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【まとめ】2018年発売の新型iPhoneの情報まとめ ー「iPhone SE 2」や「iPhone X」新カラーも網羅(随時更新予定)

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2017年、Appleの主力製品である「iPhone」は10周年を迎え、新たな10年の幕開けを飾るにふさわしい「iPhone X」が登場した。

「iPhone X」は、これまでのスマートフォンのデフォルトであったホームボタンを廃止し、流行りのベゼルレスデザインを採用。また、iPhone史上初の有機ELディスプレイ搭載やワイヤレス充電機能への対応など、まさに”スマホの未来”を描いた製品となった。

ただし「iPhone X」が発売されてからそこまで時間は経っていないものの、すでにAppleは次なるiPhoneの発売に向けて準備を開始しており、各方面からはすでに2018年発売のiPhoneに関する最新情報も少しずつ出てきている。

そこで、この2018年の「iPhone」について、現段階で出ている噂を簡単にまとめてみた。新型iPhoneへの乗り換えを検討している方は、ぜひ内容を確認しておいていただけると幸いだ。

次期モデルに関する噂やリーク情報まとめ

(最終更新:2018年2月20日)

まずは、次期iPhoneについての噂やリーク情報について。中には信ぴょう性の低い情報もあるが、信頼できる大手メディアやアナリストから出てきている情報もある。

以下に情報をまとめてみたので確認していただきたい。表の右側に噂・リーク情報の出処も掲載しておく。

噂・リーク情報 情報元
(日付)
信憑性
新型iPhoneは全2モデル
どちらも有機ELモデルで、画面サイズは5.28インチ/6.46インチ
The Investor
(2017/05/24)
新型iPhoneは全3モデル
有機ELモデルは5.8/6.5インチ
液晶モデルは6.1インチ
アナリスト
Ming-Chi Kuo氏

(2017/11/14)
やや高
新型iPhoneは3モデル体制
全てのモデルに有機ELディスプレイが搭載
Nikkei Asian Review
(2017/07/06)
やや高
7nmプロセスの「A12」プロセッサが搭載(生産はTSMCとSamsungの2社体制) The Korea Herald
(2017/07/19)
やや高
1,200万画素以上のカメラレンズモジュールが搭載 DigiTimes
(2017/09/06)
全モデルで顔認証機能「Face ID」が採用 アナリストMing-Chi Kuo氏
(2017/10/13)
新型iPhoneは全モデルでベゼルレス・ホームボタンレスに アナリストMing-Chi Kuo氏
(2017/11/14)
DSDS(LTE + LTE)に対応、LTE通信速度が向上 アナリストMing-Chi Kuo氏
(2017/11/18)
液晶(6.1インチ)モデルは背面が金属になり、ワイヤレス充電が不可能 Nikkei Asian Review
(2017/12/07)
「Face ID」の電力消費をまかなうためにバッテリー容量が増加 アナリストMing-Chi Kuo氏
(2017/12/08)
6.1インチの液晶モデルにはJDIの新型液晶「フルアクティブ」が採用 時事通信
(2018/01/21)
やや高
次期iPhoneの上位機種「iPhone X Plus (仮)」には2セルのL字バッテリーが搭載 バッテリー容量は25%増加 アナリストMing-Chi Kuo氏
(2018/01/29)

以上が、現時点で有力な噂・リークの一覧だ。

この中で最も気になるのは、新型iPhoneは何種類発売するのか。各メディアによって見解は異なるようだが、個人的にはこれまでの実績等を考慮すると、KGI証券のアナリストMing-Chi Kuo氏の全3モデル説が有力なのではないかと感じている。

2018年の新型iPhoneは全3モデルか

Kuo氏は3種類の新型モデルのうち、2モデルが有機ELディスプレイ、残る1モデルが従来までと同じ液晶ディスプレイを搭載するとの見解を示している。

それぞれの画面サイズは、有機ELモデルが「iPhone X」と同じ5.8インチと、その大型モデルとなる6.5インチ。そして、液晶モデルが6.1インチの画面を搭載するという。

  2017年発売 2018年発売
OLED(有機EL)モデル iPhone X 5.8インチ 不明 5.8インチ
6.5インチ
液晶ディスプレイモデル iPhone 8
iPhone 8 Plus
4.7インチ
5.5インチ
不明 6.1インチ

Ming-Chi Kuo氏の説

画面サイズに関しては、Appleは複数の大きさをテストしていると噂されており、その影響からか各メディアの報道にズレが生じている。

Kuo氏は上記のサイズが有力だと伝えているが、そのほかのサイズの報道もチラホラ出てきているのが気になるところ。画面サイズに関しては、もう少し情報が出揃うのを待つ必要がありそうだ。

6.1インチの液晶モデルにはJDIの新型液晶「フルアクティブ」が採用

今年発売される3モデルのiPhoneのうち、液晶ディスプレイが採用されると噂の6.1インチモデルには、JDI(ジャパンディスプレイ)が開発した新型液晶「フルアクティブ」が採用される見通しだ。

この「フルアクティブ」は、外枠のベゼルがわずか0.5mm~0.6mm幅でも動作する仕組みになっているため、6.1インチモデルはベゼルレスデザインになる可能性が示唆されている。また、製造コストが有機ELディスプレイより安いとのことから、下位モデルとして登場予定の同モデルにはぴったりだ。

ちなみに、この「フルアクティブ」の採用に関しては、時事通信が報じたほか、台湾メディアの Commercial Timesも報じているため、信ぴょう性はやや高いものとみて良いのかもしれない。

また、この6.1インチの液晶モデルに関しては、Ming-Chi Kuo氏も詳細な情報を報告している。内容は以下の通り。

6.1インチ液晶ディスプレイモデルの特徴
・有機ELディスプレイではなく液晶ディスプレイを採用
・アルミフレーム採用
・シングルカメラ搭載
・3D Touch非対応
・積層型ロジックボード非搭載
・L字型バッテリー非搭載
・メモリ(RAM)容量は3GB
・価格は700~800ドル

3D Touchに対応しない、カメラがシングルカメラになるなど、上位モデルからドロップする機能があるものの、やはり安価であることから、2018年モデルの販売台数の半分は同液晶モデルになるのではないか、というのがKuo氏の予想だ。

新型モデルの本体デザインは、全て「iPhone X」と同じデザインを採用か

これまでの噂を総合すると、新型モデルの本体デザインは(画面サイズや搭載されるディスプレイの種類は違えど)、「iPhone X」と同じくベゼルレス・ホームボタンレスになると言われている。

現在、Appleが販売しているiPhoneは、「iPhone X」の他に、従来デザインの「iPhone 8 / 8 Plus」、そして二世代前のデザインを採用した「iPhone SE」。つまり、iPhoneだけで3〜4種類ものデザインが存在することになり、iPhoneブランド全体としてはイマイチ統一感に欠けている。

これは各所で指摘されていることで、おそらくAppleも自覚しているものと個人的には予想する。もし仮に、Appleが「iPhone X」をプロトタイプ的な扱いとして登場させたのなら、同社はほぼ全てのiPhoneのデザインを「iPhone X」と同じくし、増えすぎたデザインの種類を絞る可能性が高い。全てのiPhoneに顔認証機能「Face ID」を搭載する計画なら尚のことだ。

また、液晶ディスプレイモデルのみ、背面が金属になりワイヤレス充電が不可能になるという情報があるが、正直この可能性はかなり低い。というのも、Appleは毎年新型iPhoneを投入しているが、前モデルで搭載された新機能を翌年の新型モデルで突然廃止することは無かったためだ。

つまり、「iPhone X」もしくは「iPhone 8 / 8 Plus」で初めて導入されたワイヤレス充電機能や、「iPhone X」で搭載された顔認証機能が廃止される可能性はほぼないということになる。

顔認証機能「Face ID」用のTrueDepthカメラの生産が安定、全てのiPhoneに顔認証が搭載される可能性

ちなみに、全ての新型iPhoneのデザインが「iPhone X」と同じ本体デザインを採用するということは、すなわち全てのiPhoneでホームボタンが廃止されることを意味する。

ホームボタンが廃止された場合、これまで本人認証を行なっていた「Touch ID」が廃止されることになり、代わりに顔認証機能「Face ID」が標準搭載されることになるはずだ。

これについては、「Face ID」として使用されている「TrueDepthカメラ」の生産が安定し、全モデルに顔認証機能「Face ID」が搭載されるという情報が存在する。また、消費電力の大きな「TrueDepthカメラ」を搭載するためにiPhoneのバッテリー容量を増加させる計画もあるとのこと。

信ぴょう性は定かではないが、話の筋はそれなりに通っている気もする。

2018年の新型iPhoneには「A12」プロセッサが搭載される見通し

プロセッサには、従来からのナンバリングを引き継いだ「A12」チップ(7nmプロセス)が搭載される見通し。7nmプロセスは、次期「iPad Pro」で搭載予定の「A11X」プロセッサで導入されることが予想されており、処理のさらなる高速化が期待できる。

同プロセッサの生産はTSMCとSamsungの2社体制で行われるとのことだが、iPhoneのプロセッサに関しては、過去に「iPhone 6s」シリーズで「チップゲート」と呼ばれる問題が発生したことがある。

TSMC製とSamsung製の2種類のチップを採用した結果、どちらが搭載されたかによってiPhoneの性能が異なるという事態になり、それ以降のモデルではTSMC製のチップのみが採用されてきたという経緯がある。

二社に製造させることで、プロセッサの価格競争を引き起こし、結果的にiPhoneの製造コストを下げたり、製造におけるリスクを少なくすることが可能だが、新型iPhoneでこの「チップゲート」問題が再発しないかが少しばかり心配なところだ。

ちなみに、RAM容量に関しては、有機ELディスプレイ搭載モデル2種類には4GB、液晶ディスプレイモデルには3GBのRAMが搭載されるとのこと。

また、有機ELディスプレイモデルのうち、上位機種の「iPhone X Plus (仮)」には現行の「iPhone X」と同様に2セル(L字)バッテリーが搭載され、バッテリー容量は25%ほど向上すると噂されている。

DSDS対応やeSIM、カメラ性能について

そして、新型iPhoneでは、ユーザー待望のDSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)に対応するという噂。

Android端末などで採用されているDSDSは、LTE + 3Gの組み合わせのみをサポートしている場合が多いが、同情報が正しければiPhoneの場合はLTE + LTEのサポートになるため、どちらのSIMを使っても高速通信が可能になるとみられている。あくまで噂でしかないが、この情報を伝えているのが著名アナリストMing-Chi Kuo氏であることが気になるところ。

ただし、2枚のSIMをどのように挿入するのかは現時点では不明。デュアルSIM用のスロットを搭載するか、もしくは従来通りSIMスロットは1枚のみ対応で、もう1枚は「Apple Watch Series 3」で採用された「eSIM」を内部に搭載する可能性があるとも。

この他に気になる情報としては、1,200万画素以上のカメラレンズモジュールが新型iPhoneに採用されるかもしれないということ。すでにAppleは台湾のLargan Precisionの新工場に注文を行なったとの情報があるので、もしかすると新型iPhoneはより高画質な写真が撮れるようになるかもしれない。

ちなみに、この件についてLargan Precisionはコメントを拒否したとのことだが、CEOのLin En-ping氏は新工場で生産するカメラモジュールがデュアルもしくはマルチレンズ、そして大口径および3Dセンシング機能を備えたものになると認めたようだ。

以上が、現時点で判明している新型iPhoneについての有力な情報だ。基本的には「iPhone X」のデザインや機能をベースに、新プロセッサ「A12」チップを搭載し、DSDSへの対応、1,200万画素以上のカメラレンズモジュールを搭載するなど、さらにiPhoneは便利で高性能になることだろう。

また、画面サイズに関して、Appleは様々なサイズをテスト中であると言われているが、昨今の大型ディスプレイブームを考慮すると、おそらくは従来の「Plus」モデルにあたる、大型サイズの有機ELディスプレイ搭載モデルが登場する可能性が高そうだ。実際に「iPhone X」の発売後のユーザーの反応を見ていると、「iPhone X Plus」の登場を期待する声も挙がっている。

新型iPhoneの発売時期について

これら新型iPhoneは、例年通りであれば2018年9月に発表され、2018年9月〜11月の間に発売すると予想される。

また、極度の品薄が危惧されていた「iPhone X」でさえ、予想よりも多くのユーザーが発売と同時に入手することが可能だったことから、2018年発売モデルは発売日当日にゲットできる可能性は十分にありそうだ。

モデル 発表日
(現地時間)
予約開始日
(日本時間)
発売日
(日本時間)
iPhone 6 / 6 Plus 2014年9月9日 2014年9月12日 2014年9月19日
iPhone 6s / 6s Plus 2015年9月9日 2015年9月12日 2015年9月25日
iPhone SE 2016年3月21日 2016年3月24日 2016年3月31日
iPhone 7 / 7 Plus 2016年9月7日 2016年9月9日 2016年9月16日
iPhone 7 / 7 Plus (PRODUCT) RED 2017年3月21日 2017年3月21日 2017年3月25日
iPhone 8 / 8 Plus 2017年9月12日 2017年9月15日 2017年9月22日
iPhone X 2017年9月12日 2017年10月27日 2017年11月3日
2018年発売のiPhone 情報なし 情報なし 情報なし

新型iPhoneの発売はまだ先で、現在の情報が変わる可能性は大いにある。もし有力な情報が登場したら、随時こちらの記事を更新していく予定なので、新型iPhoneが気になる方は度々チェックしていただければ幸いだ。

おまけ:新型「iPhone SE」や「iPhone X」の新カラーモデルについて

これまで、2018年9月に発表予定の新型iPhoneの情報をまとめてきたが、そのほかの「iPhone」ファミリーに関する情報がいくつかある。

まずは「iPhone SE 2」について。端末の大型化・高額化が進んでいる現代で、その手頃な大きさと価格から需要の高い4インチモデル「iPhone SE」。同端末の後継機にあたる「iPhone SE 2」が登場するという噂は以前から囁かれているが、昨年11月、いよいよその発売が迫っているとの報道があった。

各メディアからの情報によると、「iPhone SE」は台湾のWistron社によってインドの工場で生産され、今年の1~3月頃に発売するという。「iPhone SE」が登場したのも2016年の3月だったため、ちょうど2年後となる今年の3月、もしかすると「iPhone SE 2」が登場するかもしれない。4インチ端末を愛用している方は楽しみにしておこう。

そして、昨年11月に発売された「iPhone X」に新カラーの「ゴールド」モデルが登場するとの噂も。ゴールドモデルに関しては、「iPhone X」発売以前から情報があったが、発売直前になってゴールドモデルの生産が遅れているとの情報があり、結局のところ、発売されたのはシルバーとスペースグレイの2カラーのみとなった。

しかし、Appleはゴールドモデルの発売を検討しており、今年1~3月に登場する可能性があるという。一昨年に発売された「iPhone 7 / 7 Plus」でも、レッドカラーの「(PRODUCT)RED Special Edition」モデルが3月に登場していたため、同じく3月頃に新カラーモデルが登場する可能性は十分にありそうだ。

もし「iPhone X」の購入を検討していて、ゴールドモデルが気になる方は、もう少しだけ購入を待った方が良いかもしれない。

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Apple、Appleのロゴ、Apple Pay、Apple Watch、FaceTime、GarageBand、HomePod、iMovie、iPad、iPhone、iPhoto、iSight、iTunes、Retinaは、米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。
※iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。
※App Store、AppleCare、iCloudは、Apple Inc.のサービスマークです。

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AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。