初代iPhoneのプロトタイプOS「AcornOS」を撮影した動画が公開 「iPod」のクイックホイールをベースに開発したUIが採用

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初代iPhoneが登場してから今年で10周年。この10年でiPhoneの性能は大きく進化してきたが、1枚のタッチスクリーンで端末を操作するなどの基本的な使い方はほとんど変わってはいない。

だが、初代iPhoneが開発された前、Appleは同端末をどのような製品にするか、あらゆる案を検討していたようだ。

リーク情報を提供することでお馴染みのSonny Dickson氏が、iPhoneのプロトタイプOSを公開しているので詳細をお伝えしよう!

Appleは、画面上のクイックホイールでiPhoneを操作することを検討していた

Appleが検討していたiPhone向けOSの一つとして、「AcornOS」と呼ばれる幻のOSが存在した。

これは、「iPod」に搭載されていた「クイックホイール」をベースに開発したUIが採用されていて、ユーザーは画面上のホイールを回転させることによって、iPhoneを操作することができたようだ(なんだか懐かしい!)。

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Appleは2005年当時、iPhoneの設計段階において、iPodの拡張端末にするか、それともOS Xの縮小版にするかの2択を検討していたというう。

当時の担当役員で、iPodの開発を率いるTony Fedell氏と「OS X」の開発を率いるScotto Forstall氏は、それぞれ自身の開発チームに対して、プロトタイプ製作を命じた。

今回公開された「AcornOS」は、Tony Fadell氏が筆頭のiPod開発チームが製作したもので、Tony氏は「最初は画面にクイックホイールを搭載することに固執していたものの、操作性などを考慮すると無理があった」ことを認めている。

当時、Appleはデジタル音楽プレイヤー「iPod」が空前の大ヒット。僕も昔はよく使っていたものだが、iPhoneが登場する前はクイックホイールで端末を操作するのが当たり前だった。

大多数のユーザーが、そのクイックホイール式操作に慣れ親しんでいたこともあり、クイックホイールベースでiPhoneを作ろうとした発想に関しては納得だ。

だが、もしクイックホイールが搭載されたiPhoneが登場していたら…と考えると、ある意味ボツになってくれて良かったのかもしれない。

Sonny Dickson氏は、この「AcornOS」のスクリーンショットを多数公開しているので、気になる人はこちらからどうぞ。

[ via The Verge ]

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