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【レビュー】完全ワイヤレスイヤホン「M-SOUNDS MS-TW2」1万円を切るハイコスパが魅力的

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株式会社エム・エス・シーは、オリジナル・オーディオブランド「M-SOUNDS」から完全ワイヤレスイヤホンの新型モデル「MS-TW2」を発売した。

同製品は、昨年発売した完全ワイヤレスイヤホン「MS-TW1」の後継モデル。前モデルは優れた音質と性能の割には1万円を切るコスパの良さから、大手家電量販店を中心にロングセラーとなっていたが、新型モデルの「MS-TW2」もその特徴はそのままに、さらに最新のBluetooth 5.0やAACコーデックに対応するなど、さまざまな変更が加えられた新設計になっている。

前モデルの人気ぶりから、今回の新型モデル「MS-TW2」のクオリティにはかなり期待したいところではあるが、果たしてその実力はどれほどのものなのか。今回エム・エス・シーから事前に商品を提供していただき、2週間ほど試すことができたので、当記事では「MS-TW2」の実際の試用感等をお伝えしたいと思う。

「MS-TW2」の本体デザインをチェック

「MS-TW2」は、充電用ケースと左右のイヤホンで構成される完全ワイヤレスイヤホンだ。

イヤホン本体の重量はわずか4g。二つ合わせても8gと、耳に装着してもほとんど重量感を感じることはない。

さらに、耳の構造に合わせてデザインされた「三次元ノズル」が採用され、耳にしっかりとフィットするように作られているため、装着感が少なく、ケーブルに縛られることのない快適な音楽体験が可能となっている。

イヤホンの形状はカナル型で、遮音性に優れているのが特徴でもある。イヤホンの背面には、操作用のボタンが設けられており、これを押すことで音楽の再生や停止、音量の調節やハンズフリー通話、音声アシスタントの操作が可能だ。

イヤホンは前モデルと同じく、バッテリーケースに収納する仕組みになっており、ケースに収納することで自動でイヤホンが充電されるようになっている。

バッテリー駆動時間は、イヤホン単体で2.5~3時間ほど。付属のバッテリーケースはイヤホンを最大5回充電できるため、併用することで最大15~18時間の駆動を実現する。AppleのAirPodsには敵わないが、1日中途絶えることなくずっと音楽を聞くわけでなければ十分だろう。

ちなみに、15分の充電で1時間の使用ができるクイックチャージ機能も搭載されているので、わずか15分辛抱することができれば、その後は快適な1時間を過ごすことができる。

バッテリーケースは、手のひらですっぽりと握れるほどの大きさで、カバンの中身を圧迫せず、持ち運びがとても簡単。アウトドアや旅行はもちろんのこと、普段の通勤・通学などでも邪魔にならないなど、普段使いにも長けているのが嬉しいところだ。

バッテリーケースの充電は、ケース背面に搭載されたMicroUSB端子で行う。充電器は付属してこないが、スマートフォンの充電器やPCやMacなどに搭載されたUSB端子にMicroUSBケーブルを接続することで充電することが可能だ。

1万円を切る製品とは想像しがたいバランスの良い音

ここからは肝心の音質について触れていきたい。

「MS-TW2」の音質の特徴はバランスの良さ。低音から高音まで満遍なく音が広がる印象で、ムラっ気のない音で音楽を楽しむことができる。「特徴がない」と意地悪に言う事もできるが、正確な音で、変な癖もない素直な音が出るため、個人的には好みの音質だった。

これらを実現したのは「MS-TW2」に搭載されたφ6mmダイナミックドライバー。また、高音質コーデック「AAC」への対応も効果を発揮しているのかもしれない。

「MS-TW2」は遮音性も優れている。イヤホンの形状はAirPodsのようなオープン型ではなくカナル型、音楽を鳴らせば周囲の音はほぼ聞こえなくなり、音楽に没頭することができる。

代わりに、周囲の音を聞きたいときは音楽を止めるしかないわけだが、イヤホン本体に用意されているボタンを押すことで素早く音楽を停止でき、不便を強いられる機会はほとんどない。また、左右のイヤホンのどちらでも音楽再生を止めることができるので、「左右どっちのボタンだっけ?」と混乱することもない。

ちなみに、左のイヤホンを二度押しすることで曲戻し、右のイヤホンを二度押しすることで曲送りができる。また、音楽再生をしていないとき限定だが、左右どちらのイヤホンでも二度押しでSiriを起動することが可能だ。

ただし、イヤホンのボタンは少しだけ硬めなので、片手で押すとイヤホン本体を耳の中に押し込む形になってしまう。イヤホンが動かないように押さえながらボタンをプッシュする工夫をすると、きっと快適に使えると思う。

音切れも少ないのも「MS-TW2」の特徴だ。同製品には最新のBluetooth 5.0対応チップと高性能アンテナが搭載されており、接続の安定性を確保している。完全ワイヤレスイヤホンはやや音切れに弱いイメージがあるが、「MS-TW2」の場合はそれを完全に払拭。すでに2週間ほど試用したが、多数の電波が混在する場所で使用しても途切れることなく使用することができた。

また、ハンズフリー通話機能も搭載されている。スマートフォンにかかってきた電話を「MS-TW2」で受けて通話できる。左右どちらかのボタンを一度押すことで、かかってきた電話を受けることができ、もう一度ボタンを押すことで通話を終了することができる。

左右のイヤホンを使ってステレオ音声で通話することができるが、違和感を感じる場合はモノラルモードにもできる。ただし、このモノラルモードは右側のイヤホンのみに限られるので、その点には注意が必要だ。

ちなみに、筆者が実際にステレオ音声でハンズフリー通話機能を使った際には特に違和感を感じることなくクリアな音声で通話できたため、さほど心配する必要はないだろう。

そして、地味に重要な防水機能について。「MS-TW2」は、IPX4相当の防水設計になっており、ジムでのエクササイズや外でのアクティビティでも使えるようになっている。イヤホンを人の汗に含まれる酸から守るナノコーティングが施されており、故障を防ぐことが可能。夏の汗をかきやすい時期でも安心して使えるのがグッドだ。

購入から1年以内であれば片方のイヤホンを紛失してもわずか2,500円で元どおり

そのほか、「MS-TW2」にはユニークなサービス「あんしん補償サービス」も付帯する。同サービスは、購入後1年間の保証期間内であれば、紛失・水没・破損したパーツを特別価格で購入できるというもの。

例えば、イヤホンやバッテリーケースが故障した場合は、それぞれ2,500円(税込)で再度購入することができる。

その小ささ故についつい落としてしまいがちな完全ワイヤレスイヤホン。普通であれば、左右どちらかのイヤホンを紛失してしまった場合、再度買いなおす必要があるが、「MS-TW2」であればその必要性はなく、安心して使うことができるだろう。不慮の事故を心配する方や完全ワイヤレスイヤホンを初めて購入するユーザーにオススメだ。

ペアリングはとても簡単

完全ワイヤレスイヤホンは、スマートフォンやタブレットなどとBluetoothで接続して使うため、使う前に必ずペアリング作業が必要になる。

「ペアリング」と聞くと面倒くさそうに聞こえて、つい体に拒否反応が出てしまう人もいるかもしれないが、実際はとても簡単だ。

ペアリング方法はバッテリーケースから右側のイヤホンを取り出し、ボタンを4秒長押しで一度電源を切る。そして再び4秒長押しで電源を入れるとLEDインジケータが青白交互に点滅するようになる。あとはスマートフォンとの接続を行うことで片耳は終了。

次に左耳用だが、こちらはバッテリーケースから取り出すだけで自動的にスマホに接続されるようになっている。

一度ペアリングすると、あとはバッテリーケースから取り出すだけで自動で再ペアリングされるようになっているため、手間要らず。小難しい設定などは一切ないため、おそらく誰でも簡単にペアリングすることができるだろう。

まとめ:コスパ最強の完全ワイヤレスイヤホン

最近は、完全ワイヤレスイヤホンも種類が増えてきているが、1万円を切る製品の中には出来の悪いものも多い。それにも関わらず、「MS-TW2」は少なくとも1万円を切る製品とは思えない出来映え。

また、高い金額を出して購入した完全ワイヤレスイヤホンも落としてしまえばそこまでだが、「MS-TW2」なら紛失しても元金の25%で無くしたパーツを補充することができる。これほど安心感のある完全ワイヤレスイヤホンは筆者も初めて。1万円以下の完全ワイヤレスイヤホンを探しているなら、まずは同製品をお勧めしたい。

「MS-TW2」のカラーラインナップは、「ブラック」「ホワイト / ゴールド」「レッド」の3色。筆者は今回、「ホワイト / ゴールド」モデルを提供してもらったが、ブラックとレッドもカッコいいカラーリングになっているため、購入する際はぜひお好きなカラーをチョイスしていただきたい。

商品名 MS-TW2
最大使用時間 通話・音楽再生:約2.5~3時間
待受:最大100時間 充電ケース使用時
通話・音楽再生:約15~18時間 (イヤホンを約5回分充電可能)
充電時間 充電ケース:約3時間
イヤホン:約1時間
ドライバーユニット ダイナミック型 φ6mm
音圧感度 91dB±3dB
入力インピーダンス 16Ω
再生周波数 20Hz-20000Hz
通話方式 ステレオ方式
マイク感度 -42dB±3dB
防水性能 IPX4相当
重量 充電ケース:約33g
イヤホン:約4g (片方)
通信方式 Bluetooth Ver5.0 Class2
通信距離 約10m(使用環境によって異なります)
対応コーデック SBC AAC
登録可能端末数 最大8台
対応Bluetoothプロファイル A2DP(オーディオ)
AVRCPA(リモートコントロール)
HFP(ハンズフリー)
HSP(ヘッドセット)
付属品 充電用USBケーブル
イヤーピース(S/M/L)
カラー ブラック
ホワイト/ゴールド
レッド

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AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。