「iPhone 8」は10月〜11月に発売が遅れるものの超音波を用いた新しい指紋認証技術を搭載か?「iPhone 7s」シリーズは例年通り9月に発売

「iPhone 8」にすでに多くの噂が出ているが、その中で有力なのはフロントパネルが全面ディスプレイ化するベゼルレスモデルになると言うもの。

もちろんベゼルがなくなるのであれば、ホームボタンが廃止されることになる。ホームボタンが廃止されたら、「Touch ID」に代わる生体認証機能は一体どんなものになるのだろうか。

新しい生体認証機能については、一部の情報では虹彩認識や顔認識技術が搭載されると言われているが、実はそうではないのかもしれない。

DigiTimesは、Appleが次期iPhoneには従来のSynaptics社のNatural IDタッチ指紋センサーやQualcommのSense ID指紋スキャン技術ではなく、AuthenTec社の独自アルゴリズムとPrivaris社のガラス識別技術を組み合わせたAppleの独自指紋認証システムを新たに設計することに決めたと、匿名の情報源からの情報として伝えている。

新たに超音波を使って指紋を読み取るセンサーが搭載か

具体的にこの指紋認証がどのようなものかについては定かではないものの、DigiTimesによると従来のものが静電容量式の指紋認証技術だったのに対し、次期iPhoneの有機ELディスプレイ搭載モデルに搭載される技術は、超音波を使って指紋を読み取る次世代型指紋認証センサー

超音波で指紋を読み取ると聞いて、頭に疑問を浮かべる人もいると思う。もちろん僕も最初はそうだった。

だが、この機能は実はすでに他社のスマートフォンで実装された技術なのだ。その例は中華スマホメーカーXiaomiの「Mi 5s / Mi 5s Plus」だ。

昨年9月に発表された同端末のディスプレイ下には指紋を認証するためのセンサーが配置されており、センサー部分を指で触ることで、超音波で自分の指紋をデバイスに認識させることができる。Appleが取り入れようとしている技術は、もしかしたらこれと似たものになるのかもしれない。

今まではホームボタン(Touch ID)の廃止に伴って、虹彩認識技術や顔認証技術が取り入れられると言われていたが、これらの技術にはまだまだ課題も多く、実際に投入するのは時期尚早という意見もチラホラあった。

だが、超音波式指紋認証機能であれば実現はできそう。

実際に「Mi 5s」や「Mi 5s Plus」ではスムーズに指紋認証ができており、「Touch ID」の代替案としては現実的な路線なのかも。ディスプレイに同技術を埋め込むことができれば実現の可能性は高い。

超音波式指紋認証機能であれば汗や水で濡れた状態でも指紋認証が可能になるので、今以上の精度でiPhoneのロック解除ができるようになるかもしれない。

ちなみに、DigiTimesによるとこの機能が搭載されるのは有機ELディスプレイ搭載モデルの「iPhone 8」オンリー。そのほかの4.7インチモデルと5.5インチモデルの「iPhone 7s / 7s Plus(仮)」に関しては搭載されないとしている。

ただ、少しガッカリな情報もある。

今回の情報では有機ELディスプレイモデルの「iPhone 8」は、同指紋センサーを搭載するために販売が10~11月に遅れる可能性があるとのこと。

この新しいセンサーの量産体制が整わないためとみられており、例年の新型iPhoneを発売する9月までに生産が間に合わないようだ。

他の液晶ディスプレイ搭載モデル(iPhone 7s / 7s Plus)に関しては従来通り9月に発売する見通しで、次期iPhoneはモデルによって若干時間差が設けられる可能性が指摘されている。

全面ディスプレイに置き換わることで、多くの変更が強いられる次期iPhone。様々な憶測が飛び交っているが、全面ディスプレイへの変更と新しい生体認証機能の搭載は同時に起こる。

それが虹彩認識になるのか、それとも顔認識になるのか、はたまた超音波式指紋認証になるのか、何れにしても楽しみな新機能であることは変わりない。

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AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。