任天堂、次期ハードも 「ハード・ソフト一体型」 を予定。経営方針説明会資料で言及

11月5日、任天堂は 「2022年3月期 経営方針説明会 プレゼンテーション資料」 を公開。その中で、現在の任天堂の経営方針を明らかにするとともに、今後の展望として次期ハードに関して言及した。

次期ゲームハードも 「ハード・ソフトウェア一体型」 を目指したものに

任天堂が公開した 「2022年3月期 経営方針説明会 プレゼンテーション資料」 では、昨日発表された2022年3月期第2四半期の連結業績をあらためて説明した。任天堂は、Nintendo Switchハードウェアの通期予想販売数量を、期初予想に対し150万台減となる2400万台に修正している。これは世界的な半導体不足による影響を受けたことが理由。一方でNintendo Switch向けのソフトウェアは上期の販売実績を考慮して、1000万本増となる2億本に変更している。

また、Nintendo Switchはシリーズ全体を通して、9000万台の販売を達成(2021年10月現在/個人向け)したとのこと。2020年春以降は販売ペースが拡大しており今期中に1億台のセルスルーを達成する見通しであることも明らかにされた。

年間プレイユーザーに関しては、7,900万ユーザーとなっているとのこと。昨年(2020年4月〜9月)は8,700万ユーザーとなっていたが、この ”7,900万ユーザー” という数字はあくまで上期(2021年4月〜9月)のみの数字であり、年間ベースではさらに多くのユーザーがNintendo Switchをプレイする見通しであると任天堂は説明する。

そして、任天堂は発売から6年目を迎えるNintendo Switchについて、過去のゲーム専用機ビジネスにおいて経験したことがない成長が目指せるとする。

そう説明する背景には以下の3つがあるとのこと。

① 3つのゲームモードが生み出す多様なプレイニーズ
② プレイヤーの購入ケースが多様化している
③ 定番タイトルの充実に加えて継続的な新作タイトルの投入

① はテーブルモードや携帯モードなどNintendo Switchのプレイの仕方が多様である点。そのほかにも、Joy-Conをお裾分けしてプレイしたり、友達と持ち寄ってローカル対戦をしたり。Nintendo Switchならではのプレイの幅の広さが多くのユーザーにゲームの楽しみを持ってもらえているとする。

② は新たに登場した有機ELモデルが販売ラインナップに加わったことで、多くのユーザーが買い替えをおこなっているということ。初めてNintendo Switchを購入するユーザーのほかにも、2台目として、あるいは他の家族も持つようになり、「一家に一台」 から 「一家に複数台」 あるいは 「一人に一台」 を目指せるようになるのではと期待を寄せている。

任天堂は、Nintendo Switchのポテンシャルを最大限に引き出すためには、任天堂が得意とする 「ハード・ソフト一体型」 によるあそびの発明や提案を重要とみている。

これまでのような据置機と携帯機に分かれていたハードウェアラインナップを、ひとつに統合したことで、ソフトウェアの開発環境や開発体制が統合され、長期間にわたって任天堂のラインナップを展開することが可能になったという。また、同時にフランチャイズも一堂に会するプラットフォームとなっており、多種多様なラインナップが展開されるようになったという。

長くNintendo Switchを遊んでもらえるよう、6年目を迎えるNintendo Switchではこれからも継続的に新作タイトルを投入していく。また、これまでのタイトルにも追加コンテンツも投入していく予定。たとえば『あつまれ どうぶつの森』には本日11月4日〜5日には大型アップデートが配信されている。

これらを踏まえて、任天堂は次期ゲームハードについても、ハード・ソフトウェア一体型を目指すとしている。どのようなハードになるか、いつ頃に投入するかなど具体的な情報は出していないものの、これまでのNintendo DSやWii、Nintendo Switch同じくハード・ソフトウェア一体型コンソールになる予定であることを明らかにしている。

なお、任天堂は自社IPの展開をゲームハード以外にも拡大し、任天堂IPに触れるユーザー数を増やす動きを加速している。モバイルゲームに自社IPゲームを提供するだけでなく、マーチャンダイズ向けに製品を発売、さらにはテーマパークへの進出にも力を入れる。

テーマパークについては、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ) に 「スーパーニンテンドーワールド」 を今年3月に新設。2024年には 「ドンキーコングエリア」 を展開予定。さらにハリウッドやオーランド、シンガポールにもパーク内新エリアの建設を計画中だ。

関連記事
【比較】ニンテンドースイッチとニンテンドースイッチ ライト 全機種比較。有機ELモデルとも比べてみた

この記事が気に入ったら「いいね!」しよう
AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。