していただきたい。

iPhone 12シリーズの重要な特徴のひとつである 「MagSafe」 用のマグネット機構は、もちろんiPhone 12 miniにも搭載されている。磁気観察シートを背面に重ねてみると、円状にマグネットが搭載されていることが確認できる。

MagSafe充電器を装着した様子

ただしiPhone 12 miniの場合は高速ワイヤレス充電の最大出力が他のiPhone 12シリーズよりもすこしだけ低いことが明らかになっている。iPhone 12 miniは12W、それ以外のモデルは15Wだ(詳しくは後ほど)。

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画面:HDR再生対応した美有機ELディスプレイ

iPhone 12シリーズは、いずれのモデルにも 「Super Retina XDRディスプレイ」 と呼ばれる有機ELディスプレイが搭載されている。

この 「Super Retina XDRディスプレイ」 とは、昨年発売したApple純正ディスプレイ 「Pro Display XDR」 に採用された技術を応用したものだ。肉眼で見分けられないほどの緻密な描画、そしてデジタルシネマで採用される広い色域(DCI-P3)に対応し、プロが写真や動画を編集できるレベルの品質をもった画面になっている。

iPhone 12/12 miniの画面は、厳密には最大輝度が上位プロモデルにくらべて低いという違いがあるものの、その差はわずかなものでしかない(少なくともアマチュアレベルでは) ため、ディスプレイ品質はiPhone 12 Pro/12 Pro Maxとほぼ同じと思っていただいて構わないだろう。

HDRを検証した動画(YouTube)

また、同ディスプレイはHDRとTrue Toneに対応している。簡単に説明するとHDRは暗所と明所を両方綺麗に描写できる機能のことで、TrueToneは環境の光の色合いに応じて常に正しい色味を描写する機能。この両方に対応しているiPhone 12シリーズは、いつでも綺麗な映像で表現することが可能だ。

その描画力はあまりの綺麗さに惚れ惚れしてしまうレベル。これまで液晶ディスプレイを搭載したiPhoneを使っていた方からすれば、その発色の良さに驚くかもしれない。

HDRを利用するにはもちろん試聴するコンテンツがHDRに対応していることが必要になるものの、Apple TV+やYouTubeなどでHDR対応コンテンツは徐々に増えている現状を踏まえると、もはや不要な機能とは言えなくなってきている。そもそもiPhone 12のカメラはHDRでの撮影に対応(iPhone 12/12miniは4K/30fpsまでと制限はあるが)していることから、HDR機能が無駄になることはおそらくないはず。iPhoneで動画を多く撮る方にとっては、このディスプレイ仕様はかなり嬉しいはずだ。

上位モデルと同じハイパフォーマンスプロセッサ

iPhone 12シリーズは、いずれのモデルも同じプロセッサ 「A14 Bionic」 が搭載されている。iPhone 12 miniはシリーズの中でもっとも下のモデルではあるのだが、プロセッサの性能自体は最上位モデルのiPhone 12 Pro Maxとほぼ同じ。

A14 Bionicはスマートフォン業界で初めて5nmプロセスを使った新開発6コアプロセッサで、従来の 「A13 Bionic」 のような7nmプロセッサに比べて集積度が向上。トランジスタは118億に到達している。

CPUは4つの省電力コアと2つの高性能コアで構成されていて、A13 Bionicと比べると40%高速化しているほか、GPU性能も30%向上していると説明している。

A14 Bionicの性能については、すでに公開しているiPhone 12 Proのレビューでも紹介しているが、一応iPhone 12 miniでもベンチマークスコアを計測してみたので掲載しておきたい。

端末名 iPhone X iPhone XS iPhone 11 Pro iPhone 12 mini iPhone 12 Pro
発売日 2017年11月 2018年9月 2019年9月 2020年10月 2020年10月
プロセッサ A11 Bionic A12 Bionic A13 Bionic A14 Bionic A14 Bionic
シングルコアスコア 915 1108 1332 1550 1590
マルチコアスコア 2325 2388 3493 3971 3984
RAM容量 3GB 4GB 4GB 4GB 6GB

ベンチマークは 「Geekbench 5」 を使って計測した。スコアはシングルコアスコアが1500、マルチコアスコアが3971。これはiPhone 12 Proのスコアとほぼ同じだ。

昨年のiPhone 11シリーズ(A13 Bionic)と比べると、シングルコアスコアが約1.2倍、マルチコアスコアが約1.1倍という結果になる。Appleのいう40%もの高速化は実質確認することはできなかったものの、スマートフォン業界の中ではトップクラスの性能であることは間違いない。

実際にiPhone 12 miniを使っていると、以前よりもわずかに動作が早くなったと感じることは確かにある。ただしその変化はかなりわずかなもので、劇的に早くなったと感じることはまずなく、体感的にはほとんど同じだった。これはA13 Bionic時点で十分に高速だったことが影響していると思うのだが、一般的な使い方をする上でユーザーが性能向上を感じることはあまりないかもしれない。

端末名 iPhone X iPhone XS iPhone 11 Pro iPhone 12 mini iPhone 12 Pro
METAL 3350 4608 6302 9229 9433

GPU性能を表すMETALスコアは9229。先代のA13 Bionicと比べると約1.4~1.5倍とこちらは大幅に性能が向上していることがわかる。3Dゲームや動画編集などグラフィック性能が求められる作業も快適にこなすことができた。

また、A14 Bionicは機械学習による処理のパフォーマンスを80%向上させる16コアNeural Engineを搭載しているのも大きな特徴だ。これによりポートレート写真の撮影時に背景と被写体をより綺麗に区別できるようになるなどの進化を遂げている。これについては詳しくは後述するカメラの項目で述べたいと思う。

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RAM(メモリ)容量はちょっぴり少ない

Geekbench 5によるベンチマークテストの結果、iPhone 12 miniに搭載されているメインメモリ(RAM) の容量は、iPhone 12とおなじ4GBであることが確認できた。上位モデルのiPhone 12 Pro/12 Pro Maxは6GBだったことから、2GB分少ないことになる。

しかし、iOSは一般的なスマートフォンとは異なるメモリ管理が行われているため、通常の使い方をする上で2GBの違いはほとんど誤差程度。実際にiPhone 12 ProとiPhone 12 miniとで動作を比較してみたが、メモリ容量の違いによる影響を感じることはほとんどなかった。

  iPhone 12 mini iPhone 12 iPhone 12 Pro iPhone 12 Pro Max
RAM容量 4GB 6GB

メモリ容量に違いが設けられている理由は、カメラ性能の違いによるものである可能性が高い。というのも、iPhone 12 Pro/12 Pro Maxはトリプルレンズカメラで、HDR撮影も4K/60fpsに対応しているのに対し、iPhone 12/12 miniはデュアルレンズ仕様、HDR撮影も4K/30fpsまでしか対応していない。

また、Appleの独自フォーマットApple ProRAWに対応しているのもProモデルのみとなっているため、これらのサポートのためにより多くのメモリを必要とするのかもしれない。

結論としては、ユーザー側がメモリ容量を気にする必要はほとんどない。必要な機能に見合ったメモリは、Appleがすでに調節してくれているため、ユーザーはどの機能が必要か不要か考えるだけで端末を購入することが可能だ。

カメラ性能を解説

iPhone 12 miniには、広角レンズ+超広角レンズのデュアルレンズ仕様の背面カメラと、顔認証機能 「Face ID」 に対応したシングルレンズ仕様の前面カメラが搭載されている。

背面カメラは広角レンズ・超広角レンズともに画素数は1200万画素となっていて、絞り値は広角レンズがf/1.8、超広角レンズがf/2.4。どちらのカメラもiPhone 12に搭載されたものとまったく同じ性能で、先代のiPhone 11から大きな変化はなく、取れる写真のバリエーションはほとんど変わっていない。

iPhone 12 miniの背面カメラ(35mm換算) / センサー
レンズ/センサー 特徴
①超広角 ・1,200万画素(13mm相当/f2.4/画角120度)
②広角 ・1,200万画素(26mm相当/f1.6)
・光学式手ブレ補正機能

とはいえカメラはハードウェア、ソフトウェアともに若干の改善があるため、撮影できる写真はiPhone 11よりも綺麗になっている。

実際にiPhone 12 miniで写真を撮影してみた。どの写真も機材などは一切使っておらず、直感的にiPhone 12 miniを構えて撮影したものではあるのだが、色味や質感などがかなり良い仕上がりになっていると個人的には感じている。

ナイトモードで撮影

iPhone 12のカメラにおけるハードウェア的な進化は、より明るい写真が撮影できるようになったこと。広角レンズの絞り値が変更されたことでレンズが光を取り込む量が増え、以前より明るく撮影できるようになった。

iPhone 11 Pro

iPhone 12 Pro

また、注目していただきたいのはハードウェア面よりもソフトウェア面の進化。たとえば超広角レンズでは、撮影した写真が魚眼レンズのように歪んでしまっていたのが自動で修正されるように。

異なる露出の写真を1枚に合成するHDR写真も、A14 Bionicの力でついにバージョン3に進化。空が認識できるようになり、黒潰れや白飛びを抑えた綺麗な写真が撮影できるようになった。

そのほか、A14 Bionicの新しいNeural Engineも写真品質の向上に一役買っている。ポートレート写真において被写体と背景の境目を区別する性能が向上したり、ノイズが軽減されたり。隣で見比べてようやく分かるレベルの違いだが、やはり少しでも綺麗な写真が撮影できたほうがいいはずだ。

ただ、個人的には気になる点もある。

残念ながらiPhone 12 miniには望遠レンズが搭載されていないという点。被写体に寄った構図の写真は撮影することができないなど、撮影バリエーションは残念ながらiPhone 12 Proシリーズよりも少ない。また、iPhone 12 Pro Maxに搭載されたセンサーシフト式手ブレ補正機能は他モデルでは利用できないなど、カメラ性能ではやはり上位モデルに劣っているのが実際のところ。

左:iPhone 12 Pro / 右:iPhone 12 mini

また、iPhoneのカメラが大の苦手としているグラスとストローのポートレート写真は、相変わらずiPhone 12 miniでは縁をうまく捉えることができない。上位モデルのiPhone 12 Proでは若干の不自然さはあるものの、とりあえず縁を捉えることはできるようになっていたのだが、iPhone 12 miniでは捉えることができなかった。

左:iPhone 12 mini / 右:iPhone 12 Pro

これはA14 BionicのNeural Engineによる機械学習によって実現されているはずなのだが、iPhone 12 miniは同じA14 Bionicを搭載しているのになぜか縁を捉えることができないという謎現象が発生している。何が原因なのかは現時点では不明だが、こういった部分に微妙な性能差が設けられている可能性も考えられる。

とはいえ、これらを抜きにすればiPhone 12 miniはかなり綺麗な写真が撮影できるスマートフォンと言えるだろう。しかもポケットに入るコンパクトサイズのスマホで、このクオリティはおそらく多くのユーザーが納得できるはず。旅行先や出張先などで重宝するのは間違いないだろう。

LiDAR・ナイトポートレートは利用不可

ちなみにiPhone 12 miniには、iPhone 12 Proシリーズに搭載されているLiDARスキャナは搭載されていない。

LiDARは、光が物体に反射して戻ってくるまでの時間を計測することで、その空間を高速かつ正確に把握できるセンサー。この機能を使えば被写体の形を3Dスキャンした理、距離を正確に計測することが可能。

しかしながら前述したとおりiPhone 12 miniには同スキャナが搭載されていないため、被写体の3Dスキャンができないだけでなく、LiDARを使用した機能を利用することができない。

左:通常のポートレートモード / 右:ナイトポートレートモード

LiDARスキャナを利用した最も便利な機能はナイトポートレートモード。ナイトポートレートは夜間でもポートレート写真が明るく撮影できるというものになるが、iPhone 12 miniのポートレートは夜での撮影が実質不可となる。この機能を利用したい場合は必然的に上位のプロモデルを購入する必要があることに注意が必要だ。

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MagSafeでの充電に対応

iPhone 12シリーズの大きな新機能のひとつが、「MagSafe」 だ。MagSafeはかつてMacBookの充電コネクタに使われていた名称だが、今回のiPhone 12でまさかのリバイバルを遂げている。

iPhoneのMagSafeは、従来のMagSafeとは形状も本質も異なるもので、筐体背面に内蔵された円状のマグネットを使用したワイヤレス充電機構、あるいはそのマグネットのことを指す。

このマグネットに、同じくマグネットが入ったMagSafe充電器をくっつけることで、iPhoneとワイヤレス充電器の位置ズレを防ぎながら、常に効率よくワイヤレス充電できるように。

これまでのワイヤレス充電では、位置のわずかなズレによって充電効率が下がってしまっていた。しかも充電器の位置がズレると発熱量が増えてしまい、iPhoneのバッテリー劣化にも繋がることもあった。MagSafeであればこの心配はほとんどない。もちろん発熱はないわけではないが、少なくとも不必要な発熱はなくなったとは言えるだろう。

iPhone 12 miniの背面に磁気観察シートを重ねてみると、はっきりとマグネットが搭載されていることが確認できる。このマグネットにMagSafe充電器を取り付けて高速ワイヤレス充電をしたり、レザーウォレットなどのMagSafe対応アクセサリを取り付けることができるようになっている。

上記画像は、iPhone 12 miniをMagSafe充電器で充電している様子。内部のマグネットによってiPhoneと充電器の位置ズレを防止し、最大効率でワイヤレス充電をすることができる。

iPhone 12 miniをMagSafe充電器でワイヤレス充電する場合、9V/2.03A以上のUSB-C電源アダプタを使うことで最大12Wで充電することが可能だ。

他のiPhone 12シリーズが最大15W出力に対応していることから、iPhone 12 miniのみ少し出力が低いことになるが、とはいえiPhone 12 miniは他のモデルに比べて搭載されているバッテリーの容量も少ないため、この点については大きな影響はほとんどないものと思われる。

実際にiPhone 12 miniのバッテリーをある程度まで減らし、どれくらいでフル充電できるのかチェックしてみた。比較対象として、iPhone 12 Proのフル充電までかかる時間も掲載している。

MagSafe充電器による充電時間 iPhone 12 miniのバッテリー iPhone 12 Proのバッテリー
0:00 4% 2%
0:30 28% 20%
1:00 50% 39%
1:30 73% 54%
2:00 94% 69%
2:30 100% 81%
3:00 91%
3:30 99%

バッテリーがほぼゼロの状態から充電してみたところ、フル充電までは2時間半〜3時間程度で完了することができた。最大出力が12Wに制限されているとはいえ、従来の7.5Wのワイヤレス充電では考えられなかったスピードで充電を完了することができた。

もちろん、USB-C to Lightningケーブルを使った有線充電の速さには劣るものの、これほどの速度で充電できるのであれば、ワイヤレス充電もかなり実用的になったと言えるのではないだろうか。

ただしマグネットを使っているという特性上、ワイヤレス充電とはいえ、実態はケーブルを使用した有線充電に近い充電方法であるという点が気になる点ではある。

デスクから立ち上がるときにスッとiPhoneを持っていける手軽さがあるのは従来のワイヤレス充電であり、さらに現時点ではMagSafe充電に対応したケースが純正ケース一択と自由度が狭いことから、有線充電を完全に置き換えるほどの存在とまではなっていないという点には注意していただきたい。

ただ筆者としてはMagSafeの今後の拡張性にも期待している。すでにAppleがMagSafeに対応した純正ケースを発売しているほか、BelkinからはMagSafeを導入したマルチワイヤレス充電器、そしてMagSafeを活用した車載スタンドが登場しようとしている。こういったアイデアに富んだアクセサリが今後続々と登場する可能性があり、新しいiPhoneの使い方、楽しみ方が生まれてくるのではないかと楽しみにしている。もしかしたらMagSafeに対応したキャラクターグッズなども今後出てくるのではないだろうか。

バッテリー持ち

iPhone 12 miniのバッテリー持ちは、ビデオ再生なら最大15時間(ストリーミング時は最大10時間)、オーディオ再生なら最大50時間とApple公式サイトの技術仕様には記載されている。

iPhone 12 mini iPhone 12 iPhone 12 Pro iPhone 12 Pro Max

ビデオ再生
最大15時間

ビデオ再生(ストリーミング)
最大10時間

オーディオ再生
最大50時間

ビデオ再生
最大17時間

ビデオ再生(ストリーミング)
最大11時間

オーディオ再生
最大65時間

ビデオ再生
最大20時間

ビデオ再生(ストリーミング)
最大12時間

オーディオ再生
最大80時間

このバッテリー持ちは、他のiPhone 12シリーズや昨年のiPhone 11シリーズに比べると明らかに短い。iPhone 12 miniは本体サイズが小さいためら、内蔵バッテリーの容量も必然的に小さくなっているのだろう。

実際にiPhone 12 miniでバッテリー持ちを計測してみた。計測は、普段筆者がiPhoneを使うのと同じように使用したときのものだが、条件はビデオ通話や動画視聴で2〜3時間連続で点灯させていたり、Twitterで情報を収集したりと積極的にiPhoneを使い続けたものになる。

そのため読者の方のiPhoneの使い方とは大きく異なる可能性があるので、その点にはぜひあらかじめご了承いただきたい。

計測結果は以下のとおり。比較対象としてiPhone 12 Proの計測結果も掲載しているが、iPhone 12 Proの計測の際には同じ使い方をしていたわけではないため、あくまで参考程度に捉えていただきたい。

経過時間 iPhone 12 mini iPhone 12 Pro
0:00 100% 100%
1:00 91% 98%
2:00 80% 94%
3:00 69% 90%
4:00 58% 85%
5:00 48% 79%
6:00 37% 65%
7:00 26% 55%
8:00 16% 49%
9:00 6% 43%
10:00 0% 37%

計測結果を見ると、ビデオ通話や動画視聴で画面をずっと点灯させていたときはおおよそ1時間に10%前後ずつ減少していたことが確認できる。Appleが公開しているビデオ再生(ストリーミング時)の最大10時間という数字はほぼ正しいことが証明された形だ。

また他の日に今度は屋外に持ち出して検証してみたところ、朝7時から晩20時まで1日中持ち出して、家に帰ってくるころにはバッテリー残量は20%程度まで減っていた。

この結果から、一応は 「丸1日は使い続けられる」 と言うことは可能だろう。とはいえ、やはりこのバッテリー持ちは他のモデルと比べると短く、充電なしで丸一日ハードに使い続けるのは (使い方によっては) すこし難しいとも言える。

小型モデルのバッテリー持ちの悪さはある意味宿命とも言えるものだが、とにかくバッテリー持ちに不安を感じるならモバイルバッテリーを持ち歩くなどの自衛策が必須。もし、少しでもバッテリー持ちの良いモデルが欲しいなら、サイズは少し大きくなるがほぼ同じスペックのiPhone 12を選ぶことをオススメする。

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iPhone 12 miniは5Gに対応

iPhone 12シリーズは、iPhoneシリーズではじめて第5世代移動通信システム 「5G」 に対応した。

5Gはより高速、低遅延そして大容量のデータ通信が利用できる。同時接続数も多く、混雑した場所でも高速な通信が利用できると期待されている、まさに4Gの上位版という感じだ。これがいよいよiPhoneでも利用できるように。

「iPhone 12」 シリーズの嬉しいところは、すべてのモデルが5Gに対応していること。今回筆者が入手した 「iPhone 12 mini」 は最も安価なモデルだが、同モデルでさえも5Gの高速通信の恩恵が得られるのだ。

実際に 「iPhone 12 Pro」 で5G通信を利用してみた。まだ日本は世界に比べると5G通信網が普及していないため、東京都内でも本当にごく一部のエリアでしかその恩恵を得ることはできないのだが、5G通信下で計測できた通信速度は以下のとおり。参考として、同じ場所の4G通信の通信速度も並べて掲載しておく。

計測の結果、5GエリアでiPhone 12 miniは高速な通信をすることが可能だった。大量に溜まったアプリのアップデートや、ちょっとしたファイルのダウンロードをしてみたが、わずか数秒で終わるなど高速な通信を体感することができた。これが未来のモバイル通信……!

ただし、前述したとおりこれはあくまでも5Gエリアの中での話。5G通信ができるエリアを彷徨いようやくキャッチした5G電波だったが、同じ場所にいても5Gの電波を掴んだり離したりしてしまうのが現状。継続的に5G通信ができるようになるにはまだまだ時間が必要なようだ。

ちなみに、5G通信を利用するとバッテリー消費が大きくなるため、iPhoneには5Gと4Gを状況に応じて自動で切り替えてバッテリー消費を抑える 「スマートデータモード」 という機能が搭載されている。

たとえば、バックグラウンドでアプリをアップデートするなど5Gの速さを必要としないときには4Gに接続し、逆にストリーミングコンテンツなど高速な通信が必要な場合には5Gに繋いでダウンロードしてくれる。もちろん設定を変えることで常に5Gを使うこともできるので、バッテリー持ちを気にしない方は設定を変更してみていただきたい。

スマートデータモードの設定は 「設定」 アプリ内にある 「モバイル通信」 で利用しているプランをタップすると表示される 「音声通話とデータ」 という項目から変更することが可能だ。

耐水性能:4メートル水深まで耐えられる

初の耐水性能を備えたiPhone 「iPhone 7/7 Plus」 が登場してからというものの、iPhoneの耐水性能は年々向上してきている。iPhone 12 miniも本体は小さいが、他のiPhone 12シリーズと同じく歴代最高の耐水性能が備わった。

Appleによると、iPhone 12 miniは 「IP68等級」 の耐水性能を備えており、水深6メートルで最大30分耐えることができるという。昨年のiPhone 11 Proシリーズが水深4メートルで最大30分となっていたことから、iPhone 12シリーズはさらに2メートル深い場所でも耐えられるようになったということになる。

推進4メートルまで耐えられるということは、一般的な競泳プールくらいなら水に入れても故障せずに使えると解釈できる。ただし、iPhoneの耐水性能は使用し続けることで低下する可能性があることはAppleも認めていて、もし万が一水没してしまった場合はApple Care+の保証対象外となり、高額な修理費用がかかってしまう。

耐水性能の向上により、お風呂やプールなどの水辺にiPhoneを持って行ったり、濡れた手でiPhoneを触ることも多くなったかもしれないが、あくまで万が一のための防水仕様と考えて、過信のしすぎにはぜひくれぐれもご注意いただきたい。

生体認証:Face IDのみに対応。Touch ID対応ならず

iPhone 12 miniには生体認証として顔認証機能 「Face ID」 が搭載されている。新型コロナウイルスの影響でマスクを着用することが多くなったことから、Face IDに加えて指紋認証機能 「Touch ID」 の搭載を希望する声もユーザーからは上がっているが、残念ながらその希望は叶わなかった。

ただし、先日発売した 「iPad Air(第4世代)」 で電源ボタンと統合した新しいTouch IDが登場したことから、来年以降のiPhoneでこの新しいTouch IDが搭載される可能性もありそうだ。

iPhone 12 miniのFace IDの認証速度や精度は、基本的にはiPhone 12 Proや昨年のiPhone 11 Proと大きくは変わっていない。従来モデルですでにFace IDを使ってきた方は、同じような感覚で使っていただきたい。

ちなみに、現在iPhone 12 miniにおいてFace ID認証後の上スワイプが反応しにくくなるなどのロック解除にまつわる不具合が世界的に発生していることがSNS上などで話題になっている。

この不具合の原因は不明なものの、Face IDの不具合というよりはケースや保護フィルムなどの外的要因によるものである可能性が高いと分析されているようだ。筆者は保護フィルムは使わずにクリアケース(サードパーティ製)のみを付けて使っている状態だが、現時点ではまだ同不具合に遭遇したことはない。もしこの不具合に関して何か進展があった場合は追記する予定だ。

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まとめ

ここまでiPhone 12 miniを機能ごとに着目して紹介してきたが、ここからは筆者のiPhone 12 miniにおける総評を。

iPhone 12を5日間使ってみて感じたのは 「その小ささゆえ使いやすく持ちやすい」 ということだが、同時にその小ささが仇(?)となって、他モデルに比べて使いづらいと感じた場面がある。

iPhone 12 mini の不満な点

気になるのは、やはりバッテリー持ち。

スマートフォンがPCレベルもしくはそれ以上の性能を持つようになったいま、ほとんどの作業がスマートフォンで完結できるようになった。それだけに我々はデジタルタスクの多くをスマートフォンに依存するようになったわけだが、これに10〜15時間のバッテリー持ちのデバイスをメインデバイスに据えるのはやや心配だ。

夕方あたりには焦燥感も出てくるため、できればあと2時間くらいはバッテリー持ちが長ければ、良かったのに……というのが筆者の率直な感想だ。

もちろんモバイルバッテリーを持ち歩けば解決する話だが、それでは “ミニ” の利点である “軽量” “コンパクトさ” が最大限に発揮できないというジレンマにも陥ってしまう。

つまり、iPhone 12 miniに満足できる方は、他にメイン機を持ちながらiPhone 12 miniをセカンドデバイスとして据える方。あるいは、日中そこまでiPhoneをハードに使う機会のない方。いつでも充電できる環境にいる方も当てはまるだろう。

筆者の場合はもとよりセカンドデバイスとして使用する用途として購入しているため、実際にバッテリー持ちに悩まされることはないと思うのだが、もしライトではなくハードに使う(ゲームや動画視聴など画面の点灯時間が長い作業)ことを想定しているなら、iPhone 12 miniのバッテリー持ちにはすこし注意が必要かもしれない。

あとは個人的にはカメラ性能についても気にするべきだと思う。iPhone 12 miniはそのコンパクトさからついつい旅行などに持ち出したくなると思うのだが、もし同モデルを選ぶと上位モデルのようなバリエーションの豊富な写真を撮影することはできなくなるということになる。

これについてはカメラの項目で述べたとおりなので詳しくは割愛するが、旅行先でバシャバシャと写真を撮影するつもりなら、筆者ならiPhone 12 ProもしくはiPhone 12 Pro Maxを選びたいところだ。

iPhone 12 mini の良いところ

上記のバッテリー持ちとカメラ性能に十分満足できそうなら、iPhone 12 miniはおそらく快適に使えるのではないだろうか。

iPhone 12 miniは持ちやすさと扱いやすさにおいて、他モデルに比べて圧倒的に優れている。片手で持ったときに腕や手首への負担がほとんどなく、長時間の使用も苦にはならないはずだ。iPhone 8 PlusやiPhone XS Maxからの乗り換えなら、きっと全く違うiPhone体験となるだろう。

また、上位モデルと同じ最新プロセッサを搭載しているため、動作も快適。(まだ利用できる範囲もほとんどないが) 5Gに対応していて、高速な通信が利用できる。”mini” という名前がつけられてはいるものの実際の性能はミニではなく、むしろほとんどが上位のプロモデルと同じ。きっと不満を感じることはないはずだ。

そもそもiPhone 12 miniは本当にミニモデルなんだろうか。iPhone 12 miniの画面サイズは5.4インチで、シリーズ最小なのは間違いないが、それがミニに感じるのは他モデルの画面が大きいからで、数年前ならiPhone 12 miniの5.4インチサイズは大型画面の部類だったはずだ (参考としてiPhone 8は4.7インチ、iPhone 8 Plusは5.5インチの画面を搭載していた)。

これら旧世代のデバイスの画面サイズに満足できていたなら、少なくともiPhone 12 miniの画面サイズを狭く感じることはないはず。実際はもっと大きな画面の方が作業効率は捗ったりもするが、iPhone 12 miniで使いづらい、不便と感じるほどのサイズでもないため、もし画面の小ささに不安に思っているのであれば、そこは安心して良いのではないだろうか。

ちなみに、ここまで読んでiPhone 12の各モデルどれを購入するべきか悩んだのであれば、以下の条件で選んでみてはどうだろうか。

スマートフォン以外に高性能なカメラを持っている
→①iPhone 12 mini
小型もしくは軽量なモデルがとにかく好き、もしくはセカンドデバイスとして使用することを前提としているユーザー。最高レベルのカメラ性能は必要はないユーザー。バッテリー持ちはちょっぴり悪い。

→②iPhone 12
最高レベルのカメラ性能は必要なく、最新の高性能なiPhoneが欲しいユーザー。コンパクトさと画面の大きさの両取りがしたい。バッテリー持ちはグッド。

スマートフォン以外に高性能なカメラを持っていない
→③iPhone 12 Pro
望遠・超広角・広角の3つのレンズでバリエーションに富んだ写真が撮影できる。iPhone 12 Pro Maxに比べてちょっぴり写真の質は落ちるが、差は大きくないため、コンパクトさとカメラ性能の両方を重視するユーザーにオススメ。バッテリー持ちはグッド。LiDARセンサー搭載。

→④iPhone 12 Pro Max
本体サイズは大きく重いが、カメラ性能にとことんこだわる場合はiPhone 12 Pro Maxがオススメ。画面サイズも大きく、映像や写真の現像や編集にも十分使えるプロ向けモデル。バッテリー持ちはベリーグッド。LiDARセンサー搭載。

筆者の今年のオススメは、iPhone 12 miniかiPhone 12 Pro。個人的には最もバランスが取れているという点でiPhone 12 Proをオススメしたいが、カメラ性能をそこまで重視しない場合、もしくは小型モデルが欲しい方にはiPhone 12 miniがオススメだ。iPhone 12 Pro Maxも決して悪くはないが、やはりあの大きさと重さのスマートフォンを普段使いにするにはそれなりの勇気がいるはずだ。迷ったら今年はiPhone 12 miniかiPhone 12 Proの2択で検討してみてはどうだろうか。

iPhone 12 Proのレビューはこちらから閲覧できる。

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AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。