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「iPhone 6s / 6s Plus」の筐体が腐食でボロボロに? 海外の一部ユーザーから報告される

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なんと「iPhone 6s / 6s Plus」が腐食でボロボロになる可能性が!?

本日、一部の「iPhone 6s / 6s Plus」端末で、筐体表面が酸化で腐食し、表面がボロボロになってしまうという問題がネット上で報告されていることが明らかになっているので詳しく紹介する!

アルミニウム合金に含まれる亜鉛が酸化、表面が腐食でボロボロ

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こちらが今回報告されている「iPhone 6s / 6s Plus」の筐体表面を撮影した画像だ。見ると、表面素材が酸化して腐食してしまっており、至る所がボロボロになってしまっているのが確認できる。

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こちらの画像ではLightningポートの周りや、ヘッドフォンジャックの周りも腐食し、ボロボロになってしまっている。

これらは中国の「iPhone 6s / 6s Plus」ユーザーで多く発生しているようだが、一部では中国以外の国でも報告しているユーザーがいることから、使っている環境や使い方次第では同端末の筐体がボロボロになってしまう可能性があるようだ。

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なぜ、「iPhone 6 / 6 Plus」で問題が発生しなかったのに、「iPhone 6s / 6s Plus」だけ、このような腐食問題が発生しているのだろうか。それには「iPhone 6s / 6s Plus」の筐体に採用されている素材を説明せねばならないだろう。

「iPhone 6s / 6s Plus」には、「iPhone 6 / 6 Plus」に使用された素材よりも強い7000番台のアルミニウム合金が使用されている。このアルミニウム合金は飛行機などで一部使用されている強い素材なのだが、合金内に含まれる亜鉛が比較的多く、酸化した場合、腐食でボロボロになってしまうというデメリットが存在する。

当然、Appleは同素材の問題点を認識しており、「iPhone 6s / 6s Plus」の筐体表面には酸化を防ぐ処理が施されているというが、それでも処理が甘いのか技術的な限界なのか、一部のユーザーの間では酸化が進んでしまっているのだとか。

Appleは、なぜ腐食するような素材を「iPhone 6s / 6s Plus」に採用したのか

なぜ、Appleは同問題を認識しながらもアルミニウム合金を使用しているのだろうか。それは前モデルの「ある問題」が存在したから。

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「iPhone 6 / 6 Plus」が発売になった2014年9月、「iPhone」を購入したユーザーの間で、「ベンドゲート」問題が取り上げられ話題になったことを覚えているだろうか。

「ベンドゲート」とは、「iPhone 6 / 6 Plus(特にiPhone 6 Plus)」が簡単に折り曲がってしまい、使い物にならなくなるという問題。昨年起きた「iPhone 6s / 6s Plus」の「チップゲート」問題同様、話題になった問題だ。

Appleは「iPhone 6s / 6s Plus」の筐体により強い素材(今回問題となっている7000番台アルミニウム合金)を採用することで本体の強度を向上、折り曲がりを防ぎ、「ベンドゲート」問題を解決した。だがその結果、今度は「腐食」という問題が発生してしまった。

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ちなみに同問題は「iPhone」だけではない。昨年発売になった「Apple Watch Sports」の筺体素材にも同じアルミニウム合金が採用されていることから、やはり同じような問題が報告されていたりと、この素材には多少問題があるということなのだろう。

これらの問題はあくまで、まだ一部のユーザーのみで発生しているようで報告例は少ない。湿度の高さや水に触れる機会が多いほど同問題が発生しやすいとのことなので、僕らユーザーが腐食を防ぐには水から遠ざけて使用したり、保護ケースで本体を守るしかないだろう。

ちなみに、Appleサポートに連絡したユーザーによると、Appleとしては同問題に対して解決策を持ち合わせていないとのこと。「iPhone 6s / 6s Plus」ユーザーは今後、少し気を使って「iPhone」を使わないといけないのかもしれない。

[ via 小龍茶館 / MyDrivers / Weibo ]

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AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。