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【レビュー】「Omaker M7」は最高の小型ワイヤレススピーカー 上品な音を部屋全体に届けるデュアルスピーカーと、SDカード対応でスマホ抜きで使える汎用性の高さが魅力的

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先日、Omakerは最大7Wでの再生が可能な低音重視スピーカー「Omaker M6 Bluetoothスピーカー」を発売した。

同製品は、IPX5レベルの高い防水性能を持ちながらも、搭載するデュアルスピーカーのおかげで野外でも使えるほど迫力ある音を出すことができる高性能スピーカー。

僕も試しに使ってみたが、その高い性能には度肝を抜かされた(その時の感想については以下の記事を参考にしてほしい)。

だが先日、「M6」の性能に匹敵するか、もしくはそれ以上の性能を持ったワイヤレススピーカーがOmakerから発売された!その名も「Omaker M7 Bluetoothスピーカー」。OmakerのBluetoothスピーカー「M」シリーズの最新モデルだ。

今回もOmakerから1台サンプルを提供していただき、試しに数日間使ってみることができた。同記事では「M7」を使ってみた感想をじっくりとお伝えしたいと思う。

「M7」のあまりの高性能ぶりに、読者の方に少しでも同スピーカーの良さを伝えたいと思い超力作になってしまったが、良かったら最後までお付き合いいただければと思う!

高級感あふれる外装と、最高の音質があなたの部屋を簡易音楽部屋に変える

こちらが、先日発売したばかりの新型スピーカー「Omaker M7 Bluetoothスピーカー」のパッケージ。「M6」と比べてかなりコンパクトであることがパッケージを見ただけでわかる。

以下が「Omaker M7 Bluetoothスピーカー」の本体。今までの「M」シリーズとは異なり、金属筐体が使用されていて、かなり高級感がある印象。

重量はさほど重く感じないが、メタルの部分に光が当たるとキラキラ光り、まるで高級コンポを小型化させたような見た目で、かなりハイセンス。

本体サイズは、片手でスッポリ握れる程度とかなりコンパクト。カバンの中に入れて持ち運ぶのもよし、机の上に置いておくのもよし、とにかく小さく邪魔にならないのが地味に嬉しい。

本体上部には、合計4つの操作ボタンが配置されている。左から「ボリュームダウン」「再生停止/ペアリング」「電源/再生モード切り替え」「ボリュームアップ」のボタンとなっている。

今までのOmakerのスピーカーは、ゴム素材の筐体に埋め込んだような操作ボタンが採用されていたことから、正直ボタンが押しづらいと感じたことが何度かあった。

だが、「M7」ではそれが解消。

今までの方針を転換したのか、埋め込み式ではないしっかりとしたボタンが用意され、ポチポチと軽い力で押すことができるようになった。押してみるとわかるのだが、押し心地がとても気持ちよく、ついつい何度も押してしまいたくなる。

底面には4つのゴム足が用意されている

次にスピーカーが配置されている前面について。前面に使用されている素材は、筐体の金属素材とは異なり質感高い布素材。

よく本格的なオーディオスピーカーで使用されている素材(サランネット?)に近いものとなっており、スピーカーの保護にピッタリ。触った感触も柔らかく、高級スピーカーを触っているみたいだ。

背面にも同じ素材が使用されており、前だけでなく後ろからも音が聞こえてくる印象。

背面上部には、MicroUSB充電ポートやmicroSDカードスロットが用意されている。なぜmicroSDカードが搭載されているのかについてはあとから説明するので、ここではあえて割愛させていただく。

Omaker M7スピーカーの音質は控えめに言って「最高」

さて、ここからは「Omaker M7 Bluetoothスピーカー」の性能について触れていこう。

今回は結論から述べよう。「M7」の性能について一言で表現するなら「最高」

同スピーカーが奏でる音はかなりクリアで繊細。ひとつひとつの音の輪郭がはっきりと伝わってくるため、ダイナミックな曲から静かな曲まで、どんな曲でもオールマイティに高い性能を発揮することができる。

どちらかといえば低音域よりも高音・中音域がよく聞こえる印象だが、全体的にはバランスよくチューニングされているようで、非常に気品溢れる音を出すことに成功している。

パーカッション系の楽器がハッキリ聞こえるのが個人的にはとても嬉しかった

すごいのは音質だけではない。「M7」は部屋全体に満遍なく音を届けることができる数少ないコンパクトスピーカーだ。

搭載されている二つのスピーカーは、それぞれが3Wの出力に対応しており、合計6Wの大ボリュームを引き出すことができる。

これは普通のコンパクトサイズのワイヤレススピーカーでは実現できないレベルだ。小型スピーカーにありがちな「パワー不足感」を見事に克服した製品と言えるだろう。

さらに、前述したクリアな音質も相まって、部屋全体に音が均一に広がるのが、「M7」シリーズの最大の特徴。

たった1個のコンパクトスピーカーで、自分の好きな音楽を手軽に楽しむことができるのはどう考えてもメリットでしかない。

ちなみに、「Omaker M7 Bluetoothスピーカー」はTWS(True Wireless Stereo)という機能に対応している。

これは、「M6」シリーズでも採用されていた機能だが、同じスピーカーを二台用意することで、その両方から同時に音楽が再生できるという機能だ。

この機能は高級ワイヤレススピーカーに搭載されていることが多く、コンパクトスピーカーに搭載されることはほとんどない。

一台でも十分に音楽を堪能することはできると思うが、さらにスピーカーを増やすことでその威力は倍増。「M7」シリーズの性能を持ってすれば、部屋を音楽室に変えることができるだろう。

3つの再生モードを選べるため、ユーザーは様々な音楽ソースを選び放題

「Omaker M7 Bluetoothスピーカー」には、「TWS」機能の他にも再生モードを切り替えられる機能が搭載されている。

通常の「Bluetoothモード」の他に「SDカードモード」と「USBサウンドカードモード」の2種類が用意されており、本体上部のモード切替ボタンを「ポチッ」と気持ちよく押すことで切り替えが可能。

「Bluetoothモード」は通常のBluetooth接続と変わらないのだが、「SDカードモード」は本体に音楽データの入ったMicroSDカードを挿入して再生する方法で、「USBサウンドカードモード」はMicroUSBケーブルでPCと接続し、PCの外部スピーカーとして利用するモードだ。

どちらもコンパクトなワイヤレススピーカーには珍しい機能で、特にSDカードから音楽を流すことができる製品は数少ないため、とても貴重。

さすがに音楽を聴いている途中に次の曲を確認したり、曲順を並び替えたりすることはできないので、普段からメインで使用するのは現実的ではないモードだが、事前に音楽データを入れておけばスマホのバッテリー残量が少ない時に場つなぎとして使うことができる他、旅行で大量の写真を撮るときなどスマホ内のストレージ容量を少しでも節約したい場合に活用することができるだろう。

SDカードにはフォルダを作らずに、ただ音楽データを入れるだけで再生ができるため、初心者でも簡単に利用できる。

また、SDカードを挿入した状態で、スピーカー本体をMicroUSBケーブル経由でPCと接続すれば、直接PCからSDカードにデータを転送できるのも便利だ。

連続再生可能時間は10時間 最大20mの距離まで通信ができる

「Omaker M7 Bluetoothスピーカー」の連続稼働時間は最大10時間。コンパクトなスピーカーとしてはかなり長いバッテリー持ちが実現できていると言える。

家でフル充電しておけば、おそらく家に帰る頃までは問題なく使えるだろう。充電は、充電器もしくはPCとMicroUSBケーブルで接続することで行う。

数時間もあれば空の状態からフル充電まで持っていくことができるので、何時間か使ったあとは、とりあえず充電しておくことをお勧めする。

「M7」には、スマホ等とのペアリング用にBluetoothチップが搭載されているわけだが、同スピーカーに使用されているチップは最大通信距離が20mと、一般的な製品よりも2倍近く長い。

僕も何度か試してみたが、実際は20mより少し長い距離でも通信できる性能なので、スマホを家の中で持って歩いてもブツブツ音が切れることはほぼないと考えていい(一般的な家のサイズであれば)。

どうしてもワイヤレス通信は壁などの障害物に弱い。だが、「M7」は同機能のおかげで部屋を何個か跨いでも通信が継続できる。これは地味に嬉しい機能のひとつだ。

ちなみに製品ページには明記されていないが、Omakerの担当者さんの話によると「M7」はIPX4の防水性能を持っているとのこと。「特にアピールポイントではないと思ったから商品説明には書いてない」と仰っていたが、個人的には十分なアピールポイントだと思う。

前モデルの「M6」に比べると防水性能は若干劣るものの、生活防水レベルでは十分すぎる性能だ。

さすがにOmaker公式から風呂場などの使用については推奨はされていないので、お風呂に浸かりながら使うのは避けた方がいいとは思うが、水周りで使用したり、手が濡れた状態で触ったりする分には問題なく使えると思われる。

番外編:Omakerの「M7」と「M6」の違いについて

Omakerは2017年になってから、「Omaker M6」と「Omaker M7」の2種類の新型スピーカーを発売した。

「M7」シリーズの性能に関しては上記で説明してきた通り、最高の製品のひとつであることは疑う余地もない。だが、僕個人的には「M6」もかなり良い製品だと思っている。

それでは両製品のどちらを買うべきなのか、少しだけ比較してみたので以下の表で確認してみてほしい。

  M6 M7
音域 低音重視 中・高音域重視
(低音域も弱くはない)
音の特徴 パワー系 繊細・クリア
スピーカーの数 2 2
音量ボリューム 最大7W
(3.5W+3.5W)
最大6W
(3.0W+3.0W)
Bluetooth接続 Yes Yes
TWS Yes Yes
20m通信 Yes Yes
SDカード対応 No Yes
USB接続再生機能 No Yes
AUX Yes No
バッテリー持続時間 12時間 10時間
ハンズフリー通話 Yes Yes
防水性能 IPX5 IPX4

以上が両製品の比較表。基本的にはどちらの製品も似た特徴を持っているが、音質やボリューム、機能面で細部が異なっている箇所がある。

「M7」の方が多機能である印象を受けるが、AUX機能を搭載していたり、風呂場でも使える防水性能を持っているのは「M6」だ。

また、音質については「M6」の方が低音強め。そのため、クラシック音楽のような壮大な曲を聴くときは「M6」の方が秀でている時もある。

それに比べて、「M7」の音質はクリアで部屋全体に広がる美しい音色。どちらが好きかはその人次第だと思うので、普段自分が聴く曲のジャンルを思い浮かべてみると良いと思う。ちなみに僕は「M7」の方が好みだ。

結論を言うと、「M6」と「M7」のどちらを選ぶべきかは、ユーザーの使い方や趣味嗜好による。どの端末と接続して使うのか、防水性能を重要視するのかしないのか等をよく吟味した上で購入するようにしよう。

Omakerの歴代スピーカーの中で、最高の製品「M7」

以上が、「Omaker M7 Bluetoothスピーカー」の使用感。実際に使ってみると、「M7」がいかに洗練された製品であるかがよく分かり、Omakerの自信がヒシヒシと伝わってきた一品だった気がする。

個人的には「M7」はコンパクトスピーカーの中ではズバ抜けた性能であると感じていて、とても4,000円台のものとは思えなかった。

今までずっとOmakerのスピーカーを愛用してきた僕から言わせてもらえば、「M7」は今までの「M」シリーズで積み重ねてきた技術を詰め込んだスピーカーだ。今後の僕の愛用スピーカーになることは間違いないだろう。

もし、コンパクトで高性能なワイヤレススピーカーを探しているようだったら、「Omaker M7」がオススメだ。このスピーカーを使って、部屋を簡易音楽部屋に変えてみてはどうだろうか。

「Omaker M7 Bluetoothスピーカー」は、現在Amazonで4,399円で販売中だ。

TWS機能を利用したい場合は、「M7」が二台必要なのでその点だけは注意してほしい。ちなみに、二台同時に購入するとそれぞれ10%オフの価格で買えるので、せっかく買うんだったら二台まとめてどうぞ!

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AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。