【2023年最新】MacBook AirとMacBook Proの性能・違いを比較。選び方・オススメのモデルを解説

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Appleが販売するラップトップ 「MacBook」 シリーズには、大きく分けると 「MacBook Pro」 と 「MacBook Air」 の2種類のラインナップが存在する。

プロセッサやグラフィックなどの性能が高くプロユーザー向けとして販売されているのが 「MacBook Pro」 、エントリーモデルとして手頃な価格で販売されているのが 「MacBook Air」 となる。

このうちMacBook AirはM1モデルとM2モデルが用意されており、M1モデルは13インチモデルのみ、M2モデルには13インチと15インチの2モデルが用意されている。MacBook ProはM2チップを搭載した13インチモデルに加えて、M2 Pro/M2 Maxチップを搭載した14インチ/16インチモデルの合計3モデルが用意されており、MacBook全体のラインナップは合計6機種とかなり複雑だ。

そこで、当記事では各モデルの性能や特徴を比較形式でまとめた上で、どのモデルがどんなユーザーに向いているのかを解説する。比較は以下から。購入検討の際の参考になればと思う。

大前提:比較するべきは 「下位モデル同士」 あるいは 「上位モデル同士」

まずこの記事を読むにあたって、MacBookシリーズにはどんなモデルが用意されているのか、改めて理解しておく必要がある。

MacBookシリーズの現在のラインナップは、MacBook AirがM1/13インチモデルとM2/13インチモデル、M2/15インチモデルの計3機種、MacBook Proが13インチと14インチ、そして16インチモデルの計3機種が存在する。

このうち、MacBook Air 3機種と13インチMacBook Proがエントリーモデル、14インチMacBook Proと16インチMacBook Proが上位モデルとして位置付けられている。

エントリーモデルと上位モデルにはかなりの性能差があることから、比較の手順としては、まずエントリーモデルと上位モデルで分け、そのどちらのグレードが自身に合っているかを見定めてから、次に各グレードの製品を見比べて行ったほうがシンプルかもしれない。

たとえば、あなたの望みが 「プロレベルの高い性能が欲しい」 なのであれば、MacBook Pro 14インチあるいは16インチモデルを選ぶべき。これに加えて 「コンパクトなモデルが欲しい」 と言うのならMacBook Pro 14インチモデルがオススメ、といった具合だ。

各モデルの性能差については以下で詳しく紹介していくが、全モデルを一気に比較した表も記事一番下に掲載している。そちらもぜひ参考にしていただきたい。

デザイン、筐体サイズ&重量

最初に、各モデルの筐体デザインやサイズを比較していく。

まずはデザインから。現在のMacBookのラインナップには大きく分けると 「ウェッジシェイプ」 「フラット&ベゼル厚」 「フラット&ノッチ」 の3つのデザインが存在する。

14インチMacBook Pro

M1 MacBook Air

「ウェッジシェイプ」 デザインは、M1 MacBook Airのみが採用する。後方が高く前方が低くなる同デザインは、MacBook Airシリーズでこれまで採用されてきたものとなる。

13インチMacBook Pro (M2)

「フラット&ベゼル厚」 デザインは、フラットな筐体と厚みのあるベゼルが特徴となる。古くからMacBook Proが採用してきたもので、現在は13インチMacBook Proのみが採用する。

13インチ/15インチMacBook Air (M2)

「フラット&ノッチ」 は、フラットな筐体とノッチを搭載するタイプ。13インチMacBook Proのように筐体の厚みは均一的ではあるものの、筐体の四隅がより丸みを帯びたデザインを採用する。さらに画面上部にノッチが搭載される関係で画面が端末いっぱいに広がるベゼルレスモデルとなる。M2チップを搭載した13インチ/15インチMacBook Airおよび14インチ/16インチMacBook Proがこれを採用する。

右:14インチMacBook Pro/左:16インチMacBook Pro

現在のMacBookのラインナップにおける最新デザインは3つ目の 「フラット筐体&ノッチ」 。無駄の少ないデザインであるためとてもスマートな見た目をしているのが特徴だ。

フラット&ノッチはApple製品における最近のトレンドでもあることから、どことなく新製品感が漂う。一方で古めかしく感じてしまうのが13インチMacBook Proの厚ベゼルデザイン。使い勝手はさほど悪いわけではないものの、やはりM2 MacBook Airや14インチ/16インチMacBook Proのほうがスマートに見えるのではないだろうか。

  MacBook Air(M1, 2020) 13インチMacBook Air(M2, 2022) 15インチMacBook Air(M2, 2023) 13インチMacBook Pro(M2, 2022) 14インチMacBook Pro (2023) 16インチMacBook Pro (2023)
ノッチ なし あり あり なし あり あり
ベゼル 厚い 狭い 狭い 厚い 狭い 狭い

筐体サイズは13インチMacBook Air (M1)、13インチMacBook Air (M2)、13インチMacBook Pro、14インチMacBook Pro、15インチMacBook Air、16インチMacBook Proの順で大きくなる。重量もほぼ同じ順で大きくなるため、基本的には性能が高いモデルほどサイズ・重量が大きくなると考えて良いだろう。

ただし、例外として13インチMacBook Airに関しては、M2チップ搭載モデルがM1チップ搭載モデルよりも50g程度軽くなっている。わずかな違いではあるが、持ち運びに最も適したモデルは13インチMacBook Air (M2) ということになるだろうか。

また、14インチMacBook Proと15インチMacBook Airでは、サイズは15インチMacBook Airの方が大きいものの、重量は14インチMacBook Proの方が重くなっている。

全モデルのサイズ/重量を比較すると以下のとおりになる。

  MacBook Air(M1, 2020) 13インチMacBook Air(M2, 2022) 15インチMacBook Air(M2, 2023) 13インチMacBook Pro(M2, 2022) 14インチMacBook Pro (2023) 16インチMacBook Pro (2023)
本体サイズ 幅30.41cm
高さ0.41〜1.61cm
奥行21.24cm
幅30.41cm
高さ1.13 cm
奥行21.5cm
幅34.04cm
高さ1.15cm
奥行23.76cm
幅30.41cm
高さ1.56 cm
奥行21.24cm
幅31.26cm
高さ1.55cm
奥行22.12cm
幅35.57cm
高さ1.68cm
奥行24.81cm
重量 1.29kg 1.24kg 1.51kg 1.4kg M2 Pro: 1.60kg
M2 Max: 1.63kg
M2 Pro: 2.15kg
M2 Max: 2.16kg

性能よりもコンパクトさを求める場合には、中間モデルあるいは下位モデルを意図的に選ぶ必要があるだろう。参考までに筆者は自宅外への持ち出しが多いが、ある程度の高い性能も必要となることから、その両方を満たせる14インチMacBook Proをメイン機として使用している。

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画面サイズ、画面の性能

M1 MacBook Air

次は画面に関する比較。まずは、画面の大きさや形状を比べていこう。

M1 MacBook Air/M2 MacBook Proには、13.3インチのRetina液晶ディスプレイが搭載されている。解像度はどちらも2,560 x 1,600ピクセル(227ppi)。

15インチMacBook Air

一方で、M2チップを搭載したMacBook Airには、13.6インチと15.3インチのRetina液晶ディスプレイが搭載されている。解像度は13インチモデルが2,560 x 1,664ピクセル(224ppi)、15インチモデルが2,880 x 1,864ピクセル(224ppi)。

上位モデルのM2 ProおよびM2 Maxを搭載したMacBook Proには、14.2インチ/16.2インチのミニLEDディスプレイが搭載されている。解像度は14インチモデルが3,024 x 1,964ピクセル(254ppi)、16インチモデルが3,456 x 2,234ピクセル(254ppi)。

  MacBook Air(M1, 2020) 13インチMacBook Air(M2, 2022) 15インチMacBook Air(M2, 2023) 13インチMacBook Pro(M2, 2022) 14インチMacBook Pro (2023) 16インチMacBook Pro (2023)
画面 13.3インチ 13.6インチ 15.3インチ 13.3インチ 14.2インチ 16.2インチ
  • Retinaディスプレイ
  • 広色域(P3)
  • True Tone
  • Liquid Retina XDRディスプレイ
  • 広色域(P3)
  • True Tone
  • ProMotion (最大120Hz)
輝度400ニト 輝度500ニト 輝度:最大1,000ニト
ピーク輝度:1,600ニト
解像度 2560×1600
(227ppi)
2560×1664
(224ppi)
2880×1864
(224ppi)
2560×1600
(227ppi)
3024×1964
(254ppi)
3456×2234
(254ppi)

16インチMacBook Pro

ベゼルの厚みは、M1 MacBook Airおよび13インチMacBook Proがすこし厚め。13インチ/15インチMacBook Air(M2)と14インチ/16インチMacBook Proはベゼル幅が狭く、無駄の少ないデザインとなっている。

ただし、13インチ/15インチMacBook Air(M2)と14インチ/16インチMacBook Proは画面上部のカメラを避けるように切り欠き(ノッチ)が設けられており、場合によっては邪魔に感じることもあるかもしれない。

  MacBook Air(M1, 2020) 13インチMacBook Air(M2, 2022) 15インチMacBook Air(M2, 2023) 13インチMacBook Pro(M2, 2022) 14インチMacBook Pro (2023) 16インチMacBook Pro (2023)
ノッチ なし あり あり なし あり あり
ベゼル 厚い 狭い 狭い 厚い 狭い 狭い

左:13インチMacBook Air(M2)/右:M2 MacBook Pro

ちなみに、13インチMacBook Air(M2)と13インチMacBook Proは同じM2チップ世代であるにも関わらず、なぜ13インチMacBook ProよりもMacBook Airのほうが画面が大きいのか。

その理由はこのベゼル幅の違いにあり、13インチMacBook Proが依然として旧デザインを採用している関係でベゼル幅が広いため。わずか0.3インチの違いしかないことから、使い勝手はさほど変わらないものの、小さい筐体で大きな画面を実現している点においては13インチMacBook Proよりも13インチMacBook Air(M2)のほうが優れているポイントと言える。

14インチMacBook Pro

続いて、画面の質について。MacBook Air 3機種と13インチMacBook Proにはいずれも液晶ディスプレイが搭載されており、上位モデルのMacBook ProにはミニLEDディスプレイが搭載されている。

ミニLEDディスプレイは、通常の液晶よりも小さな発光ダイオードをバックライトに使用した次世代ディスプレイ。明暗をハッキリと表現することが可能で、よりダイナミックな映像を楽しめるなどの特長がある。

  MacBook Air(M1, 2020) 13インチMacBook Air(M2, 2022) 15インチMacBook Air(M2, 2023) 13インチMacBook Pro(M2, 2022) 14インチMacBook Pro (2023) 16インチMacBook Pro (2023)
画面 液晶 液晶 液晶 液晶 ミニLED ミニLED
広色域(P3)
True Tone
ProMotion
(最大120Hz)
× × × ×
画面輝度 最大400ニト 最大500ニト 最大1,000ニト
(ピーク輝度1,600ニト)

ミニLEDディスプレイの採用により、14インチMacBook Proと16インチMacBook Proは画面輝度が最大1,000ニト、ピーク輝度は1,600ニトと高くなっており、豊かなHDR表現が可能。対するMacBook Airや13インチMacBook Proは400ニト〜500ニトと半分以下の輝度となっている。

いまやほとんどのApple製品に採用されている広色域(P3)とTrueToneテクノロジーは、すべてのMacBookに搭載されているため、どのモデルであっても正しい色味で写真・映像を現像・編集できるはずだ。

16インチMacBook Pro

さらに、上位版MacBook Proは最大120Hzの高リフレッシュレートを可能とするProMotionテクノロジーをサポート。リフレッシュレートとは、1秒の間に何回画面を更新するかを示した数字で、この数字が大きければ大きいほど画面が滑らかに動く。

ProMotionテクノロジーはiPhone 13 ProシリーズやiPad Proシリーズで導入されていたものになるが、遂にMacでも利用できるように。120Hzの高いリフレッシュレートは特にブラウジングやゲームなどあらゆる場面で効果を発揮するだろう。

  MacBook Air(M1, 2020) 13インチMacBook Air(M2, 2022) 15インチMacBook Air(M2, 2023) 13インチMacBook Pro(M2, 2022) 14インチMacBook Pro (2023) 16インチMacBook Pro (2023)
画面サイズ 13.3インチ 13.6インチ 15.3インチ 13.3インチ 14.2インチ 16.2インチ
画面 Retinaディスプレイ
(液晶)
Liquid Retina XDRディスプレイ
(ミニLED)
解像度 2560×1600 (227ppi) 2560×1664
(224ppi)
2560×1664
(224ppi)
2560×1600 (227ppi) 3024×1964 (254ppi) 3456×2234 (254ppi)
広色域(P3)
True Tone
ProMotion
(最大120Hz)
× × × ×
画面輝度 最大400ニト 最大500ニト 最大1000ニト
(ピーク輝度1,600ニト)

これらを踏まえると、画面の性能については14インチ/16インチMacBook Proが圧倒的に優れている。ただし、それ以外の4機種も広色域(P3)とTrueToneテクノロジーには対応しているなど、性能は十分とも言える。

そもそもMacBookの画面を外部ディスプレイに出力して作業する場合には、内蔵ディスプレイの性能が高くても宝の持ち腐れになってしまうことも。内蔵ディスプレイで作業することが多い方で、画面性能にもこだわりたい場合には上位モデルを購入すると良さそうだ。

チップ性能&メモリ容量

CPU性能はM1<M2<M2 Pro<M2 Max

ここからは内蔵プロセッサなど、処理性能の違いについて比較していく。

まずはCPU性能について。13インチMacBook Air(M1)にはAppleの独自開発チップ 「M1」 、13インチ/15インチMacBook Air(M2)と13インチMacBook Proには 「M2」 、14インチMacBook Proと16インチMacBook Proには 「M2 Pro」 「M2 Max」 が搭載されている。

M1チップは8コア(高性能×4+高効率×4)で構成されていたのに対して、その上位版となるM2 Proチップは10コア(高性能×6+高効率×4)あるいは12コア(高性能×8+高効率×4)、M2 Maxチップは12コア(高性能×8+高効率×4)構成となっている。

  MacBook Air(M1, 2020) 13インチMacBook Air(M2, 2022) 15インチMacBook Air(M2, 2023) 13インチMacBook Pro(M2, 2022) 14インチMacBook Pro (2023) 16インチMacBook Pro (2023)
プロセッサ

M1
構成①
・8コアCPU(高性能4+高効率4)
・7コアGPU

構成②
・8コアCPU(高性能4+高効率4)
・8コアGPU

M2
構成①
・8コアCPU(高性能4+高効率4)
・8コアGPU

構成②
・8コアCPU(高性能4+高効率4)
・10コアGPU

M2
・8コアCPU(高性能4+高効率4)
・10コアGPU
M2
・8コアCPU(高性能4+高効率4)
・10コアGPU
M2 Pro
構成①
・10コアCPU(高性能6+高効率4)
・16コアGPU

構成②
・12コアCPU(高性能8+高効率4)
・19コアGPU

M2 Max
構成①
・12コアCPU(高性能8+高効率4)
・30コアGPU

構成②
・12コアCPU(高性能8+高効率4)
・38コアGPU

M2 Pro
・12コアCPU (高性能8+高効率4)
・19コアGPU

M2 Max
構成①
・12コアCPU (高性能8+高効率4)
・30コアGPU

構成②
・12コアCPU (高性能8+高効率4)
・38コアGPU

メモリ帯域幅
M2: 100GB/s
メモリ帯域幅
M2 Pro: 200GB/s
M2 Max: 400GB/s
メディアエンジン
16コアNeural Engine

M2 ProにはM2の約2倍となる400億個のトランジスタが集積されており、M1 MaxはM2の3倍以上である670億個ものトランジスタが集積され、従来のM1 Pro/M1 Maxに比べてCPU性能が最大20%、GPU性能が最大30%向上しているという。

そして、新たに発表されたM2チップはM1チップの次世代チップとして登場した。M1チップと同じコア数(8コア/高性能×4+高効率×4)ながらも、搭載トランジスタ数が20億個に増えたことでCPU性能が18%向上しているとAppleは発表している。

筆者がM2チップを搭載した13インチMacBook Proでベンチマークスコアを計測したところ、16%前後の性能向上となっていたことが確認できた。大幅な性能向上とまでは言えないが、M1→M2で順当に性能を上げてきたようだ。

ただし、コア数の多いM2 Pro/M2 Maxにはマルチコア性能では劣ることから、やはりM2チップはエントリーモデル向けのチップになっていると言えるだろう。

CPU性能:M1<M2<M2 Pro<M2 Max

以下は各モデルのベンチマークスコア表 (Geekbench 6での計測結果) 。

製品名 プロセッサ コア構成 シングルコア マルチコア
MacBook Air
(13-inch, M1, 2022)
M1 合計8コア
・高性能x4
・高効率x4
2344 8487
MacBook Air
(13-inch, M2, 2022)
M2 合計8コア
・高性能x4
・高効率x4
2542 9230
MacBook Air
(15-inch, M2, 2023)
M2 合計8コア
・高性能x4
・高効率x4
??? ???
MacBook Pro
(13-inch, M2, 2022)
M2 合計8コア
・高性能x4
・高効率x4
2576 9431
MacBook Pro
(14-inch, 2023)
M2 Pro 合計10コア
・高性能x6
・高効率x4
2611 14218
M2 Pro 合計12コア
・高性能x8
・高効率x4
2627 14239
M2 Max 合計12コア
・高性能x8
・高効率x4
??? ???
MacBook Pro
(16-inch, 2023)
M2 Pro 合計12コア
・高性能x8
・高効率x4
2645 14118
M2 Max 合計12コア
・高性能x8
・高効率x4
2712 14453

14インチ/16インチMacBook Proに関しては、従来のM1 Maxから最大20%ほどの性能向上が確認されている。もちろんM1/M2と比べるとマルチコア性能は格段に高くなっている。

後述するがグラフィック性能でその差はさらに広がるため、より高い処理性能が欲しいのならM1/M2チップよりもM2 Pro、M2 ProよりもM2 Maxを搭載したモデルを選ぶ必要があるだろう。

とはいえ、実際にはM1チップ/M2チップも非常に高速なチップであることから、ブラウジングや動画視聴などの一般的な作業であればこれらでも十分なはず。必ずしもM2 Pro、M2 Max搭載モデルが必要というわけではないことだけは記しておく。

グラフィック性能:M1<M2<M2 Pro<M2 Max

CPU性能と同じくグラフィック性能も、上位チップになるにつれて性能が高くなる傾向にある。

M1チップには7〜8コアのGPUコアが搭載されている。M2チップには8〜10コア、M2 Proは16〜19コア、M2 Maxには30〜38コアのGPUコアが搭載されている。コア数が多ければ多いほど高いパフォーマンスを発揮できるため、M1<M2<M2 Pro<M2 Maxの順でグラフィック性能が高くなっている。

  MacBook Air(M1, 2020) 13インチMacBook Air(M2, 2022) 15インチMacBook Air(M2, 2023) 13インチMacBook Pro(M2, 2022) 14インチMacBook Pro (2023) 16インチMacBook Pro (2023)
搭載チップ ・M1チップ ・M2チップ ・M2 Proチップ
・M2 Maxチップ
GPU M1チップ
・7コア
・8コア
M2チップ
・8コア
・10コア
M2チップ
・10コア
M2 Proチップ
・16コア
・19コア

M2 Maxチップ
・30コア
・38コア

M2 Proチップ
 ・19コア

M2 Maxチップ
・30コア
・38コア

M2 MacBook Proで原神をプレイ (GeForce NOWでのクラウドゲーミング)

M2チップに関しては、最大GPUコア数が10コアとなっており、M1チップよりもGPU性能が大幅に向上している。

実際にM2チップを搭載した13インチMacBook Proでベンチマークスコアを計測してみたところ、OpenCLで約48%、Metalで約42%の性能向上が確認できた。

製品名 プロセッサ GPUコア数 OpenCL Metal
MacBook Air
(2020)
M1 7コア 16026 18897
M1 8コア 16925 19755
MacBook Air
(13-inch, M2, 2022)
M2 8コア 26263 23491
M2 10コア 28012 29881
MacBook Air
(15-inch, M2, 2023)
M2 10コア ??? ???
MacBook Pro
(13-inch, M2, 2022)
M2 10コア 27107 30863
MacBook Pro
(14-inch, 2023)
M2 Pro 16コア 39285 46413
M2 Pro 19コア 45322 50228
M2 Max 30コア 64293 73291
M2 Max 38コア 72614 86322
MacBook Pro
(16-inch, 2023)
M2 Pro 19コア 42987 52934
M2 Max 30コア ??? ???
M2 Max 38コア 69809 82133

また、M2チップはM1 Pro/M1 Max/M1 Ultraチップに実施されたメディアエンジン強化が行われており、8K (H.264/HEVC) 動画対応のビデオデコーダー、およびProResビデオエンジンを搭載した関係で、最大11ストリームの4Kビデオ、最大2ストリームの8K動画の再生が可能。

Final Cut Proにおいては最大40%の処理高速化が図られており、Apple ProResの変換速度についても先代のM1チップ比で約300%高速化されるため、映像関係の作業をする機会が多い場合にはスコア以上の変化が感じられるかもしれない。

とはいえ、M2 Pro/M2 Maxに比べるとやはり力及ばずなので、映像や写真の現像/編集、3Dモデルを使用した作業などグラフィック性能を必要とする機会が多いのであれば、14インチ/16インチMacBook Proを購入するという選択肢が最も安心できるはずだ。

M2 Pro/M2 Maxは、GPUのコア数からも分かる通り、M1/M2チップに比べてグラフィック性能はかなり高くなっており、コンソールゲーム機レベルの品質でのゲーム体験も可能としている。

特にM2 Maxは96GBのメモリとあわせることで、ビジュアルエフェクトの処理から、機械学習モデルのトレーニング、ギガピクセル級の画像の合成まで、競合システムでは実行すらできないようなグラフィックスを駆使したプロジェクトも実行できるとしている。

メモリ容量

MacBookシリーズは、モデルごとに最大メモリ容量が異なる。

M1 MacBook Airは8GB/16GBから選択可能。M2 MacBook AirとM2 MacBook Proは8GB/16GB/24GB、14インチMacBook Proおよび16インチMacBook Proは16GB/32GB/64GB/96GBから選択可能だ。

  MacBook Air(M1, 2020) 13インチMacBook Air(M2, 2022) 15インチMacBook Air(M2, 2023) 13インチMacBook Pro(M2, 2022) 14インチMacBook Pro (2021) 16インチMacBook Pro (2021)
メモリ 8GB/16GB 8GB/16GB/24GB 16GB/32GB/64GB/96GB

メモリはよく机の広さに例えられる。メモリの容量が多くなることで作業スペースが広くなり作業効率が高まるが、これはPCにおいても同じことが言える。特に複数のアプリを開きっぱなしにする機会の多いMacの場合は、iPhoneやiPadと違ってメモリの消費量が多くなりがちなため、メモリ容量はなるべく多いものを搭載するべき。これが鉄則。

もしRAW画像や高解像度動画の現像/編集などで大容量のメモリが必要なのであれば、最低でも24GB以上のメモリを搭載できるM2 MacBook AirあるいはMacBook Proを選びたいところ。

M1 MacBook Air

では、大容量のメモリを必要とする作業をする機会が少ない人はどうすれば良いのか。Apple Siliconはユニファイドメモリアーキテクチャ (UMA)の導入によってメモリのパフォーマンスが大幅に向上していて、メモリの転送速度が向上しただけでなくメモリ消費量自体も抑えられているため、必ずしも大容量のメモリを搭載する必要はないとも言える。

もしメールや書類作成、ブラウジング、SNSといった一般的な作業しかほとんどしないのであれば、最小容量の8GBでも十分。ただし、筆者の普段の作業では8GBではやや足りず16GB必要だったため、心配な方はやはりメモリを増量しておいた方が安心だろう。ちなみにMacBookは購入後にメモリを増設・交換することはできないので注意が必要だ。

左:M1 MacBook Pro/右:M2 MacBook Pro

ちなみに、各モデルを選ぶ上で、メモリ容量だけではなくメモリ規格にも注目していただきたい。M1チップのメモリはLPDDR4が採用されているのに対し、M2/M2 Pro/M2 MaxのメモリはLPDDR5が採用されたことで、メモリの転送速度が速くマルチタスクでの作業効率が向上している。

上記画像はM1チップ搭載のMacBook ProとM2チップ搭載のMacBook Proの転送速度を比較したもので、特に書き込みの数値が大きく向上している。メモリの転送速度は速いに越したことはないため、快適に作業したいならM1 MacBook Air以外のモデルを選ぶことをオススメする。

ストレージ容量

14インチMacBook Pro

動画や写真などのデータを多数保存しておくには、やはり大容量のストレージが必要だ。MacBook Air、MacBook Proには最大2TB〜8TBのストレージ容量が搭載できる。

M1 MacBook AirとM2 MacBook Air、M2 MacBook Proには256GB/512GB/1TB/2TB、14インチ・16インチMacBook Proには512GB/1TB/2TB/4TB/8TBのストレージを搭載可能だ。もし4TB、8TBのストレージ容量が要る場合は、必然的に上位モデルのMacBook Proを購入する必要がある。

  MacBook Air(M1, 2020) 13インチMacBook Air(M2, 2022) 15インチMacBook Air(M2, 2023) 13インチMacBook Pro(M2, 2022) 14インチMacBook Pro (2023) 16インチMacBook Pro (2023)
ストレージ
(SSD)
256GB/512GB/1TB/2TB 512GB/1TB/2TB/4TB/8TB

ちなみに 「iPhone 13 Pro」 ではProRes動画の撮影が可能だが、同フォーマットでは1分間の撮影で6GBのデータ容量を消費してしまう。10分の動画で60GBを消費すると考えたら、本格的な映像制作をするにはやはり大容量のストレージが必要であることがお分かりいただけるだろう。

逆に、筆者のように映像よりもテキストをメインとして使用する (そうは言っても、取材先で撮影した数千~1万枚近い写真データを保存しているが) 場合はTBレベルでのストレージを必要としないケースもあるだろう。外部ストレージやクラウドでデータを管理する方法もあるため、どのストレージ容量が最適か購入前にぜひ考えてもらいたい。

左:M1 MacBook Pro/右:M2 MacBook Pro

なお、M2チップ搭載13インチMacBook Proの256GBモデルを購入しようとしている人は、他モデルよりも転送速度が遅いことに注意していただきたい。

YouTubeチャンネル 「Max Tech」 のVadim Yuryev氏がM2 MacBook Proを分解したところ、同モデルの256GB SSDには1つのNANDフラッシュメモリしか搭載されていないことが確認できたとのこと。

以前のM1 MacBook Proの256GB SSDには、128GBのNANDフラッシュメモリが2つ搭載されていたことが確認されている。複数のNANDフラッシュメモリがあることで、処理を分散して転送速度が向上するため、M2 MacBook Proの方が転送速度が遅いという結果になったものとみられる。

ちなみに、同問題はこれは256GBモデル固有のもので、512GBのSSDストレージを搭載した他検証機で計測したところ、M1 MacBook Proと大きく違いはなかった。もし購入するにしても、処理時間を少しでも短くしたいプロユーザーなら512GB以上のストレージ容量を選択しておくべきだろう。

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Touch ID・Touch Barの有無

現行のMacBookのラインナップでは、全モデルに 「Touch ID (指紋認証センサー)」 が搭載されている。iPhoneやiPad Proに搭載されている 「Face ID (顔認証センサー)」 はいずれのモデルにも搭載されていない。

  MacBook Air(M1, 2020) 13インチMacBook Air(M2, 2022) 15インチMacBook Air(M2, 2023) 13インチMacBook Pro(M2, 2022) 14インチMacBook Pro (2023) 16インチMacBook Pro (2023)
Touch ID

Touch IDはキーボード右奥に配置された指紋認証センサー。指を置くだけでMacのロック解除、Apple Payの支払い、各種ログインがこなせる便利なヤツだ。

Touch Barについては、13インチMacBook Proのみに搭載されており、MacBook Airや14インチ・16インチMacBook Proには搭載されていない。

  MacBook Air(M1, 2020) 13インチMacBook Air(M2, 2022) 15インチMacBook Air(M2, 2023) 13インチMacBook Pro(M2, 2022) 14インチMacBook Pro (2023) 16インチMacBook Pro (2023)
Touch Bar × ×

Touch Barはファンクションキーの代わりに置かれているサブの有機ELディスプレイのこと。タッチ操作に対応し、指で直感的に操作できる。

表示される内容はアプリケーションによって変化する。たとえば音楽や動画を再生しているときはシークバーが表示されたり、画像編集アプリではコントラストや露光量、彩度のスライダー調節が可能。テキストを打っているときはフォントサイズなどのテキストオプション、各種ツールが表示されるといった具合だ。

グラフィックデザイナーや写真・映像を生業とする人には比較的受け入れられていたような感があるが、それ以外の業種の人からは不満の声もあるなどまさに賛否両論の機能だったが、上位モデルのMacBook Proで廃止されたことで、いまは13インチMacBook Proにのみに残されている状態だ。

物理的なファンクションキーが欲しい場合はMacBook Airあるいは上位版のMacBook Pro、Touch Barが欲しい場合は13インチMacBook Proを選ぶ必要がある。

搭載キーボード

MacBookシリーズには、すべてのモデルにバックライトMagic Keyboardが搭載されている。

  MacBook Air(M1, 2020) 13インチMacBook Air(M2, 2022) 15インチMacBook Air(M2, 2023) 13インチMacBook Pro(M2, 2022) 14インチMacBook Pro (2023) 16インチMacBook Pro (2023)
キーボード バックライトMagic Keyboard

Magic Keyboardは、以前までMacBookシリーズに搭載されていたバタフライ構造キーボードを根本から改善したもので、iMacやiMac Pro向けキーボード 「Magic Keyboard」 と同じシザー構造を採用し、キーストロークが従来の0.5mmから1mmに増加したことで、より打鍵感が増している。さらにキートップやシリコンキャップなどあらゆる箇所が見直されており、打鍵音がより小さく打ちやすくなっている。

以前のバタフライ構造キーボードは何度も同じキーが入力されたり、特定のキーが反応しないなどの故障報告が相次いだが、導入されてから1年以上経つMagic Keyboardでの故障の報告はほとんど耳にしないことから、故障率は大きく下がったと言えるのではないだろうか。

現在ではすべてのMacBookシリーズにMagic Keyboardが採用されるようになっているため、モデルによってキーボードの性能は変わらない。いずれのモデルでも安心してキーボードを使用できる。

左:M1 MacBook Air/右:16インチMacBook Pro

ただし注意していただきたいのがキーボード上部にあるファンクションキーのサイズ。具体的にはM1 MacBook Airのファンクションキーのサイズが通常のキーの半分ほどのサイズになってしまっている。

サイズが小さくても慣れてしまえば問題なく使用できるのだが、もし気になるのであれば通常のキーと同サイズのファンクションキーを搭載するM2 MacBook Airや14インチ/16インチMacBook Proを選ぶことをオススメする。

なお、MacBookはJIS配列だけでなく、USキーボードやUKキーボードなども選択可能だ。

搭載ポートの違い

デバイスの充電やアクセサリ製品との接続に使う外部ポートは、各モデルに搭載するものが異なるため注意が必要だ。

まず、もっともポート数が少ないのがM1 MacBook AirとM2 MacBook Pro、次いでM2 MacBook Air、そしてもっとも多くのポートを持っているのが14インチ・16インチMacBook Proだ。

  MacBook Air(M1, 2020) 13インチMacBook Air(M2, 2022) 15インチMacBook Air(M2, 2023) 13インチMacBook Pro(M2, 2022) 14インチMacBook Pro (2023) 16インチMacBook Pro (2023)
ポート
  • Thunderbolt/USB 4ポート × 2
  • Thunderbolt/USB 4ポート × 2
  • MagSafe 3ポート
  • Thunderbolt/USB 4ポート × 2
  • Thunderbolt 4 (USB-C) ポート×3
  • MagSafe 3ポート
  • HDMI ポート
  • SDXCカードスロット
  • 3.5mmヘッドフォンジャック

まずM1 MacBook AirとM2 MacBook Proは、Thunderbolt/USB 4ポート×2、3.5mmヘッドホンジャックx1で共通となっていて、M2 MacBook Airは、これらのポートに加えてさらにMagSafe 3ポートを搭載する。

13インチMacBook Air (M2)

同じM2チップ搭載モデルであるにもかかわらず、本来なら上位モデルであるはずのM2 MacBook ProにはMagSafe 3ポートは搭載されず、下位モデルであるM2 MacBook AirにMagSafe 3ポートが搭載されていることから、この点がラインナップを複雑にしているといっても過言ではない。

MagSafe 3ポートはマグネティック充電であることから、万が一充電ケーブルに足を引っ掛けたときにもMacBookか床に落下してしまう危険性を減らすことができる上に、同ポートがあることでふたつのThunderbolt/USB 4ポートをフルにアクセサリに使用できるというメリットもある。

もしM2チップ搭載モデル同士でどちらを購入するか迷っているのなら、MagSafeポートが搭載されているM2 MacBook Airを選んでおくのはアリだろう。

14インチ/16インチMacBook Proのポート

14インチ・16インチMacBook Proは、Thunderbolt 4 (USB-C)×3に加えて、3.5mmヘッドフォンジャック、SDXCカードスロット、HDMI ポート、MagSafe 3ポートを搭載する。

14インチ・16インチMacBook Proは搭載ポートが多く、USB-Cハブを別途購入・持ち運びする必要性が少ないのが大きなメリット。Thunderboltポートも 「Thunderbolt (USB4)」 ではなく 「Thunderbolt 4 (USB-C)」 であること、端末右側にもポートが搭載されているため充電や各種デバイスの接続もしやすくなっている。

これらに魅力を感じた方は、ぜひ上位モデルのMacBook Proを選択していただきたいが、逆にThunderbolt (USB 4)ポート×2で事足りるなら、M1 MacBook AirやM2 MacBook Air、M2 MacBookで十分と言えるだろう。

出力できるディスプレイの台数

16インチMacBook Pro

MacBookの画面を外部ディスプレイに出力する場合、MacBook Airと13インチMacBook Proは1台までしか出力できないのに対し、14インチ/16インチMacBook Proは最大4台まで出力可能だ。

出力できるディスプレイの台数は、搭載しているチップによって異なる。具体的には、M1チップもしくはM2チップは1台まで、M2 Proチップは2台まで、そしてM2 Maxチップは4台まで出力可能だ。

また、M2 ProとM2 Maxを搭載した14インチ/16インチMacBook ProはHDMIコネクタのバージョンが2.0から2.1にアップグレードされており、これまで4K/60Hzまでをサポートしていたのが、新たに8K/60Hz・4K/240Hz出力に対応している。

それぞれ対応する解像度は以下のとおり。

  MacBook Air(M1, 2020) 13インチMacBook Air(M2, 2022) 15インチMacBook Air(M2, 2023) 13インチMacBook Pro(M2, 2022) 14インチMacBook Pro (2023) 16インチMacBook Pro (2023)
画面出力 1台まで (最大6K/60Hz)

M2 Pro
▶︎ Thunderbolt経由
2台まで(最大6K/60Hz)

▶︎ HDMI経由
1台まで(8K/60Hz or 4K/240Hz)

M2 Max
▶︎ Thunderbolt経由
①3台(6K/60Hz)+HDMI経由で1台(4K/144Hz)
②2台(6K/60Hz)+HDMI経由で1台(8K/60Hz or 4K/240Hz)

▶︎ HDMI経由
1台まで(最大8K/60Hz or 4K/240Hz)

14インチ・16インチMacBook Proは、どちらのモデルもM2 ProとM2 Maxの両方を選択できるため、3台以上のディスプレイに出力したい場合はM2 Maxを、2台までの出力で十分であればM2 Proを選択していただきたい。

ちなみに、M1チップ/M2チップ搭載モデルでもDisplayLinkのUSBディスプレイアダプタを使うことで2台以上のディスプレイに映像を出力することは可能。非公式な方法にはなるものの、同アダプタを利用することでM1チップ/M2チップを搭載したMacBook Pro・Airは最大5台、M1チップ搭載のMac miniは最大で6台のディスプレイに映像を出力することが可能だ。同ディスプレイアダプタに関して、詳しくは以下の記事を参照いただきたい。

Wi-Fi/Bluetooth規格

14インチ/16インチMacBook Pro

現行のMacBookシリーズは、Wi-FiとBluetoothの規格がわずかに異なっている。

  MacBook Air(M1, 2020) 13インチMacBook Air(M2, 2022) 15インチMacBook Air(M2, 2023) 13インチMacBook Pro(M2, 2022) 14インチMacBook Pro (2023) 16インチMacBook Pro (2023)
Wi-Fi Wi-Fi 6 (802.11ax) Wi-Fi 6E (802.11ax) Wi-Fi 6 (802.11ax) Wi-Fi 6E (802.11ax)

まずWi-Fiに関しては、M1 MacBook Air・13インチMacBook Air(M2)・M2 MacBook ProがWi-Fi 6に対応するのに対し、15インチMacBook Airと14インチ/16インチMacBook Proは最新規格のWi-Fi 6Eに対応する。

Wi-Fi 6Eは2022年9月に日本でも認可されたばかりの新規格で、従来までWi-Fiで使用していた周波数帯の2.4GHzと5GHzに加えて、新たに6GHzが利用できるようになった。対応するWi-Fiルーターを利用している場合は、15インチMacBook Airと14インチ/16インチMacBook Proで6GHz帯の通信が利用できる。

  MacBook Air(M1, 2020) 13インチMacBook Air(M2, 2022) 15インチMacBook Air(M2, 2023) 13インチMacBook Pro(M2, 2022) 14インチMacBook Pro (2023) 16インチMacBook Pro (2023)
Bluetooth Bluetooth 5.0 Bluetooth 5.3 Bluetooth 5.0 Bluetooth 5.3

Bluetoothに関しては、M1 MacBook AirとM2 MacBook ProがBluetooth 5.0に対応しているのに対し、13インチ/15インチMacBook Air (M2) と14インチ/16インチMacBook ProはBluetooth 5.3に対応する。現行最新のバージョンをサポートすることで、パフォーマンスの改善に期待がかかる。

Bluetooth 5.3は、次世代Bluetooth Audioである 「LEオーディオ」 をサポートし、かつ新オーディオコーデック 「LC3」 が利用できる規格となる。

具体的には、LC3/160kbpと従来のSBC/345kbpsの音質は同等(LC3のほうが音質が良いわけではない)とされており、より消費電力を少ない状態でこれまでと同等の音質や低遅延を実現できるとされている。

また、将来のアップデートでロスレス品質での再生も可能になるされるLC3plusにも対応する可能性もあるが、ただAppleはこれらのコーデックをサポートしておらず、今後のアップデートで利用できるようになるかは不透明だ。

バッテリー持ち

ここまで、M1 MacBook Air<M2 MacBook Pro<M2 MacBook Air<M2 Pro/M2 Max MacBook Proの順で優れている点が多かったMacBookシリーズだが、バッテリー持ちに関してはその限りではない。

意外と思うかもしれないが、最もバッテリー持ちに優れているのはM2 MacBook Pro。インターネット利用時のバッテリー持ちは最大17時間となっている。次に優れているのはM1 MacBook AirとM2 MacBook Air、16インチMacBook Proで15時間、最もバッテリー持ちが悪いのは14インチMacBook Proで最大12時間となっている。

  MacBook Air(M1, 2020) 13インチMacBook Air(M2, 2022) 15インチMacBook Air(M2, 2023) 13インチMacBook Pro(M2, 2022) 14インチMacBook Pro (2023) 16インチMacBook Pro (2023)
バッテリー容量 49.9Wh 52.6Wh 66.5Wh 58.2Wh 70Wh 100Wh
バッテリー インターネット:最大15時間
ムービー再生:最大18時間
インターネット:最大17時間
ムービー再生:最大20時間
インターネット:最大12時間
ムービー再生:最大18時間
インターネット:最大15時間
ムービー再生:最大22時間
急速充電 × ×

サイズが似た13インチMacBook Proと14インチMacBook Proの差は5時間もあり、外に持ち出す機会が多い方には、M2チップ搭載モデルのほうが合っている可能性がある。これはおそらくM2 ProおよびM2 Maxの消費電力が大きいためとみられるが、とはいえそれでもIntelプロセッサ搭載時代に比べてバッテリー持ちは向上していることから、既存のIntelプロセッサ搭載モデルからの買い替えなら、さほど問題にはならないかもしれない。

ちなみにM2 MacBook AirとM2 Pro/M2 Max搭載MacBook Proは急速充電に対応しており、わずか30分の充電で最大50%までバッテリーを回復させることが可能だ。

スピーカー&マイク&フロントカメラ

13インチMacBook Air (M2)

MacBookシリーズのスピーカーはいずれもステレオサウンドに対応しているが、音のクオリティはモデルによって異なっている。

具体的には、M1 MacBook Airには通常のステレオスピーカーが搭載されているのに対し、M2 MacBook Proにはハイダイナミックレンジステレオスピーカーが、13インチMacBook Air(M2)には4スピーカーサウンドシステムが搭載。そして、15インチMacBook Airと14インチ・16インチMacBook Proにはフォースキャンセリングウーファーを備えた6スピーカーサウンドシステムが搭載されている。

  MacBook Air(M1, 2020) 13インチMacBook Air(M2, 2022) 15インチMacBook Air(M2, 2023) 13インチMacBook Pro(M2, 2022) 14インチMacBook Pro (2023) 16インチMacBook Pro (2023)
スピーカー ステレオスピーカー 4スピーカーサウンドシステム 6スピーカーサウンドシステム ハイダイナミックレンジステレオスピーカー 6スピーカーサウンドシステム
・ドルビーアトモス対応 ・ドルビーアトモス対応
・AirPods対応機種の空間オーディオとダイナミックヘッドトラッキング

MacBookから直接音を出して映画などを見ることが多かったり、音楽制作をする方はより良質なスピーカーを搭載したモデルを選ぶことをオススメする。

マイクに関しては、M1/M2 MacBook AirとMacBook Proで性能が異なる。MacBook Airは指向性ビームフォーミングを持つ3マイクアレイを搭載しているのに対し、13インチ/14インチ/16インチMacBook Proは高い信号対雑音比と指向性ビームフォーミングを持つ、スタジオ品質の3マイクアレイが搭載されている。

  MacBook Air(M1, 2020) 13インチMacBook Air(M2, 2022) 15インチMacBook Air(M2, 2023) 13インチMacBook Pro(M2, 2022) 14インチMacBook Pro (2023) 16インチMacBook Pro (2023)
マイク 指向性ビームフォーミングを持つ3マイクアレイ 高い信号対雑音比と指向性ビームフォーミングを持つ、スタジオ品質の3マイクアレイ

配信やポッドキャストをするユーザーで、自前のマイクを持っておらずMacBook本体のマイクを使用する場合は、できればMacBook Proを選んでおきたい。ただ内蔵マイクはキーボードの音を拾ってしまうため、タイプしながら通話する場合においてはやはり外部マイクが欲しいところだ。

スピーカー性能
M1 MacBook Air<M2 MacBook Pro<13インチMacBook Air(M2)<15インチMacBook Air=14/16インチMacBook Pro


マイク性能
M1 MacBook Air=13インチMacBook Air(M2)=15インチMacBook Air<M2 MacBook Pro=14/16インチMacBook Pro

内蔵カメラ
M1 MacBook Air=M2 MacBook Pro<13インチMacBook Air(M2)=15インチMacBook Air=14/16インチMacBook Pro

また、ビデオ通話などで欠かせないフロントカメラは、M2 MacBook Airと14インチ/16インチMacBook Proが1080pで、M1 MacBook AirとM2 MacBook Proは720p。1080pのカメラは、従来のカメラに比べて、明るさが足りない場所でのパフォーマンスが2倍になっているという。

  MacBook Air(M1, 2020) 13インチMacBook Air(M2, 2022) 15インチMacBook Air(M2, 2023) 13インチMacBook Pro(M2, 2022) 14インチMacBook Pro (2023) 16インチMacBook Pro (2023)
カメラ 720p FaceTime HDカメラ 1080p FaceTime HDカメラ 720p FaceTime HDカメラ 1080p FaceTime HDカメラ

また、M2/M2 Pro/M2 Maxチップ搭載モデルは、画像信号プロセッサやNeural Engineの活用により、より自然なスキントーンでユーザーを鮮明に映し出すことが可能。ビデオ通話などでMacBookのフロントカメラを使う機会が多いなら、M2 MacBook Airか14インチ・16インチMacBook Proが適していると言えるだろう。

カラー

15インチMacBook Air (M2)

本体カラーは、MacBook ProよりもMacBook Airの方が種類が豊富だ。

MacBook Proのカラーラインナップはどのモデルもシルバー/スペースグレイの2色のみの展開だが、MacBook Airの場合はM1モデルがシルバー/スペースグレイ/ゴールドの3色展開、M2モデルがシルバー/スターライト/スペースグレイ/ミッドナイトの4色展開。

  MacBook Air(M1, 2020) 13インチMacBook Air(M2, 2022) 15インチMacBook Air(M2, 2023) 13インチMacBook Pro(M2, 2022) 14インチMacBook Pro (2023) 16インチMacBook Pro (2023)
カラー
  • ゴールド
  • シルバー
  • スペースグレイ
  • シルバー
  • スターライト
  • スペースグレイ
  • ミッドナイト
  • シルバー
  • スペースグレイ

M1 MacBook AirのゴールドカラーやM2 MacBook AirのスターライトはMacBook(2017)のローズゴールドのような可愛らしいものではなく、どちらかというと気品漂う色で、老若男女問わず人気の高いカラー。iPhone 13シリーズのスターライトと相性が良いため、中にはカラーを揃えたい方もいるはず。

また、最も注目が集まっている(ような気がする)のがM2 MacBook Airのミッドナイト。暗いネイビーブルーは渋さがあり、カッコ良い。これらのカラーに魅力を感じる人は、MacBook Airの購入を視野に入れてみてはどうだろうか。

価格

14インチMacBook Pro

最後は価格について。MacBook AirとMacBook Proの価格は(当然だが)上位モデルになればなるほど、画面サイズが大きくなればなるほど高くなる。13インチMacBook Proと15インチMacBook Airに関しては、画面サイズの関係で15インチMacBook Airの方が高くなっている。

予算が潤沢にあるのならプロセッサやメモリ、ストレージを盛り盛りにして最強のMacを作りたいところだが、世の中お金は大事ということでバランスがとても重要だ。用途に合わせた最適なMacを作ることが大事だろう。

  MacBook Air(M1, 2020) 13インチMacBook Air(M2, 2022) 15インチMacBook Air(M2, 2023) 13インチMacBook Pro(M2, 2022) 14インチMacBook Pro (2023) 16インチMacBook Pro (2023)
価格(税込) 134,800円〜 下位構成:164,800円〜
上位構成:208,800円〜
下位構成:198,800円〜
上位構成:226,800円〜
下位構成:178,800円〜
上位構成:206,800円〜
下位構成:288,800円〜
中位構成:358,800円〜
上位構成:448,800円〜
下位構成:348,800円〜
中位構成:376,800円〜
上位構成:498,800円〜

参考までに筆者は、出張や取材などで外に持ち出して使用する機会が多い記者職であるため、持ち運びのしやすさと性能の両方に優れた14インチMacBook Pro(2021)を愛用している。搭載チップはM1 Pro (10コアCPU/14コアGPU) で、メモリ容量は16GB、ストレージ容量は512GB。

ストレージについては自宅に母艦となるiMacや外部ストレージを用意していることに加えて、別途クラウドを使ってデータを管理しているため、512GBで事足りると判断。お値段は261,800円 (発売当時の価格/税込) となった。決して安い買い物ではなかったが、M1 MacBook Air/Proの頃に比べて作業効率が向上したことから、毎日使う仕事道具と考えるとよい買い物だったと思っている。

14インチモデルのM2 Pro搭載モデル (10コアCPU/16コアGPU) のレビューはこちらから。

▼ Apple公式サイトでMacBook製品をチェック
MacBook Air
MacBook Pro

▼ Macアクセサリ
Magic Keyboard
Magic Trackpad
Magic Mouse
その他

▶︎ 学生・教職員向けストア

まとめ

以上が、現行のMacBook全機種の比較。どのモデルを購入するべきか決めることができただろうか。

もし、ここまでの説明でどのモデルを購入するべきか決められなかったのなら、以下の場合分けが参考になるのではないだろうか。

MacBook Air (M1, 2020)
エントリーユーザー向け。メモやメール、ブラウジング、TwitterやFacebook、YouTubeの視聴といった軽い作業をするユーザーに向くデバイス。内蔵するM1チップの性能は、M2チップやM1 Pro/M1 Maxには劣ってしまうが、とはいえM1チップも処理速度はそれなりに速いことから、同チップの性能で十分に満足できるユーザーも多いはず。

P3広色域や最大6K出力にも対応しているため、動画・画像編集用のデバイスとして使うこともできないことはない。もし動画や画像の現像/編集をする機会が多いならメモリ容量は16GBに増量しておくといいだろう。バッテリー持ちも長いことから持ち運び用途に購入したいユーザーにオススメ、サブ機として購入するのもありだろう。Touch ID搭載、Touch Bar非搭載。外部ポートはThunderbolt/USB 4が2ポート。

13インチMacBook Air (M2, 2022)
15インチMacBook Air (M2, 2023)
メモやメール、TwitterやFacebook、YouTubeなど一般的な作業に加えて、+αの作業をするミドルユーザー向け。M1 MacBook AirよりもCPU性能が高くなったことから、より速く作業できるようになったはずだ。

M1→M2チップでグラフィック性能が強化されている点もポイント。P3広色域や最大6K出力にも対応するため、動画・画像編集用のデバイスとして使うことも十分に可能だ。バッテリー持ちはM1 MacBook Airと同等で、持ち運び用のデバイスとして購入する場合にもオススメできる。Touch ID搭載、Touch Bar非搭載。外部ポートはThunderbolt/USB 4が2ポート、MagSafeポートx1。

2023年6月には、13インチモデルよりも大型の15インチの画面を搭載した15インチMacBook Airが登場している。搭載チップはM2チップと13インチモデルと同等のため、画面サイズによって好きな方を選んでいただきたい。

13インチMacBook Pro (M2, 2022)
メモやメール、ブラウジング、TwitterやFacebook、YouTubeの視聴など一般的な作業に加えて、+αの作業をするミドルユーザー向け。P3広色域や最大6K出力にも対応しているため、動画・画像編集用のデバイスとして使うことも可能。M2 MacBook Airよりもすこしグラフィック性能が高いため、写真/映像クリエイターにやや向く。

バッテリー持ちはMacBookシリーズのなかで最も長い部類に入るため、持ち運び用途として購入したいユーザーにオススメ。Touch ID、Touch Barともに搭載。外部ポートはThunderbolt/USB 4が2ポート。

14インチMacBook Pro (M2 Pro / M2 Max, 2023)
プロレベルの作業に最適。プロセッサの処理能力も高いため、何か作業をしながら他の作業をするマルチタスクを要求する場合に購入したい。グラフィック性能の高いチップ、大容量メモリを搭載することで、大量のRAW画像現像や編集など高いグラフィック能力を必要な作業でも使用できるとみられる。バッテリー持ちは他モデルに劣るのが唯一のデメリット。Touch ID搭載、Touch Barは非搭載。外部ポートはThunderbolt 4 (USB-C)×3、3.5mmヘッドフォンジャック(ハイインピーダンスヘッドフォンに高度に対応)、SDXCカードスロット、HDMI ポート、MagSafe 3ポート。

16インチMacBook Pro (M2 Pro / M2 Max, 2023)
14インチMacBook Proと同じく高いCPU性能・グラフィック性能を持ったデバイス。16.2インチの大きな画面を搭載するため、広い画面で作業をすることが可能。CPU・GPU性能を上げることで、高解像度の動画や写真の編集も快適にできる。14インチMacBook Proよりも長いバッテリー駆動が可能だが、大きく重く持ち運びには多少難あり。Touch ID搭載、Touch Barは非搭載。外部ポートはThunderbolt 4 (USB-C)×3、3.5mmヘッドフォンジャック(ハイインピーダンスヘッドフォンに高度に対応)、SDXCカードスロット、HDMI ポート、MagSafe 3ポート。

最後の決め手はあなたの使い方と予算。最適なMacを購入するためぜひ熟考を。

ちなみに筆者はM1 Proを搭載した14インチMacBook Proを購入しており、いまも仕事/プライベートの両方で愛用している。もし良ければそちらのレビューもご覧いただければと思う。

また、現在はサブ機となってしまっているが、M2チップを搭載した13インチMacBook Airのレビュー記事も公開している。そちらもあわせてご覧いただければと思う。

最後に、各モデルの比較表を以下に掲載しておくので、並べて確認したい方はご活用いただきたい。スマートフォンで見づらい場合は画面を横にすると見やすくなるはずだ。

▼ Apple公式サイトでMacBook製品をチェック
MacBook Air
MacBook Pro

▼ Macアクセサリ
Magic Keyboard
Magic Trackpad
Magic Mouse
その他

▶︎ 学生・教職員向けストア

MacBookシリーズ 比較表

  MacBook Air(M1, 2020) 13インチMacBook Air(M2, 2022) 15インチMacBook Air(M2, 2023) 13インチMacBook Pro(M2, 2022) 14インチMacBook Pro (2023) 16インチMacBook Pro (2023)
画面 13.3インチ 13.6インチ 15.3インチ 13.3インチ 14.2インチ 16.2インチ
  • Retinaディスプレイ
  • 広色域(P3)
  • True Tone
  • Liquid Retina XDRディスプレイ
  • 広色域(P3)
  • True Tone
  • ProMotion (最大120Hz)
輝度400ニト 輝度500ニト 輝度:最大1,000ニト
ピーク輝度:1,600ニト
解像度 2560×1600
(227ppi)
2560×1664
(224ppi)
2880×1864
(224ppi)
2560×1600
(227ppi)
3024×1964
(254ppi)
3456×2234
(254ppi)
Touch Bar × ×
Touch ID
ストレージ
(SSD)
256GB/512GB/1TB/2TB 512GB/1TB/2TB/4TB/8TB
プロセッサ

M1
構成①
・8コアCPU(高性能4+高効率4)
・7コアGPU

構成②
・8コアCPU(高性能4+高効率4)
・8コアGPU

M2
構成①
・8コアCPU(高性能4+高効率4)
・8コアGPU

構成②
・8コアCPU(高性能4+高効率4)
・10コアGPU

M2
・8コアCPU(高性能4+高効率4)
・10コアGPU
M2
・8コアCPU(高性能4+高効率4)
・10コアGPU
M2 Pro
構成①
・10コアCPU(高性能6+高効率4)
・16コアGPU

構成②
・12コアCPU(高性能8+高効率4)
・19コアGPU

M2 Max
構成①
・12コアCPU(高性能8+高効率4)
・30コアGPU

構成②
・12コアCPU(高性能8+高効率4)
・38コアGPU

M2 Pro
・12コアCPU (高性能8+高効率4)
・19コアGPU

M2 Max
構成①
・12コアCPU (高性能8+高効率4)
・30コアGPU

構成②
・12コアCPU (高性能8+高効率4)
・38コアGPU

メモリ帯域幅
M2: 100GB/s
メモリ帯域幅
M1 Pro: 200GB/s
M1 Max: 400GB/s
メディアエンジン
・ハードウェアアクセラレーテッドH.264、HEVC、ProRes、ProRes RAW
・ビデオデコードエンジン
・ビデオエンコードエンジン
・ProResエンコード/デコードエンジン
16コアNeural Engine
メモリ 8GB/16GB 8GB/16GB/24GB 16GB/32GB/64GB/96GB
画面出力 1台まで (最大6K/60Hz)

M2 Pro
▶︎ Thunderbolt経由
2台まで(最大6K/60Hz)

▶︎ HDMI経由
1台まで(8K/60Hz or 4K/240Hz)

M2 Max
▶︎ Thunderbolt経由
①3台(6K/60Hz)+HDMI経由で1台(4K/144Hz)
②2台(6K/60Hz)+HDMI経由で1台(8K/60Hz or 4K/240Hz)

▶︎ HDMI経由
1台まで(最大8K/60Hz or 4K/240Hz)

本体サイズ : 30.41cm
高さ: 0.41〜1.61cm
奥行: 21.24cm
: 30.41cm
高さ: 1.13cm
奥行: 21.5cm
: 34.04cm
高さ: 1.15cm
奥行: 23.76cm
: 30.41cm
高さ: 1.56cm
奥行: 21.24cm
: 31.26cm
高さ: 1.55cm
奥行: 22.12cm
: 35.57cm
高さ: 1.68cm
奥行: 24.81cm
重量 1.29kg 1.24kg 1.51kg 1.4kg M2 Pro: 1.60kg
M2 Max: 1.63kg
M2 Pro: 2.15kg
M2 Max: 2.16kg
通信 Wi-Fi 6 (802.11ax)
Bluetooth 5.0
Wi-Fi 6 (802.11ax)
Bluetooth 5.3
Wi-Fi 6E (802.11ax)
Bluetooth 5.3
Wi-Fi 6 (802.11ax)
Bluetooth 5.0
Wi-Fi 6E (802.11ax)
Bluetooth 5.3
カメラ解像度 720p 1080p 720p 1080p
ポート
  • Thunderbolt/USB 4ポート × 2
  • 3.5mmヘッドフォンジャック
  • Thunderbolt/USB 4ポート × 2
  • MagSafe 3ポート
  • 3.5mmヘッドフォンジャック
  • Thunderbolt/USB 4ポート × 2
  • 3.5mmヘッドフォンジャック
  • Thunderbolt 4 (USB-C) ポート×3
  • MagSafe 3ポート
  • HDMI ポート
  • SDXCカードスロット
  • 3.5mmヘッドフォンジャック
スピーカー ステレオスピーカー 4スピーカーサウンドシステム 6スピーカーサウンドシステム ハイダイナミックレンジステレオスピーカー 6スピーカーサウンドシステム
・ドルビーアトモス対応 ・ドルビーアトモス対応
・AirPods対応機種の空間オーディオとダイナミックヘッドトラッキング
マイク 指向性ビームフォーミングを持つ3マイクアレイ 指向性ビームフォーミングを持つスタジオ品質の3マイクアレイ
キーボード
トラックパッド
バックライトMagic Keyboard
感圧タッチトラックパッド
バッテリー容量 49.9Wh 52.6Wh 66.5Wh 58.2Wh 70Wh 100Wh
バッテリー インターネット:最大15時間
ムービー再生:最大18時間
インターネット:最大17時間
ムービー再生:最大20時間
インターネット:最大12時間
ムービー再生:最大18時間
インターネット:最大15時間
ムービー再生:最大22時間
カラー
  • ゴールド
  • シルバー
  • スペースグレイ
  • シルバー
  • スターライト
  • スペースグレイ
  • ミッドナイト
  • シルバー
  • スペースグレイ
価格(税込) 134,800円〜 下位構成:164,800円〜
上位構成:208,800円〜
下位構成:198,800円〜
上位構成:226,800円〜
下位構成:178,800円〜
上位構成:206,800円〜
下位構成:288,800円〜
中位構成:358,800円〜
上位構成:448,800円〜
下位構成:348,800円〜
中位構成:376,800円〜
上位構成:498,800円〜

(画像:Apple)

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AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。