Appleの開発者向けカンファレンス「WWDC 2016」の主役は、「Siri」と「Siri SDK」になるかもしれない

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今月13日(日本時間6月14日)に開催されるAppleのデベロッパー向けカンファレンス「WWDC 2016」は、「iOS」や「OS X」の新バージョンが公開される予定で、参加するデベロッパーをはじめ、多くのAppleユーザーが楽しみにしているイベントだ。

僕もこれらの発表を心待ちにしているのだが、実はこれらの他にも注目されているものがある。それは「Siri SDK」と「Siri」の強化だ。

「Siri SDK」は今までの「Siri」の殻を打ち破るかもしれない

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RBCキャピタルマーケッツ証券のアナリストAmit Daryanani氏の「WWDC 2016」に関する予測報告書によると、先日の噂の通り、Appleは同カンファレンスで「Siri」をデベロッパーに開放し、サードパーティ製のアプリでも「Siri」を使えるようにするための「Siri SDK」を発表すると予想している。

また、AppleはMacにも「Siri」を搭載することを計画しているとのことで、今回の新「OS X」の発表で明らかにされるだろうと予測。こちらも一部では噂になっていたことで、今年の秋に公開される正式版「OS X 10.12」で「Siri for Mac」がリリースされるものと思われる。

これらはあくまでも予測に過ぎないが、もし「Mac」に「Siri」が搭載されるとなれば、ユーザーはどの端末からでも同アシスタント音声を利用することができることになる上に、一般デベロッパーに対して「Siri」が公開されれば、ユーザーが音声認識だけで端末を操作できる幅は大きく広がるだろう。

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さらに同アナリストの報告書は、Appleは「Siri」の大型強化を行うかもしれないと指摘している。

Appleが昨年末に買収したVocalIQ社の持つ音声読み上げ技術とコンピュータの自己学習技術によって、「Siri」は大きく進化する可能性があり、例えば「広い駐車場があって、Wi-Fi環境がある近くの中華料理店を探して」といった複雑な命令を理解することができる可能性があるようだ。

Appleは先週、「Google Home」や「Amazon Echo」のようなホームアシスタント機器を開発中だと報じられており、VocalIQ社の複雑な文脈を理解する技術は、「Amazon Echo」と競争する上で大きなアドバンテージになるかもしれない。

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「Siri」の強化や新機能など、すべては今月開催される「WWDC 2016」で明らかになるだろう。

Appleは「Siri」など同イベントで次期「iOS」「OS X」の他に、「Apple Music」の新UIや、新しいストリーミングラジオを発表すると思われる。「Siri」については上記の理由から非常に注目だが、その他に関しても重大な発表が行われる可能性がある。

「WWDC 2016」は6月13日から17日の5日間に渡って開催され、注目のAppleのカンファレンスは14日午前2時(日本時間)から開始される。

当日は平日なので、おそらく多くの人は見ることはできないと思うが、もし新情報の発表が気になる人は仮眠をとったりして発表に備えるのもありだろう。

当サイトでも同イベントで発表されたことをすぐに紹介するので、気になる人は発表当日に当サイトにお越しいただければと思う。

ちなみに、RBCキャピタルマーケッツ証券によると、Appleの投資判断は「アウトパフォーム」とされていて、目標株価は120ドル程度であるとのことだ(現在株価は約97ドル)。

[ via AppleInsider ]

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