「iPhone 7」は高速通信に対応した次世代Wi-Fiシステム「WiGig(ワイギグ)」に対応か 

Wi-Fiロゴ

iPhone 7」は旧モデルとは大きく変わり、デザインや性能が大きく向上する。iPhoneユーザーなら、そう信じたいことだろう。なぜなら今年は「iPhone」の2年に1度の大型アップデートの年だから。

噂では「iPhone」の大型アップデートのスパンは2年から3年に延びると言われていて、今年は大型アップデートの年ではなさそうで、これにガッカリしてしているのはおそらく僕だけではないはずだ。

ただ、旧モデルから変更が少ないと言われているのはあくまで外観だけで、内部の細かいスペックについてはまだまだ不明な点が多い。今年の秋に発売される予定の「iPhone 7」は、外見こそ「iPhone 6s / 6s Plus」と大きく変化はないものの、もしかすると内部の性能は向上するかもしれない。

従来よりも早いWi-Fiシステム「WiGig」が搭載される可能性が浮上

Fortuneによると、市場マーケティング会社Counterpoint Technology社のリサーチディレクターNeil Shah氏によると、今年発売となる「iPhone 7」には次世代Wi-Fiシステムの「WiGig」が搭載され、従来端末よりも早い通信スピードを実現することができるようだと伝えている。

wigig[ img via EETimes ]

「WiGig」についてはおそらくご存知でない方が多いと思うので、まずはこのシステムについて詳細をお伝えする。「WiGig」とは「Wireless Gigabit」の略で、「ワイギグ」と読む。これは、従来のWi-Fiシステムの1段階上の世代の技術で、最大7ギガビット/秒の転送に対応した通信システムだ。

この「WiGig」は「802.11ad」という次世代通信規格を使用し、現行の最新機種「iPhone 6s / 6s Plus」が搭載している「802.11ac」規格の何倍も早い速度で通信ができるというもの。

この規格による転送速度は、数字にすると最大7Gビット/秒。例えばテレビやPCなどで写した「4K」や「8K」動画を他のディスプレイに転送することができる。また、ゲームやネットテレビなどのより早い通信速度が必要な時代になりつつある現代には必要不可欠な技術とも言える。

この「WiGig」が使用する「802.11ad」は、従来電波よりも壁などの障害物に弱かったり、通信できる距離が10m程度と短いなど複数のデメリットもある規格ではある。しかし、これらは従来通信規格と併用したり、電波を飛ばすステーションを複数設置することでこの問題は解消できるかもしれない。

もし「iPhone 7」に「WiGig」が搭載されたら、「WiGig」対応の無線ルーターが欲しいところだが、実際はプロバイダーから供給されるネット速度がもっと向上しないと同規格を使う意味がほとんどない上に、現状では「WiGig」に対応した端末や無線ルーターがほとんどないので、同通信規格を導入したとしても実際に利用する場面は少ないだろう。

ただ、先にも述べた通り高速データ通信は一般ユーザーにとっても今後は必要不可欠になるものだ。時間はかなりかかるかもしれないが、いずれは一般家庭の生活にも浸透してくるようになるだろう。

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「iPhone」の外見がほとんど変わらないのであれば、内部のスペックはより向上して欲しいところ。出来れば次世代の通信規格に対応するだけでなく、その他にも新機能などが搭載されていたら面白い。

AppleのCEOティム・クック氏は次世代の「iPhone」は「生きていく上で必要不可欠な機能を搭載する」と宣言しており、新機能への注目が集まっている。まさか、これが次世代通信規格「WiGig」のことだとは思えないので、他にも隠し玉でもあるのだろうか。

ちなみにNeil Shah氏によると、「Apple TV」も「WiGig」に対応する可能性があり、今後のハードウェアアップデートで同通信規格に対応されるとも予測している。

[ via Fortune ]

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