【2022年最新比較】MacBook AirとMacBook Proの性能・違いを一挙比較。オススメはどのモデル?

Appleが販売するラップトップ 「MacBook」 シリーズには、現時点で 「MacBook Pro」 と 「MacBook Air」 の2種類のラインナップが存在する。

プロセッサやグラフィックなどの性能が高くプロユーザー向けとして販売されているのが 「MacBook Pro」 、エントリーモデルとして手頃な価格で販売されているのが 「MacBook Air」 となる。

このうちMacBook AirはM1モデルとM2モデルの2ラインナップ、MacBook ProはM2チップを搭載した13インチモデルに加えて、M1 Pro/M1 Maxチップを搭載した14インチ/16インチモデルの合計3モデルが用意されており、MacBook全体のラインナップは合計5機種とかなり複雑だ。

そこで、当記事では各モデルの性能や特徴を比較形式でまとめた上で、どのモデルがどんなユーザーに向いているのかを解説する。比較は以下から。購入検討の際の参考になればと思う。

大前提:比較するべきは 「下位モデル同士」 あるいは 「上位モデル同士」

(画像:Apple)

まずこの記事を読むにあたって、MacBookシリーズにはどんなモデルが用意されているのか、理解しておく必要がある。

  • MacBook Air (M1) – 2020年11月発売
  • MacBook Air (M2) – 2022年7月発売
  • 13インチMacBook Pro (M2) – 2022年7月発売
  • 14インチMacBook Pro (M1 Pro/M1 Max) – 2021年10月発売
  • 16インチMacBook Pro (M1 Pro/M1 Max) – 2021年10月発売

MacBookシリーズの現在のラインナップは、MacBook AirがM1モデルとM2モデルの計2機種、MacBook Proが13インチと14インチ、そして16インチモデルの合計3機種が存在する。

このうち、MacBook Air 2機種と13インチMacBook Proがエントリーモデル、14インチMacBook Proと16インチMacBook Proが上位モデルとして位置付けられている。

(画像:Apple)

上位モデルと下位モデルにはかなりの性能差があることから、比較の手順としては、まずエントリーモデルと上位モデルで分け、そのどちらのグレードが自身に合っているかを見定めてから、次に各グレードの製品を見比べて行ったほうがシンプルかもしれない。

たとえば、あなたの望みが 「プロレベルの高い性能が欲しい」 なのであれば、MacBook Pro 14インチあるいは16インチモデルを選ぶべき。これに加えて 「コンパクトなモデルが欲しい」 と言うのならMacBook Pro 14インチモデルがオススメ、といった具合だ。

各モデルの性能差については以下で詳しく紹介していくが、全モデルを一気に比較した表も記事一番下に掲載している。そちらもぜひ参考にしていただきたい。

デザイン、筐体サイズ&重量

左からM1 MBA、M2 MBA、M2 MBP、M1 Pro/M1 Max MBP (画像:Apple)

最初に、各モデルの筐体デザインやサイズを比較していく。

まずはデザインから。現在のMacBookのラインナップには大きく分けると 「ウェッジシェイプ」 「フラット&ベゼル厚」 「フラット&ノッチ」 の3つのデザインが存在する。

M1 MacBook Air

一つ目のウェッジシェイプ(くさび形)デザインは、M1 MacBook Airのみが採用する。後方が高く前方が低くなる同デザインは、MacBook Airシリーズでこれまで採用されてきたものとなる。

13インチMacBook Pro (画像:Apple)

二つ目は、フラットな筐体と厚みのあるベゼルが特徴の旧MacBook Proのデザイン。これは13インチMacBook Proのみが採用する。

M2 MacBook Air (画像:Apple)

三つ目は、フラットな筐体とノッチを搭載するタイプ。13インチMacBook Proのように筐体の厚みは均一的ではあるものの、筐体の四隅がより丸みを帯びたデザインを採用する。さらに画面上部にノッチが搭載される関係で画面が端末いっぱいに広がるベゼルレスモデルとなる。M2チップを搭載したMacBook Airおよび14インチ/16インチMacBook Proがこれを採用する。

右:14インチMacBook Pro/左:16インチMacBook Pro

現在のMacBookのラインナップにおける最新デザインは3つ目の 「フラット筐体&ノッチ」 。無駄の少ないデザインであるためとてもスマートな見た目をしているのが特徴だ。

フラット&ノッチはApple製品における最近のトレンドでもあることから、どことなく新製品感が漂う。一方で古めかしく感じてしまうのが13インチMacBook Proの厚ベゼルデザイン。使い勝手はさほど悪いわけではないものの、やはりM2 MacBook Airや14インチ/16インチMacBook Proのほうがスマートに見えるのではないだろうか。

筐体サイズはM1 MacBook Air、M2 MacBook Air、13インチMacBook Pro、14インチMacBook Pro、16インチMacBook Proの順で大きくなる。重量もほぼ同じ順で大きくなるため、基本的には性能が高いモデルほどサイズ・重量が大きくなると考えて良いだろう。

ただし、例外としてM2チップを内蔵したMacBook AirはM1チップ搭載モデルよりも50g程度軽くなっている。わずかな違いではあるが、持ち運びに最も適したモデルはMacBook Airということになるだろうか。

全モデルのサイズ/重量を比較すると以下のとおりになる。

  MacBook Air(M1, 2020) MacBook Air(M2, 2022) 13インチMacBook Pro(M2, 2022) 14インチMacBook Pro (2021) 16インチMacBook Pro (2021)
本体サイズ 幅30.41cm
高さ0.41〜1.61cm
奥行21.24cm
幅30.41cm
高さ1.13 cm
奥行21.5cm
幅30.41cm
高さ1.56 cm
奥行21.24cm
幅31.26cm
高さ1.55cm
奥行22.12cm
幅35.57cm
高さ1.68cm
奥行24.81cm
重量 1.29kg 1.24kg 1.4kg 1.6kg M1 Pro: 2.1kg
M1 Max: 2.2kg

性能よりもコンパクトさを求める場合には、中間モデルあるいは下位モデルを意図的に選ぶ必要があるだろう。参考までに筆者は自宅外への持ち出しが多いが、ある程度の高い性能も必要となることから、その両方を満たせる14インチMacBook Proをメイン機として使用している。

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画面サイズ、画面の性能

M1 MacBook Air

次は画面に関する比較。まずは、画面の大きさや形状を比べていこう。

M1 MacBook Air/M2 MacBook Proには、13.3インチのRetina液晶ディスプレイが搭載されている。解像度はどちらも2,560 x 1,600ピクセル(227ppi)。

一方で、M2チップを搭載したMacBook Airには、13.6インチのRetina液晶ディスプレイが搭載されている。解像度は2,560 x 1,664ピクセル(224ppi)。

上位モデルのM1 ProおよびM1 Maxを搭載したMacBook Proには、14.2インチ/16.2インチのミニLEDディスプレイが搭載されている。解像度は14インチモデルが3,024 x 1,964ピクセル(254ppi)、16インチモデルが3,456 x 2,234ピクセル(254ppi)。

  MacBook Air(M1, 2020) MacBook Air(M2, 2022) 13インチMacBook Pro(M2, 2022) 14インチMacBook Pro (2021) 16インチMacBook Pro (2021)
画面 13.3インチ 13.6インチ 13.3インチ 14.2インチ 16.2インチ
  • Retinaディスプレイ
  • 広色域(P3)
  • True Tone
  • Liquid Retina XDRディスプレイ
  • 広色域(P3)
  • True Tone
  • ProMotion (最大120Hz)
輝度400ニト 輝度500ニト 輝度:最大1,000ニト
ピーク輝度:1,600ニト
解像度 2560×1600
(227ppi)
2560×1664
(224ppi)
2560×1600
(227ppi)
3024×1964
(254ppi)
3456×2234
(254ppi)

16インチMacBook Pro

ベゼルの厚みは、M1 MacBook Airおよび13インチMacBook Proがすこし厚め。M2 MacBook Airと14インチ/16インチMacBook Proはベゼル幅が狭く、無駄の少ないデザインとなっている。ただし、M2 MacBook Airと14インチ/16インチMacBook Proは画面上部のカメラを避けるように切り欠き(ノッチ)が設けられており、場合によっては邪魔に感じることもあるかもしれない。

左:M2 MacBook Air/右:M2 MacBook Pro (画像:Apple)

ちなみに、M2 MacBook Airと13インチMacBook Proは同じM2チップ世代であるにも関わらず、なぜ13インチMacBook ProよりもMacBook Airのほうが画面が大きいのか。その理由はこのベゼル幅の違いにあり、13インチMacBook Proが依然として旧デザインを採用している関係でベゼル幅が広いため。わずか0.3インチの違いしかないことから、使い勝手はさほど変わらないものの、小さい筐体で大きな画面を実現している点においては13インチMacBook ProよりもMacBook Airのほうが優れているポイントと言える。

14インチMacBook Pro

続いて、画面の質について。MacBook Air 2機種と13インチMacBook Proにはいずれも液晶ディスプレイが搭載されており、上位モデルのMacBook ProにはミニLEDディスプレイが搭載されている。

ミニLEDディスプレイは、通常の液晶よりも小さな発光ダイオードをバックライトに使用した次世代ディスプレイ。明暗をハッキリと表現することが可能で、よりダイナミックな映像を楽しめるなどの特長がある。

ミニLEDディスプレイの採用により、14インチMacBook Proと16インチMacBook Proは画面輝度が最大1,000ニト、ピーク輝度は1,600ニトと高くなっており豊かなHDR表現が可能だ。対するMacBook Airや13インチMacBook Proは400ニト〜500ニトと半分以下の輝度となっている。

いまやほとんどのApple製品に採用されている広色域(P3)とTrueToneテクノロジーは、すべてのMacBookに搭載されているため、どのモデルであっても正しい色味で写真・映像を現像・編集できるはずだ。

16インチMacBook Pro

さらに、上位版MacBook Proは最大120Hzの高リフレッシュレートを可能とするProMotionテクノロジーをサポート。リフレッシュレートとは、1秒の間に何回画面を更新するかを示した数字で、この数字が大きければ大きいほど画面が滑らかに動く。

ProMotionテクノロジーはiPhone 13 ProシリーズやiPad Proシリーズで導入されていたものになるが、遂にMacでも利用できるように。120Hzの高いリフレッシュレートは特にブラウジングやゲームなどあらゆる場面で効果を発揮するだろう。

  MacBook Air(M1, 2020) MacBook Air(M2, 2022) 13インチMacBook Pro(M2, 2022) 14インチMacBook Pro (2021) 16インチMacBook Pro (2021)
画面サイズ 13.3インチ 13.6インチ 13.3インチ 14.2インチ 16.2インチ
画面 Retinaディスプレイ Liquid Retina XDRディスプレイ
解像度 2560×1600 (227ppi) 2560×1664
(224ppi)
2560×1600 (227ppi) 3024×1964 (254ppi) 3456×2234 (254ppi)
広色域(P3)
True Tone
ProMotion
(最大120Hz)
× × ×
画面輝度 最大400ニト 最大500ニト 最大1000ニト
(ピーク輝度1,600ニト)

これらを踏まえると、画面の性能については上位版MacBook Proが圧倒的に優れている。ただし、下位モデル3機種も広色域(P3)とTrueToneテクノロジーには対応しているなど、性能は十分とも言える。

そもそもMacBookの画面を外部ディスプレイに出力して作業する場合には、内蔵ディスプレイの性能が高くても宝の持ち腐れになってしまうことも。内蔵ディスプレイで作業することが多い方で、画面性能にもこだわりたい場合には上位モデルを購入すると良さそうだ。

チップ性能&メモリ容量

CPU性能はおそらくM1<M2<M1 Pro<M1 Max (※要検証)

ここからは内蔵プロセッサなど、処理性能の違いについて比較していく。

まずはCPU性能について。M1 MacBook AirにはAppleの独自開発チップ 「M1」 、M2 MacBook Airと13インチMacBook Proには 「M2」 、14インチMacBook Proと16インチMacBook Proには 「M1 Pro」 「M1 Max」 が搭載されている。

(画像:Apple)

M1チップは8コア(高性能×4+高効率×4)で構成されていたのに対して、その上位版となるM1 Proチップは8コア(高性能×6+高効率×2)あるいは10コア(高性能×8+高効率×2)、M1 Maxチップは10コア(高性能×8+高効率×2)構成となっている。

  MacBook Air(M1, 2020) MacBook Air(M2, 2022) 13インチMacBook Pro(M2, 2022) 14インチMacBook Pro (2021) 16インチMacBook Pro (2021)
プロセッサ

M1
構成①
・8コアCPU(高性能4+高効率4)
・7コアGPU

構成②
・8コアCPU(高性能4+高効率4)
・8コアGPU

M2
構成①
・8コアCPU(高性能4+高効率4)
・8コアGPU

構成②
・8コアCPU(高性能4+高効率4)
・10コアGPU

M2
・8コアCPU(高性能4+高効率4)
・10コアGPU
M1 Pro
構成①
・8コアCPU(高性能6+高効率2)
・14コアGPU

構成②
・10コアCPU(高性能8+高効率2)
・14コアGPU

構成③
・10コアCPU(高性能8+高効率2)
・16コアGPU

M1 Max
構成①
・10コアCPU(高性能8+高効率2)
・24コアGPU

構成②
・10コアCPU(高性能8+高効率2)
・32コアGPU

M1 Pro
・10コアCPU (高性能8+高効率2)
・16コアGPU

M1 Max
構成①
・10コアCPU (高性能8+高効率2)
・24コアGPU

構成②
・10コアCPU (高性能8+高効率2)
・32コアGPU

メモリ帯域幅
M2: 100GB/s
メモリ帯域幅
M1 Pro: 200GB/s
M1 Max: 400GB/s
メディアエンジン
16コアNeural Engine

M1 ProにはM1チップの2倍となる337億トランジスタが集積されており、M1 Maxに至っては570億トランジスタが集積され、現行の65W級のラップトップ向けCPUに比べて75%少ない消費電力で同等の性能を発揮。最大1.7倍の性能を持つとしている。

(画像:Apple)

そして、新たに発表されたM2チップはM1チップの次世代チップとして登場した。M1チップと同じコア数(8コア/高性能×4+高効率×4)ながらも、搭載トランジスタ数が20億個に増えたことでCPU性能が18%向上しているという。

CPU性能:M1<M2<M1 Pro<M1 Max (※要検証)

まだ詳細なベンチマークスコアが出ていないため厳密な比較はできないが、Appleの発表どおりであれば性能はM1<M2<M1 Pro<M1 Maxとなると思われる。シングルスコアで上回ることはあっても、マルチコアスコアではやはり敵わない可能性が高い。

最も性能が高いと思われる14インチ/16インチMacBook Proはラップトップデバイスとは思えないほどの高い性能となっている。後述するがグラフィック性能でその差はさらに広がるため、より高い処理性能が欲しいのならM1/M2チップよりもM1 Pro、M1 ProよりもM1 Maxを搭載したモデルを選ぶ必要があるだろう。

とはいえ、実際にはM1チップ/M2チップも非常に高速なチップであることから、ブラウジングや動画視聴などの一般的な作業であればこれらでも十分なはず。必ずしもM1 Pro、M1 Max搭載モデルが必要というわけではないことだけは記しておく。

グラフィック性能:M1<M2<M1 Pro<M1 Max

(画像:Apple)

CPU性能と同じくグラフィック性能も、上位チップになるにつれて性能が高くなる傾向にある。

M1チップには7〜8コアのGPUコアが搭載されている。M2チップには8〜10コア、M1 Proは14〜16コア、M1 Maxには24〜32コアのGPUコアが搭載されている。コア数が多ければ多いほど高いパフォーマンスを発揮できると考えられるため、M1シリーズの間ではM1<M1 Pro<M1 Maxの順でグラフィック性能が高くなるはずだ。

  MacBook Air(M1, 2020) MacBook Air(M2, 2022) 13インチMacBook Pro(M2, 2022) 14インチMacBook Pro (2021) 16インチMacBook Pro (2021)
搭載チップ ・M1チップ ・M2チップ ・M1 Proチップ
・M1 Maxチップ
GPU M1チップ
・7コア
・8コア
M2チップ
・8コア
・10コア
M2チップ
・10コア
M1 Proチップ
・14コア
・16コア

M1 Maxチップ
・24コア
・32コア

M1 Proチップ
 ・16コア

M1 Maxチップ
・24コア
・32コア

気になるのはM2チップの性能だが、AppleによるとFinal Cut Proにおけるビデオ編集のパフォーマンスが最大1.4倍、ゲーミング時のパフォーマンスも最大1.3倍高速化されているという。さらに、M2チップはメディアエンジンを搭載することでProResのトランスコード処理が3倍速くなるとのこと。もしこれが事実なら、M1 Proのグラフィック性能は追い抜くことはできないにしても、M1 Proの14コアGPUモデルくらいには多少近づくことはできるかもしれない。

映像や写真の現像/編集、3Dモデルを使用した作業などグラフィック性能を必要とする機会が多いのであれば、なるべく上位のM1 Pro/M1 Maxチップを搭載したモデルを購入した方が安心だろう。ただし、M1でもそれなりの作業をこなすことができていたことから、高いGPU性能が要求される機会が少ないのであれば、M1あるいはM2チップ搭載モデルでも十分とは言える。

メモリ容量

MacBookシリーズは、モデルごとに最大メモリ容量が異なる。

M1 MacBook Airは8GB/16GBから選択可能。M2 MacBook AirとM2 MacBook Proは8GB/16GB/24GB、14インチMacBook Proおよび16インチMacBook Proは16GB/32GB/64GBから選択可能だ。

  MacBook Air(M1, 2020) MacBook Air(M2, 2022) 13インチMacBook Pro(M2, 2022) 14インチMacBook Pro (2021) 16インチMacBook Pro (2021)
メモリ 8GB/16GB 8GB/16GB/24GB 16GB/32GB/64GB

メモリはよく机の広さに例えられる。メモリの容量が多くなることで作業スペースが広くなり作業効率が高まるが、これはPCにおいても同じことが言える。特に複数のアプリを開きっぱなしにする機会の多いMacの場合は、iPhoneやiPadと違ってメモリの消費量が多くなりがちなため、メモリ容量はなるべく多いものを搭載するべき。これが鉄則。もしRAW画像や高解像度動画の現像/編集などで大容量のメモリが必要なのであれば、最低でも24GB以上のメモリを搭載できるM2 MacBook Airあるいは上位版MacBook Proを選びたいところ。

M1 MacBook Air

では、大容量のメモリを必要とする作業をする機会が少ない人はどうすれば良いのか。Apple Siliconはユニファイドメモリアーキテクチャ (UMA)の導入によってメモリのパフォーマンスが大幅に向上していて、メモリの転送速度が向上しただけでなくメモリ消費量自体も抑えられているため、必ずしも大容量のメモリを搭載する必要はないとも言える。

もしメールや書類作成、ブラウジング、SNSといった一般的な作業しかほとんどしないのであれば、最小容量の8GBでも十分。ただし、筆者の普段の作業では8GBではやや足りず16GB必要だったため、心配な方はやはりメモリを増量しておいた方が安心だろう。ちなみにMacBookは購入後にメモリを増設・交換することはできないので注意が必要だ。

ストレージ容量

14インチMacBook Pro

動画や写真などのデータを多数保存しておくには、やはり大容量のストレージが必要だ。MacBook Air、MacBook Proには最大2TB〜8TBのストレージ容量が搭載できる。

M1 MacBook AirとM2 MacBook Air、M2 MacBook Proには256GB/512GB/1TB/2TB、14インチ・16インチMacBook Proには512GB/1TB/2TB/4TB/8TBのストレージを搭載可能だ。

  MacBook Air(M1, 2020) MacBook Air(M2, 2022) 13インチMacBook Pro(M2, 2022) 14インチMacBook Pro (2021) 16インチMacBook Pro (2021)
ストレージ
(SSD)
256GB/512GB/1TB/2TB 512GB/1TB/2TB/4TB/8TB

4TB、8TBのストレージ容量が要る場合は、必然的に上位モデルのMacBook Proを購入する必要がある。ちなみに 「iPhone 13 Pro」 ではProRes動画の撮影が可能になるが、同フォーマットでは1分間の撮影で6GBのデータ容量を消費してしまう。10分の動画で60GBを消費すると考えたら、本格的な映像制作をするにはやはり大容量のストレージが必要になるだろう。

逆に、筆者のように映像よりもテキストをメインとして使用する (そうは言っても、取材先で撮影した数千~1万枚近い写真データを保存しているが) 場合はTBレベルのストレージを必要としないケースもあるだろう。外部ストレージやクラウドでデータを管理する方法もあるため、どのサイズのストレージが最適か購入前にぜひ考えてもらいたい。

Touch ID・Touch Barの有無

現行のMacBookのラインナップでは、全モデルに 「Touch ID (指紋認証センサー)」 が搭載されている。iPhoneやiPad Proに搭載されている 「Face ID (顔認証センサー)」 はいずれのモデルにも搭載されていない。

  MacBook Air(M1, 2020) MacBook Air(M2, 2022) 13インチMacBook Pro(M2, 2022) 14インチMacBook Pro (2021) 16インチMacBook Pro (2021)
Touch ID

Touch IDはキーボード右奥に配置された指紋認証センサー。指を置くだけでMacのロック解除、Apple Payの支払い、各種ログインがこなせる便利なヤツだ。

Touch Barについては、13インチMacBook Proのみに搭載されており、MacBook Airや14インチ・16インチMacBook Proには搭載されていない。

  MacBook Air(M1, 2020) MacBook Air(M2, 2022) 13インチMacBook Pro(M2, 2022) 14インチMacBook Pro (2021) 16インチMacBook Pro (2021)
Touch Bar × ×

Touch Barはファンクションキーの代わりに置かれているサブの有機ELディスプレイのこと。タッチ操作に対応し、指で直感的に操作できる。

表示される内容はアプリケーションによって変化する。たとえば音楽や動画を再生しているときはシークバーが表示されたり、画像編集アプリではコントラストや露光量、彩度のスライダー調節が可能。テキストを打っているときはフォントサイズなどのテキストオプション、各種ツールが表示されるといった具合だ。

グラフィックデザイナーや写真・映像を生業とする人には比較的受け入れられていたような感があるが、それ以外の業種の人からは不満の声もあるなどまさに賛否両論の機能だったが、上位モデルのMacBook Proで廃止されたことで、いまは13インチMacBook Proにのみに残されている状態だ。

物理的なファンクションキーが欲しい場合はMacBook Airあるいは上位版のMacBook Pro、Touch Barが欲しい場合は13インチMacBook Proを選ぶ必要がある。

搭載キーボード

MacBookシリーズには、すべてのモデルにバックライトMagic Keyboardが搭載されている。

  MacBook Air(M1, 2020) MacBook Air(M2, 2022) 13インチMacBook Pro(M2, 2022) 14インチMacBook Pro (2021) 16インチMacBook Pro (2021)
キーボード バックライトMagic Keyboard

Magic Keyboardは、以前までMacBookシリーズに搭載されていたバタフライ構造キーボードを根本から改善したもので、iMacやiMac Pro向けキーボード 「Magic Keyboard」 と同じシザー構造を採用し、キーストロークが従来の0.5mmから1mmに増加したことで、より打鍵感が増している。さらにキートップやシリコンキャップなどあらゆる箇所が見直されており、打鍵音がより小さく打ちやすくなっている。

以前のバタフライ構造キーボードは何度も同じキーが入力されたり、特定のキーが反応しないなどの故障報告が相次いだが、導入されてから1年以上経つMagic Keyboardでの故障の報告はほとんど耳にしないことから、故障率は大きく下がったと言えるのではないだろうか。

現在ではすべてのMacBookシリーズにMagic Keyboardが採用されるようになっているため、モデルによってキーボードの性能は変わらない。いずれのモデルでも安心してキーボードを使用できる。

左:M1 MacBook Air/右:16インチMacBook Pro(画像:Apple)

ただし注意していただきたいのがキーボード上部にあるファンクションキーのサイズ。具体的にはM1 MacBook Airのファンクションキーのサイズが通常のキーの半分ほどのサイズになってしまっている。

サイズが小さくても慣れてしまえば問題なく使用できるのだが、もし気になるのであれば通常のキーと同サイズのファンクションキーを搭載するM2 MacBook Airや14インチ/16インチMacBook Proを選ぶことをオススメする。

なお、MacBookはJIS配列だけでなく、USキーボードやUKキーボードなども選択可能だ。

搭載ポートの違い

デバイスの充電やアクセサリ製品との接続に使う外部ポートは、各モデルに搭載するものが異なるため注意が必要だ。

まず、もっともポート数が少ないのがM1 MacBook AirとM2 MacBook Pro、次いでM2 MacBook Air、そしてもっとも多くのポートを持っているのが14インチ・16インチMacBook Proだ。

  MacBook Air(M1, 2020) MacBook Air(M2, 2022) 13インチMacBook Pro(M2, 2022) 14インチMacBook Pro (2021) 16インチMacBook Pro (2021)
ポート
  • Thunderbolt/USB 4ポート × 2
  • Thunderbolt/USB 4ポート × 2
  • MagSafe 3ポート
  • Thunderbolt/USB 4ポート × 2
  • Thunderbolt 4 (USB-C) ポート×3
  • MagSafe 3ポート
  • HDMI ポート
  • SDXCカードスロット
  • 3.5mmヘッドフォンジャック

まずM1 MacBook AirとM2 MacBook Proは、Thunderbolt/USB 4ポート×2、3.5mmヘッドホンジャックx1で共通となっていて、M2 MacBook Airは、これらのポートに加えてさらにMagSafe 3ポートを搭載する。

M2 MacBook Air (画像:Apple)

同じM2チップ搭載モデルであるにもかかわらず、本来なら上位モデルであるはずのM2 MacBook ProにはMagSafe 3ポートは搭載されず、下位モデルであるM2 MacBook AirにMagSafe 3ポートが搭載されていることから、この点がラインナップを複雑にしているといっても過言ではない。

MagSafe 3ポートはマグネティック充電であることから、万が一充電ケーブルに足を引っ掛けたときにもMacBookか床に落下してしまう危険性を減らすことができる上に、同ポートがあることでふたつのThunderbolt/USB 4ポートをフルにアクセサリに使用できるというメリットもある。そのため、もしM2チップ搭載モデル同士でどちらを購入するか迷っているのなら、MagSafeポートが搭載されているM2 MacBook Airを選んでおくのはアリだろう。

14インチ/16インチMacBook Proのポート (画像:Apple)

14インチ・16インチMacBook Proは、Thunderbolt 4 (USB-C)×3に加えて、3.5mmヘッドフォンジャック、SDXCカードスロット、HDMI ポート、MagSafe 3ポートを搭載する。

14インチ・16インチMacBook Proは搭載ポートが多く、USB-Cハブを別途購入・持ち運びする必要性が少ないのが大きなメリット。Thunderboltポートも 「Thunderbolt (USB4)」 ではなく 「Thunderbolt 4 (USB-C)」 であること、端末右側にもポートが搭載されているため充電や各種デバイスの接続もしやすくなっている。

これらに魅力を感じた方は、ぜひ上位モデルのMacBook Proを選択していただきたいが、逆にThunderbolt (USB 4)ポート×2で事足りるなら、M1 MacBook AirやM2 MacBook Air、M2 MacBookで十分と言えるだろう。

出力できるディスプレイの台数

16インチMacBook Pro

MacBookの画面を外部ディスプレイに出力する場合、MacBook Airと13インチMacBook Proは1台までしか出力できないのに対し、14インチ/16インチMacBook Proは最大4台まで出力可能だ。

出力できるディスプレイの台数は、搭載しているチップによって異なる。具体的には、M1チップもしくはM2チップは1台まで、M1 Proチップは2台まで、そしてM1 Maxチップは4台まで出力可能だ。

それぞれ対応する解像度は以下のとおり。

  MacBook Air(M1, 2020) MacBook Air(M2, 2022) 13インチMacBook Pro(M2, 2022) 14インチMacBook Pro (2021) 16インチMacBook Pro (2021)
画面出力 1台まで (最大6K/60Hz)

M1 Pro
2台まで(最大6K/60Hz)

M1 Max
3台(最大6K/60Hz)+1台(最大4K/60Hz)

14インチ・16インチMacBook Proは、どちらのモデルもM1 ProチップとM1 Maxチップの両方を選択できるため、3台以上のディスプレイに出力したい場合はM1 Maxチップを、2台までの出力で十分であればM1 Proチップを選択していただきたい。

ちなみに、M1チップ搭載モデルでもDisplayLinkのUSBディスプレイアダプタを使うことで2台以上のディスプレイに映像を出力することは可能。非公式な方法とはなるものの、同アダプタを利用することでM1チップを搭載したMacBook Pro・Airは最大5台、Mac miniは最大で6台のディスプレイに映像を出力することが可能になる。

同ディスプレイアダプタがM2チップ搭載モデルをサポートしているかは不明であるものの、M1チップ搭載モデルが対応していたなら問題なく出力できる可能性は高そうだ。心配な人は、M2チップ搭載モデル発売後にDisplayLinkに問い合わせていただきたい。同ディスプレイアダプタに関して、詳しくは以下の記事を参照いただきたい。

バッテリー持ち

ここまで、M1 MacBook Air<M2 MacBook Pro<M2 MacBook Air<M1 Pro/M1 Max MacBook Proの順で優れている点が多かったMacBookシリーズだが、バッテリー持ちに関してはその限りではない。

意外と思うかもしれないが、最もバッテリー持ちに優れているのはM2 MacBook Pro。インターネット利用時のバッテリー持ちは最大17時間となっている。次に優れているのはM1 MacBook AirとM2 MacBook Airで15時間、次いで16インチMacBook Proの最大14時間、最もバッテリー持ちが悪いのは14インチMacBook Proで最大11時間となっている。

  MacBook Air(M1, 2020) MacBook Air(M2, 2022) 13インチMacBook Pro(M2, 2022) 14インチMacBook Pro (2021) 16インチMacBook Pro (2021)
バッテリー容量 49.9Wh 52.6Wh 58.2Wh 70Wh 100Wh
バッテリー インターネット:最大15時間
ムービー再生:最大18時間
インターネット:最大15時間
ムービー再生:最大18時間
インターネット:最大17時間
ムービー再生:最大20時間
インターネット:最大11時間
ムービー再生:最大17時間
インターネット:最大14時間
ムービー再生:最大21時間

サイズが似たM2 MacBook Proと14インチMacBook Proの差は6時間もあり、外に持ち出す機会が多い方には、M2チップ搭載モデルのほうが合っている可能性がある。これはおそらくM1 ProおよびM1 Maxの消費電力が大きいためとみられるが、とはいえそれでもIntelプロセッサ搭載時代に比べてバッテリー持ちは向上していることから、既存のIntelプロセッサ搭載モデルからの買い替えなら、さほど問題にはならないかもしれない。

ちなみにM2 MacBook AirとM1 Pro/M1 Max搭載MacBook Proは急速充電に対応しており、わずか30分の充電で最大50%までバッテリーを回復させることが可能だ。

スピーカー&マイク&フロントカメラ

M2 MacBook Air (画像:Apple)

MacBookシリーズのスピーカーはいずれもステレオサウンドに対応しているが、音のクオリティはモデルによって異なっている。

具体的には、M1 MacBook Airには通常のステレオスピーカーが搭載されているのに対し、M2 MacBook Proにはハイダイナミックレンジステレオスピーカーが、M2 MacBook Airには4スピーカーサウンドシステムが搭載。そして、14インチ・16インチMacBook Proにはフォースキャンセリングウーファーを備えた6スピーカーサウンドシステムが搭載されている。

  MacBook Air(M1, 2020) MacBook Air(M2, 2022) 13インチMacBook Pro(M2, 2022) 14インチMacBook Pro (2021) 16インチMacBook Pro (2021)
スピーカー ステレオスピーカー 4スピーカーサウンドシステム ハイダイナミックレンジステレオスピーカー 6スピーカーサウンドシステム
・ドルビーアトモス対応 ・ドルビーアトモス対応
・AirPods対応機種の空間オーディオとダイナミックヘッドトラッキング

MacBookから直接音を出して映画などを見ることが多かったり、音楽制作をする方はより良質なスピーカーを搭載したモデルを選ぶことをオススメする。

(画像:Apple)

マイクに関しては、M1/M2 MacBook AirとMacBook Proで性能が異なる。MacBook Airは指向性ビームフォーミングを持つ3マイクアレイを搭載しているのに対し、13インチ/14インチ/16インチMacBook Proは高い信号対雑音比と指向性ビームフォーミングを持つ、スタジオ品質の3マイクアレイが搭載されている。

  MacBook Air(M1, 2020) MacBook Air(M2, 2022) 13インチMacBook Pro(M2, 2022) 14インチMacBook Pro (2021) 16インチMacBook Pro (2021)
マイク 指向性ビームフォーミングを持つ3マイクアレイ 高い信号対雑音比と指向性ビームフォーミングを持つ、スタジオ品質の3マイクアレイ

配信やポッドキャストをするユーザーで、自前のマイクを持っておらずMacBook本体のマイクを使用する場合は、できればMacBook Proを選んでおきたい。ただ内蔵マイクはキーボードの音を拾ってしまうため、タイプしながら通話する場合においてはやはり外部マイクが欲しいところだ。

スピーカー性能
M1 MacBook Air<M2 MacBook Pro<M2 MacBook Air<14/16インチMacBook Pro


マイク性能
M1 MacBook Air=M2 MacBook Air<M2 MacBook Pro=14/16インチMacBook Pro

内蔵カメラ
M1 MacBook Air=M2 MacBook Pro<M2 MacBook Air=14/16インチMacBook Pro

また、ビデオ通話などで欠かせないフロントカメラは、M2 MacBook Airと14インチ/16インチMacBook Proが1080pで、M1 MacBook AirとM2 MacBook Proは720p。1080pのカメラは、従来のカメラに比べて、明るさが足りない場所でのパフォーマンスが2倍になっているという。

  MacBook Air(M1, 2020) MacBook Air(M2, 2022) 13インチMacBook Pro(M2, 2022) 14インチMacBook Pro (2021) 16インチMacBook Pro (2021)
カメラ 720p FaceTime HDカメラ 1080p FaceTime HDカメラ 720p FaceTime HDカメラ 1080p FaceTime HDカメラ

また、M2/M1 Pro/M1 Maxチップ搭載モデルは、画像信号プロセッサやNeural Engineの活用により、より自然なスキントーンでユーザーを鮮明に映し出すことが可能。ビデオ通話などでMacBookのフロントカメラを使う機会が多いなら、M2 MacBook Airか14インチ・16インチMacBook Proが適していると言えるだろう。

カラー

M2 MacBook Air (画像:Apple)

本体カラーは、MacBook ProよりもMacBook Airの方が種類が豊富だ。

MacBook Proのカラーラインナップはどのモデルもシルバー/スペースグレイの2色のみの展開だが、MacBook Airの場合はM1モデルがシルバー/スペースグレイ/ゴールドの3色展開、M2モデルがシルバー/スターライト/スペースグレイ/ミッドナイトの4色展開。

  MacBook Air(M1, 2020) MacBook Air(M2, 2022) 13インチMacBook Pro(M2, 2022) 14インチMacBook Pro (2021) 16インチMacBook Pro (2021)
カラー
  • ゴールド
  • シルバー
  • スペースグレイ
  • シルバー
  • スターライト
  • スペースグレイ
  • ミッドナイト
  • シルバー
  • スペースグレイ

M1 MacBook AirのゴールドカラーやM2 MacBook AirのスターライトはMacBook(2017)のローズゴールドのような可愛らしいものではなく、どちらかというと気品漂う色で、老若男女問わず人気の高いカラー。iPhone 13シリーズのスターライトと相性が良いため、中にはカラーを揃えたい方もいるはず。

また、最も注目が集まっている(ような気がする)のがM2 MacBook Airのミッドナイト。暗いネイビーブルーは渋さがあり、カッコ良い。これらのカラーに魅力を感じる人は、MacBook Airの購入を視野に入れてみてはどうだろうか。

価格

14インチMacBook Pro

最後は価格について。MacBook AirとMacBook Proの価格は(当然だが)上位にいくにつれて高くなる仕組みになっている。M1 MacBook AirよりもM2 MacBook Air、M2 MacBook Airよりも13インチMacBook Pro、13インチMacBook Proよりも14/16インチMacBook Proが高価だ。

予算が潤沢にあるのならプロセッサやメモリ、ストレージを盛り盛りにして最強のMacを作りたいところだが、世の中お金は大事ということでバランスがとても重要だ。用途に合わせた最適なMacを作ることが大事だろう。

  MacBook Air(M1, 2020) MacBook Air(M2, 2022) 13インチMacBook Pro(M2, 2022) 14インチMacBook Pro (2021) 16インチMacBook Pro (2021)
価格(税込) 134,800円〜 下位構成:164,800円〜
上位構成:208,800円〜
下位構成:178,800円〜
上位構成:206,800円〜
下位構成:274,800円〜
上位構成:344,800円〜
下位構成:338,800円〜
中位構成:366,800円〜
上位構成:478,800円〜

参考までに筆者は、出張や取材などで外に持ち出して使用する機会が多い記者職であるため、持ち運びのしやすさと性能の両方に優れた14インチMacBook Proを愛用している。構成は、CPUがM1 Pro (10コアCPU/14コアGPU)で、メモリ容量は16GB、ストレージ容量は512GB。

ストレージについては自宅に母艦となるiMacや外部ストレージを用意していることに加えて、別途クラウドを使ってデータを管理しているため、512GBで事足りると判断。お値段は261,800円となった。決して安い買い物ではなかったが、M1 MacBook Air/Proの頃に比べて作業効率が向上したことから、毎日使う仕事道具と考えるとよい買い物だったと思っている。

まとめ

(画像:Apple)

以上が、現行のMacBook全機種の比較。どのモデルを購入するべきか決めることができただろうか。

もし、ここまでの説明でどのモデルを購入するべきか決められなかったのなら、以下の場合分けが参考になるのではないだろうか。

MacBook Air (M1, 2020)
エントリーユーザー向け。メモやメール、ブラウジング、TwitterやFacebook、YouTubeの視聴といった軽い作業をするユーザーに向くデバイス。内蔵するM1チップの性能は、M2チップやM1 Pro/M1 Maxには劣ってしまうが、とはいえM1チップも処理速度はそれなりに速いことから、同チップの性能で十分に満足できるユーザーも多いはず。

P3広色域や最大6K出力にも対応しているため、動画・画像編集用のデバイスとして使うこともできないことはない。もし動画や画像の現像/編集をする機会が多いならメモリ容量は16GBに増量しておくといいだろう。バッテリー持ちも長いことから持ち運び用途に購入したいユーザーにオススメ、サブ機として購入するのもありだろう。Touch ID搭載、Touch Bar非搭載。外部ポートはThunderbolt/USB 4が2ポート。

MacBook Air (M2, 2022)
メモやメール、TwitterやFacebook、YouTubeなど一般的な作業に加えて、+αの作業をするミドルユーザー向け。M1 MacBook AirよりもCPU性能が高くなったことから、より速く作業できるようになったはずだ。

M1→M2チップでグラフィック性能が強化されている点もポイント。P3広色域や最大6K出力にも対応するため、動画・画像編集用のデバイスとして使うことも十分に可能だ。バッテリー持ちはM1 MacBook Airと同等で、持ち運び用のデバイスとして購入する場合にもオススメできる。Touch ID搭載、Touch Bar非搭載。外部ポートはThunderbolt/USB 4が2ポート、MagSafeポートx1。

13インチMacBook Pro (M2, 2022)
メモやメール、ブラウジング、TwitterやFacebook、YouTubeの視聴など一般的な作業に加えて、+αの作業をするミドルユーザー向け。P3広色域や最大6K出力にも対応しているため、動画・画像編集用のデバイスとして使うことも可能。M2 MacBook Airよりもすこしグラフィック性能が高いため、写真/映像クリエイターにやや向く。

バッテリー持ちはMacBookシリーズのなかで最も長い部類に入るため、持ち運び用途として購入したいユーザーにオススメ。Touch ID、Touch Barともに搭載。外部ポートはThunderbolt/USB 4が2ポート。

14インチMacBook Pro (M1 Pro / M1 Max, 2021)
プロレベルの作業に最適。プロセッサの処理能力も高いため、何か作業をしながら他の作業をするマルチタスクを要求する場合に購入したい。グラフィック性能の高いチップ、大容量メモリを搭載することで、大量のRAW画像現像や編集など高いグラフィック能力を必要な作業でも使用できるとみられる。バッテリー持ちは他モデルに劣るのが唯一のデメリット。Touch ID搭載、Touch Barは非搭載。外部ポートはThunderbolt 4 (USB-C)×3、3.5mmヘッドフォンジャック(ハイインピーダンスヘッドフォンに高度に対応)、SDXCカードスロット、HDMI ポート、MagSafe 3ポート。

16インチMacBook Pro (M1 Pro / M1 Max, 2021)
14インチMacBook Proと同じく高いCPU性能・グラフィック性能を持ったデバイス。16.2インチの大きな画面を搭載するため、広い画面で作業をすることが可能。CPU・GPU性能を上げることで、高解像度の動画や写真の編集も快適にできる。14インチMacBook Proよりも長いバッテリー駆動が可能だが、大きく重く持ち運びには多少難あり。Touch ID搭載、Touch Barは非搭載。外部ポートはThunderbolt 4 (USB-C)×3、3.5mmヘッドフォンジャック(ハイインピーダンスヘッドフォンに高度に対応)、SDXCカードスロット、HDMI ポート、MagSafe 3ポート。

最後の決め手はあなたの使い方と予算。最適なMacを購入するためぜひ熟考を。ちなみに筆者はM1 Proを搭載した14インチMacBook Proを購入しており、いまも仕事/プライベートの両方で愛用している。もし良ければそちらのレビューもご覧いただければと思う。

また、現在はサブ機となってしまっているが、M1チップを搭載したMacBook Airのレビュー記事も公開している。そちらもあわせてご覧いただければと思う。

最後に、各モデルの比較表を以下に掲載しておくので、並べて確認したい方はご活用いただきたい。スマートフォンで見づらい場合は画面を横にすると見やすくなるはずだ。

MacBookシリーズ 比較表

  MacBook Air(M1, 2020) MacBook Air(M2, 2022) 13インチMacBook Pro(M2, 2022) 14インチMacBook Pro (2021) 16インチMacBook Pro (2021)
画面 13.3インチ 13.6インチ 13.3インチ 14.2インチ 16.2インチ
  • Retinaディスプレイ
  • 広色域(P3)
  • True Tone
  • Liquid Retina XDRディスプレイ
  • 広色域(P3)
  • True Tone
  • ProMotion (最大120Hz)
輝度400ニト 輝度500ニト 輝度:最大1,000ニト
ピーク輝度:1,600ニト
解像度 2560×1600
(227ppi)
2560×1664
(224ppi)
2560×1600
(227ppi)
3024×1964
(254ppi)
3456×2234
(254ppi)
Touch Bar × ×
Touch ID
ストレージ
(SSD)
256GB/512GB/1TB/2TB 512GB/1TB/2TB/4TB/8TB
プロセッサ

M1
構成①
・8コアCPU(高性能4+高効率4)
・7コアGPU

構成②
・8コアCPU(高性能4+高効率4)
・8コアGPU

M2
構成①
・8コアCPU(高性能4+高効率4)
・8コアGPU

構成②
・8コアCPU(高性能4+高効率4)
・10コアGPU

M2
・8コアCPU(高性能4+高効率4)
・10コアGPU
M1 Pro
構成①
・8コアCPU(高性能6+高効率2)
・14コアGPU

構成②
・10コアCPU(高性能8+高効率2)
・14コアGPU

構成③
・10コアCPU(高性能8+高効率2)
・16コアGPU

M1 Max
構成①
・10コアCPU(高性能8+高効率2)
・24コアGPU

構成②
・10コアCPU(高性能8+高効率2)
・32コアGPU

M1 Pro
・10コアCPU (高性能8+高効率2)
・16コアGPU

M1 Max
構成①
・10コアCPU (高性能8+高効率2)
・24コアGPU

構成②
・10コアCPU (高性能8+高効率2)
・32コアGPU

メモリ帯域幅
M2: 100GB/s
メモリ帯域幅
M1 Pro: 200GB/s
M1 Max: 400GB/s
メディアエンジン
16コアNeural Engine
メモリ 8GB/16GB 8GB/16GB/24GB 16GB/32GB/64GB
画面出力 1台まで (最大6K/60Hz)

M1 Pro
2台まで(最大6K/60Hz)

M1 Max
3台(最大6K/60Hz)+1台(最大4K/60Hz)

本体サイズ : 30.41cm
高さ: 0.41〜1.61cm
奥行: 21.24cm
: 30.41cm
高さ: 1.13 cm
奥行: 21.5cm
: 30.41cm
高さ: 1.56 cm
奥行: 21.24cm
: 31.26cm
高さ: 1.55cm
奥行: 22.12cm
: 35.57cm
高さ: 1.68cm
奥行: 24.81cm
重量 1.29kg 1.24kg 1.4kg 1.6kg M1 Pro: 2.1kg
M1 Max: 2.2kg
通信 802.11ax (Wi-Fi 6)
Bluetooth 5.0
カメラ解像度 720p 1080p 720p 1080p
ポート
  • Thunderbolt/USB 4ポート × 2
  • 3.5mmヘッドフォンジャック
  • Thunderbolt/USB 4ポート × 2
  • MagSafe 3ポート
  • 3.5mmヘッドフォンジャック
  • Thunderbolt/USB 4ポート × 2
  • 3.5mmヘッドフォンジャック
  • Thunderbolt 4 (USB-C) ポート×3
  • MagSafe 3ポート
  • HDMI ポート
  • SDXCカードスロット
  • 3.5mmヘッドフォンジャック
スピーカー ステレオスピーカー 4スピーカーサウンドシステム ハイダイナミックレンジステレオスピーカー 6スピーカーサウンドシステム
・ドルビーアトモス対応 ・ドルビーアトモス対応
・AirPods対応機種の空間オーディオとダイナミックヘッドトラッキング
マイク 指向性ビームフォーミングを持つ3マイクアレイ 指向性ビームフォーミングを持つスタジオ品質の3マイクアレイ
キーボード
トラックパッド
バックライトMagic Keyboard
感圧タッチトラックパッド
バッテリー容量 49.9Wh 52.6Wh 58.2Wh 70Wh 100Wh
バッテリー インターネット:最大15時間
ムービー再生:最大18時間
インターネット:最大17時間
ムービー再生:最大20時間
インターネット:最大11時間
ムービー再生:最大17時間
インターネット:最大14時間
ムービー再生:最大21時間
カラー
  • ゴールド
  • シルバー
  • スペースグレイ
  • シルバー
  • スターライト
  • スペースグレイ
  • ミッドナイト
  • シルバー
  • スペースグレイ
価格(税込) 134,800円〜 下位構成:164,800円〜
上位構成:208,800円〜
下位構成:178,800円〜
上位構成:206,800円〜
下位構成:274,800円〜
上位構成:344,800円〜
下位構成:338,800円〜
中位構成:366,800円〜
上位構成:478,800円〜

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Magic Keyboard
Magic Trackpad
Magic Mouse
その他

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※App Store、AppleCare、iCloudは、Apple Inc.のサービスマークです。

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AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。