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Macの音声を複数のオーディオ機器から同時出力する方法

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Macで音楽を聴いたり、動画を観るとき、複数のオーディオ機器から同時に音声を出したいと思ったことはないだろうか。

実はMacでは、オーディオの設定に少し手を加えるだけで、特殊なアプリを使ったりせずとも、複数機器から音声を出力することができる。

この方法では、2台以上のBluetooth機器から音声を出すのはもちろんのこと、Mac本体とBluetooth機器の両方から音声を出すこともできるので、当記事を見て気になった方はぜひお試しいただければと思う。

Macの音声を複数の機器に同時出力する方法

Macの音声を複数の機器から出力するためには、音声出力の設定をすこし変更する必要がある。そこまで難しいことをするわけではない上に、設定自体も数分足らずで終わるので、ぜひ安心して読み進めてほしい。

まずは、音声を出したいオーディオ機器をMacに接続する。本体内蔵のイヤホンジャックやBluetooth、どちらでもOKだ。Bluetooth機器を接続する場合は[システム環境設定]>[Bluetooth]から可能だ。

音声出力をしたいオーディオ機器がすべて 「接続済み」 になったことを確認したら、次は 「Audio MIDI設定」 を開く。

「Audio MIDI設定」 は、Finderの[アプリケーション]>[ユーティリティ]にあるはず。もしくは、Launchpadのその他のフォルダ内 (初期設定時) からもいける。Spotlight検索で、「Audio MIDI設定」 と直接検索してもOKだ。

「Audio MIDI設定」 を開いたら、改めて自分が接続したオーディオ機器が表示されているかを確認する。

すべての機器が表示されていたら、画面左下にある 「+」 ボタンをクリックし、「複数出力装置を作成」 をクリック。

すると、「複数出力装置」 というオーディオ装置が作成され、接続されているオーディオ機器がすべて表示されるので、あとは音を出したいオーディオ機器の左にあるチェックマークにチェックを入れることで、設定は完了だ。

あとはYouTubeやiTunesを開き、聴きたい音楽や観たい動画を再生するだけで、複数のオーディオ機器から同時に音声を出すことができるはずだ。

注意点①

ただし、少し注意しなければならないのはこの方法で音声を出すと、Macのキーボードや 「サウンド」 設定からは音量の変更ができなくなるということ。

音量の変更は、さきほどの 「Audio MIDI設定」 から変更できる。もしくは、Bluetooth機器本体の音量ボタンをつかって調節したり、YouTubeやミュージックアプリなどのソフトウェア側で直接調整することもできる。

注意点②

また、もうひとつ注意していただきたいのが 「音ズレ」 だ

この方法を利用して複数のオーディオ機器から音声を出す場合、機器によっては音声の遅延が発生することがある。

この場合、「Audio MIDI設定」 の 「音ずれ補正」 という項目にチェックを入れることですこし解消できるが、それでも、使っているうちに再び遅延が発生してしまうこともある。これは機器の相性などによる問題である可能性があって、解消することは難しいかもしれない。

注意点③ AirPodsでも利用できるが、装着時には音声出力先の再点検を
AirPodsシリーズは、装着すると音声出力先が自動でAirPodsに切り替わる仕様になっていて、知らないうちに音声出力先が 「複数出力装置」 → 「AirPods」 に変更されてしまい、複数機器で同時に音声出力ができないことがある。

その場合は、AirPodsを装着後にMacのメニューバー(画面上部)からサウンド設定に行って、改めて音声出力先を 「複数出力装着」 を選択してみていただきたい。音声出力先はコントロールセンターのサウンド設定からでも変更できる。


ちなみに、今回紹介した方法以外にも複数のオーディオ機器への音声出力ができる場合がある。以下でその方法についても紹介しておくので、気になる方はぜひ確認していただきたい。

ミュージックアプリ(旧iTunes)なら 「AirPlay」 で複数機器に同時出力可能

itunes-logo

Apple製品には、同一ネットワークに接続しているオーディオ機器に音声出力できる 「AirPlay」 という機能が搭載されていて、もちろんMacにも搭載されている。AirPlay対応機器であれば、Macからワイヤレスで音声出力することが可能だ。

しかし、「AirPlay」 対応機器であっても、Macから複数のオーディオ機器に同時に音声出力するには (HomePod/HomePod miniを除き)、依然として「ミュージック」 アプリを介する必要がある。

つまり、YouTubeで動画を観るときなどには、1台のAirPlay対応機器からしか音声が出せないが、ミュージックアプリから音楽を流す際は、複数の 「AirPlay」 対応機器から音を出すことができるということだ。

方法は簡単で、ミュージックアプリを開き、音量バーの右に表示されている 「AirPlay」 マークをクリックし、音声を出したいオーディオ機器にチェックを入れるだけ。それぞれの機器の音量も自由に変更できる。

ただし、同機能が使用できるのはあくまで 「AirPlay」 対応機器のみになるので、複数のBluetooth機器から音を出したい場合は冒頭で紹介した方法を使う必要がある。

ちなみに、筆者が実験したところ、上記2つの方法を組み合わせることで、AirPlay対応機器とBluetooth機器の両方から音声を出力することもできた。もし環境があるのであれば、こちらも試してみていただければと思う。

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AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。