mouse B5 レビュー | 10万円強で購入できるIntel Core i7搭載薄型ノートPC

2020年10月、マウスコンピューターから、軽量で自宅や外出先で使うのにぴったりなノートPC 「mouse B5」 が発売した。

mouse B5は、文書・表計算ソフトによるレポート作成やオフィスワーク、ブラウジングや動画視聴など比較的軽い作業がメインのユーザーをターゲットとしたスタンダードモデル。

薄型・軽量化に力を入れたことで持ち運び性に優れている上に、Intel Core i7プロセッサを搭載しているにもかかわらず、10万円強(税・送料込)という安さで購入できるコストパフォーマンスの高さも魅力のPCだ。

今回、mouse B5の実機をマウスコンピューターからお借りすることができたため、使い勝手や性能について詳しく紹介したいと思う。スタンダードなWindowsノートPCを探している方はぜひチェックしていただきたい。

mouse B5 スペックまとめ

OS Windows 10 Home 64ビット
CPU Intel Core i7-1065G7
(4コア/8スレッド/1.30GHz [最大3.90GHz] /8MBキャッシュ)
メモリ 8GB (PC4-21300/DDR4-2666)
SSD 256GB SSD (M.2 SATA3 接続)
光学ドライブ 非搭載
カードリーダー UHS-I対応 microSDカードリーダー (SD/SDHC/SDXC対応)
グラフィックス Intel Iris Plus グラフィックス
LAN 10/100/1000BASE-T GigaBit-Ethernet LAN
無線LAN Intel Wi-Fi 6 AX201
(IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n 最大2.4Gbps対応 連続160MHz帯域 Wi-Fi 6対応機器が必要)
Bluetooth Bluetooth 5
ベースユニット mouse B5シリーズ
液晶 フルHD対応15.6型ワイド液晶パネル
(1920×1080/LEDバックライト/ノングレア)
サウンド ハイデフィニション・オーディオ

デザイン・サイズ・重量

上記がmouse B5の本体。ベースカラーは一般的なシルバーが採用されていて、デザインも上蓋中央にロゴが置かれているだけとシンプル。ビジネスシーンにもぴったり。客先でPCを開くことがある営業の方も安心して使うことができるはずだ。

本体サイズは折り畳んだ状態で360×239.3×19.8mm。画面が大きめなのでサイズは少し大きめなのだが、驚いたのが本体重量。約1.59kgとこのサイズのノートPCとしてはかなり軽く、持ち運びに優れている。

ただし薄型化のためか、光学ドライブは非搭載となっている。ディスクを利用する機会があるのであれば外付けの光学ドライブを購入する必要がある点に注意だ。

上蓋は180°開く仕様になっていて、どんな姿勢でも見やすい角度に調節することが可能。本体の軽さも相まって、どこに持ち出しても快適に使えるのが大きな特徴だ。

本体をひっくり返すと、冷却ファンがはっきりと見えるくらい排気口が大きく空いている。このおかげで排熱効率は比較的高いが、ファンの動作音が少し大きめでビデオ通話中に高速回転しだすと少し耳障りに感じることもあった。

ディスプレイ

mouse B5には15.6型の液晶ディスプレイが搭載されている。ベゼルは下部が少し厚めだが、上部と左右は狭くなっている。解像度は1,920×1,080のフルHD。

ノングレア(非光沢)なので映り込みが少なく、太陽光などが眩しくても画面は比較的見やすい。15.6インチの広い画面のおかげで、ほとんどの作業は常に快適に行うことができる。複数のウィンドウを広げても多少余裕がある程度なので、マルチタスクも十分こなせるだろう。

キーボード

キーボードはキーピッチが約19mm、キーストロークが約1.8mmとなっていて、キーの跳ね返りも比較的強めのため、入力している感覚を指先にしっかり感じることができる。文書作成などキー入力が多めの方には嬉しい仕様だ。

また、テンキーが搭載されているため、表計算ソフトなどで数字の入力が多い方にも適している。ただし矢印キーのサイズが小さめなので、表計算ソフトでスムーズにセルを移動するには少し慣れが必要になるかもしれない。

ちなみにキーボードはJISキーボードオンリーとなっていて、USキーボードやUKキーボードにカスタマイズすることはできない。日本語でのメールや書類の作成など、日本語入力をする機会が多い方に向いていると言えるだろう。

タッチパッド

キーボード下にはタッチパッドが搭載されている。このタッチパッドはクリックキーを一体化したクリックパッド方式になっていて、タッチパッド自体の面積が広く、操作しやすくなっている。

マルチタッチにも対応していて、2本指でのスクロールやピンチイン・ピンチアウトなどのジェスチャー操作にも対応しているため、基本的にはマウスなしでも快適に操作できるはずだ。

外部ポート

側面には各種ポートが搭載されている。搭載ポートの一覧は以下のとおり。

右側面

  • HDMI×1
  • USB3.1(Type-A)×1
  • USB3.1(Type-C/PD対応)×1
左側面

  • USB2.0(Type-A)×2
  • イーサネットポート
  • micro SDカードスロット
  • 3.5mmオーディオジャック

一般的によく使うポートはほとんどが搭載されていて、これまで使ってきたPCアクセサリがあるならほとんどを使い回すことができるだろう。

注目していただきたいのはUSB Type-Cポート。アクセサリの接続のほか、45W以上のUSB PDに対応したUSB充電器とType-Cケーブルを使えば同ポートから電源供給をすることもできる。付属のACアダプタを使って電源を供給することもできることから、給電方法はACアダプタとType-Cポートの2種類から選べることになる。

もしスマートフォンなど、USB充電器とType-Cケーブルを使うデバイスを他に持って歩く機会が多いなら、充電器をひとつにまとめることができて便利なのではないだろうか。

Webカメラ

mouse B5にはWebカメラが搭載されていて、別途Webカメラを購入せずともビデオ通話などをすることができる。

ただし画素数は100万画素とかなり低いため、綺麗な画質で通話したい場合には別途高画質なWebカメラを購入することをオススメする。

CPU性能

mouse B5は、CPUにIntel Core i7-1065G7 プロセッサを搭載している。

Intel Core i7-1065G7はスタンダードノートPCのプロセッサとしては比較的高性能な部類で、文書・表計算ソフトやブラウジング、動画視聴、メールなど一般的な使い方をする上では優秀なパフォーマンスを発揮してくれる。

Cinebench R23の結果は以下。

実際にメールチェックや書類作成、記事執筆などの軽作業をmouse B5で行ってみたところ、どの作業も快適にこなすことができた。上記のような作業をメインとしているなら、CPU性能は十分と言えるだろう。

GPU性能

GPUはCPU内蔵型のIntel Iris Plus グラフィックスが採用されている。

前モデルに比べると最大58%と大幅に性能が向上しているものの、CPU内蔵型ということで3Dゲームなどを遊べるほどのスペックではない。参考として3DMark 10のベンチマーク結果は以下のとおり。

スコアは634とゲーミングPCなどに比べると圧倒的に低く、実際にアクションアドベンチャーゲーム 「Minecraft Dungeons」 を遊ぼうとしてみたところ、起動すら難しいレベルだった。

ただしYouTube動画などの動画を視聴する程度であれば十分な性能だ。3Dグラフィックスを多用しないブラウザゲームなどは十分プレイ可能だった。あくまで本モデルはスタンダードノートPCということで、ゲーミング用途に向いていないことはご理解いただきたい。

メモリ・SSD

mouse B5は追加費用を払うことでメモリとSSDのカスタマイズが可能だ。

たくさんのウィンドウを開いて作業するなどマルチタスクをする機会が多い方はメモリ容量を、書類や画像ファイルなどをPC本体に大量に保存する方はSSDの容量を増やすことで快適に利用することができるはずだ。

もしどれくらいのメモリ・SSD容量にすればいいのか悩んだ場合は、できればメモリは16GB、SSDは256GBでも、読み込み速度が早いものに変更しておくとより快適に利用できると思われる。この点に関しては、用意している予算と相談しながら無理なく決めていただきたい。

※上記スクリーンショットの構成・価格は記事公開時点でのもので、変更される可能性あり。

バッテリー持ち

mouse B5のバッテリー持ちは公式で約7時間と発表されている。実際に筆者が使ってみたところ、約6時間半ほど使い続けることができたため、概ねスペックどおりのバッテリー持ちと思っていただきたい。

ただノートPCで約7時間のバッテリー持ちというと少し短い印象で、充電できない状態で一日中ずっと使い続けることは現実的ではないため、外で長時間使うのであれば、小さめのポータブル電源などを持ち歩きたいと感じた。

ネットワーク

mouse B5は最新のWi-Fi規格である 「Wi-Fi 6」 に対応していて、自宅やオフィスで同規格に対応したWi-Fiルーターを使っている場合は高速ワイヤレス通信が利用可能だ。

まだ現時点では対応機器が少ないものの、今後はWi-Fi 6がスタンダードになっていくことが予想されるため、早い段階でWi-Fi 6対応デバイスを入手しておくことは決して悪いことではないはずだ。

また、mouse B5はカスタマイズでLTE通信モジュールを内蔵することができるため、外出先でモバイルネットワークを使って作業することもできる。出先での利用が多い方はぜひカスタマイズしておくことをオススメする。

まとめ

mouse B5は持ち運びやコストパフォーマンスに優れたスタンダードノートPCで、メールや書類作成、ブラウジングなどの比較的軽い作業をする上では十分な性能をもったモデルだ。

外部ポートは一般的なものはほとんどが搭載されていて、別途USBハブを使わずともどんなアクセサリも使える上に、キーボードやタッチパッドも使いやすく、Wi-Fi 6への対応やカスタマイズによってはモバイルネットワークも利用できるなど、とにかく総合的な使いやすさを求める方にはとてもオススメだ。

バッテリー持ちが少し短めなことから、出先で利用する場合にはできればカフェなど電源が確保できる場所を選ぶようにするなど工夫が必要だが、逆に言えばその点をクリアできるなら問題なく使えるはずだ。

また価格の安さから、すでにデスクトップPCなどの高性能なメインPCを持っていて別の部屋や出先で使うPCが欲しい方、昨今急速に導入が進んでいるテレワークのためのPCが欲しい方は、mouse B5をサブPCとして購入するのもアリだろう。

ちなみに、mouse B5をサブPCとして使うことを想定している場合はノーカスタマイズでも問題ないが、もしメインPCとして使うのであれば、メモリ・SSD容量を増やすなどのカスタマイズをしておくとより快適に利用できるはずだ。

mouse B5は89,800円(税別)から購入可能。カスタマイズや見積もりは公式サイトから。

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AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。