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イスラエル発のウェアラブルAIカメラ「OrCam My Eye」日本初上陸 2018年9月末に販売開始

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9月6日、イスラエルに本社を置くOrCam Technologies Ltd.日本に営業所を開業したことを発表。そして、カメラ映像を音声化するAI小型カメラ「OrCam My Eye(オーカムマイアム)」を日本国内で販売することをアナウンスした。

期待が高かったAIデバイス「OrCam My Eye」が日本上陸

「OrCam My Eye」は、主に視覚障害者や読書困難者のために開発されたウェアラブルデバイス。世界30カ国のユーザーに愛用されているという。

メガネのフレームに同製品を装着するだけで、見ている文字やモノを音声化することができるため、目の不自由な方などハンデキャップを抱えた人たちの生活を向上させることが可能だ。

音声化できるのはテキストや人の顔、そしてモノ。これまで文字を読むことができなかった方でも、同デバイスを使用することでインターネット上のウェブサイトや新聞、雑誌から音声を通じて情報を得ることができるように。もちろん、小説も楽しむこともできるようになる。

また、家族や友人の顔を事前に登録しておけば、誰が目の前にいるのかを音声を通じて知ることができるため、これまで以上にコミュニケーションが円滑になるという。

この機能は人の顔だけでなく、モノにも応用することができる。よく使うモノの画像と名前を登録しておけば、目の前にあるものを音声で知ることができ、その他にも紙幣や色彩、日時を音声で知ることが可能。これまで単独でできなかった行動を少なくすることができるかもしれない。

「OrCam My Eye」の大きさは、わずか100円ライター程度。重量も22.5gととても軽い。メガネのフレーム(ツル)に装着することで利用できるため、普段の生活で邪魔になることはほとんどないはずだ。あとは読みたいテキストを指差すだけで、テキストを音声に変換して読み上げてくれる。

また、人の顔やモノに関しては視界に入った段階で自動的に認識し、音声で名前を読み上げてくれるという。ちなみに顔認識は100名まで、物認識は150個まで登録可能だ。

対応言語は20言語と多く、さらに今回日本語にも対応するため日本のユーザーでも使用することが可能になった(日本仕様版は日本語と英語のみ対応)。

価格は60万円(税抜参考価格)、販売開始時期は2018年9月末を予定している。購入は販売代理店経由で一部メガネ店などの実店舗、もしくは公式サイトから可能だ。

ちなみに、日本営業所の始動に関してOrCamのCEOであるZiv Aviramは、「われわれの使命は、目が見えない、もしくは見えにくい、見えていても失読症や読書疲労を経験して読書困難に苦しんでいる人々に、自立した生活を送ることができるようにすることです。」とコメントしている。

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AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。