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Googleの「Allo」はリリースされても使ってはいけない?元CIAのスノーデン氏も指摘

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先日、「Google I/O 2016」でGoogleが新しく発表した新しいメッセージアプリ「Allo」は、AI(人工知能)が搭載されたスマートなメッセージアプリで、発表当時からワクワクしていた僕は同アプリがリリースされたら速攻で使ってみたいと思っていた。

だが残念なことに、この「Allo」はリリースされたとしても安易に使ってはいけないと主張する専門家がとても多いことが判明。CNET.comによると、「Allo」 はエンドツーエンドの暗号化がデフォルトで機能しておらず、プライバシー保護の観点から「危険」なアプリとして指摘されている。

「Allo」の人工知能機能を利用すると「プライバシーの保護」はできない

iOS端末に搭載されている「メッセージ」アプリや「LINE」など現在リリースされている主要メッセージアプリは、個人のメッセージのやり取りを保護するための暗号化が施されている。この暗号化のおかげで僕らは安心してメッセージを送信、受信することができているわけだが、多くのプライバシー関連の専門家によるとGoogleの「Allo」はエンドツーエンドの暗号化がデフォルトで機能しないことから安易に使ってはいけないと指摘している。

そして、この件に関しては元CIAのスノーデン氏も同調しており、同氏のツイッターで「Allo」は「危険」と表現、「このアプリを使わないように」と警告しているほど。

一応、「Allo」にはユーザーの匿名化を施す「シークレットモード」なる機能が搭載されていて、暗号化された通信をすることができるようになっている。

だが、これはあくまでもオプション機能で、デフォルトではこの機能は機能しない。ユーザーはもし自身のプライバシーを守りたいのであれば、自分自身の操作で同機能をオンにしなくてはいけない。

ただし、この機能をオンにした場合は「Allo」の最大の特徴である、メッセージから返信内容を提案する「Smart Reply」機能が動作せず。この機能を使いたいがために「Allo」の利用を考えていた僕としては、非常にガッカリだ。

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「Allo」に組み込まれている「AI」機能を最大限に利用するには、エンドツーエンドの暗号化が邪魔をするのかもしれないが、セキュリティー向上が求められる現代に、個人情報を守れないシステムは非常にナンセンス。「利便性」と「自身のプライバシー」を天秤にかけた場合、どちらを優先すべきだろうか。僕は確実に後者の方を選択するだろう。

Googleのメッセージアプリ「Allo」は、2016年頃にiOSとAndroidでリリースされる予定で、優秀なチャットボット機能も搭載されている。出来れば「Allo」の機能を普段から最大限に使いたいと思っているので、どうにか強固なセキュリティ対策を施して欲しいところだ!

[ via CNET ]

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AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。