【レビュー】「Apple TV」は使ってみると意外と便利だけど、一般ユーザーはこれを買うべきなのかどうか考えてみた

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2015年10月に発売した第4世代「Apple TV」。僕は従来端末を含めて、自分用の「Apple TV」を購入したことがなかったが、今年の初売りセールで少しだけ安くなったこともあり、今回初めて「Apple TV」を自腹で購入してみた。

発売した当時は買うことを検討していたのだが、大して使う機会がなさそうだと思って購入には至っていなかったが、買って使ってみるとそれなりに便利に使えることが判明した。

今回は第4世代「Apple TV」の開封から実際の使用感などをお伝えしつつ、Appleのことが大好きなユーザーだけでなく、一般のライトユーザーも同端末を購入するべきなのかを含めて同記事で検証してみようと思う。

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まずは「Apple TV」を開封。僕が購入したのは2015年10月に発売した第4世代「Apple TV」の32GBモデル。

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シックデザインのパッケージを開けると、中には「Apple TV」本体と、隣には「Siri Remote」と呼ばれるリモコンが鎮座。

このリモコンについては後ほど解説するが、新たに「Touchサーフェス」というタッチセンサーが組み込まれていて、以前の「Apple TV」よりもっと直感的に操作することが可能になっている。

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こちらが「Apple TV」の本体と、「Siri Remote」を取り出して撮影した写真。

本体はツルツルピカピカで、まさにスタイリッシュの塊のような御姿。テレビとの接続はHDMIケーブルで行うのだが、完全ワイヤレス化できたらもっとカッコよかったのに。

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本体のサイズは、片手でガッチリ握れる程度。厚さに関しては第3世代「Apple TV」に比べたらだいぶ厚くなった(23mm→35mm)ようだが、基本は据え置きで使う端末なので、特に気にする必要はないだろう。

「Apple TV」を手にして思ったが、見た目の割に意外と重い。Appleの公式発表によると、本体の重さは425g(グラム)と説明されているが、実際はそれ以上の重みを感じた。

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少しばかり「Apple TV」の仕様について説明しておこう。まず、「Apple TV」に内蔵しているプロセッサについてだが、これは「iPhone 6s」でも採用されている「A8」64bitプロセッサ。

処理性能が前モデルから強化されたことにより、もっとパワフルになった「Apple TV」は、新「tvOS」とセットになってサクサク軽快な動作が実現。使っていてもストレスを感じることはなく、アプリの動作にモタつきを感じたり、アプリが落ちたりといったことは皆無。

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ちなみに、「Apple TV」は新たにApp Storeに対応したことにより、様々なゲームやアプリをダウンロードすることが可能に。

サードパーティ製アプリが利用できるようになったことで、「Apple TV」を自分流にカスタマイズをすることができるようになり、活用の場が広がった。利用できるコンテンツもとても多くなった。

そういう意味では、第4世代「Apple TV」は新しいテレビの形を提案する素晴らしい端末だ。僕が「Apple TV」をズッシリ重く感じたのは、「Apple TV」にはテレビの未来が詰まっているからだろう。きっとそうに違いない。

話は逸れたが、本体の話はこれでほぼ終わりだ。

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次は付属のリモコンについて。「Apple TV」は前述の「Siri Remote」で操作を行うのだが、この「Siri Remote」には、6つのボタンとタッチスクリーン「Touchサーフェス」が搭載されている。

まずはボタンについてだが、「メニューボタン」の他に「ホームボタン」と「Siri」、そして「再生/一時停止」と「音量調節ボタン」が用意されていて、基本はこれらのボタンで操作することになる。

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だが、第4世代「Apple TV」のリモコンはもっと直感的な操作ができるようになっていて、これがとにかく使い勝手が良い。

アプリの起動や項目の選択、スクロールなどの多くの操作を「Touchサーフェス」でできるようになっているのだが、左から右にスワイプしたり、指を上下にスライドすることでスクロール操作ができるなど、iPhoneと同じジェスチャー操作を認識できるのが最大の特徴だ。

さらに、「メニューボタン」を2回連続で押すと「Appスイッチャー」が起動し、スイスイとアプリの切り替えができるなど、こちらもとても重宝している。

ちなみに、「Siri Remote」で操作するのが当たり前の「Apple TV」だが、同リモコンが手元にない時に便利なのが、「Apple TV Remote」アプリ。

このアプリを使えば、iOS端末で「Siri Remote」と同じように操作できるようになるので、第4世代「Apple TV」を買ったら、意味が分からなくてもとりあえずインストールだけはしておこう。

第4世代「Apple TV」ができることは多岐にわたる

今回、僕は初めて「Apple TV」というものを購入してみたわけだが、意外と多くのコンテンツを利用できることが判明した。

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まずは、音楽の再生。僕は「Apple Music」ユーザーの一人なので、Appleが提供する楽曲はいつでも聴くことができる。

「Apple TV」でもそれは例外ではなく、ホーム画面から「ミュージック」を選択することで、これらのコンテンツにアクセスすることができる。また、iTunesで購入した音楽や映画、ミュージックビデオなどの映像コンテンツ、Podcastなども「Apple ID」を認証することで利用できるようになる。

なので、Appleのサービスでコンテンツを多く保有しているユーザーは、「Apple TV」があればかなり便利。大画面のテレビでコンテンツを堪能することができるのはとても贅沢だ。

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そのほかにも、App Storeでサードパーティアプリを取得してくればニュースを見たり、YouTube動画を見たり、NetflixやHuluで海外ドラマを見たりと本当に様々なことができる。

家で晩御飯を食べる時や、お風呂に入った後にゴロゴロする時にテレビを見ている人は、ネット上のコンテンツをテレビで楽しめるので、意外と「Apple TV」を活用できる局面は多い。

ちなみに、第4世代「Apple TV」はiOS端末やMac端末などで搭載されている音声アシスタント機能「Siri」に対応している。「Siri Remote」にある「Siri」ボタンを長押ししながら話しかけると、質問やリクエストに応えてくれる。

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例えば「今日の天気は?」や「次のプレミアリーグの試合日程は?」などの基本的な内容から、特定の映画のどのシーンを再生するかなどのリクエストも可能。日本語でのリクエストは英語に比べて出来ることが少ないのが不満ではあるが、結構便利なので「Apple TV」の操作を「Siri」に一任することも。

Mac、iOSユーザーには「ホームシェアリング」と「AirPlay」が便利

「Apple TV」の個人的なオススメ機能は、Macとの「ホームシェアリング機能」。もしMacのiTunesで音楽を管理しているようだったら、ぜひ「ホームシェアリング」を利用してほしい。

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これは、「Apple TV」の「コンピュータ」というアプリから起動可能で、MacのiTunesにある楽曲を読み込んで、「Apple TV」側で再生できるという機能だ。

この機能さえあれば、わざわざ「Apple TV」にコンテンツを入れておかなくても、自分の好きな楽曲をすぐに聴けるように。何かの作業をしている傍らで、もしくは自宅でちょっとしたパーティを開催する時に音楽をかけてくれる、最良の音楽プレイヤーになるだろう。

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そして、「Apple TV」の一番便利な機能。それは「AirPlay」が簡単にできるということだ。

「AirPlay」とは、iOS端末やMac端末の画面をワイヤレスで呼ばして、他の端末で表示するという便利機能だ。第4世代「Apple TV」は、この「AirPlay」に対応しているため、Mac、iOS側からの操作ですぐに画面の出力ができる。

外出先で撮影してきた動画や写真を、家に帰ってきたら速攻でテレビに映し出すことができるので、その日あったことを家族に共有したり、友達に自慢できたり。

ただし、「Apple TV」には残念な点もある。それは、Huluなどの映像配信サービスが利用できるにも関わらず、Amazonの「プライムビデオ」を見ることができないという点。これは、どちらかというとAmazonによる嫌がらせに近く、Amazonは「Apple TV」に対して同サービスの提供を行っていない。

そのため、TVで「プライムビデオ」を楽しむには「AirPlay」で「Apple TV」に映像を飛ばすか、Amazonの「Fire TV」や「Fire TV Stick」を買うしかないだろう(これを期待して買ったのに少し残念)。

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Appleを愛するヘビーユーザーは買うべき端末だが、一般ユーザーまでもが買うべきものなのか

「Apple TV」ができることは、意外と多いことに気付いて頂けただろうか。

テレビを日頃から見る機会の少ない僕も、「Apple TV」が来てからはテレビを点ける機会も増え、テレビでコンテンツを楽しみことが増えた気がする。

僕は家にある端末の多くがApple製品なので、連携等を考えると「Apple TV」は便利でしかない。

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ただ、正直「Apple TV」が誰にとっても必要かどうか聞かれたら、その答えは「NO」。なぜなら、最近のウェブサービスのほとんどはiPhoneやiPad、Macなどの端末で利用できてしまうから。

そういった環境をすでに構築してしまっている人にとっては、わざわざ「Apple TV」を買う必要はないとも言える。

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ではどういう人に「Apple TV」はウケるのか。

まずは、Apple製品が好きで好きでたまらないという人だろう。そんなユーザーには「Apple TV」は無条件で刺さる製品。「tvOS」のUIはとてもカッコよく、そして操作もしやすい。

他端末との連携も抜群なので、どんな端末との組み合わせでも便利に使うことができるだろう。Appleユーザーには、個人的にはかなりオススメ!

そして、その他に最適なのは家族や個人でテレビを使ってコンテンツを楽しみたい人。特に、撮って来た写真を共有したり、見せ合ってワイワイしたい人などだろう。

個人的には動画配信サービスを利用しているユーザーにもオススメだ。これらに該当しないユーザーにはあまりウケることはないと思うので、そういう方は他の製品を購入した方が有益かもしれない。

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iPhoneMacなどAppleのほとんどの製品が家にある僕としては、ある意味で”ラストピース”のような存在だった「Apple TV」。

使ってみると意外と便利ではあるものの、万人に必要な端末ではないことは明白。ただし、リビングにそれなりに大きなテレビがあって、家族団欒する機会がある人にとっては意外と楽しめる端末かもしれない。

家族みんなで遊べるゲームもある上に、みんなで写真を見たり、動画を見たり、音楽を聴いたり。おそらく家族で楽しむ場を設けてくれる端末の一つであることは間違いない。

値段も32GBモデルであれば1万5800円と意外と安いので、もし気になるようだったら購入してみてはどうだろうか。ちなみに、TVとの接続に使うHDMIケーブルに関しては別売りなので、持っていないようだったら端末を購入するのと同時に、Amazonなどで購入しておこう。

第4世代「Apple TV」
32GBモデル 15,800円(税抜)
64GBモデル 20,800円(税抜)
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