当メディアはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Apple、次期Mac ProへのM2 Extremeチップ搭載を断念か。発売は2023年との情報

▼ iPhone 15/15 Proの予約は公式オンラインショップから!

すべてのMacをIntelプロセッサからApple Siliconに変更するとAppleが宣言してから2年半が経過したが、依然としてApple Silicon化が果たされていないMac Pro。

早ければ2023年に新型モデルが投入されると予想されているが、最上位モデルは 「M2 Ultraチップ」 を搭載したものになり、「M2 Extremeチップ」 を搭載したモンスターマシンの開発を諦めた可能性があることがわかった。

米メディアBloombergの著名記者Mark Gurman氏が18日に配信した自身のニュースレター 「Power On」 の最新号で伝えている。

M1シリーズの全チップ

Mark Gurman氏によると、プロユーザー向けのMac Proに搭載されるプロセッサはM2 Ultraチップとなり、その上の性能をもつM2 Extremeチップを搭載したモデルについては実質的に諦めた可能性があるとのこと。

M2 Ultraチップには24コアのCPU、76コアのGPU、最大192GBのRAMを搭載する予定。一方のM2 Extremeチップには48コアのCPUと152コアのGPUが搭載される可能性があると伝えられていた。

M2 UltraチップはM2 Maxチップを2個くっつけることで、M2 ExtremeチップはM2 Ultraチップを2個くっつけることで実現する予定だった。しかし、後者のM2 Extremeについてはあまりに複雑な構造であること、そして製造コストも高いことから、同チップを搭載したモデルを発売することを断念することにしたとのこと。

Mac Pro自体がとてもニッチな製品であることもまた開発断念する理由に繋がっているとMark Gurman氏は指摘している。M2 Extremeチップを搭載したモデルはCTOオプション等でカスタマイズしない “吊るしモデル” でさえも価格が1万ドル (約135万円) 程度になるとの見込みで、購入者もさほど多くないためだ。

Mac Proに関しては、当初の計画ではM1チップの上位プロセッサを搭載する予定だった。しかし、開発における問題等でM2チップの世代で製品化することに改革を変更。さらに、M2 Extremeチップの搭載についても断念するなど、開発に四苦八苦しているようだ。「Macを2年内にApple Silicon化する」 と宣言してから2年半が経過しても、なおも新型モデルが登場していないのはおそらくそういうことなのだろう。

現行のIntelプロセッサチップを搭載したモデルからは確実に性能が向上するとみられているが、M2 Extremeチップが搭載されないことで、アップグレードの幅は当初より小さくなることは悲報とも言えそうだ。

関連記事
新型Mac ProはM2シリーズのチップが搭載か。M2シリーズの全ラインナップを著名記者が報じる
Apple、新型 「Mac Pro」 の発売を予告。”最後のApple Silicon移行製品” として登場予定

(画像:Apple)

▼ iPhone 15/15 Proの予約は公式オンラインショップから!

Apple、Appleのロゴ、Apple Pay、Apple Watch、FaceTime、GarageBand、HomePod、iMovie、iPad、iPhone、iPhoto、iSight、iTunes、Retinaは、米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。
※iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。
※App Store、AppleCare、iCloudは、Apple Inc.のサービスマークです。

(当サイトで使用している画像は、いずれも正しい形での引用を行うか、各権利者に許諾を得て掲載しています。)

この記事が気に入ったら「いいね!」しよう
AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。