Microsoft、「Windows Copilot」 を発表。大規模言語モデル (LLM) を利用したAIアシスタント
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米国時間5月23日、米Microsoftは年次開発者会議 「Build 2023」 を開催。新たなAIアシスタント 「Windows Copilot for Windows 11」 を発表した。プレビュー版を6月から提供予定。公式フォームより申込することで、プレビュー版に触れるようになる。
AIアシスタント 「Windows Copilot for Windows 11」 が発表
「Windows Copilot for Windows 11」 は、LLM (大規模言語モデル) を利用したAIアシスタント機能。MicrosoftはAIに関する投資を積極的に行っており、先に発表されているOpen AIのGPT-3/4を使用したチャットボット 「Bingチャット」 が話題になっているが、それに続くAI機能となる。
「Windows Copilot for Windows 11」 は、Windows 11に直接統合される形となり、アプリケーションやプログラム右側のタスクバーより利用することが可能。ユーザーからのさまざまな質問や依頼に対して回答することが可能。アプリで表示するコンテンツの要約をさせたり、説明させたりすることもできる。
Microsoftがこうしたアシスタントを導入するのは決して初めてではないが、以前のAIアシスタント 「Cortana」 との違いは、LLM (大規模言語モデル) を使用しているという点で大きく異なる。ChatGPTをはじめとしたLLMを利用したチャットボットは、回答の正確性に欠ける場合もあるものの、従来のAIチャットボットに比べて格段に性能が高いことから、ユーザーの生産性を大きく向上させることができると期待が寄せられている。こうしたAI機能がWindowsへ直接統合されるようになることで、それが実現する可能性は高いだろう。
なお、「Windows Copilot for Windows 11」 は、BingまたはChatGPT用プラグインが利用できるよう設計されているため、開発者たちは何らかのプラグインを開発することで、自社サービスの利用者を増やすことも可能かもしれない。
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(画像:Microsoft)
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