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『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』先行体験レポ。ストーリーも移動も育成もすべてが自由!オープンワールドのポケモンを楽しもう

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11月18日、いよいよ『ポケットモンスター』シリーズ最新作『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』が発売される。

本作は、2019年11月に発売された『ポケットモンスター ソード・シールド』以来となる『ポケットモンスター』シリーズの完全新作だ。初のオープンワールド作品となり、境目なくシームレスに広がる街や大自然、そこで息づくポケモンたちなど、新たな冒険が楽しめる。

本作の発売に先立ち、メディア向けローンチイベントが実施。約2時間にわたって、『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』を試遊することができたので、先行体験レポートをお届けしたい。

『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』とは

『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』は、『ポケットモンスター ソード・シールド』以来3年ぶりとなる完全新作タイトルだ。

本作の大きな特徴は、シリーズ初のオープンワールド作品となったこと。伝説のポケモン 「コライドン」 「ミライドン」 とともに広大なフィールドを自由に歩き回り、3つのストーリーを自分の好きな順番・タイミングで進めることができる。

ポケモンをゲットして、バトルや育成、交換するといった従来までの醍醐味はそのままに、行き先や進めたいストーリーを選択できる自由度がプラスされたことで、自分だけのプレイスタイルで『ポケットモンスター』の世界を楽しめるようになった。

本作の舞台であるパルデア地方は、そびえ立つ山々や湖、そして荒野や険しい山岳地帯と壮大な大地がひと続きになっている。木々の上や川の中など大自然の至る所にポケモンたちが生息しているほか、農業が盛んな村や活気のある市場がある港町など、様々な場所で人々とポケモンが暮らしている。

主人公がパルデア地方最古の学校に入学するところから物語は始まる。校長であるクラベルから課外授業のテーマとして 「宝探し」 を言い渡され、たくさんのポケモンたちをはじめ、個性豊かな先生や仲間たちに囲まれながら、自分だけの 「宝探し」 の旅に出かけることになる。

ストーリーは大きく分けて3つ用意されている。まず1つ目がバトルが大好きな 「ネモ」 と切磋琢磨しながら各地のジムを巡ってチャンピオンランクを目指す 「チャンピオンロード」 。

ポケモンと共に成長し、戦いで人々を魅了するバトルのプロランク 「チャンピオンランク」 を目指すため、各地にある8つのジムを勝ち抜き、全てのバッジを手に入れて特別なテスト 「チャンピオンテスト」 に合格することが目的となる。

2つ目のストーリーは、料理好きな先輩 「ペパー」 と秘伝スパイスを探す 「レジェンドルート」 。

ペパーはポケモンを元気にする健康料理を研究しており、食べればたちまち元気になるというパルデア地方の珍しい食材 「秘伝スパイス」 を探し求めている。

秘伝スパイスはヌシポケモンと呼ばれる大きくて強いポケモンに守られているため、ポケモンバトルが苦手なペパーに協力し、ヌシポケモンを退けて秘伝スパイスをゲットしていく。

3つ目のストーリーは、学校のトラブルメーカー 「スター団」 に挑む 「スターダスト★ストリート」 。

学校のやんちゃな生徒たちが結成した 「スター団」 は、学校の風紀を乱したり、強引な勧誘をするなど周囲に迷惑をかけており、学校の先生たちも頭を抱えている様子。

スター団にはいくつかの組があり、それぞれの組に統率するボスが一人ずついる。パルデア地方の各地にあるそれぞれのアジトに乗り込み、彼らに立ち向かう。

それぞれのストーリーは好きな順番で進めることができ、たとえば 「チャンピオンロード」 では好きなジムから攻略することができる。気になったジムリーダーから順番に挑むなど、攻略順は自分次第だ。

実際にプレイしてみて

今回のメディア向けローンチイベントでは、筆者は『ポケットモンスター バイオレット』を試遊することができた。

本イベントでは、広大なフィールドや学校のある街などを自由に歩き回りながら、3つのストーリーの一部を体験。また、他のプレイヤーと協力してテラスタルしている野生のポケモンに挑む 「テラレイドバトル」 も体験することができた。

まずはフィールドでの体験について。広大なフィールドは伝説のポケモン 「コライドン」 「ミライドン」 に乗ることでスピーディーに移動することができる。

『ポケットモンスター バイオレット』では、ミライドンに乗ってフィールドを移動することになる。コライドンは4つの脚を使った動物的な動きが特徴だが、対するミライドンは尻尾と喉がタイヤのように変形してバイクのような動きをするのが特徴だ。

ミライドンは、陸地では 「ドライブモード」 、水辺では脚部の噴射口からジェット噴射をしながら水上を走り抜ける 「フロートモード」 になる。

ドライブモードとフロートモードは移動する場所によって自動で切り替わるようになっていて、陸地から水辺に移動すると自動でフロートモードになり、陸地に戻るとドライブモードになる。両モードはプレイヤー側で切り替える必要はなく、どんな場所もスティック操作だけで快適に移動可能だ。

高低差のある場所もスムーズに移動できるようになっていて、たとえば崖の下から上に登りたいときには、崖のそばでBボタンを押すことでピョンピョンとジャンプを繰り返しながら崖を登ることができる。

切り立った崖などから飛び降りるときには、頭のアンテナが伸びてエネルギーの膜を張る 「グライドモード」 になり、滑空しながら崖下に下りることが可能だ。

ちなみに、フィールド上にはさまざまな道具が落ちているが、これらはミライドンに乗った状態で回収できる。道具を回収するためにわざわざ降りる必要がないため、基本的にフィールドを移動するときはミライドンに乗っていると便利だった。

フィールド上では、野生のポケモンたちが自由気ままに生活している。従来シリーズでポケモンたちは1匹ずつ独立して行動していることが多かったが、本作では群れで行動するポケモンたちが頻繁に見られるようになっていて、「現実にポケモンたちがいたらこんなふうに行動しているのかな」 と想像しやすく、フィールドを歩くだけでとてもワクワクした。

フィールド上ではポケモンを1匹だけ連れて歩くことができ、その状態で 「レッツゴー」 と呼ばれる新機能を使うと、主人公が指差した方向にポケモンを向かわせることができる。

「レッツゴー」 をポケモンに指示すると、行き先に落ちている道具を拾ったり、野生のポケモンと自らバトルする 「おまかせバトル」 をしてくれる。行き先の指示は多少アバウトでもある程度補正が効くため、かなり気軽に使うことができる。

「おまかせバトル」 をしたポケモンはダメージを受けて戻ってくることがある。ダメージ量は相手のポケモンとの相性やレベル差によって変わってくるようで、相性の悪いポケモンやレベルの高いポケモンと連戦させているとみるみるうちにHPが減ってしまう。相性とレベル差には注意しながら 「おまかせバトル」 をお願いするようにしよう。

主人公が野生のポケモンに接触したり、ZRボタンで手持ちのポケモンが入ったボールを野生のポケモンに投げつけると、バトルがスタートする。野生のポケモンの背後からボールを投げつければ、不意をついて有利にバトルを進めることができるので、相性が悪い野生のポケモンとバトルするときには積極的に背後を取っていきたい。

バトルの流れは従来シリーズと同じで、自分のポケモンが出すわざを選択すると、相手と自分のポケモンで順番にわざを繰り出していく。

野生のポケモンは、モンスターボールを投げることで捕獲できる。HPを減らしたり、状態異常にして弱らせることで捕まえやすくなるのは従来のシリーズ作品と同じだ。捕獲時のアニメーションは以前よりも短くなっていて、モンスターボールを投げてから捕獲を完了するまでがスムーズになった。

パルデア地方の各地では、他のポケモントレーナーとバトルすることができる。従来シリーズまでは目と目があったら問答無用でバトルがスタートしていたが、本作ではこちらからトレーナーに話しかけない限りバトルがスタートしない仕様に変更され、バトルするかしないかを選択できるようになった。

手持ちのポケモンのHPが少なくてバトルを避けたいときや、今日はゲームをプレイする時間が限られていて先を急ぎたいというときには、あえてトレーナーとバトルしないという選択肢を取ることも可能だ。

トレーナーに話しかけてバトルをスタートしたら、あとは野生のポケモンと同じようにバトルが進行する。相手の手持ちのポケモンすべてのHPが0になったらこちらの勝利だ。

手持ちのポケモンのHPを回復してくれるポケモンセンターは、本作では街中だけでなく、フィールドにも配置されている。ポケモンセンターではポケモンの回復はもちろん、「わざマシンマシン」 を使ってわざマシンを作れるほか、「道に迷った」 という選択肢を選べば、次に行くべき場所をマップに登録してくれる。行き先がわからなくなったら、まずは近くのポケモンセンターに寄ってみよう。

パルデア地方の中央には 「テーブルシティ」 という大きな街がある。主人公が通う学校はこのテーブルシティにあり、学校のほかにもブティックやヘアサロン、飲食店といったたくさんのお店があり、賑やかで活気にあふれた街だ。

ブティックで購入したアイテムは、メニュー画面からいつでも着替えられる。メインとなる学校の 「せいふく」 は春夏秋冬の季節ごとに全4種類が用意されていて、それぞれのせいふくをベースに靴下を変えたり、グローブをしたりとアレンジを加えることができる。

学校の中もちょっとだけ探索することができたのでご紹介。入ってすぐのエントランスは大きな図書館のような構造になっていて、正面には受付のような人が立っている。ところどころに配置された机で勉強している生徒もいるようだ。

テーブルシティと学校を一通り見学したら、次はそれぞれのストーリーの体験へ。今回は 「チャンピオンロード」 「レジェンドルート」 「スターダスト★ストリート」 の3つのストーリーの一部を体験することができた。

「チャンピオンロード」 では、くさタイプのポケモンジムである 「ボウルジム」 に挑戦。ジムリーダーに挑むには、ジムのある街の風習やジムリーダーの人柄によって異なる 「ジムテスト」 をクリアする必要があり、今回のボウルジムでは、町中に散らばった 「キマワリ」 というポケモンを10匹集めるという内容だった。

ジムチャレンジをクリアしたら、いよいよジムリーダーとのバトルに。ジムリーダー 「コルサ」 はくさタイプのポケモンをメインに使ってくるが、最後に 「ウソッキー」 を出してくる。

ウソッキーは本来いわタイプのポケモンではあるが、コルサのウソッキーは 「テラスタル」 でくさタイプに変化する。テラスタルでタイプがテラスタイプに変わると弱点も変わるため、たとえばいわタイプに有効なみずタイプのわざは、くさテラスタイプには 「いまひとつ」 になってしまう。

また、コルサのウソッキーはくさタイプのわざを覚えているため、テラスタルでくさタイプになるとタイプ一致となってわざの威力がアップし、くさタイプのわざに弱いポケモンを出すとあっという間に倒されてしまう。状況によってはこちらもテラスタルしてタイプを変えたり、ポケモンを変えて応戦する必要があるはずだ。

「レジェンドルート」 では、パルデア地方の珍しい食材 「秘伝スパイス」 を守るヌシポケモンとのバトルを体験することができた。

ヌシポケモンは複数の存在が確認されているとのことだが、今回バトルしたのは 「岩壁のヌシ ガケガニ」 。通常のポケモンより体が大きいからかHPも高く、攻撃力も高い。テラスタルを駆使しながら強めの攻撃を繰り返して、なんとか相手のHPを減らすことができた。

あと一撃というところまで追い詰めたところ、突如ヌシポケモンが逃走。このあと、さらにヌシポケモンを追いかける必要があるとのことだったが、今回はここまでの体験となった。

最後は 「スターダスト★ストリート」 で、スター団のほのお組 チーム・シェダルのボスである 「メロコ」 のアジトに挑戦した。

スター団のアジトはかなり広く、一見すると色々なところから侵入できそうだが、勝負するには正門から正々堂々 「カチコミ」 をかける必要がある。

カチコミをかけると、スター団のしたっぱがどこからともなく現れ、ポケモンバトルを挑んでくる。今回のアジトでは10分以内に30匹ものポケモンを倒す必要があるため、「レッツゴー」 を駆使してスピーディーに倒していこう。

通常、フィールドで 「レッツゴー」 できるポケモンは1匹だけだが、スター団のアジトにカチコむときには 「団ラッシュ」 となり、3匹のポケモンをそれぞれ 「レッツゴー」 で戦わせることができる。連戦になるとポケモンたちの体力も減りやすいため、タイプ相性の良いポケモンやレベルの高いポケモンを選ぶようにしよう。もし手持ちのポケモンのHPがなくなってしまったら、自動販売機でHPを回復可能だ。

したっぱのポケモンたちを30匹倒すと、派手で大きな乗り物 「スターモービル」 に乗ったメロコが登場。「テメーは オレが……はっ倒す」 と気合十分のセリフとポーズを決めたところでバトル開始だ。

メロコの相棒である 「コータス」 は防御力が高い上に、弱点であるみずタイプの技の威力がコータスのとくせい 「ひでり」 で弱まってしまうため、倒すのはかなり大変だった。コータスを倒した後の展開については、ぜひ実際のゲームで体験してみていただきたい。

各ストーリーを進める上で、「レジェンドルート」 のヌシポケモンとのバトルは遭遇時に強制的に始まってしまうものの、それ以外のストーリーは基本的にこちらから話しかけたり、選択肢を選ばない限りは勝手にスタートしてしまうことはない。

普段ゲームをプレイしていて、ときには 「今はストーリーを進める気分ではないな」 と思うこともあるはず。そんなときには無理に進める必要はなく、自分の好きなタイミングで、好きなペースで進められる自由度があるのは従来シリーズにはなかった新しい魅力だと感じた。

最後に、4人のプレイヤーによる 「テラレイドバトル」 を体験。テラレイドバトルは、制限時間内にテラスタルした野生のポケモンに挑む新しいバトルとなっていて、プレイヤーはそれぞれ1匹ずつ選りすぐりのポケモンを出し合い、協力して戦うことになる。

テラレイドバトルは他のプレイヤーの攻撃を待たずに攻撃できるが、わざの選択などに悩んでいる間も刻一刻と時間が経過していく。すばやく状況を判断して攻撃したり、ときには 「おうえん」 で味方を強化・回復するなどして、4人で協力しながらテラスタルした野生のポケモンのHPを減らしていこう。

野生のポケモンのHPがなくなると、ポケモンをつかまえるどうかの選択肢が現れるため、ここで 「つかまえる」 を選ぶことでポケモンをゲットできる。テラレイドバトルは、『ポケットモンスター ソード・シールド』のマックスレイドバトルとは違って、どんなポケモンも倒すと100%ゲットできる仕様なので、せっかく倒したのに捕まえられなかった、となることはない。捕まえるボールも、自分が持っているボールの中から好きなボールを選べるようだ。

以上で今回の試遊は終了となった。プレイしていて感じたのが、とにかく何をするにも自由度が高いこと。ストーリーの進め方はもちろんだが、ポケモンのタイプがテラスタイプに変わる 「テラスタル」 によって、従来までの概念にとらわれない自由な発想でポケモンを育成できるようになったことで、これまで注目されづらかったわざや特性などが輝くようになるかもしれない。

また、本作はグラフィックにも大注目。ポケモンの可愛さはもちろんなのだが、人間キャラクターの表情がとても豊かで、細かい動作などにそのキャラクターの人間性が隠れていたりもして、楽しさが倍増していた。

「ニャオハ立つな」 でたびたびトレンド入りするニャオハ。進化形がどのような姿なのかはまだ不明…!

筆者も『ポケットモンスター』シリーズのファンのひとりで、シリーズ作品に対する理解はそこそこあると思っているが、2時間のプレイではまだほんの一部しか遊べなかったため、発売がとっても待ち遠しく感じている。

『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』は、いよいよ11月18日(金)に発売となる。新要素も盛りだくさんで遊びごたえ十分そうな気配が漂う今作。パルデア地方で自分だけの冒険を自由に楽しんでみてはどうだろうか。

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(画像提供:ポケモン)

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AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。