KDDI、「2年縛り」契約の自動更新を来年度にも廃止か 田中社長が廃止の方針に触れる

先日、NTTドコモが「2年縛り」契約の無料解約期間を1ヶ月から2ヶ月に延長することを発表した。この発表に伴って他の2社も追随するものと思われていたが、どうやらKDDIは2年縛りの廃止自体を考えていたようだ。

KDDIの田中孝司社長は、昨今問題になっている「2年縛り」の契約の内容を見直し、契約の自動更新を廃止する方針を明らかにしている。

「2年縛り」の自動更新を廃止、3年目以降は違約金が発生しない方針

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長期の契約を約束する代わりに月々の利用料金を安くするが、途中で解約すると高額な違約金が発生してしまう契約、通称「2年縛り」。今までの「2年縛り」契約は、ユーザーが2年間の契約を全うした際に違約金なしで解約できる無料解約月が設けられている。

もし契約しているキャリアに不満がある場合、無料解約月の間に解約やキャリアの変更をすれば特に問題はないのだが、ユーザーからすれば1ヶ月なんてあっという間だ。わずか1ヶ月間では、日々の忙しさで放置しているとあっという間に無料解約月が経過してしまうことなんてザラだ。

当然そんなユーザーは非常に多く、無料解約期間が過ぎてしまい、自動で再度「2年縛り」が継続されてしまうため、キャリアとの間にトラブルが相次いで発生しており、総務省からは制度の見直しが求められていた。

これらの声を受けて先日、NTTドコモは違約金なしで解約できる無料解約月を1ヶ月から2ヶ月間に延長するという発表を行っていたが、KDDIは2年縛り後の自動更新を廃止する方向であることが明らかになった。

 

KDDIの田中孝司社長によると、今後「2年縛り」で2年契約が終了した場合、自動更新は行わず、3年目以降は違約金がかからないという契約内容に改善すると言及したようだ。

3年目以降の割引については現在検討中とのことだが、これが導入されるとKDDIのユーザーは3年目以降はいつでも違約金なしで契約の変更・解約ができるようになる。総務省が求めていた「2年契約の廃止」とまではいかないが、実質3年目以降は廃止と同じなので、及第点といったところだろうか。

3年目以降は縛りがなくいつでもユーザーはキャリアを離れることができることもあり、結果として「2年縛り」中の契約より毎月の使用料が高くなることが考えられるが、KDDIとしても2年契約が終了した顧客の囲い込みが必要になるため、3年目以降のユーザーにメリットのある契約内容が用意される可能性もある。

今回のKDDIの発表を受けて、他の2社がどのように動くかは分からないが、もしかすると2年縛りの「廃止」に近い形が提示されるかもしれない。今後の通信契約の方針が凄まじい勢いで変化することが予想されるので、常に最新情報をゲットするように心がけておこう。

[ via Sankei Biz ]

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