【2020年最新比較】MacBook AirとMacBook Proの性能・違いを一挙比較 オススメはどのモデル?

Appleが販売するラップトップシリーズ 「MacBook」 には、現時点で 「MacBook Pro」 と 「MacBook Air」 の2種類が存在する。このうち、プロセッサやグラフィックなどの性能が高く、プロユーザー向けとして販売されているのが 「MacBook Pro」 、エントリーモデルとして手頃な価格で販売されているのが 「MacBook Air」 となる。

数年前のラインナップに比べるととてもシンプルで選びやすくなったMacBookシリーズだが、初めてMacBookの購入を検討している方の中には、どのモデルが自分に合っているのかどうか分からない方もいるのではないだろうか。

そこで、当記事では各モデルの性能や特徴を比較形式でまとめた上で、どのモデルがどんなユーザーに向いているのかを解説した。比較は以下から。購入検討の際の参考になればと思う。

大前提:比較するべきはMacBook Airと13インチMacBook Pro

まずこの記事を読むにあたって、MacBookシリーズにはどんなモデルが用意されているのか理解しておく必要がある。

Appleがいま販売しているMacBookは、MacBook AirMacBook Pro(13インチ)MacBook Pro(16インチ)MacBook Pro(13インチ)にはエントリーモデルと上位モデルの2種類が用意されているため、MacBook全体のラインナップは全部で4種類ということになる。

このうちMacBook Airと比較するのに最も適しているのはMacBook Pro(13インチ)。MacBook Pro(16インチ)はプロセッサおよびグラフィックの能力ともに差が大きすぎるため、MacBook Airの購入を検討している方は16インチMacBook Proはあまり考慮する必要はないだろう。

ただし、そうは言っても16インチMacBook Proとも比較したい人がいると思うため、この記事の一番下に比較表を用意しておいた。MacBook AirとMacBook Pro(16インチ)を比較したい方はぜひそちらをご覧いただきたい。

プロセッサの処理能力・グラフィック性能

プロセッサ

まずはじめにプロセッサの性能について。MacBook Pro(2020)とMacBook Air(2020)に搭載されるプロセッサは以下のとおり。

プロセッサ
MacBook Air(2020) 13インチMacBook Pro(2020) 16インチMacBook Pro(2019)
エントリーモデル 上位モデル
256GBモデル
第10世代 Intel Core i3 (1.1GHz/2コア)
・TB使用時最大3.2GHz
・4MB L3 キャッシュ

512GBモデル
第10世代 Intel Core i5 (1.1GHz/4コア)
・TB使用時最大3.5GHz
・6MB L3キャッシュ

※オプション
第10世代 Intel Core i7 (1.2GHz/4コア)
・TB使用時最大3.8GHz
・8MB L3キャッシュ

標準搭載
第8世代 Intel Core i5 (1.4GHz/4コア)
・TB使用時最大3.9GHz
・128MB eDRAM

※オプション
第8世代 Intel Core i7 (1.7GHz/4コア)
・TB使用時最大4.5GHz
・128MB eDRAM

標準搭載
第10世代 Intel Core i5
(2.0GHz/4コア)
・TB使用時最大3.8GHz
・6MB L3キャッシュ

※オプション
第10世代 Intel Core i7
(2.3GHz/4コア)
・TB使用時最大4.1GHz
・8MB L3キャッシュ

512GBモデル
第9世代 Intel Core i7 (2.6GHz/6コア)
・TB使用時最大4.5GHz
・12MB L3キャッシュ

1TBモデル
第9世代 Intel Core i9 (2.3GHz/8コア)
・TB使用時最大4.8GHz
・16MB L3キャッシュ

※オプション
・第9世代 Intel Core i9 (2.4GHz/8コア)
・TB使用時最大5.0GHz
・16MB L3キャッシュ

各モデルの標準構成のプロセッサを性能順に並べると、MacBook Air<MacBook Pro(13インチ, エントリーモデル)<MacBook Pro(13インチ)<MacBook Pro(16インチ)となる。MacBook Airと13インチMacBook Proの間、そして13インチMacBook Proと16インチMacBook Proの間には大きな性能差が存在する。

各モデルのベンチマーク比較
端末名 発売年 プロセッサ シングルコアスコア マルチコアスコア
MacBook Air 2020 Core i3 (1.1GHz) 950 1971
Core i5 (1.1GHz) 1174 2954
Core i7 (1.2GHz) 1221 3018
MacBook Pro(13-inch)
エントリーモデル
2020 Core i5-8257U
(1.4GHz)
925 3852
Core i7-8557U
(1.7GHz)
1028 4106
MacBook Pro(13-inch) 2020 Core i5-1038NG7
(2.0GHz)
1167 4437
Core i7-1068NG7
(2.3GHz)
1374 4843
MacBook Pro(16-inch) 2019 Core i7-9750H
(2.6GHz)
1014 5627
Core i9-9880H
(2.3GHz)
1106 6588
Core i9-9980HK
(2.4GHz)
1179 7097

CTOオプションを利用することで上位モデルに性能を近づけることができるが、基本的には高い処理能力が必要なのであれば上位モデルを購入する必要がある。

Apple公式サイトのCTOオプションを利用することで、MacBook AirはCore i3(デュアルコア)からCore i5/i7(クアッドコア)に、13インチMacBook ProはCore i5(クアッドコア)からCore i7(クアッドコア)に、そして16インチMacBook ProはCore i5(6コア)からCore i9(8コア)のプロセッサに変更することが可能だ。

ここで注目して欲しいのは、2020年5月に新型13インチMacBook Proが登場したことで、MacBookシリーズの各製品のパワーバランスが再び変わった、ということ。

同モデルが登場するまでは、MacBook Air(2020)がCTOオプションで上位プロセッサを搭載することで13インチMacBook Proの性能にやや肉薄することができたが、Intelの第10世代プロセッサを搭載した13インチMacBook Proが登場したことで再びMacBook AirとMacBook Proの性能が引き離される結果になった。

MacBook Airはわずか2.5万円で最上位プロセッサを搭載できるため価格差は約6万円。MacBook Airはコストパフォーマンスに優れたラップトップMacであることは間違いないが、もし高い性能が欲しいのであれば13インチMacBook Proを選ぶのは決して悪くない選択肢のはずだ。

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 ・MacBook Pro
 ・MacBook Air
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グラフィック

グラフィック
  MacBook Air(2020) 13インチMacBook Pro(2020) 16インチMacBook Pro(2019)
エントリーモデル 上位モデル
iGPU Intel Iris Plus Graphics Intel Iris Plus Graphics 645 Intel Iris Plus Graphics Intel UHD Graphics 630
dGPU 512GBモデル
Radeon Pro 5300M(4GB GDDR6)

1TBモデル
Radeon Pro 5500M(4GB GDDR6)

※オプション
Radeon Pro 5500M(8GB GDDR6)

Radeon Pro 5600M(8GB HBM2)

グラフィック能力に関しては、基本的に上位モデルになるにつれてグラフィック性能が高くなる。

ただし、MacBook Airと13インチMacBook Proにはグラフィック性能に違いがあるものの、そもそも内蔵GPUであるためそこまで圧倒的な違いがあるとは言いづらく、グラフィックに優れているのはやはり独立GPUが搭載されている16インチMacBook Proということになる。

とはいえ一度もMacBookを触ったことのない方に、どのモデルが性能的に合っているのかを考えさせるのは酷かもしれない。そのため、筆者の経験を基に話をさせてもらうと以下のような感じになる。

MacBook Air
比較的ライトユーザー向け。メモやメール、TwitterやFacebook、YouTubeなど一般的な作業に使用するユーザーに向いている。メモリを16GBまで上げることでマルチタスクも快適に。ブログも書くことが可能。ただしMacBook Air(2020)はプロセッサの処理能力、グラフィック性能が底上げされていて、6Kの映像出力が可能になっている。

13インチMacBook Pro (エントリーモデル)
メモやメール、TwitterやFacebook、YouTubeなど一般的な作業に加えて、+αの作業をするライトユーザー向け。ブログや画像編集もこなせるが、プロレベルの高度な作業をするにはやや厳しい。

13インチMacBook Pro (上位モデル)
プロレベルの作業に最適。プロセッサの処理能力も高いため、何か作業をしながらほかの作業をするといったマルチタスクが多い場合に購入したい。画像編集にも十分使用できるが、複数枚のRAW画像現像や編集など高いグラフィック能力が必要な作業には少し厳しいと感じることもある。また、2020年モデルからグラフィック性能が底上げされていて、6Kの映像出力が可能になっている。

16インチMacBook Pro
CPU性能・グラフィック性能ともに最もハイスペック。主に高いグラフィックを要求する作業をする際に必要で、高解像度の動画や写真の編集に最適。大きな画面が必要な場合を除き、TwitterやFacebookなどのSNS、YouTubeなどを視聴する程度であればオーバースペック。

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グラフィック性能に関しては外付けのeGPUを使用することで、MacBookのグラフィック性能を底上げすることが可能だ。

以前はApple公式サイトで 「Blackmagic eGPU Pro」 という製品が販売されていたが、同製品はすでに販売終了となってしまっている。現在はOWCやAKiTiOなどサードパーティの製品を購入する必要がある。

ただし、やや特殊な製品であることから初心者には取り扱いが難しいところもあるため、高いグラフィック性能が必要な方には 「MacBook Pro 16インチモデル」 の購入を筆者は個人的にオススメしている。

ちなみに、筆者は13インチMacBook Pro(2019)の上位モデルを仕事用のメインデバイスとして使っており、MacBook Air(2018)をプライベート用もしくはサブ機として使用している。13インチMacBook Pro(2019)の上位モデルは画像編集ができるそこそこ高い性能であるため、記者発表会など高解像度写真を即座にアップロードしないといけない場合に愛用している。

Touch ID・Touch Bar

昨年のアップデートですべてのラップトップ型MacにTouch IDが搭載されるようになっており、もちろん今年3月に登場したMacBook Air、5月に登場した13インチMacBook ProにもTouch IDが搭載されている。

  MacBook Air(2020) 13インチMacBook Pro(2020) 13インチMacBook Pro(2019)
エントリーモデル 上位モデル
Touch ID
Touch Bar ×

Touch IDはキーボード右奥に配置された指紋認証センサー。指を置くだけでMacのロック解除、Apple Payの支払い、各種ログインがこなせる便利なヤツだ。

これまではMacBook AirとMacBook Proの上位モデルにしか搭載されていなかったが、昨年から13インチMacBook Proのエントリーモデルにも搭載されるようになったことで、すべてのMacBookシリーズでTouch IDが利用できるように。

ただしTouch Barについては搭載されるモデルが完全に分けられている。MacBook Airは非搭載、MacBook Proは搭載。

Touch Barはファンクションキーの代わりに置かれているサブの有機ELディスプレイだ。アプリケーションによって表示される内容が変化する仕様で、たとえば音楽や動画を再生しているときはシークバーが表示されたり、画像編集アプリではコントラストや露光量、彩度のスライダー調節が可能。テキストを打っているときはフォントサイズなどのテキストオプション、各種ツールが表示されるといった具合だ。

すべてのMacBook ProにTouch Barが搭載されるようになったためTouch Barが要らない方はMacBook Airを、Touch Barが欲しい方はMacBook Proを買うというように選び方はシンプルになった。ただし、MacBook Pro購入希望者の中には 「Touch Barは不要」 と感じている人もいるだろうが、前述のとおりMacBook Proを購入すると自動的にTouch Barがついてきてしまうため、そこは諦めが必要かもしれない。

Touch Barに関しては賛否両論だが、筆者は画面輝度をギリギリまで下げることができたり、PDFなどでマークアップが簡単なので地味に便利に感じているが、代わりにバッテリー持ちが悪くなってしまうというデメリットもあるため、Appleにはその点の改善をお願いしたい。

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カラーラインナップ。ゴールドモデルが欲しい方はMBAを

本体カラーはMacBook Airの方が種類が多い。

MacBook Proのカラーラインナップはシルバーとスペースグレイの2色のみだが、MacBook Airの場合はシルバーとスペースグレイに加えてゴールドの3色展開。

カラーラインナップ
MacBook Air(2020) 13インチMacBook Pro(2020) 16インチMacBook Pro(2019)
エントリーモデル 上位モデル
・ゴールド
・シルバー
・スペースグレイ
・シルバー
・スペースグレイ

現行モデルのゴールドカラーはMacBook(2017)のローズゴールドのような可愛らしいものではなく、どちらかというと高級感の漂う色で、老若男女問わず人気の高いカラーだ。

また、iPhone 11 ProやiPhone 11 Pro Maxのゴールドカラーと相性が良く、カラーを揃えたい方もいるはず。そんな方はMacBook Airの購入を視野に入れてみてはどうだろうか。

Thunderbolt 3ポートの違い

MacBook Pro・MacBook Airには、Thunderbolt 3(USB-C)ポートが複数個 搭載されている。同ポートの仕様はMacBook AirとMacBook Pro、どちらも基本は同じ。最大40Gb/sの高速転送に対応する。

大きな違いは搭載されている数。

Thunderbolt 3ポート数
MacBook Air(2020) 13インチMacBook Pro(2020) 16インチMacBook Pro(2019)
エントリーモデル 上位モデル
Thunderbolt 3(USB-C)ポート × 2 Thunderbolt 3(USB-C)ポート × 4

各モデルのThunderbolt 3(USB-C)ポートの数は上記表の通りで、MacBook Airは左側面に2つ。13インチMacBook Pro (エントリーモデル) も左側面に2つ。MacBook Pro 13インチ・16インチモデルについては左右に2つずつの合計4つとなっている。

このUSB-C/Thunderbolt 3ポートはデータ転送のほか、画面出力やバッテリーの充電に使えるため、左右にあったほうがどちらかというと便利だが、使い方によっては2ポートで十分事足りる場合もあるため、そこはユーザー次第と言えるだろう。

基本的にMacBook AirとMacBook Proのポートの仕様は、ほぼ同じと考えてもらって構わないが、ただし細かくみてみると実は小さな違いがある点にも注意が必要だ。

MacBook Air(2020)と13インチMacBook Proの上位モデル、16インチMacBook Proの3モデルは6Kの映像出力が可能。一方で13インチMacBook Proのエントリーモデルは最新モデルでも6Kの映像出力ができないため、Pro Display XDRをお持ちの方はそれ以外の3モデルを購入した方が良さそうだ。

画面出力
モデル名 出力仕様
MacBook Air 6K(6,016 x 3,384):1台まで(60Hz/数百万色以上)
5K(5,120 x 2,880):1台まで(60Hz/数百万色以上)
4K(4,096 x 2,304):2台まで(60Hz/数百万色以上)
MacBook Pro
(13インチ, エントリー)
6K:非対応
5K(5,120 x 2,880):1台まで(60Hz/十億色以上)
4K(4,096 x 2,304):2台まで(60Hz/数百万色以上)
MacBook Pro
(13インチ, 上位)
6K(6,016 x 3,384):1台まで(60Hz/十億色以上)
5K(5,120 x 2,880):1台まで(60Hz/十億色以上)
4K(4,096 x 2,304):2台まで(60Hz/数百万色以上)
MacBook Pro
(16インチ)
6K(6,016 x 3,384):2台まで(60Hz/十億色以上)
4K(4,096 x 2,304):4台まで(60Hz/十億色以上)

また、6Kの映像が出力できるようになったMacBook Airではあるものの、映像出力時の綺麗さではやはりMacBook Proには及ばない。MacBook Proは十億色以上の色表現が可能だが、MacBook Airは数百万以上の色表現となっている。写真や映像をつかった作業をする機会が多い方は、より正しい色表現ができるMacBook Proを選ぶのがおそらくベストだろう。

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 ・MacBook Air
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搭載キーボードについて

これまでのMacBookにはバタフライ構造キーボードが搭載されてきたが、2019年に登場した16インチMacBook Proにシザー構造の 「Magic Keyboard」 が初めて搭載され、さらに2020年3月にはMacBook Airに、5月には13インチMacBook Proのエントリーモデル・上位モデルの両方にこのシザー構造キーボードが搭載された。これですべてのMacBookのキーボードが最新式に置き換わったことになる。

Magic Keyboardは、多くの問題を抱えていたバタフライ構造キーボードを根本から改善したもの。iMacやiMac Pro向けキーボード 「Magic Keyboard」 と同じシザー構造を採用し、キーストロークは従来の0.5mmから1mmに増加。より打鍵感が増している。

さらに、キートップやシリコンキャップなどあらゆる箇所が見直されており、打鍵音がより小さく打ちやすくなった。キーの安定性も高いものに変わっているためタイプが楽になっている。

搭載キーボード
MacBook Air(2020) 13インチMacBook Pro(2020) 16インチMacBook Pro(2019)
エントリーモデル 上位モデル
バックライトキーボード
・Magic Keyboard
・シザー構造
バックライトキーボード
・Magic Keyboard
・シザー構造
バックライトキーボード
・Magic Keyboard
・シザー構造

以前のバタフライ構造キーボードは、何度も同じキーが入力されたり、特定のキーが反応しないなどの故障報告が相次いでおり、Appleも発売から4年以内であれば無償修理に応じる 「MacBook、MacBook Air、MacBook Pro キーボード修理プログラム」 を提供している。また、浅めのキーストロークや甲高い打鍵音などに不満を訴えるユーザーも少なからずいた。

Magic Keyboardが搭載された初めて搭載された16インチMacBook Proが発売してから早くも半年近くが経つが、同キーボードに関する故障の報告はほとんど耳にしないことから、Magic Keyboardに関してはかなり信頼できるだろう。もはやキーボードで悩まされることはないはずだ。

バッテリー持ちについて

そして次はバッテリー持ちについてだが、Appleの公式発表によると、MacBook AirとMacBook Proのバッテリー持ちは以下のようになっているという。

  MacBook Air(2020) 13インチMacBook Pro(2020) 16インチMacBook Pro(2019)
エントリーモデル 上位モデル
バッテリー容量 49.9Wh 58.2Wh 58.0Wh 100.0Wh
バッテリー持ち インターネット:最大11時間
ムービー再生:最大12時間
インターネット:最大10時間
ムービー再生:最大10時間
インターネット:最大11時間
ムービー再生:最大11時間

ただし、これはあくまでもカタログ性能で、実際に使用してみるともっとバッテリー持ちは短い。特にMacBook Proに関してはTouch Barのおかげでバッテリー持ちが6~7時間程度が普通。どんな軽量な作業をしたとしても8時間以上の駆動は難しい。

対するMacBook Airは、作業内容にもよるが最大で10時間程度もつ。とある記者発表会にフルチャージしたMacBook Airを持っていき、取材~記事の作成、公開まで計6時間の作業をしてみたことがあったが、それでもまだ40%弱のバッテリーが残っていた。しかし、この作業をMacBook Proでできるかと聞かれたら正直厳しいというのが答えだろう。やはりどこかでバッテリーの充電が必要になるはずだ。

このことから、よりバッテリー持ちが良いのはMacBook Air。MacBook Proは外出先で作業する場合は必ず充電器の持ち運びが必要だ。

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各モデルの価格

最後は価格について。MacBook AirMacBook Proの価格体系はある意味とてもシンプル。性能が高くなるにつれて価格が高くなっているため、予算さえ決まれば簡単に最適なモデルを選ぶことが可能だ。

ここで際立つのはMacBook Airの価格の安さ。MacBook Airは104,800円からなのに対し、13インチMacBook Proはエントリーモデルが134,800円から、上位モデルが188,800円から (いずれも税別) 。13インチMacBook Proのエントリーモデルとの価格差は3万円、上位モデルとの価格差はなんと8.4万円だ。

税別価格
MacBook Air(2020) 13インチMacBook Pro(2020) 16インチMacBook Pro(2019)
エントリーモデル 上位モデル
256GB:104,800円〜
512GB:134,800円〜
256GB:134,800円〜
512GB:154,800円〜
512GB:188,800円〜
1TB:208,800円〜
512GB:248,800円〜
1TB:288,800円〜

MacBook Proの上位モデルはあらゆる面で性能が高いこともあり、約10万円の価格差はある程度納得できる。

ただし、ここで悩むのがMacBook Airと13インチMacBook Pro(エントリーモデル)の差。プロセッサをCore i5、ストレージ容量を256GBで揃えて比較した場合、13インチMacBook Pro(エントリーモデル)は134,800円(税別)で購入できるのに対し、MacBook Airは114,800円(税別)で買えてしまう。金額差は2万円だ。

処理性能やグラフィック性能に多少の差はあれど、13インチMacBook Pro(エントリーモデル)を選んで手に入れられるものは正直 「Touch Bar」 くらい。MacBook Airなら節約できた2万円でプロセッサ・メモリ・ストレージを上位のものに上げることもできる。しかも最上位プロセッサを搭載すれば、MacBook Airは13インチMacBook Pro(エントリーモデル)級の性能になる。これらを考慮すれば、現時点ではMacBook Airの購入がオススメだ。

まとめ

以上が、現行のMacBook全機種の比較。どのモデルを購入するべきか決めることができただろうか。

もし、ここまでの説明でどのモデルを購入するべきか決められなかったなら、以下の場合分けが参考になるのではないだろうか。

MacBook Air
比較的ライトユーザー向け。メモやメール、TwitterやFacebook、YouTubeなど一般的な作業に使用するユーザーに向いている。メモリを16GBまで上げることでマルチタスクも快適に。ブログも書くことが可能。ただしMacBook Air(2020)はプロセッサの処理能力、グラフィック性能が底上げされていて、6Kの映像出力が可能になっている。バッテリー持ちは一番長い。Touch ID搭載、Touch Bar非搭載。

13インチMacBook Pro (エントリーモデル)
メモやメール、TwitterやFacebook、YouTubeなど一般的な作業に加えて、+αの作業をするライトユーザー向け。ブログや画像編集もこなせるが、プロレベルの高度な作業をするにはやや厳しい。Touch ID、Touch Bar搭載。

13インチMacBook Pro (上位モデル)
プロレベルの作業に最適。プロセッサの処理能力も高いため、何か作業をしながら他の作業をするマルチタスクを要求する場合に購入したい。画像編集にも十分使用できるが、複数枚のRAW画像現像や編集など高いグラフィック能力を必要な作業には少し厳しいと感じることもある。またグラフィック性能が底上げされていて、6Kの映像出力が可能になっている。Touch ID、Touch Bar搭載。

16インチMacBook Pro
CPU性能・グラフィック性能ともにハイスペック。主に高いグラフィックを要求する作業をする際に必要で、高解像度の動画や写真の編集に最適。大きな画面が必要な場合を除き、TwitterやFacebookなどのSNS、YouTubeなどを視聴する程度であればオーバースペック。Touch ID、Touch Bar搭載。大きくて重く持ち運びには不向き。

個人的には性能と価格、軽さ、コンパクトさをすべて併せ持つ13インチMacBook Pro(上位モデル)が最もオススメだ。税込で20万円以上する高価なモデルだが、MacBook Pro(上位モデル)であれば数年後まで快適に使えるため、長期間にわたって使用するつもりなら同モデルを購入しておけばとりあえず間違いないと思う。サイズもMacBook Airと同じであるため、持ち運び性という点でも劣ることはほぼない。

もしそれ以外のモデルを購入するのであれば、MacBook Airは安さとバッテリー持ち、16インチMacBook Proは高いCPU性能とグラフィック性能、13インチMacBook Pro(エントリーモデル)は上位モデルほど高い性能を必要としない場合の選択肢として有効だ。

持ち運びを前提にするのであればコンパクトで軽量な13インチMacBook Pro、もしくはMacBook Airがオススメだが、性能に不安を感じているのなら、なるべく上位のモデルを購入するのが吉であることは伝えておきたい。

十分な予算が確保できないのであればMacBook Airでも性能的にはそこそこなので、まずはMacBook Airを購入してみるという手もある。最後の決め手はあなたの使い方次第と予算。最適なMacを購入するためぜひ熟考を。

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MacBook Airと13インチMacBook Proの比較表

  MacBook Air(2020) 13インチMacBook Pro(2020)
エントリーモデル 上位モデル
ディスプレイ 13.3インチRetinaディスプレイ
True Toneテクノロジー
13.3インチRetinaディスプレイ
広色域(P3)
True Toneテクノロジー
解像度 2,560 x 1,600ピクセル(227ppi)
Touch Bar ×
Touch ID
ストレージ 256GB SSD
512GB/1TB/2TBに変更可能

512GB SSD
1TB/2TBに変更可能

256GB SSD
512GB/1TB/2TBに変更可能

512GB SSD
1TB/2TBに変更可能

512GB SSD
1TB/2TB/4TBに変更可能

1TB SSD
2TB/4TBに変更可能

プロセッサ 256GBモデル
第10世代 Intel Core i3 (1.1GHz/2コア)
・TB使用時最大3.2GHz
・4MB L3 キャッシュ

512GBモデル
第10世代 Intel Core i5 (1.1GHz/4コア)
・TB使用時最大3.5GHz
・6MB L3キャッシュ

※オプション
第10世代 Intel Core i7 (1.2GHz/4コア)
・TB使用時最大3.8GHz
・8MB L3キャッシュ

標準搭載
第8世代 Intel Core i5 (1.4GHz/4コア)
・TB使用時最大3.9GHz
・128MB eDRAM

※オプション
第8世代 Intel Core i7 (1.7GHz/4コア)
・TB使用時最大4.5GHz
・128MB eDRAM

標準搭載
第10世代 Intel Core i5 (2.0GHz/4コア)
・TB使用時最大3.8GHz
・6MB L3キャッシュ

※オプション
第10世代 Intel Core i7 (2.3GHz/4コア)
・TB使用時最大4.1GHz
・8MB L3キャッシュ

メモリ 8GB (3,733MHz/LPDDR4X)
※16GBに変更可能
8GB (2,133MHz/LPDDR3)
※16GBに変更可能
16GB (3,733MHz/LPDDR4X)
※32GBに変更可能
グラフィック Intel Iris Plus Graphics Intel Iris Plus Graphics 645 Intel Iris Plus Graphics
本体サイズ 30.41 × 21.24 × 0.41〜1.61 cm 30.41 × 21.24 × 1.56 cm
重量 1.29kg 1.4kg
通信 Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth 5.0
カメラ 720p FaceTime HDカメラ
ポート Thunderbolt 3(USB-C)ポート × 2 Thunderbolt 3(USB-C)ポート × 4
外部ディスプレイ 6K(6,016 x 3,384)
・1台まで(60Hz/数百万色以上)
5K(5,120 x 2,880)
・1台まで(60Hz/数百万色以上)
4K(4,096 x 2,304)
・2台まで(60Hz/数百万色以上)
6K:非対応
5K(5,120 x 2,880):1台まで(60Hz/十億色以上)
4K(4,096 x 2,304):2台まで(60Hz/数百万色以上)
6K(6,016 x 3,384):1台まで(60Hz/十億色以上)
5K(5,120 x 2,880):1台まで(60Hz/十億色以上)
4K(4,096 x 2,304):2台まで(60Hz/数百万色以上)
オーディオ ・ステレオスピーカー
・ワイドなステレオサウンド
・Dolby Atmos再生対応
・指向性ビームフォーミングを持つ3マイクアレイ
・3.5mmヘッドフォンジャック
キーボード バックライトキーボード
・Magic Keyboard
・シザー構造
トラックパッド 感圧タッチトラックパッド
バッテリー容量 49.9Wh 58.2Wh 58.0Wh
バッテリー持ち インターネット:最大11時間
ムービー再生:最大12時間
インターネット:最大10時間
ムービー再生:最大10時間
カラー ゴールド
シルバー
スペースグレイ
シルバー
スペースグレイ
価格(税別) 256GB:104,800円〜
512GB:134,800円〜
256GB:134,800円〜
512GB:154,800円〜
512GB:188,800円〜
1TB:208,800円〜
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MacBook Airと16インチMacBook Proの比較表

  MacBook Air(2020) 16インチMacBook Pro(2019)
ディスプレイ 13.3インチRetinaディスプレイ
True Toneテクノロジー
16インチRetinaディスプレイ
広色域(P3)
True Toneテクノロジー
解像度 2,560 x 1,600ピクセル
(227ppi)
3,072 x 1,920ピクセル
(226ppi)
Touch Bar ×
Touch ID
ストレージ 256GB SSD
512GB/1TB/2TBに変更可能

512GB SSD
1TB/2TBに変更可能

512GB
1TB/2TB/4TB/8TBに変更可能

1TB SSD
2TB/4TB/8TBに変更可能

プロセッサ 256GBモデル
第10世代 Intel Core i3 (1.1GHz/2コア)
・TB使用時最大3.2GHz
・4MB L3 キャッシュ

512GBモデル
第10世代 Intel Core i5 (1.1GHz/4コア)
・TB使用時最大3.5GHz
・6MB L3キャッシュ

※オプション
第10世代 Intel Core i7 (1.2GHz/4コア)
・TB使用時最大3.8GHz
・8MB L3キャッシュ

512GBモデル
第9世代 Intel Core i7 (2.6GHz/6コア)
・TB使用時最大4.5GHz
・12MB共有L3キャッシュ

1TBモデル
第9世代 Intel Core i9 (2.3GHz/8コア)
・TB使用時最大4.8GHz
・16MB共有L3キャッシュ

※オプション
・第9世代 Intel Core i9 (2.4GHz/8コア)
・TB使用時最大5.0GHz
・16MB共有L3キャッシュ

メモリ 8GB (3,733MHz/LPDDR4X)
※16GBに変更可能
16GB (2,666MHz/DDR4)
※32GB/64GBに変更可能
グラフィック iGPU:Intel Iris Plus Graphics 512GBモデル
iGPU:Intel UHD Graphics 630
dGPU:Radeon Pro 5300M(4GB GDDR6)

1TBモデル
iGPU:Intel UHD Graphics 630
dGPU:Radeon Pro 5500M(4GB GDDR6)

※オプション
dGPU:Radeon Pro 5500M(8GB GDDR6)
dGPU:Radeon Pro 5600M(8GB HBM2)

本体サイズ 30.41 × 21.24 × 0.41〜1.61 cm 35.79 × 24.59 × 1.62 cm
重量 1.29kg 2.0kg
通信 Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth 5.0
カメラ 720p FaceTime HDカメラ
ポート Thunderbolt 3(USB-C)ポート × 2 Thunderbolt 3(USB-C)ポート × 4
外部ディスプレイ 6K(6,016 x 3,384)
・1台まで(60Hz/数百万色以上)
5K(5,120 x 2,880)
・1台まで(60Hz/数百万色以上)
4K(4,096 x 2,304)
・2台まで(60Hz/数百万色以上)
6K(6,016 x 3,384)
・2台まで(60Hz/十億色以上)
4K(4,096 x 2,304)
・4台まで(60Hz/十億色以上)
オーディオ ・ステレオスピーカー
・ワイドなステレオサウンド
・Dolby Atmos再生対応
・指向性ビームフォーミングを持つ3マイクアレイ
・3.5mmヘッドフォンジャック
・フォースキャンセリングウーファー搭載6スピーカーシステム
・ワイドなステレオサウンド
・Dolby Atmos再生対応
・高い信号対雑音比と指向性ビームフォーミングを持つ3マイクアレイ
・3.5mmヘッドフォンジャック
キーボード バックライトキーボード
・Magic Keyboard
・シザー構造
トラックパッド 感圧タッチトラックパッド
バッテリー容量 49.9Wh 100Wh
バッテリー持ち インターネット:最大11時間
ムービー再生:最大12時間
インターネット:最大11時間
ムービー再生:最大11時間
カラー ゴールド
シルバー
スペースグレイ
シルバー
スペースグレイ
価格(税別) 256GB:104,800円〜
512GB:134,800円〜
512GB:248,800円〜
1TB:288,800円〜
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AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。