【2018年最新版】飛行機に持ち込めるモバイルバッテリーの条件(国内線&国際線)オススメのバッテリーも紹介

出先でスマートフォンやタブレットのバッテリーが不足した時に、いつでもどこでも自由にバッテリーを補充することができる「モバイルバッテリー」。

スマホやタブレットをお持ちの方であれば、その存在を知らないことはほとんどないと言っても過言ではない定番アイテムだが、もし旅先にモバイルバッテリーを持って行くことを計画しているなら、事前に注意しておかなければならないことがある。

それは、飛行機内への持ち込みについて。モバイルバッテリーは、飛行機への持ち込みが禁止されているわけではないが、実は各航空会社および国際民間航空機関(ICAO)の規定※によって、預け入れ手荷物(チェックインバゲージ)に入れることができず、機内に手荷物として持ち込む場合にもバッテリー容量など制限が設けられている。

同記事では、機内に持ち込めるモバイルバッテリーの条件について徹底的に解説。最後には機内に持ち込みができるオススメのモバイルバッテリーも紹介しているので、飛行機に乗ってどこかに旅行をする予定の方は、ぜひ内容をチェックしていただければと思う。

※近年、リチウムイオンバッテリーが原因の飛行機の出火事故が相次いでいたため、この状況を見兼ねた国際民間航空機関(ICAO)は、2016年4月1日から電子機器に内蔵されているもの以外のリチウムイオンバッテリーを預け入れ手荷物として輸送することを禁止する方針を発表。

ただし、JALやANAなどの航空会社はすでにリチウムイオンバッテリーの扱いについて独自の規定を定めていたため、ICAOの方針発表後も特に規定を変更していない。

機内に持ち込めるモバイルバッテリーの条件

現在、多くの電子機器やモバイルバッテリーには、「リチウムイオンバッテリー」と呼ばれるバッテリーが搭載されている。この種類のバッテリーは、外部からの衝撃によって発熱・発火を引き起こす可能性があり、航空貨物としては危険物の扱いを受けている。

このうち、モバイルバッテリーは「予備電池」としての扱いとなるため、スーツケースなどの中に入れて「預け入れ手荷物」として預けることが禁止されている。つまり、モバイルバッテリーを飛行機に乗せる場合は、必然的に「手荷物」の中に入れて持っていくことになる。

ただし、どんなモバイルバッテリーでも持ち込みができるわけではなく、モバイルバッテリーの容量や個数などには制限が課せられており、製品によっては持ち込みができないケースも。

しかも、国や各航空会社によって制限が異なるため、もし制限に引っかかってしまった場合、問答無用で没収されてしまうこともあるので注意が必要だ。

以下は持ち込みできるモバイルバッテリーの条件に関する詳しい情報。国内線の条件は以下の通りとなっている(18/01/14現在)。

航空会社名 制限
日本航空(JAL)
全日本空輸(ANA)
ソラシドエア
AIRDO
スターフライヤー
バニラ・エア
ピーチ・アビエーション
ジェットスター・ジャパン
100Wh未満:持ち込み可
100Wh〜160Wh:持ち込み可(最大2個まで)
スカイマーク 100Wh未満:持ち込み可
100Wh〜160Wh:持ち込み可
※機内持ち込みは合計2個まで

国内線では、基本的に160Wh以下のモバイルバッテリーであれば機内への持ち込みが可能となっている。ただし、100~160Whのモバイルバッテリーは持ち込める個数が最大2個までとなっているので、大容量のモバイルバッテリーを機内に持ち込む場合には気をつける必要がある。

次に国際線の場合について。国際線のモバイルバッテリー持ち込みに関する規定は、一般的に国内線のものとほぼ同じになるのだが、国によっては日本よりも厳しい条件を提示している場合もある。

例えば、一部の中国の空港の場合、機内持ち込みができるモバイルバッテリーの最大容量は100Whまで(ただし航空会社の規定によっては持ち込みが許可されるケースもあると記載されている)。

他にも意外と多数の航空会社が100Wh以上のバッテリーの持ち込みを禁止しているため、国際線に乗る際には渡航先の空港や搭乗する航空会社の規定について、必ず確認しておくようにしよう。

ちなみに、主要航空会社の提示するモバイルバッテリーの持ち込みに関する規定は以下の通り(18/01/14現在)。他航空会社については各社の公式サイトで確認を。

航空会社名 制限
アメリカン航空 〜100Wh:持ち込み可
100Wh〜160Wh:持ち込み可(最大2個まで)
160Wh〜300Wh:特別支援サポートに問い合わせる必要あり
ユナイテッド航空
デルタ航空
100Wh以下:持ち込み可
100Wh超〜160Wh以下:持ち込み可(最大2個まで)
160Wh超:機内持ち込み不可(リチウムイオン電池内蔵の電動車椅子は要確認)
ブリティッシュ・エアウェイズ 〜100Wh:持ち込み可(最大4個まで)
100Wh〜160Wh:航空会社の許可が必要(最大2個まで)
160Wh〜:機内持ち込み不可(リチウム電池を含むセキュリティデバイスは要確認)
エールフランス航空 100Wh未満:持ち込み可
100Wh〜160Wh:持ち込み可(最大2個まで)
ルフトハンザドイツ航空 100Wh未満:持ち込み可(最大2個まで)
100Wh〜160Wh:用途によって条件が異なる
KLMオランダ航空 100Wh未満:持ち込み可
100Wh〜160Wh:航空会社の許可が必要
※機内持ち込みは合計2個まで
大韓航空 100Wh未満:持ち込み可
100Wh〜160Wh:持ち込み可(最大2個まで)
※機内持ち込みは合計5個まで
中国国際航空 50Wh以下:持ち込み可(最大8個まで)

50〜100Wh:持ち込み可(最大2個まで)

100〜160Wh:持ち込み可(最大2個まで)
中国東方航空 100Wh以下:持ち込み可
100Wh〜160Wh:持ち込み可(最大2個まで)
160Wh以上:持ち込み不可(リチウムイオン電池内蔵の電動車椅子は要確認)
チャイナ・エアライン 100Wh以下:持ち込み可
100Wh〜160Wh:航空会社の許可が必要(最大2個まで)
キャセイパシフィック航空 100Wh以下:持ち込み可(最大20個まで)
100Wh〜160Wh:持ち込み可(最大2個まで)
160Wh超:持ち込み不可(リチウムイオン電池内蔵の電動車椅子は要確認)
カンタス航空 100Wh以下:持ち込み可
100Wh〜160Wh:航空会社の許可が必要(最大2個まで)
ジェットスター航空 100Wh以下またはリチウム含有量8g以下:持ち込み可
リチウム含有量8g~25g:機内持ち込み可(最大2個まで)
※情報に不正確の可能性あり

余談になるが、リチウムイオンバッテリーが搭載されたスマートフォンやタブレット、ノートPC、携帯ゲーム機などの「電子機器」は、モバイルバッテリーなどの「予備電池」と少し扱いが異なり、条件を満たせば国内線で預け入れ手荷物に入れて輸送することが可能だ。

その条件は、電源を完全にオフ(スリープモード不可)にすること。そして、輸送中のリチウムイオン電池の損傷を防止するために耐久性のあるスーツケースに入れたり、衣類などで保護したりすること(違反した場合は50万円以下の罰金)。

飛行機の預け入れ手荷物は強い衝撃を受けることがあるため、できれば機内への持ち込み手荷物の中に入れて運搬した方がいいとは思うのだが、2017年7月から可能になっているので機器を大量に持ち運ぶ際に利用してみてはどうだろうか。

ちなみに、海外の航空会社の中にも電子機器を預け入れ手荷物に入れて輸送することを認めている会社もある。同じリチウムイオンバッテリーを搭載していても、「電子機器」と「予備電池」とでは扱いが異なることは必ず覚えておこう。

「Wh(ワットアワー)」の計算方法

ここまで、国内線・国際線で持ち込み可能なモバイルバッテリーの条件をお伝えしたが、多くの航空会社の案内には、持ち込み可能なモバイルバッテリーの容量が「Wh(ワットアワー)」で記載されている。

モバイルバッテリーの容量は、一般的に「mAh(ミリアンペアアワー)」で記載されていることが多く、「Wh」での容量が分からないという方もいるかもしれない。

それでは、自分が持っているモバイルバッテリーの容量(Wh)を確認するにはどうしたら良いのか。答えは簡単で、「mAh」から計算で「Wh」に変換してしまえば良いのだ。

計算式は以下の通り。

Wh = V(電圧)× Ah(バッテリー容量)

リチウムイオンバッテリーの電圧は3.7Vなので、電圧は全て3.7Vで固定。そして、バッテリー容量は「mAh」ではなく「Ah」となっているが、「mAh」を1000で割った値が「Ah」になるので、これらの数字を計算式に当てはめると以下のようになる。

Wh = 3.7 × mAh ÷ 1000

試しに、10000mAhのモバイルバッテリーのWhを計算すると「3.7 × 10000 ÷ 1000 = 37Wh」。つまり、100Wh以下になるので、10000mAhのモバイルバッテリーはほとんどの飛行機内に持ち込めることになる。

機内に持ち込めるオススメのモバイルバッテリー

ここからは、実際に機内に持ち込みのできるモバイルバッテリーを紹介したい。まずは各航空会社の規定により、持ち込みできるモバイルバッテリーの最大容量は、大きく分けて100Whもしくは160Whであることがわかる。

先ほどの計算式を利用すると、100Wh=約27,027Ah、160Wh=約43,243mAhとなるため、これ以下のモバイルバッテリーを購入すれば良いことになる。渡航先や利用する航空会社によって、購入するモバイルバッテリーを選ぶとスムーズに飛行機に乗ることができるはずだ。

以下で、筆者個人がオススメするモバイルバッテリーをいくつかピックアップしてみた。飛行機に持ち込めることはもちろんだが、メーカーの信頼度や軽さやコンパクトさなどの持ち運びやすさも考慮しているので、ぜひ参考にしていただければと思う。

Anker PowerCore 10000
2,599円
Anker PowerCore Speed 20000
4,599円
RAVPower USB-C 26800mAh
6,999円
ポータブル電源 RAVPower 20100mAh
13,999円
cheero Power Elite 20100mAh
3,580円
cheero Power Plus 3 13400mAh
3,980円
モバイルバッテリー RAVPower 32000mAh
5,999円

※モバイルバッテリーの価格は記事掲載時のもの。

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AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。