Appleは「Touch Bar」が搭載した「Magic Keyboard」を検討中? 2017年発売の次期デスクトップ型Macはマイナーアップデートになる可能性

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昨日、AppleのCEOティム・クック氏は将来のデスクトップ型Macに関して、「素晴らしい端末」の構想があることを従業員向けに明らかにしていたことが判明していたが、そのグレートな端末は2017年には発売しないのかもしれない。

Bloombergによると、Appleが2017年にリリースする予定の新型デスクトップ型「Mac」は、いずれもマイナーアップデートに留まり、デザインの変更など大幅な変更は行われないものと予想されていることが判明した。

次期「iMac」の大きな変更点は「USB-C」ポートの採用?

まずは、iMacについて。Bloombergによると、次期「iMac」はプロセッサ性能の向上や、新型AMD製GPUを搭載し、性能自体は底上げされる予定。

そして、12インチ「MacBook」や「MacBook Pro (Late 2016)」で採用されている「USB-C」ポートも搭載する予定とされているが、デザイン的には従来モデルと大きく変わる点はないとのこと。

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非常に美しいデザインで、世のMacユーザーを魅了した「iMac」だが、新型端末が登場してもデザインが見直され、変更になることはなさそう。

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その代わり、「Magic Keyboard」に関しては新機能が搭載される公算が強い。Appleは10月に発売した新型「MacBook Pro (Late 2016)」で、新たに「Touch Bar」と呼ばれる新機能を追加した。

これを「Magic Keyboard」にも搭載することが予想され、2017年には新型「Magic Keyboard」が発売する可能性が高い。ただし、実際に新型モデルを投入するかどうかについては、「MacBook Pro (Late 2016)」の売れ行き次第なところもあるのだとか。

「Mac Pro」は政治的な問題も相まって、新型モデルを作るのが難しい?

そして、最後はプロの方などのハイエンドユーザーにとって、とても重要な「Mac Pro」について。「Mac Pro」については、前モデルが登場してから約1,000日以上経過しており、いつになったら新型モデルが登場するのかヤキモキしている人もいるはず。

だが、新型モデルを生み出すには”ある問題”がそれを邪魔しているとのこと。その問題とは、「Mac Pro」が2013年頃から米国国内で生産されているという事実。

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2012年12月、AppleのCEOティム・クック氏は一部の「Mac」の生産を中国からアメリカに戻すことを発表していた。

その一部の「Mac」に、「Mac Pro」が含まれており、現在作られている端末の全てはアメリカ国内で生産されている。

これは、「米国内の雇用情勢の改善に一役買っている」という米国内の政界・財界に向けたアピールで実施されたと伝えられているが、ハイエンド端末の製造に慣れていない従業員を使って生産しているおかげで、結果的には「Mac Pro」の生産効率が落ちたという事実がある。

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これらの問題を解決するために、Appleのエンジニアの中には、生産拠点をアメリカからアジア(中国)に戻すべきだという指摘もあるようだ。もしアジアで製造できた場合は、端末を安価で作れるため現行モデルよりも安い価格で提供できる可能性もあるのだが、次に問題なのは、次期大統領候補のドナルド・トランプ氏だ。

彼は、大統領になったらAppleの生産拠点をアメリカ国内に戻すことを宣言しており、そのために法人税の減税などの措置を講じることも発表している。

この情勢の中で、Appleが中国に製造拠点を戻すのは容易いことではなく、「Mac Pro」に関しては新型モデルの投入に障壁がいくつもあることを我々は理解しないといけないだろう。

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ティム・クック氏の従業員向けメッセージによると、Appleのロードマップには「素晴らしいデスクトップ構想」がある。

これがどういった端末なのかは現段階では不明だが、今回の情報から2017年に発売する端末は、さほど大きなアップデートは行われないものと予想される。となると、個人的に期待なのは「Touch Bar」が搭載された新型「Magic Keyboard」かな。

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AutherNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。