【徹底比較】MacBook Pro(2019) 13インチと15インチモデル、どちらを買うべき?

2019年5月22日、AppleはMacBook Proの最新モデル 「MacBook Pro (2019)」 を発表した。同日から、Apple公式サイトで購入できるようになっている。

今回発表された 「MacBook Pro (2019)」 は、製品デザインに変更はないものの、内蔵プロセッサのアップグレードが行われており、史上最速の処理能力を持ったMacBook Proが誕生している。さらに、トラブル続きだったバタフライキーボードも改良されており、安定性の向上や静音化が行われているという。

MacBook Proはもともとプロユーザーのために設計されたデバイスだが、その性能の高さからプロユーザーだけでなく多くのユーザーから親しまれている。しかし、初めて購入する方が直面するのは13インチモデルと15インチモデルのどちらを購入するべきなのかという問題だろう。

当記事では、新型モデルのスペック・仕様を詳しくチェックしていきながら、どんなユーザーがMacBook Proを購入するべきなのか、また13インチモデルと15インチモデルのどちらが最適なのかを検証していく。

ちなみに、「MacBook Pro (2019)」 が 「MacBook Pro (2018)」 からどれくらい進化したのかについては、以下の記事で詳しく解説しているのでそちらもぜひ参考にしていただきたい。

関連記事 ▶︎【比較】MacBook Pro(2019)とMacBook Pro(2018)のスペック・仕様の違いを徹底比較

MacBook Proを必要とするユーザーはどんな人か

まずは 「MacBook Pro」 がどんな端末かを知ることが必要だ。

MacBook Proはその名のとおり、ラップトップ型Macの中でもよりプロ向けに作られたハイスペックマシーン。写真や動画の編集など高い処理能力を必要とする場面で使われることを想定し、高性能なプロセッサやグラフィックスが搭載されている。

また、搭載されている機能のほぼすべてが最新の技術を使用したものになる。例えばMacBook Proのキーボードに 「Touch Bar」 という有機ELのタッチパネル式ファンクションキーが用意されている。ここにはファンクションキーの他にも映像再生時にシークバーが、WEBブラウジング中にはタブが表示されるため、これをタッチすることでMacを直感的に操作できる。

Touch Barの隣には 「Touch ID」 という指紋認証機能が搭載されているため、各種ログインがとてもスムーズ。また、対応するサイトではApple Payを使って決済することも。Touch ID非搭載のMacでは利用できない機能もMacBook Proでは使うことができる。

他にも、MacBook Proには便利な機能が多数搭載されているわけだが、最も知るべきなのはMacBook Proであれば大抵の作業をこなせるということ。処理性能に不満を感じることなく作業をできるという点では、プロユーザーだけでなく非プロユーザーが購入するのも全然アリだろう。

13インチモデルと15インチモデルの違いを知る

「MacBook Pro」 がどんな端末か分かったところで、次はMacBook Proには大きく分けて2種類のモデルがあることを知る必要がある。

MacBook Proには13インチモデルと15インチモデルの2種類が存在する。これらは画面サイズによってモデル分けされているのだが、それ以外にも端末サイズの大きさや処理性能など多くのことが異なる。

それを簡潔に示したのが以下のスペック比較表だ。まずはこちらを確認していただきたい。

  13インチMacBook Pro(2019) 15インチMacBook Pro(2019)
ディスプレイ 13.3インチRetinaディスプレイ
広色域(P3)
True Toneテクノロジー
15.4インチRetinaディスプレイ
広色域(P3)
True Toneテクノロジー
解像度 2,560 x 1,600ピクセル(227ppi) 2,880 x 1,800ピクセル(220ppi)
Touch Bar
ストレージ 下位モデル
256GB SSD
(512GB/1TB/2TBに変更可能)

上位モデル
512GB SSD
(1TB/2TBに変更可能)

下位モデル
256GB SSD
(512GB/1TB/2TB/4TBに変更可能)

上位モデル
512GB SSD
(1TB/2TB/4TBに変更可能)

プロセッサ

第8世代 Intel Core i5 (2.4GHzクアッドコア/Turbo Boost使用時最大4.1GHz) 128MB eDRAM
or
第8世代 Intel Core i7 (2.8GHzクアッドコア/Turbo Boost使用時最大4.7GHz) 128MB eDRAM

下位モデル
第9世代 Intel Core i7 (2.6GHz 6コア/Turbo Boost使用時最大4.5GHz) 12MB共有L3キャッシュ

上位モデル
第9世代 Intel Core i9 (2.3GHz 8コア/Turbo Boost使用時最大4.8GHz) 16MB共有L3キャッシュ
or
第9世代 Intel Core i9 (2.4GHz 8コア/Turbo Boost使用時最大5.0GHz) 16MB共有L3キャッシュ

メモリ 8GB 2,133MHz LPDDR3オンボードメモリ (16GBに変更可能) 16GB 2,400MHz DDR4オンボードメモリ (32GBに変更可能)
グラフィック Intel Iris Plus Graphics 655 下位モデル
Radeon Pro 555X (4GB GDDR5メモリとグラフィックス自動切替機能を搭載) / Intel UHD Graphics 630
or
Radeon Pro 560X (4GB GDDR5メモリ搭載)
/ Intel UHD Graphics 630

上位モデル
Radeon Pro 560X (4GB GDDR5メモリとグラフィックス自動切替機能を搭載) / Intel UHD Graphics 630
or
Radeon Pro Vega 16 (4GB HBM2メモリ搭載) / Intel UHD Graphics 630
or
Radeon Pro Vega 20 (4GB HBM2メモリ搭載) / Intel UHD Graphics 630

本体サイズ 幅30.41 × 奥行き21.24 × 高さ1.49 cm 幅34.93 × 奥行き24.07 × 高さ1.55 cm
重量 1.37kg 1.83kg
通信 Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth 5.0
Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth 5.0
カメラ 720p FaceTime HDカメラ 720p FaceTime HDカメラ
ポート Thunderbolt 3(USB-C)ポート × 4 Thunderbolt 3(USB-C)ポート × 4
オーディオ ハイダイナミックレンジステレオスピーカー
3つのマイクロフォン
3.5mmヘッドフォンジャック
ハイダイナミックレンジステレオスピーカー
3つのマイクロフォン
3.5mmヘッドフォンジャック
キーボード
トラックパッド
改良されたバタフライ式キーボード
感圧タッチトラックパッド
改良されたバタフライ式キーボード
感圧タッチトラックパッド
バッテリー ブラウジング:最大10時間
iTunesムービー再生:最大10時間
ブラウジング:最大10時間
iTunesムービー再生:最大10時間
カラー シルバー
スペースグレイ
シルバー
スペースグレイ
価格(税別) 下位モデル:198,800円〜
上位モデル:220,800円〜
下位モデル:258,800円〜
上位モデル:302,800円〜

上記表を見ればお分かりいただけるように、MacBook Proの13インチモデルと15インチモデルでは、15インチモデルの方が完全なる上位互換になる。

その中でも重要な違いを抜粋すると以下のとおりだ。

13インチモデルの特徴 (15インチモデルとの比較)
  • 画面(作業領域)が小さい
  • コンパクトで軽量級(1.37kg)
  • プロセッサのコア数は4個
  • 最大RAM容量は16GB
  • ストレージ容量は最大2TB
15インチモデルの特徴(13インチモデルとの比較)
  • 画面(作業領域)が広い
  • プロセッサのコア数が8個
  • 端末サイズが大型で重量級(1.83kg)
  • 最大RAM容量は32GB
  • ストレージ容量が最大4TB
  • 15インチモデルには独立GPUが搭載
  • トラックパッドが大きい
  • スピーカーの性能が高い

MacBook Pro 15インチモデルは処理性能が高い代わりに端末サイズが大きく重量もある。対する13インチモデルは処理性能は15インチモデルには劣るものの、コンパクト・軽量であるため持ち運びに優れているという特徴がある。

その他にもトラックパッドの大きさが15インチモデルの方が大きかったり、スピーカー性能が15インチモデルの方が優れているなどいくつか違いがあるわけだが、基本的な機能は変わらないため、言ってしまえば両者の間には 「スペックの違い」 ぐらいしか存在しないことになる。

要はスペックを求めるなら15インチモデル一択。画面は広い方がいい、プロセッサの処理能力は高い方がいい、グラフィック性能は高い方がいいなど、高いスペックを要求する場合はMacBook Proの15インチモデルを購入するべき。

ただし、スペックを上げていくと自ずと値段も上がっていくのが辛いところ。MacBook Pro(2019) 15インチモデルはプロセッサやメモリなどすべてのCTOオプションを最大にした場合、価格は715,300円(税別)だ。

プロ向けデスクトップモデル 「iMac Pro」 の最小構成モデルが558,800円(税別) で買えることを考えたら、MacBook Pro(2019) の最大構成がいかに高価なものなのかお分りいただけるだろう。もちろん、こんなモンスター級のMacBook Proを必要とするのは一部のユーザーのみ。一般的なユーザーがそこまで高い性能を持った端末を必要とすることはまずないだろう。

むしろ、中には15インチモデルほど高い性能を必要としない方も多いだろう。実際、筆者がそうだ。筆者は外出時にMacBook Proを持って出かける機会が多いわけだが、外出時に高いグラフィック性能を必要とする機会はかなり少ないため、15インチモデルよりも持ち運びに優れる13インチモデルが最適。筆者のようにモンスター級の高いスペックを必要としない方は、15インチモデルではなく13インチモデルを購入してもいいのではないだろうか。

ちなみに、Appleは2019年7月9日に13インチMacBook ProのTouch Bar非搭載モデルをアップデートしている。

このアップデートにより13インチMacBook ProのエントリーモデルにはTouch BarとTouch IDが搭載されることになり、以前のエントリーモデルにはなかったTrue Toneテクノロジーなども搭載されたことで13インチMacBook Proの完全なる下位モデルとして生まれ変わることとなった。

今回の記事ではあくまで15インチモデルとの比較をしているため、13インチの上位モデルの話がメインとなっているが、もし13インチの上位モデルほどの性能が必要ないと感じたなら、以下の比較記事が役に立つはずだ。

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ベンチマークスコア

AppleはMacBook Pro(2019)の発表に際して、15インチモデルに新たにIntelの第9世代8コアプロセッサを搭載したことで、クアッドコア仕様のMacBook Pro(2018) に比べて最大2倍、そして6コアプロセッサを搭載したMacBook Pro (2018) に比べて最大40%処理性能が向上したと発表している。

13インチモデルに関しては従来と同じ4コアではあるものの、2019年モデルでは性能が若干向上しているという。

これらのプロセッサの性能を確かめるべく、Geekbenchでスコアを算出してみた。以下がその結果だ。

モデル プロセッサ コア数 シングルコア マルチコア
15インチMacBook Pro(2019) i9 / 2.4GHz 8 5775 30223
i9 / 2.3GHz 8 5678 29746
i7 / 2.6GHz 6 5512 22595
15インチMacBook Pro(2018) i9 / 2.9GHz 6 5534 23855
i7 / 2.6GHz 6 5156 23249
i7 / 2.2GHz 6 5021 23632
13インチMacBook Pro(2019) i7 / 2.8GHz 4 5580 19167
i5 / 2.4GHz 4 5256 17379
13インチMacBook Pro(2018) i7 / 2.7GHz 4 5189 17433
i5 / 2.3GHz 4 4437 14977

やはり13インチモデルはそこまで大きな変化はなかったものの、15インチモデルは従来の約1.5倍となるスコアを叩き出している。

また、注目すべきはCore i9を搭載したモデルのマルチコアスコアが3万点台の結果となっていること。このスコアはiMac Proなどのプロ向けデスクトップにも匹敵するスコアであり、15インチMacBook Proがいかに高性能かがハッキリとわかる。

このことから、やはりプロセッサ性能を重視するなら15インチモデルが最適ということに。13インチモデルも十分に高性能ではあるものの、やはりスコアを見ると15インチモデルに比べると非力に感じてしまう。

どんな作業をしてもスペック不足に悩まされることはないラップトップ端末が欲しいなら、迷わず15インチモデルを購入するべきだ。

結論:MacBook Proは13インチモデル・15インチモデルのどちらを買うべきか

15インチモデルを購入するべきか、それとも13インチモデルを購入するべきか。その答えは 「高いスペックが必要なのか」 「大きな画面が必要なのか」 の2問を考えれば自ずと答えが出てくるのではないだろうか。超ハイスペックな端末が必要ならそれは迷わず15インチモデルを選ぶべきで、そこそこの高いスペックで足りるのであれば13インチモデルでも満足はできるだろう。

  • ハイエンドなスペックを求めるなら15インチモデル
  • コンパクトで性能の高い端末を手頃な価格で求めるなら13インチモデル

筆者の個人的な見解ではあるのだが、一般的なユーザーはMacBook Proの13インチモデルで十分と考えている。

MacBookをWEBブラウジングやメール、YouTubeなどの各動画サイトでの動画視聴、ブログやTwitter、FacebookなどのSNSの利用、そのほかにも簡単な写真編集や動画編集であれば、13インチモデルの性能でも十分。むしろ、これらの作業をマルチでこなすことができることを考えたら、13インチモデルもパワフルな端末であることは間違いないはず。

しかし、もし13インチモデルを快適に使いたいのであれば最低でもメモリの容量は16GBに上げて欲しいところ。8GB程度だと、マルチで作業する際に途中でアプリが落ちたり、動作がもっさりし始めることがあるからだ。

では、15インチモデルを使うべき方はどんな人か。答えは割と簡単で、高い処理能力やグラフィック能力が必要な場合。YouTubeに上げる動画を毎日制作する方やゲーム実況など映像をキャプチャしながら映像配信する方、もしくは画像・写真を編集したり、絵を描くイラストレーターの方など。特にグラフィック系の仕事をする方であれば、作業効率を高めるために15インチモデルを購入するのは十分アリだ。

ちなみに前述したように、筆者はMacBook Proを外出時の作業用端末として購入しているため、13インチモデルと15インチモデルでは、持ち運び性に優れた13インチモデルが最適と感じている。特に、飛行機や新幹線などの長距離移動の際、座席テーブルの上でカタカタと作業をする機会があるのだが、13インチモデルはテーブル全体を埋めてしまうことがないため、そのコンパクトさにかなり重宝している。もし筆者と同じように長距離移動をする機会の多い方や、カフェなどで仕事をする機会の多い方はMacBook Pro 13インチモデルを選ぶのもありなのではないだろうか。

前述したが、MacBook Proの13インチモデルと15インチモデルのどちらを買うかを決めるのはユーザーの使い方次第。あなたはどのような用途でMacBook Proを買う予定なのか。ぜひじっくりと検討して購入していただきたい。

  13インチMacBook Pro(2019) 15インチMacBook Pro(2019)
ディスプレイ 13.3インチRetinaディスプレイ
広色域(P3)
True Toneテクノロジー
15.4インチRetinaディスプレイ
広色域(P3)
True Toneテクノロジー
解像度 2,560 x 1,600ピクセル(227ppi) 2,880 x 1,800ピクセル(220ppi)
Touch Bar
ストレージ 下位モデル
256GB SSD
(512GB/1TB/2TBに変更可能)

上位モデル
512GB SSD
(1TB/2TBに変更可能)

下位モデル
256GB SSD
(512GB/1TB/2TB/4TBに変更可能)

上位モデル
512GB SSD
(1TB/2TB/4TBに変更可能)

プロセッサ

第8世代 Intel Core i5 (2.4GHzクアッドコア/Turbo Boost使用時最大4.1GHz) 128MB eDRAM
or
第8世代 Intel Core i7 (2.8GHzクアッドコア/Turbo Boost使用時最大4.7GHz) 128MB eDRAM

下位モデル
第9世代 Intel Core i7 (2.6GHz 6コア/Turbo Boost使用時最大4.5GHz) 12MB共有L3キャッシュ

上位モデル
第9世代 Intel Core i9 (2.3GHz 8コア/Turbo Boost使用時最大4.8GHz) 16MB共有L3キャッシュ
or
第9世代 Intel Core i9 (2.4GHz 8コア/Turbo Boost使用時最大5.0GHz) 16MB共有L3キャッシュ

メモリ 8GB 2,133MHz LPDDR3オンボードメモリ(16GBに変更可能) 16GB 2,400MHz DDR4オンボードメモリ(32GBに変更可能)
グラフィック Intel Iris Plus Graphics 655 下位モデル
Radeon Pro 555X (4GB GDDR5メモリとグラフィックス自動切替機能を搭載) / Intel UHD Graphics 630
or
Radeon Pro 560X(4GB GDDR5メモリ搭載) / Intel UHD Graphics 630

上位モデル
Radeon Pro 560X (4GB GDDR5メモリとグラフィックス自動切替機能を搭載) / Intel UHD Graphics 630
or
Radeon Pro Vega 16 (4GB HBM2メモリ搭載) / Intel UHD Graphics 630
or
Radeon Pro Vega 20 (4GB HBM2メモリ搭載) / Intel UHD Graphics 630

本体サイズ 幅30.41 × 奥行き21.24 × 高さ1.49 cm 幅34.93 × 奥行き24.07 × 高さ1.55 cm
重量 1.37kg 1.83kg
通信 Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth 5.0
Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth 5.0
カメラ 720p FaceTime HDカメラ 720p FaceTime HDカメラ
ポート Thunderbolt 3(USB-C)ポート × 4 Thunderbolt 3(USB-C)ポート × 4
オーディオ ハイダイナミックレンジステレオスピーカー
3つのマイクロフォン
3.5mmヘッドフォンジャック
ハイダイナミックレンジステレオスピーカー
3つのマイクロフォン
3.5mmヘッドフォンジャック
キーボード
トラックパッド
改良されたバタフライ式キーボード
感圧タッチトラックパッド
改良されたバタフライ式キーボード
感圧タッチトラックパッド
バッテリー ブラウジング:最大10時間
iTunesムービー再生:最大10時間
ブラウジング:最大10時間
iTunesムービー再生:最大10時間
カラー シルバー
スペースグレイ
シルバー
スペースグレイ
価格(税別) 下位モデル:198,800円〜
上位モデル:220,800円〜
下位モデル:258,800円〜
上位モデル:302,800円〜

番外編:Touch Bar非搭載の13インチモデルは購入候補に入る?

ちなみにMacBook Proファミリーには、13インチモデルのTouch Bar非搭載モデルが存在する。前回 「MacBook Pro (2019)」 登場の際に新型モデルが投入されなかったこともあり、今後アップデートされることはないのだろうと個人的には予想していたのだが、やはり今回の 「MacBook Pro (2019)」 の登場時にもアップデートされることはなかった。

このTouch Bar 非搭載モデルは、Touch Barを搭載しない代わりに従来の物理式ファンクションキーを搭載した低価格モデルとなっており、Touch Bar搭載モデルに比べて価格だけでなくバッテリー持ちが優れているのが特徴だ。

さらに、Touch Barの有無の他にThunderbolt 3端子が2つに限られている上に、内蔵プロセッサが旧型(第7世代)で処理性能はTouch Bar搭載モデルほど高くない。もちろん、WEBブラウジングやメール、TwitterやFacebook、ブログなどの作業程度であれば十分ではあるのだが、動画編集や写真編集 (RAW現像など) となると、使っているうちにパワー不足を感じることも。

そのため、筆者の個人的にはMacBook Pro(Touch Bar搭載モデル) の購入をお勧めするが、もしバッテリー持ちに優れた端末が欲しい、コストパフォーマンスに優れた端末が欲しい、もしくはそこまで高い性能の端末は必要ない、という方であればMacBook Pro(Touch Bar非搭載モデル)の購入も視野に入ってくるかもしれない。

また、MacBook Proにこだわっていないのであれば、Touch IDが搭載されたMacBook Airを購入するという手もある。MacBook Pro(Touch Bar非搭載モデル) と MacBook Airの比較については以下の記事を参考にしていただきたい。

関連記事 ▶︎【2019年最新比較】「MacBook Air」と「MacBook Pro」の性能・機能を比較 買うべきはどっち?

以下は、MacBook Pro(2017, 13インチ) のTouch Bar 非搭載モデルとMacBook Pro (2019, 13インチ) のTouch Bar搭載モデルを比較した表だ。ぜひ購入する際の参考にしていただきたい。

  13インチMacBook Pro(2019)
Touch Barあり
13インチMacBook Pro(2017)
Touch Barなし
ディスプレイ 13.3インチRetinaディスプレイ
広色域(P3)
True Toneテクノロジー
13.3インチRetinaディスプレイ
広色域(P3)
解像度 2,560 x 1,600ピクセル(227ppi) 2,560 x 1,600ピクセル(227ppi)
Touch Bar
Touch ID
×
ストレージ 下位モデル
256GB SSD
(512GB/1TB/2TBに変更可能)

上位モデル
512GB SSD
(1TB/2TBに変更可能)

下位モデル
128GB SSD
(256GB/512GB/1TBに変更可能)

上位モデル
256GB SSD
(512GB/1TBに変更可能)

プロセッサ

第8世代のIntel Core i5 (2.4GHzクアッドコア/Turbo Boost使用時最大4.1GHz) 128MB eDRAM
or
第8世代のIntel Core i7 (2.8GHzクアッドコア/Turbo Boost使用時最大4.7GHz) 128MB eDRAM

第7世代のIntel Core i5 (2.3GHzデュアルコア/Turbo Boost使用時最大3.6GHz) 64MB eDRAM
or
第7世代のIntel Core i7 (2.5GHzデュアルコア/Turbo Boost使用時最大4.0GHz) 64MB eDRAM

メモリ 8GB 2,133MHz LPDDR3オンボードメモリ (16GBに変更可能) 8GB 2,133MHz LPDDR3オンボードメモリ (16GBに変更可能)
グラフィック Intel Iris Plus Graphics 655 Intel Iris Plus Graphics 640
本体サイズ 幅30.41 × 奥行き21.24 × 高さ1.49 cm 幅30.41 × 奥行き21.24 × 高さ1.49 cm
重量 1.37kg 1.37kg
通信 Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth 5.0
Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth 4.2
カメラ 720p FaceTime HDカメラ 720p FaceTime HDカメラ
ポート Thunderbolt 3(USB-C)ポート × 4 Thunderbolt 3(USB-C)ポート × 2
オーディオ ハイダイナミックレンジステレオスピーカー
3つのマイクロフォン
3.5mmヘッドフォンジャック
ハイダイナミックレンジステレオスピーカー
2つのマイクロフォン
3.5mmヘッドフォンジャック
キーボード
トラックパッド
改良されたバタフライ式キーボード
感圧タッチトラックパッド
バタフライ式キーボード
感圧タッチトラックパッド
バッテリー ブラウジング:最大10時間
iTunesムービー再生:最大10時間
ブラウジング:最大10時間
iTunesムービー再生:最大10時間
カラー シルバー
スペースグレイ
シルバー
スペースグレイ
価格(税別) 下位モデル:198,800円〜
上位モデル:220,800円〜
下位モデル:142,800円〜
上位モデル:164,800円〜
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AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。