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ロジクール MX ANYWHERE 3S レビュー | 手のひらに収まるコンパクトMXマウス。待望の新型モデルはクリック静音化とDPI向上、マクロに対応

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ロジクールは、PC周辺機器のフラッグシップモデルを展開する 「MXシリーズ」 より、新型ワイヤレスマウス 「MX ANYWHERE 3S コンパクトパフォーマンスマウス (以下、「MX ANYWHERE 3S」 ) 」 を6月8日に発売する。

「MX ANYWHERE 3S」 は、2020年10月に発売した小型ワイヤレスマウス 「MX ANYWHERE 3」 のアップデートモデルにあたる製品。クリック音が静音化し、トラッキングセンサーが8,000DPIまで強化されたほか、専用ソフト 「Logi Options+」 でマクロ機能 「Smart Actions」 を設定して利用できるのが特徴だ。

本製品の発売に先立ち、ロジクールは都内で報道関係者向けブリーフィングを実施。製品の詳細について話を聞くことができたほか、実機も提供いただき使ってみることができたので、当レビューでは本製品の仕様や新機能について紹介したいと思う。

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手のひらサイズの人気小型マウス 「MX ANYWHERE」 に新モデルが登場

「MX ANYWHERE 3S」 は、ユーザーのポテンシャルを引き出し、高いワークパフォーマンスを実現するPC周辺機器のフラッグシップモデル 「MXシリーズ」 の最新マウス。

MXシリーズのマウスには、クリエイティブな作業の効率を最大限に高めてくれる 「MX MASTER」 シリーズと、優れた携帯性と高パフォーマンスが特徴の 「MX ANYWHERE」 シリーズの2種類があるが、今回の製品はこのうちの後者、「MX ANYWHERE」 シリーズの最新モデルとなる。

本体デザインは、先代モデル 「MX ANYWHERE 3」 から引きつづき人間工学に基づいたコンパクトながら手になじみやすい形状が採用されている。本体はほぼ左右対称に近い形をしていて、指先が最も低く、手のひらの半分から下あたりが高く盛り上がっているのが特徴だ。

(画像提供:ロジクール)

本体サイズは幅65mm × 高さ34.4mm × 奥行き100.5mmで、重量は99g。MX ANYWHEREシリーズは持ち運びに特化した製品ラインナップということで、今回の新型モデルもコンパクト&軽量で気軽に持ち運びが可能。カラーはグラファイトとペイルグレーの2色展開となっている。

左:MX ANYWHERE 3S/右:MX ANYWHERE 3 FOR MAC

筆者は、先代モデルのMac向けモデル 「MX ANYWHERE 3 FOR MAC」 を外出時のマウスとして普段から持ち歩いているのだが、今回の 「MX ANYWHERE 3S」 の握ったときの感覚はほぼおなじ、手のひらにスッポリと収まるサイズ感のおかげで高いホールド力を発揮し、とても使いやすい。筆者は手が小さめで、大型のマウスは使いづらさを感じることが多いため 「MX ANYWHERE」 シリーズのサイズ感はとても気に入っている。

スクロールホイールは、ロジクールが独自開発した回転機構式 「MagSpeed電磁気スクロール」 が引きつづき搭載されている。同スクロールホイールは 「高速モード」 と 「ラチェットモード」 の2種類のモードが用意されており、高速モードでは1秒間に1,000行もの大量スクロールが可能で、ラチェットモードでは数行ごとの精密なスクロールを可能とする。

2つのモードはスクロールホイール下のボタンを押すことで素早く切り替え可能だが、ラチェットモード時に勢いよくスクロールホイールを回すと、自動で高速モードに切り替わる仕様になっているため、わざわざ手動で切り替えるタイミングは少ないかもしれない。

本体側面にはサイドボタンが搭載されている。ボタンの割り当ては 「Logi Options+」 アプリを使うことで自由に変更可能だが、初期設定では 「進む」 「戻る」 操作が割り当てられている。

サイドボタンの片方を押しながらスクロールホイールを回転させることで、水平スクロールが利用できる。Excelなどの表計算ソフトで作業するときには覚えておくと作業効率アップにつながること間違いなし。

本体背面には電源ボタンとデバイスとのペアリングに使用する 「Easy-Switch」 ボタンが搭載されている。デバイスとのペアリングは最大3台まで可能で、Easy-Switchボタンを押すことで簡単にデバイスを切り替え可能。新たにデバイスをペアリングしたいときには、Easy-Switchボタンを長押しすればライトが点滅してペアリング可能状態になる。

Logi Boltレシーバー

ペアリング方式はLogi BoltレシーバーとBluetoothの2種類に対応する。すでに他のロジクール製品を使っていてLogi BoltレシーバーをPCに接続しているなら、そのままペアリングすることが可能だ。

もしLogi Boltレシーバーを持っていないなら、Bluetooth経由で接続すればOK。Bluetoothで接続することで機能が制限されることもないため、レシーバーでの接続にこだわる必要はないだろう。ちなみに、Logi Boltレシーバーはロジクールオンラインストアで1,210円(税込)で購入可能だ。

進化ポイント①クリック音の静音化

左:MX ANYWHERE 3S/右:MX ANYWHERE 3 FOR MAC

先代モデルから大きく進化した点は、マウスのクリック音がかなり静かになったこと。先代モデルはクリック時に 「カチッ」 と甲高い音が鳴っていたが、新型モデルは 「コツッ」 と鈍い音がするだけにとどまっている。

これにより、静かな環境でしっかり集中して作業できるようになるほか、カフェや図書館でバリバリ作業していても、周囲に迷惑をかけづらくなるはずだ。

クリック音の静音化に伴い、ボタンのクリック感も変化しており、より少ない力でクリックができるように。操作が軽快になったほか、クリックしたときの気持ちよさも新型モデルの方が上だと個人的には感じた。

進化ポイント②トラッキングセンサーが8,000DPIまで強化

「MX ANYWHERE 3S」 は、「Darkfield」 と呼ばれるガラス面などでも使用できる高性能センサーが搭載されており、どんな場所でも快適に使うことができる。

さらに本製品は、トラッキングセンサーが8,000DPIと大幅に強化されており、高解像度のモニターなどに接続したときにも、わずかにマウスを動かすだけで自在にカーソルを移動させて、正確なポインティングができるようになった。

DPIが高いと、従来よりも高速なマウス操作ができるようになることから、ゲーミング用途での使用にも適していると言えるだろう。

DPIの設定は 「Logi Option+」 アプリから可能。初ペアリング時に 「センサー範囲を8K DPIに拡大」 というトグルが表示されるため、高解像度モニターでマウスを使用する際には、このトグルをオンにしておこう。

進化ポイント③マクロ登録機能 「Smart Actions」 が利用可能に

「MX ANYWHERE 3S」 の発売に伴い、「Logi Options+」 アプリにロジクール初のマクロ機能 「Smart Actions」 が搭載された。

同機能は、ショートカットやファンクションなど連続するマウスやキーボードの操作をひとつのボタンに登録することができるというもので、繰り返し同じ操作をしなければならない場面での作業効率を向上させてくれる。同機能は本記事で紹介している 「MX ANYWHERE 3S」 はもちろん、これまでに発売したすべてのMXシリーズで利用可能だ。

Smart Actionsでは、「MX ANYWHERE 3S」 のマウス操作をトリガーにしてマクロを登録できる。使用できるボタンは、側面の2つのサイドボタンとスクロールホイールの押し込み操作、そしてスクロールホイール下にあるホイールモード切り替えボタンの4つ。

いずれかのボタンを押すことで、あらかじめ登録しておいたアクションが自動で実施されるため、同じような操作を繰り返すような場面で活躍してくれるはずだ。

Smart Actionsについては、同時に発売したMXシリーズのキーボードの最新モデル 「MX KEYS S」 のレビューで使い方などを詳しく紹介している。同機能について詳しく知りたい人は、こちらのリンクから記事を確認していただきたい。

「MX ANYWHERE 3S」 は小型マウスの最高峰。出張・旅行など持ち出し用マウスに最適

「MX ANYWHERE 3S」 は、従来の手のひらにおさまるコンパクトデザインはそのままに、さらにクリック音の静音化やDPIの強化などが行われた関係で、より便利に使えるようになった新しい小型マウス。

マウスのクリック音が小さくなったのはもちろんだが、それに伴い内部のスイッチが変更されたからか、より少ない力でクリックできるようになったのもポイントとなる。

先代モデルから大きな進化を遂げたとは言えないものの、普段の取材や出張などで外出する機会が多い筆者にとっては今回の進化は以前より待ち望んでいたもの。筆者は現在、外出時のマウスとして 「MX ANYWHERE 3 FOR MAC」 を持ち歩いて使っているが、特にクリックの音はカフェなどで作業する際に気になっていた部分だったので、個人的にはとても嬉しいアップデート箇所だった。

もし同じように静音の小型マウスを探しているなら、「MX ANYWHERE 3S」 を検討してみてはどうだろうか。なお、筆者はこれからの相棒として 「MX ANYWHERE 3S」 を使っていきたいと思っている。

「MX ANYWHERE 3S」 は本日から予約受付が開始されており、ロジクールオンラインストアでの販売価格は13,970円(税込)。発売は6月8日を予定している。

▼ 「MX ANYWHERE 3S」 を各ストアで購入する
ロジクールオンラインストア
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AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。