当メディアはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Apple、遠隔ワイヤレス充電技術の導入を検討か ~ 特許情報から判明

▼ iPhone 15/15 Proの予約は公式オンラインショップから!

Appleは2017年、新型iPhoneの「iPhone 8 / 8 Plus」「iPhone X」に、iPhoneシリーズとしては初めてワイヤレス充電機能を搭載した。

これらの端末で、Appleが導入したワイヤレス充電機能は「電磁誘導方式」と呼ばれる充電方式ワイヤレス充電規格の「Qi(チー)」を採用したもので、同規格に適合する充電器の上に置くことでiPhoneをケーブルレスで充電することができるようになった。

置くだけで充電できるとはかなり未来的。iPhoneで同機能が利用できるようになったことから、日本でもワイヤレス充電器への関心が高まっている。

しかし、Appleはさらに次世代のワイヤレス充電機能の導入を検討しているようだ。

iPhoneは充電器に近づけるだけで自動充電される時代に?

Appleが検討している新技術は、複数のデバイスを同時に充電できるワイヤレス充電技術。しかも、現在普及している「電磁誘導方式」ではなく、デバイスと充電器が接していなくとも充電することができる技術になる。

要は、充電器の上にiPhoneを置いておかなくとも充電することができる技術で、充電器のある部屋もしくは充電器の近くにiPhoneを置いておくだけで、自動的に充電が開始される。

さらに、特許情報によればユーザーはデバイスの充電に優先順位をつけることができるなど、詳細な設定を行うことができるという。普段使う機会の多いiPhoneを最優先に充電し、家で使う機会の多いiPadなどは優先度を下げることができるとみられる。

また、iPhoneのバッテリー残量が一定まで溜まったら、他デバイスの充電を開始するなど、充電に関する”ルール”をユーザーの手でアレンジすることができるとのことだ。実現したら生活が一変しそう。

ちなみにワイヤレス充電に関しては、Appleとの間に独占契約を結んでいるEnergous社が先日、Appleが特許申請を行なっているものと同じようなワイヤレス技術を採用したワイヤレス充電器「WattUp」が米連邦通信委員会(FCC)に認可されており、製品化に向けて大きく前進している。この技術がもしApple製品に導入されたら、身の回りのデバイスはケーブルレスで充電できることになるはずだ。

ただし、2018年にAppleは「電磁誘導方式」を採用したワイヤレス充電器「AirPower」を発売する予定。もし、Appleが遠隔ワイヤレス充電を搭載したデバイスを近いうちに発売するつもりだったなら、「AirPower」を開発する必要性はそこまで高くない。

しかも、同ワイヤレス充電器が未だに発売していないということは、遠隔ワイヤレス充電機能がiPhoneに搭載されるのはまだ先になるのかもしれない。

[ via Patently Apple ]

▼ iPhone 15/15 Proの予約は公式オンラインショップから!

Apple、Appleのロゴ、Apple Pay、Apple Watch、FaceTime、GarageBand、HomePod、iMovie、iPad、iPhone、iPhoto、iSight、iTunes、Retinaは、米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。
※iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。
※App Store、AppleCare、iCloudは、Apple Inc.のサービスマークです。

この記事が気に入ったら「いいね!」しよう
AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。